今日は少しオカルトチックなネタを…でもないか。鳩山夫人のその少しユニークな言動が話題になっている。
寝てる間に金星に行ってきた、とか、前世で日本人だったトムクルーズと会った事がある、とか。
そんなこんなが、切っ掛けとなってか、スピリチュアル系の報道も取りざたされるようになってきた。どちらかと言えば、国内より海外でより話題になっているようだ。
その発言の真偽は兎も角、これからも注目を集めそうなファーストレディではある。
スピリチュアルの世界では、よく自分を守護してくれるガイド、とか自分を導いてくれるハイヤーセルフとかいうけれど、どんな存在なのか、いまひとつ分からない。
まぁ、実際体験している人にとっては、自明のことで説明の必要もないくらい当然のことなのかもしれないけれど、そんな体験をしていない、又は、できない人にとっては、精々フーンというくらいが関の山。
チャネリングで有名なダリル・アンカ氏は、自分の未来世であるバシャールなる宇宙人(?)とコンタクトしているという。
ガイド、または、ハイヤーセルフが未来世の自分だとしたら、未来の自分は過去の自分の失敗や躓きを覚えている筈だから、危なそうなときには、事前に警告できるかもしれない。そうして過去世の自分を救ったとしたら、未来世の自分は、正にガイド、守護する者と言っていいように思える。
ハイヤーセルフは直訳すれば「高次の自分」になる訳だから、その「高次」なるものが、過去の自分の行いを知っている、という意味であれば、辻褄は合う。
だけど、たとえ仮に、未来の自分が、過去の自分を守ることがあったのだとしても、守る方だって、所詮は自分自身だから、その守り方は、おそらく、自分ならこうするだろう的なものに成らざるを得ないと思われる。従って、守られた本人にしてみても、なんだかぱっとしないな、と感じるのかも知れない。
もしそうだとすると、ハイヤーセルフは、実は、ドラえもんに出てくる「セルフ仮面」に非常に近いのではないか。
「セルフ仮面」は未来ののび太が学芸会の衣装を着て、昨日ののび太を助けに行く話だけれど、過去ののび太が自分には正義の味方がいるからと調子に乗って、わざとママを怒らせてみたり、ジャイアンを蹴飛ばしてみようとして、未来ののび太であるセルフ仮面を困らせる。挙句の果ては、セルフ仮面が、のび太の前に現れて「わざわざピンチをつくるの、やめてくれないか」と言う始末。
それでも、セルフ仮面はのび太に直接話す事が出来ている分だけ、まだマシだというべきで、もしも、チャネラーではない、一般人に対するセルフ仮面がいたとしたら、彼は語れど、叫べど、本人は知らぬ存ぜぬで、どんどん好き勝手してしまう可能性が高い。
セルフで守護している自分が、まだマトモに生活してくれれば、多少は安心できるかもしれないけれど、そうでなかったら、彼を守護するセルフ仮面のもどかしさたるや想像に余りある。
それこそ「めんどうみきれないからな!」と言っているのではないか。
たまには、自分のハイヤー・セルフ仮面を想像するのも面白いかもしれない。

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tuzu