米側に極秘書簡を送っていた鳩山首相


今日は、簡単に…

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普天間問題に関して、鳩山首相は、ルース駐日大使にあてた書簡で「心配されているかもしれないが、そうした報道などに惑わされないでください」と、日米合意を重視するともとれる極秘書簡を送っていたことが明らかになったとの報道があった。

普通に考えると、これまでの日米合意を軸に決着をつける、と理解すべきなのだろう。この情報をリークしたのが、アメリカ側なのか日本側なのかはわからない。だけど、これがリークされてしまう事自体に非常に危惧を覚える。

極秘書簡が明らかになるということは、書簡の内容が公になっても構わないということだから、その場合は、その件が既に解決したか、内容についての履行を迫る、または貴方の言うことは信用できないという相手側の意思表示のどれか。

今回のケースは、普天間問題がまだ解決していないから、後者のケースにあたるといっていい。

このタイミングでの公表は、社民党が、連立政権離脱を仄めかしながら、現行計画に沿った決着に異議を唱えたのに対して、鳩山首相が社民党の意向を尊重する考えを示した事に関係しているのではないかと思う。つまり、早く決着をつけろ、と。

それにしても、鳩山首相の「報道などに惑わされないで」というコメントはいただけない。というのも、惑わすも何も、鳩山首相の発言自身がその場その場でブレていて、報道ではそのブレたコメントを元に報道しているのだから、それに惑わされないで、ということは、自分の発言が嘘ばかり言っていると自ら認めたも同じ。

これでは、いくら「私を信じて欲しい」と言われても信じられる訳がない。

まだ、アメリカが日本を見捨てないうちに、関係修復と早期決着を付けるべき。

そろそろ駒台に手が伸びる時期か近づいているかもしれない。政権維持に拘って、亡国の愚を犯さないよう望む。

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画像鳩山首相、米側に日米合意を重視するともとれる極秘書簡を送っていたことが明らかに

11月から始まった普天間移設問題を話し合う日米作業部会を通じて、鳩山首相がアメリカ側に、日米合意を重視するともとれる極秘書簡を送っていたことが明らかになった。
11月13日の日米首脳会談の翌日、鳩山首相が外遊先で、記者団に対して、今後の協議について、「日米合意を前提にしたものではない」と発言し、両首脳の認識のずれが表面化したと報じられたことについて、鳩山首相は、ルース駐日大使にあてた書簡で「心配されているかもしれないが、そうした報道などに惑わされないでください」と伝えていた。
県内移設の「日米合意重視」ととれる内容だけに、今後波紋も呼ぶものとみられる。
(12/03 17:08)

URL:http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00167710.html



画像社民・福島氏「重大決意」連立離脱を示唆 普天間移設の決着は越年へ 2009.12.3 21:33

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題は3日、米側が求めている年内決着が困難な情勢となってきた。社民党の福島瑞穂党首(消費者・少子化担当相)が同日、連立政権離脱の可能性をちらつかせながら、日米合意に基づく現行計画に沿った決着に強い異議を唱えたのに対して、鳩山由紀夫首相が連立重視の姿勢を明確にし、社民党の意向を尊重する考えを示したためだ。

 「辺野古沖に海上基地を造るという決定を内閣が行った場合には、社民党としても、私としても重大な決意をしなければならない」

 福島氏は3日の党常任幹事会で、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沿岸部に代替施設を建設する現行計画について、こう発言した。「重大な決意」とは、連立離脱も辞さないという強い意思表明だ。

 これに対し、首相は同日夕、記者団に「社民党とは連立を組んでいるわけだから、思いをしっかりと受け止めて行かなければならない」と理解を示した。また、「普天間で事故がまた起きてはいけないから、結論は急がなければならない」とも述べたが、年内決着に向けて具体的な腹案を持っているわけではないようだ。

 これに先立ち、首相は同日午後、岡田克也外相、北沢俊美防衛相、平野博文官房長官と協議し、「米国と誠実に話をしてほしい」と、日本側の事情を説明するよう指示した。

 また、平野博文官房長官は同日の記者会見で「私は年内に決着しなければならないと言ったことはない。できるだけ早くという話はしているが、首相も同じ考えだと理解している」と述べ、決着が越年になる可能性を示唆。さらに、連立3党の協議で結論を出す考えを重ねて強調し、「連立存立にかかわる話があるなら、(政府と与党の幹部の)政府連立与党首脳会議でやらなければならない問題になるかもしれない」と指摘した。

 首相は11月の日米首脳会談では、オバマ米大統領に早期決着に向けた意欲を示した上で「私を信じてほしい」と訴えていた。米政府は、同国の2010会計年度(09年10月~10年9月)国防予算歳出法案の審議に影響を与えないよう年内の決着を強く求めてきたが、首相は日米同盟関係よりも社民党との連立関係の維持を重視した格好だ。

URL:http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091203/plc0912032135008-n1.htm



