検証・民主党が抱える4つの敵

 
今日は簡単に・・・

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先の総選挙の翌日の9月1日に「民主党が抱える4つの敵」と題したエントリーにて、民主党の弱点を4つ程上げたのだけれど、現11月17日時点でどうなっているか確認してみたい。

まずは、当該のエントリーから、民主党の4つの敵を引用する。


1.党内、連立とも考えのバラバラな勢力の寄せ集め
2.官僚
3.野党(自民)
4.外国(外交)


1.はあまり説明の必要はないでしょう。党内に護憲左派から改憲右派まで取り揃え、連立を組むと予想されるのが社民と国民新党ですから、何をするにも、どれかの政党の方針と真っ向対立してしまうものと思われます。さぞかし、調整に難航することになるでしょう。

2.脱官僚を訴えて、選挙を行い、勝ちましたから、その時点で官僚を敵に回しています。よほど官僚を使いこなすだけの手腕があれば別ですが、下手をすると官僚の手の平で踊らされてしまうことだって十分在り得ます。この場合は勿論、脱・官僚など夢のまた夢です。

3.これまで散々攻撃してきた自民党が、今度は、野党第一党になって、国会で、厳しい追求を行なってきます。これまでの、麻生前総理との党首討論でも明らかなように、鳩山新総理では、マトモな回答は殆ど期待できません。国会での紛糾が予想されます。

4.これが一番懸念されるところです。例のニューヨークタイムスに寄稿した、東アジア共同体構想を謳った鳩山論文に対して、早くもアメリカから批難の声が上がっています。また、何を話しているか分からない、論理性のない、友愛党首の発言では、マトモに海外と交渉できるとも思えません。


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今となっては、説明の余地がないくらい全部ビンゴなのだけれど、改めて振り返ってみる。

1.については、予想以上、斜め上の様相を呈している。鳩山内閣は調整に難航するどころか調整そのものをしないという離れ業をやってのけている。無責任宰相ハトラーは見事に何もやらず、何も決めない。先送りの連続。今頃になってようやく世論もそれに気づいたのか、共同通信の世論調査では「首相がもっと指導力を発揮するべきだ」との回答が74.4%にも上った。

2.についても、もうこのとおり、官僚を排するところまでは格好良かったかもしれないけれど、その後やってきたのは、なにひとつ進まないグダグダな政権運営。記者会見から逃げる検討中な大臣や、発言の度に円高にしてみせる、通貨変動大臣。元官僚を郵政社長にする人事から、最近では事業仕分けの財務省主導とか。官僚を使うどころか官僚にしてやられてる。

3.は、先の臨時国会で証明されたとおり。自民党各議員の質問になにひとつマトモに答えられず、フルボッコされた。ひどいのになると、首相に質問しているのに、議長は大臣を指名して答えさせ、あとからハトラーが「・・・大臣の仰るとおりで・・・」と逃げる始末。出だしからこれでは先が思いやられる。

4.も、このとおり、一旦合意したはずの普天間移設を勝手に白紙に戻し、昨日言ったことと、今日言うことが違う首相では信頼してくれというほうに無理がある。この間のオバマ大統領との首脳会談では「日本政府として前政権の日米合意を重く受け止めている。」といったかと思えば、翌日、シンガポールでは「答えが決まっているなら、作業部会を作る意味がない」という。話にならない。


と、まぁ、ひとつくらいは予想を外してほしかったのだけど、全部ビンゴ。しかも予想以上に酷い。

だけど、もっと問題なのは、こうした四面楚歌の状況で自身が窮地に陥っていると自覚しているふうには見えないこと。

このままでは遠からず支持率はもっと落ちるだろう。自分が堕ちるのは勝手だけれど、太陽も一緒に道連れにするのは勘弁願いたい。

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画像2009-11-05 23:20:21 素朴な疑問

こんばんは。小泉進次郎です。

昨日、今日と予算委員会に出席しましたが疑問に感じることがいくつかありました。

一つ目は、質問者が指名する閣僚と、委員長が指名する閣僚が食い違うことです。

例えば、質問者は総理に答弁を求めているのに委員長は総理ではない、他の大臣を指名して答弁に立たせるということです。

委員長が与党から出ているから仕方ない。自民党が与党の時は同じことをした。
確かにそうかもしれないけど、質問者が指名した閣僚がまず答弁に立つというのが本来あるべき姿ではないでしょうか。

二つ目の点も同じようなことですが、答弁を求められていない大臣が手を挙げマイクのところに進み出て、しかも委員長までその大臣を指名して答弁をさせたことです。

これには自民党も委員長に抗議をしました。当たり前のことです。このようなことを許していたら、発言したい大臣はだれでも発言出来る、まるでマイクの争奪戦になってしまいます。

野党にとって国会での質問の機会は、自らの主張を与党にぶつけ、国民が持つ疑問を国民に代わって政府に質す貴重なチャンスです。
この権利が正しく行使されるようにしないと、野党が持つ与党に対するチェック機能が果たしきれなくなってしまいます。


永田町の中では当然のことで、私のように疑問を感じること自体が若いと言われそうですが、すっきりしない、素朴な疑問を感じざるを得ませんでした。

予算委員会の様子をテレビやインターネットの中継で観た方はどう思いましたか?

