昨年末から先日まで、2009年年末特別アンケートを行わさせていただきました。御協力感謝いたします。今日、明日は、このアンケート結果について、エントリーいたします。
まず、アンケートさせていただいた設問は以下の5つです。
支持政党があれば教えてください 投票総数:102件
政権担当能力が最もあるのはどの政党ですか? 投票総数:110件
政策を一番支持できるのはどの政党ですか? 投票総数:94件
改革を一番期待できるのはどの政党ですか? 投票総数:93件
これから日本は、どんな国を目指すべきですか? 投票総数:118件
○考察
*「支持政党があれば教えてください」について
この項目は、支持政党の調査もさることながら、実は、日比野庵本館にいらしてくださる方がどのような支持層の方々なのかも調査する、という意味もありました。
今回のアンケートはブログランキングのパーツを利用させていただいていますけれども、アンケートパーツは、カテゴリに一般公開するかどうか選択できる機能があり、この質問だけ「非公開」に設定していました。
つまり、このブログパーツが別のブログに貼り付けられない限り、この質問は、日比野庵本館にいらした方のみ回答できるというわけです。
そして投票期間中、このブログパーツは他では使われなかったようで、事実上、この設問の回答数102件は、ほぼ、日比野庵本館に来ていただいた方の支持層だと見てよいのだろう、と受け止めております。
で、結果についてですけれども、
自民党 40件 (39.2%)
幸福実現党 37件 (36.3%)
特になし 15件 (14.7%)
みんなの党 4件 (3.9%)
改革クラブ 3件 (2.9%)
その他 2件 (2.0%)
国民新党 1件 (1.0%)
民主党 0件 (0.0%)
社民党 0件 (0.0%)
公明党 0件 (0.0%)
共産党 0件 (0.0%)
新党日本 0件 (0.0%)
新党大地 0件 (0.0%)
となりました。見事に保守から右。自民、幸福実現、および無党派の方々を中心に来ていただいているという傾向が見られました。
管理人としては、大方予想はついていたとはいえ、ここまでハッキリでるのは予想外でして、聊か吃驚しています。
あと、見事に民主党支持が一件もなかったことも、心に留めて置きたいところです。いえ、支持云々ではなく、拙ブログに来ていただいている方の層に偏りというか傾向がある、という管理人がこれまで何度か指摘している「ネット魚群」現象が表れている、という意味においてです。
*「政権担当能力が最もあるのはどの政党ですか?」について
この設問は、もちろん、昨今の鳩山政権の迷走ぶり、その他を見るにつけ、現実の政権担当能力を持った政党は何処か、という調査の意図がありました。
これは、最初の設問である「支持政党は何処ですか」とかなり連動しており、ご自身の支持政党を政権担当能力がある、と回答するのが普通であると思われます。
また、回答総数も、支持政党の設問が102件であるのに対して、こちらの設問の回答総数は110件と殆ど変りません。
従って、素直に考えて、支持政党の設問とほぼ同比率での回答になることを予想していました。
で、結果は次のとおり。
自民党 63件 (57.3%)
幸福実現党 26件 (23.6%)
民主党 8件 (7.3%)
特になし 5件 (4.5%)
みんなの党 4件 (3.6%)
社民党 2件 (1.8%)
その他 1件 (0.9%)
共産党 1件 (0.9%)
国民新党 0件 (0.0%)
公明党 0件 (0.0%)
改革クラブ 0件 (0.0%)
新党日本 0件 (0.0%)
新党大地 0件 (0.0%)
自民党に票が集まるのは、ある程度予想できたことでしょうけれども、ここで注目したいのは、幸福実現党に政権担当能力がある、と見ている人が、支持政党の設問回答数に比べて、随分少なくなっていることです。支持政党の設問では、幸福実現党を支持すると回答した人は37件ありましたから、そこから11票も減っています。
確かに、出来たばかりの政党であり、実績がありませんから、政権担当能力がある、と断じるのは難しい面もあるかと思います。あれほど期待させた民主党がこのザマですから、尚のことそうではないかと思います。
しかしながら、この結果は、少なくとも、幸福実現党支持者といえども、必ずしも政権担当能力がある、とは見ていないかもしれないということを示唆しています。
筆者はこの傾向を、却って好ましいものだと受け止めております。宗教政党は何かと盲目的に信じる集団の集まりであって、自分で考えることをせず、云われるがままに動く集団なのだ、と見られがちなのですけれども、中には意外と冷静に自身の支持政党を見ている人もいるのだ、ということになるからです。
または、別の可能性として、宗教政党ではあるものの、信者でない方の幅広い支持を得ている現実があり、それが故に、政党や政策としては支持するけれども、政権担当能力には慎重になっている、という傾向が見えているという事も考えられます。
いずれにしましても、一般的に言われがちである、宗教政党は、狂信的でカルトな集団である、という見方は、この結果を見る限り、必ずしも当てはまらないのかもしれません。

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