画像「代償」大きい先送り=普天間、深まる迷走-鳩山政権

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設をめぐり、鳩山政権の迷走が3日、一段と深まった。連立離脱までちらつかせた社民党に配慮し、年内決着を事実上断念したからだ。これにより、県外移設への沖縄県の期待値が高まる半面、日米関係に大きな影響を与えるのは確実だ。鳩山由紀夫首相の決断が今後どちらに転んでも、政権へのダメージは不可避で、首相は厳しい立場に追い込まれた。
 社民党の福島瑞穂党首は同日、移設先をキャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市)とした現行計画で決着した場合は「重大な決意をする」と表明。これについて首相は「連立の方々の思いもしっかりとうけたまわる。年内に決めなきゃいかんという議論をしているわけではない」と記者団に語り、連立維持を優先する考えをにじませた。
 普天間移設では、2010年度予算に関連経費を計上するため、岡田克也外相らは年内の決着を模索していた。これに対し、社民党が反対の主張を強め、国民新党も同調。こうした中、首相は、民主党が参院で単独過半数に達していない現状を考慮し、連立の結束を乱す決断をためらったのは間違いない。首相周辺も「外交問題だった普天間が、国内政局の問題になってしまった」と認めた。
 しかし、判断先延ばしの代償は大きい。政府がこのまま明確な方針を示さなければ、来年1月24日投票の名護市長選では普天間問題が争点となり、「反基地」感情に火が付きかねない。批判の矛先が鳩山政権に向かう可能性もあり、外務省内では「遅れれば遅れるほど沖縄の政治状況が混乱し、決着の余地がなくなる」(幹部)との懸念が強まっている。
 一方、国内事情を理由にした結論の先送りで、対米関係はさらに厳しい局面を迎えそうだ。首相が先月13日のオバマ米大統領との首脳会談で確認した普天間問題の「早期の解決」をほごにした形となるからだ。
 普天間問題の停滞から、在沖縄海兵隊のグアム移転の関連予算を米議会が認めない事態も否定はできない。地元負担軽減の柱のひとつであるグアム移転が白紙に戻るようなことがあれば、同盟関係が受ける打撃は計り知れない。(2009/12/03-20:37)

URL:http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009120300941



画像「国のために社民党は連立離脱すべきだ」普天間問題で自民・石破氏 2009.12.4 00:24

 自民党の石破茂政調会長は3日夜のCS放送などで、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題に絡み、県外・国外移設を主張している社民党について「国のために連立政権から離脱すべきだ。日米合意の(沖縄県)名護市沿岸部以外のどこに移設先があるのか」と批判した。

 また、大阪府の橋下徹知事が関西空港での米軍機訓練の受け入れを議論する姿勢を示したことについては「府民を説得する自信があるのか。基地はどこにあるかも重要で、そこまで考えて発言しているとは思えない」と不快感を示した。

URL:http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091204/stt0912040025000-n1.htm



画像長島政務官「国外・県外は難しい」 石破氏「政府が責任持って決めろ」 普天間移設問題めぐり民放番組で 2009.11.30 10:35


 防衛省の長島昭久政務官は30日午前の民放番組で、普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題について「県外・国外は言うはやすしで、現実問題としては難しい。(閣内が)バラバラだといわれるが、政権の中ではかなり共有された考え方だ。年内で決着するには(選択肢は)かなりせばまっている」と述べ、年内決着を前提に県内移設の可能性を示唆した。

 一方、石破茂政調会長は同番組で「来年は1月に名護市長選がある。沖縄知事選もある。地方の選挙で決めてはいけない。政府が日本全体のために責任もって決めるべきだ」と述べ、鳩山由紀夫首相の早期決断を促した。

URL:http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091130/stt0911301037003-n1.htm



画像社民、グアム、硫黄島移転を重ねて主張 2009.11.28 21:13

 社民党の重野安正幹事長は28日、那覇市で開かれた党の集会であいさつし、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先に関し「グアム島や硫黄島」を候補地として重ねて提唱した。

 グアム島は米国領で硫黄島には自衛隊の基地がある点を指摘。「政権交代したのだから、しっかり検証すべきだ」と述べ、移設計画の見直しを訴えた。

 また年内決着を求める意見に対し「鳩山由紀夫首相は結論を急がないとしている。首相の今の言動をしっかり後押しをしていかなければならない」と反対した。

URL:http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091128/stt0911282117008-n1.htm

この記事へのコメント

  • クマのプータロー

    極秘書簡をリークしたのはアメリカの密約解明に血道を上げる我らが外務省への意趣返しと考えるのが筋は通ります。そうでなければ連立内閣を巡って民主党の中で主導権争いが勃発していることになりますが。鳩山さんの政権維持欲はお爺さま譲りだと予想されます。麻生政権ならすでに内閣が3回ほど吹っ飛んでいるところを持ちこたえていることからも素質は十分です。政治家やってて金持ちなんですから、これから未曾有の醜態を晒しても政権に拘泥するでしょう。
    正義なんて、ありません。
    2015年08月10日 16:49

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