なんとかチルドレンの教育


今回の選挙では、民主党が308議席も確保したけれど、その中の多くは、小沢チルドレンと呼ばれる、一年生議員。

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彼らの皆が皆、即戦力でバリバリ使えればよいけれど、そうでない場合は、国会議員としての教育をしなくちゃいけない。今回の選挙で初当選した民主党議員の中には、比例候補が足りなくなるかも、と名簿に名前を書いただけで、あら当選しちゃった、なんて人もいるそうだから、教育にはそれなりの時間と労力を割かなきゃいけなくなる。

そんな状態で、民主党は、しっかりとした政策を立案することができるのか。

今になって脱・官僚依存とブレているけれど、民主党は脱・官僚を掲げているから、民主党議員は須らく議員立法できるくらい政策通であることが求められる。そうでないと官僚達と丁々発止のやり取りを行なって、尚且つ、こちらの意見を通すなんてことが出来るはずがない。

ましてや、それが、政治の何たるかすら知らない議員では、お話にならない。

前回の郵政選挙では、小泉チルドレンと呼ばれる一年生議員が大量に当選したけれど、彼らの内の、どれくらいが一人前の政治家として、独り立ちできたのか、どんな功績を挙げたのか、ほとんど知られていないし、分からない。そして、その小泉チルドレンの殆どは今回の選挙で国会を去ることになった。

だから、小選挙区制による二大政党制は、選挙のたびに、大量の新人が国政に参加するケースが多く、きちんとした人を擁立できなければ、政策立案はおろか、その教育すらままならないことさえある、というリスクを伴う。

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ただ、こうした過程を経ないと、健全な民主政治にはならないという意見もあるし、それはそのとおりだとは思う。

ただ、それであれば、もう少し任期についての検討もあっていい。

つまり何時解散があるか判らないという今の制度ではなくて、3年なら3年、5年なら5年と任期を決めて、その間は選挙で落とされることがない、という具合に身分保障をすれば、少なくとも、任期中は国政に専念できる。

今の選挙制度では、いくら優秀な政治家であっても、選挙でのちょっとした風向きで簡単に落選してしまう問題を抱えている。

一国の宰相が務まる程の人材が、そこら辺にゴロゴロしている訳がないのに、今の日本では、そうした才能を使い捨てにしている。そんな勿体無いことは止めたほうがいい。

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画像<衆院選>民主、比例当選の磯谷香代子氏 43歳驚きの転機  毎日新聞 09月01日09時06分

 比例東海ブロックで最後に当選が決まった民主党の磯谷香代子氏(43)は2週間前まで国会議員になるなど想像したこともなかった。降ってわいた名簿登載と驚きの当選。31日、名古屋市内で毎日新聞に「いろいろな事情を抱えた人々の話を丁寧に聞きたい」と抱負を語った。

 磯谷氏を連れてきたのは同党の谷岡郁子参院議員。7~8年前、愛知万博の市民プロジェクトで知り合い、07年の参院選で事務所スタッフとして手伝ってもらった。公示3日前の8月15日、小沢一郎代表代行に「比例候補が足りなくなるかもしれない。誰かいないか」と言われ、磯谷氏に声をかけた。

 定職に就いた経験が少なく、友人の仕事を手伝ったりして生活してきた磯谷氏。「仕事を辞める必要がなく、立候補に必要な住民票などをその日のうちに出せる人」という条件が人生の転機を呼ぶとは思いもよらなかった。

 谷岡議員から「人に迎合しないところが政治家向き」と言われたという。出馬打診に「(前回の郵政選挙で)面接を経て候補者になった杉村太蔵君(今回は出馬断念)の方がまし」と周囲に漏らしたが、結局名簿に載ってしまった。

 議席は、みんなの党の当選枠が埋まらず回ってきたもの。当選に喜ぶ谷岡事務所の人々を横目に、顔の引きつりが止まらなかった。40代、独身。「将来の展望もなかった」という生活から未知の世界へ。「人々が効果を実感できる政策を一つ一つ実行していきたい」と話した。【飯田和樹】

URL:http://news.biglobe.ne.jp/social/751/mai_090901_7517400111.html


画像【鳩山会見】(3)「脱官僚ではなく、脱官僚依存だ」 (1/2ページ) 2009.8.31 03:14

 --脱官僚と脱族議員と表裏一体だ。脱官僚の意味を教えてほしい。平成10年の民主党の基本政策では市場原理の貫徹、規制改革の徹底とあるが、それが一切なくなった。経済成長に向けた基本政策は違うものになったのか。経済政策の道筋を示してほしい

 「脱官僚という言葉自体も正確ではありません。脱『官僚依存』というふうに正確に言うべきだと思います。官僚に依存してしまっている現在の政治から、官僚に依存することをむしろ恥ずかしく思いながら、脱官僚依存の政治を作り出すことを目的としたいということでございまして、若干の訂正、質問に対する訂正を申し上げたいと思います

 「脱族議員も政官業の癒着の体質に染まらない政治を作り上げていくということで、私どもとすれば当然の話でありまして、民主党が政権を取った暁には、コンクリート行政でそのことで、利権をむさぼるような政治を一切行うつもりはありません。従って政治家の意識の問題だと思ってますが、政治家の在り方として、これからの国と地域のあり方としての地域主権の考え方を考えていただければ、おわかりのように、決して利益誘導型の政治をわれわれは求めているわけではない。それを排除するなかで、国民の声を大きく国民の声が聞こえる政治に戻すことができると思っております」

 「市場原理がすべて悪いと言っているわけではありません。市場原理の重要性も認識しておりますが、市場原理に対して、それが金科玉条のようにすべて何でもそれでやればいいという至上主義に対する反省が必要ではないかということで、私どもはマニフェストなどにも書いているわけでありまして、すなわち規制改革をおこなわないといけない部分は当然残っている」

URL:http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090831/elc0908310315095-n1.htm

この記事へのコメント

  • mor*y*ma_*atu

    新人教育は永遠の課題なんですよね。私も新人教育を何度か経験しましたが、結局物になるかどうか、本人次第ですが、、、教育する立場としては、能力が有りやる気がある場合でも本人の素養の問題もあり、空回りするやつも結構いたりしてフォローを新人に応じて変えないと駄目とか、素養はバッチリだが積極性に乏しく尻を叩かないと進められないやつとか、、、それで、最も効果があったと思えたのはなんと「丁稚方式」でした。本人の能力に関係なく最初は決められた内容で仕事をさせて、様子をみながら仕事のステップを序所に上げていく。そうすると新人の能力差によらずある程度のレベルに達する。その後は思い切って難易度の高い仕事を任せてみる等です。結局なにが言いたいかと申しますと、政治家はやはり個人秘書で下積みをしてその後でないとまともな政治家にはなれないじゃないかなと。
    2015年08月10日 16:50
  • nikkorimaku

    スレチで申し訳ないのですが、チラシを作成しております。
    その『オススメブログ紹介』にこちらのブログ【日比野庵 本館】様を載せさせていただけませんでしょうか?
    http://ameblo.jp/nikkorimaku/entry-10336134935.html
    おおよその形は、↑に試作のチラシがあります。

    チラシの宣伝効果が現れるか不明ですが・・・
    どうかご了解くださいますよう、宜しくお願い申し上げます
    2015年08月10日 16:50

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