URL:http://ameblo.jp/koizumi-shinjiro/entry-10381682163.html



画像普天間先送り発言、米の鳩山首相不信に拍車も

 【シンガポール=川嶋三恵子】鳩山首相は14日、訪問先のシンガポールでの同行記者団との懇談で、沖縄の米軍普天間飛行場移設問題について、「迅速な結論」で合意した13日の日米首脳会談から、一転して結論先送りの可能性に触れた。

 米側は「首脳レベルでの公約は極めて重い」とみなしており、鳩山政権に対する不信感に拍車がかかるのは必至の情勢だ。

 首相は、現行移設先の米軍キャンプ・シュワブ沿岸部を抱える沖縄県名護市長選(来年1月)の結果を見極めることも、改めて選択肢の一つだと述べた。選挙の結果、移設反対派が当選すれば、現行計画が暗礁に乗り上げる恐れが出てくることを「織り込み済み」と受け取られかねないものだ。

 さらに、この問題に関する日米の外務・防衛担当閣僚級の作業部会での協議について、オバマ大統領は首脳会談後の共同記者会見と14日の演説で「日米合意の履行」が前提だと繰り返したが、首相は14日、「答えが決まっているなら、作業部会を作る意味がない」と述べ、作業部会の位置づけについても共通見解がないことが明らかになった。

 米側は「首相が『できるだけ早く結論を出す』ことで同意した以上、日米合意に基づいて移設を履行する」と受け止めていただけに、今週中にも開かれる予定の作業部会での協議は冒頭から難航が予想される。

(2009年11月15日06時18分 読売新聞)

URL:http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091115-OYT1T00085.htm



画像日米首脳会談 共同会見の要旨(1/2ページ)2009年11月14日0時44分

 鳩山由紀夫首相とオバマ大統領の共同記者会見の要旨は以下の通り。

 ■鳩山首相 日本外交にとって日米同盟がすべての礎。時代の変遷、世界環境の変化によって、日米同盟をさらに深化、発展させていきたい。建設的、未来志向の新しい日米同盟を作り上げていきたい。1年かけて新しい協議のプロセスを進めようと提案し、大統領の了解を得た。

 日米同盟は、新しい安全保障のシステムを構築する必要がある。防災、医療、保健、教育、環境問題もそうだ。

 アフガニスタン支援問題では補給支援活動ではなく、民生支援を充実させたい。気候変動問題では2050年までに80%削減という大きな目標に日米で合意した。気候変動枠組み条約の締約国会議(COP15)を成功させるために協力しようと一致した。

 アジアにおける米国の重要性について大統領から指摘があった。東アジア共同体を構想しているのも、日米同盟が基軸にあるからこそ。アジアでの米国のプレゼンスが高まることを大いに期待したい。

 ■オバマ大統領 日米同盟は両国だけでなくアジア・太平洋地域の安定と繁栄の基軸だ。ユキオと私は「変化をする」と約束して選ばれたが、同盟関係が強固なもので、友好関係がさらに強いものになることは間違いない。

 アフガニスタン、パキスタンでの協力関係ではお礼を申し上げたい。核兵器の拡散を阻止し、核のない世界を目指す努力の中で、日本は傑出したパートナーだ。

 ■首相 普天間飛行場移設ではハイレベルのワーキンググループを設置し、できるだけ早い時期に解決すると申し上げた。日本政府として前政権の日米合意を重く受け止めている。ただ、選挙の時に、県外、国外(移設)と申し上げたことも事実。沖縄県民の期待感は強まっている。大変困難な問題で、時間がたてばより解決が難しくなる。

URL:http://www.asahi.com/politics/update/1114/TKY200911130445.html



画像鳩山首相、普天間移設現計画にこだわらない姿勢

 【シンガポール=川嶋三恵子】鳩山首相は14日夜(日本時間同)、シンガポール市内で同行記者団と懇談し、沖縄の米軍普天間飛行場の移設問題に関する日米の外務・防衛担当閣僚級の作業部会について、「オバマ米大統領の気持ちとすれば、日米合意が前提と思いたいだろうが、もし日米合意が前提ということなら、作業部会を作る必要がない」と述べ、2006年5月に日米が合意した沖縄県名護市への現行の移設計画にこだわらず、白紙から移設先を検討する場とする考えを表明した。

 13日の日米首脳会談後の共同記者会見で、大統領は作業部会について「合意を履行することに焦点を当てる」と明言しており、首相と大統領の認識の違いが鮮明になった。

 首相は移設先の結論を出す時期について、「年末までにあげなければならないと(米側に)約束したわけではない」と強調。さらに、「(来年1月の)名護市長選の結果に従って方向性を見定めていくこともある。市長選が全く念頭にないというわけではない」とも語り、市長選後まで結論を先送りする可能性を示唆した。

(2009年11月15日 読売新聞)

URL:http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20091115-OYS1T00434.htm



画像江田幹事長が批判「鳩山政権は失望ばかり」/横浜 2009年11月14日

 みんなの党の江田憲司幹事長(衆院8区)は14日、横浜市内で講演し、鳩山政権の2カ月間を振り返り、「本当にがっかり、失望させられることばかり起きている」と述べ、政権運営を批判した。

 政府が日本郵政社長に元大蔵事務次官を起用したことなどに触れながら、財務省主導が強まっているとの懸念を表明。「国民は徹底した政官癒着の打破を期待したが、その根幹が崩れようとしている」と指摘した。

 みんなの党は「政権交代」を訴え、首相指名選挙で鳩山氏に投票している。江田氏は予算編成などを念頭に「もう少し様子を見る」としながらも、「鳩山政権を見切りたい誘惑にかられている」と語った。

 講演会は、地域主権型道州制国民協議会県支部(南室勝巳支部長)の主催。同協議会の会長を務めるPHP総合研究所の江口克彦社長は、中央集権をパイプにたとえ、「あまりにも長く自民政権が続いたため、パイプ自体に穴が開き、”ヘドロ”を取り除いても成り立たなくなっている」と強調。中央集権に代わり地域主権型の道州制を導入すべきだと訴えた。

URL:http://news.kanaloco.jp/localnews/article/0911140018/

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