ギガンティック・トウキョウ
今日は、タワゴトの類として、お読みください。
メガフロート技術が確立しているのであれば、それを実際に作って運用して、実績をどんどん上げることで将来に向けての投資になることだってある。
例えば、超・スーパーメガフロートでも作って浮べて、その上に研究施設や小さな都市を丸ごと作ってやるのはどうか。
日本は国土が狭いからなんて良く言われることだけれど、それは地面のことを指しているのであって、海上に地面を浮かべてやることができれば、国土なんていくらでも増やすことができる。
ドバイなんかだと、ザ・ワールドとか、ザ・パーム、ジュメイラ・アイランズなどのように人工島郡を作っては、ホテルをたてて盛大にやってる。世界中の著名人が集まってくる。ドバイにできることなら、日本にできない筈がない。
スイスのCSEMが、直径5000メートルの、円形のメガフロートを、アラブ首長国連邦に建設するのなら、日本はドーンと全長25Kmくらいのギガフロートでも浮べてしまえばいい。それだけ広ければ、基地だろうが、なんだろうが建設し放題。
もしも、同じところに、あんまり大きいのが居座ると、二ヶ月もしたら周辺の気候が変わってしまって困るというなら、研究施設でも乗っけて、自力航行装置をつけて、海流にのって、太平洋をゆっくり海洋調査でもしながら、回遊してもいい。動くリゾート地なんていうのも悪くない。
また、鹿児島から奄美諸島、そして、沖縄本島から宮古島あたりまで、島と島の間に、ギガフロートを飛び石のように浮べて、互いを海底トンネルや、橋でつないでしまうのも面白い。
メガフロートは、船のように揺れる訳じゃなくて、全体として沢山の波同士がお互いの力を相殺するように働くから、揺れは小さくなる。また、通常の波はメガフロートの先端付近で反射されてしまうので、中央部付近ではほとんど揺れないそうだ。
研究によれば、沿岸空港プロトタイプだと、暴風時の有義波高12.5m、波周期10秒という条件でも大丈夫だと報告されている。
また、メガフロートの周囲に、振動水柱式空気タービン方式の波力発電装置の空気室をつけておくと、波のエネルギーが吸収されて揺れが更に軽減されるそうだ。
だから、飛び石に浮べたメガフロート同士を繋いでやって、そこにリニアを走らせて、鹿児島から直通で宮古島までいけるようにしたら、あの付近一帯が、ひとつの経済圏として機能するようになる。
例えば、飛び石のギガ・フロートなら太陽光、海底温度差、潮力による発電が出来るだろうし、大面積が必要となる宇宙太陽光発電の受電設備だって作ることができる。
また、大規模なマグロの養殖場を作ってみたり、リゾートアイランドを作ってみたりすれば、あのあたり一体がまるごと経済圏になる。人だって呼べる。
若い人がみんな東京に集まって困る、というなら、沖縄を中心として、あの海域に第2東京を作るくらいの計画でも立てて、そこに人が集まるようにすればいい。近くに上海があるから、かなり大きな経済圏が期待できる。
沖縄と日本本島を地続きにしてしまうのは意外と効果があって、人の交流が活発になるし、あのあたりが一大経済圏になれば、もっともっと発展の芽が出てくる。今よりもっと沖縄が身近になるし、人々の意識も変わる。
100兆円くらい国債をドンと出して、国家プロジェクトとしてやるくらいの気持ちがあってもいい。
それくらいのスケールがあって始めて成長戦略と言えるのではないか。そしてそれがやれる力を持っているのは、世界でも日本くらいしかない。
・・・タワゴトです。決して闇の囁きではありません(笑)
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2008年6月27日金曜日 RAKにて人工浮島で太陽発電=スイスの研究所がプロジェクト
【ジュネーブ2日時事】スイスの民間研究所CSEM(本部・ニューシャテル州)が太陽発電を行う人工の浮島を海上に建設するプロジェクトに取り組んでいる。強い日差しを遮る障害物のない海上で効率よく太陽発電を行う試みで、2010年代初頭の実用化を目標に、研究開発を進めている。
プロジェクトが進められているのは、アラブ首長国連邦(UAE)を構成する首長国の1つ、ラスアルハイマ。07年5月にラスアルハイマ当局に太陽発電の浮島構想を説明し、500万ドル(約5億6500万円)の資金提供を含めたプロジェクト推進への支援を取り付けた。
プロジェクトでは、直径5キロの円形の浮島に太陽の熱エネルギーを集めて貯蔵する設備を設置。熱エネルギーによって蒸気を発生させたり、水素を取り出したりして、発電に活用することを想定している。直射日光の強い昼間に熱エネルギーを蓄えておくことで、夜間の発電にも利用できるという。(時事通信 2008/01/02)
投稿者 Malcolm Y. Ohtani (大谷) 時刻: 6:20
URL:http://malcolmyotani.blogspot.com/2008/06/rak.html
マイティーホエール上に設置された太陽光発電装置
マイティーホエールの波力発電と太陽光発電の複合システム
海洋科学技術センターが平成十年九月より、三重県の五ケ所湾沖で実験している浮体式の波力発電装置がマイティーホエールです。昨年十月からは、浮体上に波エネルギーと太陽光との複合型自然エネルギーシステムを構築し、効率的な自然エネルギーの利用・応用技術の確立を目指しています。
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《中略》
太陽光発電との複合化の応用
一つの大きな島として様々に活用が期待されるメガフロート。その研究の一環として、昨年、将来的に超大型のメガフロートを沖合に展開する場合の波による影響への対処として、周囲に振動水柱式空気タービン方式の波力発電装置を設備して、波の揺れを軽減しようという研究も行われました。 「メガフロートは海面に紙が一枚浮いているような弾性浮体で、波が来るとぐにゃぐにゃとした運動をする。最近終えた横須賀沖のメガフロートは、防波堤の内側で実験されました。防波堤なしに、超大型浮体構造物を沖合に展開しようとするとき、波による揺れを何らかの形で防がなければなりません。
そのとき、周りに波力発電装置の空気室をつけておくと、波のエネルギーが吸収されて波による動揺も減ります。完全にゼロにはなりませんが、一〇〇動くところが五〇に落ち、さらに電力も得られる。しかも非常に大きい浮体ですから 、スペースがたっぷりあります。そこに太陽光発電装置や風力発電装置、さらに廃棄物などを焼却しての発電装置なども取り入れて試算し、何とかメガフロート全体の必要電力をまかなえるのではないかという研究報告が出せそうです。その組み合わせで大きい割合を占めるのは太陽光発電です」
将来、自然エネルギーを効率良く使っていくためには、複合化が必須といえるのかもしれません。
URL:http://www.cdit.or.jp/magazine/vol2/p2.html
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日比野
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