昨日に続いて、普天間問題に関連したエントリーをば…
政府は12日にハワイのホノルルで、普天間問題などを協議するための日米外相会談をするようだ。
だけど、此の期に及んで一体何を協議するのか。それ以前に協議の余地があるのかどうかからして疑わしい。
協議というのは、相手が交渉相手足りえる、という保証があって初めて行う意味があるのであって、いくら合意しても直ぐに反故にしてみたり、言ってもいないことを勝手に第3者に発言してみたいするような相手が交渉相手なんかだと、相手にするだけ時間の無駄。
これまでやらかしたことを考えると、果たして、アメリカからみて、今の鳩山首相、岡田外相が交渉相手として認められているのかどうか、非常に疑問。
ビクター・チャ元米国家安全保障会議・アジア部長はニューヨーク・タイムズ紙で、鳩山政権を「戦略的明確性」を欠いているとし、「米日関係における信頼と政治的善意を失う以上の代償をもたらす恐れがある」と警告していることからみても、心配の種は尽きない。
以前、「「詰めろ」がかかった普天間問題 」のエントリーで指摘したけれど、筆者としては、先月18日の回答期限でマトモな回答ができなかった時点でチェックメイト、詰みだと思っている。
つまり、辺野古移設の現行案以外の案で纏まらない限り、現状のままで、普天間は返還されない、と見る。
事実、沖縄の米海兵隊は先月の28日、宜野湾市の普天間飛行場の滑走路改修工事を来年1月10日から始めると発表している。
この改修工事は、元々、2014年の普天間返還を見越して先送りしてきたもので、代替施設の建設が予定より遅れるのであれば、現行施設を補修するのは理に適ったこと。だから、アメリカは、半分くらいは、普天間をそのまま使い続ける準備に入ってる。
鳩山首相は、先月26日に「抑止力の観点からみて、グアムにすべて普天間(の機能)を移設させるということは無理がある」と、至極真っ当なことを言ったかと思えば、翌日には、グアム移設否定は「一つの考え」だと相変わらずの左ブレぶり。
今月10日には、平野官房長官が、移設先検討のため、下地島や伊江島などの離島や本島を自衛隊機で上空から視察しているけれど、ポーズのように思えてならない。もう政府内では、辺野古現行案で固まっているのではないか。
というのも、その前の日に、平野官房長官は、仲井真弘多沖縄知事と会談しており、その後の会見で「知事の決断をお願いするかもしれない」と発言しているから。そして、県内容認から県外移設派に軌道修正しつつあった、仲井知事も、辺野古への移設を否定する考えでないことも述べていることから、現行案の辺野古移設で内々の合意を取り付けたのではないかと見る。
鳩山政権は、辺野古移設は決めているけれど、国会対策の為に連立を維持する意味で、最終決定を5月まで引き延ばそうとしているだけのように見えて仕方がない。
ただ、いざ5月になって、鳩山政権が、辺野古現行案で、とアメリカに回答しても、それですんなりいくかどうかは、ちょっと分からない。
今月の6日に、自民党の石破茂政調会長が、ワシントンでキャンベル国務次官補、グレグソン国防次官補、ベーダー国家安全保障会議(NSC)アジア上級部長と相次ぎ会談しているのだけれど、石破氏は、記者会見で「日米合意に基づく米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市辺野古)以外の選択肢はあり得ないとの強い意思表明があった」ことを明らかにしている。
特に気になるのは、グレグソン国防次官補から「時期が遅くなればなるほど解決は難しくなる」とし、移設問題の長期化で「いろんな機会を失っている」とコメントしているところ。
いろんな機会とは具体的に何を指すのか定かではないけれど、5月に辺野古現行案でと回答しても、なんだかんだ難癖つけて、普天間に居座る可能性だって無くはない。その場合は当然、民主党政権にとって打撃となる。引っかき回した末、何も解決できないどころか、日米関係を拙くしたという失点だけ残ることになるから。
アメリカが本当にそんな風に難癖をつけてくるか分からないけれど、やるやらないはアメリカが今の民主党政権をどのように見ているかに依るのだろう。
国内政局に拘る余り、対外的にアキレス腱をさらけ出していることにも注意したほうがいい。


日米両政府は7日、岡田克也外相とクリントン米国務長官による日米外相会談を12日にハワイのホノルルで開く日程を固めた。日米関係の悪化を懸念する日本側が藪中三十二外務次官を米国へ派遣し、スタインバーグ国務副長官に早期の実現を申し入れていた。日米安保条約改定50年に合わせた日米同盟の深化に向けた取り組みや、沖縄の米軍普天間基地問題などを話し合う。
クリントン長官はオーストラリア訪問などに先立ちハワイへ立ち寄る予定で、この機会をとらえて会談を実施することになった。
鳩山由紀夫首相は7日午前、記者団に「5月までに普天間問題を解決する強い意思で臨む。日米同盟の今後のあり方をスタートする大事な年だ」と語った。(07日 17:12)
URL:http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20100107AT3S0700F07012010.html

【ニューヨーク時事】ビクター・チャ元米国家安全保障会議(NSC)アジア部長は7日までにニューヨーク・タイムズ紙に寄稿し、外交や経済政策に関する鳩山政権の行動は「戦略的明確性」を欠いていると批判、「米日関係における信頼と政治的善意を失う以上の代償をもたらす恐れがある」と警告した。
チャ氏は、鳩山政権が明確な戦略や行動計画を打ち出せないことにより、過去半世紀で最大の「政治的真空状態」を生んだと指摘。「こうした真空状態での(鳩山政権の)言動は、米日関係を予測不能な方向に進ませ得る」と警鐘を鳴らした。
特に、鳩山首相が米国を除外する東アジア共同体構想を口にしたほか、昨年12月に訪日したイランの核交渉責任者を「赤じゅうたんの上で丁重にもてなした」ことに触れ、「(日米の)信頼と友好の蓄積を奪い始めている」との懸念を示した。
チャ氏は韓国の盧武鉉前政権が明確な理念なしに米国離れを訴え、米韓関係の悪化が経済不安にまで発展した例を挙げ、鳩山政権は「この経験から学ぶべきだ」と強調。「同盟のための行動計画を明確にしなければ、その代価は感情を傷つけるだけでは済まない、はるかにひどいものになるかもしれない」と憂慮している。(2010/01/08-16:08)
URL:http://www.jiji.co.jp/jc/c?g=pol_30&k=2010010800636

沖縄県に駐留する米海兵隊は28日、宜野湾市の普天間飛行場の滑走路改修工事を来年1月10日から始めると発表した。
期間は約3か月間で、空中給油機など、ヘリコプターを除く航空機を一時的に米空軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)に移す。米政府はすでに、普天間移設実現が遅れる場合、先送りしてきた改修工事を実施する、と日本政府に通告してきており、それが具体化した形だ。沖縄県内では28日、普天間飛行場の固定化に対する警戒感が広がった。
海兵隊報道部は28日、読売新聞の取材に対し、工事は定期的な保守整備の一環だとしながらも、「(2014年の)普天間返還を見越して工事を先送りしてきたが、代替施設の建設が予期されたよりずっと長くかかり、これ以上待てなくなった」と説明した。
普天間移設をめぐっては、鳩山首相が現行計画に基づく名護市辺野古以外の新たな移設先を選ぶ意向を表明し、米政府は強く反発している。滑走路の定期改修は05年にも行われたが、この時期の実施について、日本政府内では「普天間の固定化を示唆する動きではないか」と見る向きもある。
宜野湾市の伊波洋一市長は28日、「普天間の固定化に結びつけられるのは困る」と懸念を示した。
◆「移転候補地案、来月中に」検討委が初会合◆
政府・与党は28日、沖縄の米軍普天間飛行場の新たな移設先を検討する「沖縄基地問題検討委員会」の初会合を首相官邸で開き、来年1月中に移設候補地の案を持ち寄って検討を本格化させることで一致した。5月をメドに結論を目指す方針も確認した。しかし、現行案の米軍キャンプ・シュワブ沿岸部以外の移設先を探すのは困難だとの見方がなお強く、調整は難航が予想される。
委員会は平野官房長官が主宰し、政府側は武正公一外務副大臣と榛葉賀津也防衛副大臣、与党側は社民党の阿部知子政審会長と国民新党の下地幹郎政調会長らが出席。今後、1週間から10日間に1回程度のペースで開き、必要に応じ有識者らを加えることも確認した。
これに関連し、民主党の小沢幹事長は28日、国会内で新党大地の鈴木宗男衆院議員との会談で、「首相官邸の判断を待つが、沖縄の声はちゃんと聞かないとダメだ。あの美しい海に基地を造ることはやめた方がいい」と述べた。
(2009年12月29日03時07分 読売新聞)
URL:http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091229-OYT1T00018.htm

岡田外相は29日、外務省で記者会見し、沖縄の米軍普天間飛行場の移設について、「(現行案の)選択肢がなくなったわけではない。より良いものが出てこなければ、現在の案が生き続けると認識している」と述べ、移設先を検討する政府・与党協議でキャンプ・シュワブ沿岸部への移設案を排除しない考えを示した。
また、外相は、クリントン米国務長官と会談するため、来年1月の通常国会召集前の訪米を検討していることを明らかにした。これに関連し、米国務省のケリー報道官は28日の記者会見で、「(日米で)協議が行われているところだが、日時は決まっていない」と語った。
(2009年12月29日21時29分 読売新聞)
URL:http://www.yomiuri.co.jp/feature/20091215-481540/news/20091229-OYT1T00620.htm

民主、社民、国民新の与党3党の幹事長・国会対策委員長が29日夜、都内の日本料理店で忘年会を開き、2時間余り歓談した。
出席者によると、民主党の小沢幹事長は、来年夏の参院選で社民、国民新両党と選挙協力を行う考えを示した。さらに、「来年の盆と暮れもこうやって会合を開こう」と述べ、参院選後も3党連立を継続する意向をにじませた。また、沖縄県の普天間飛行場の移設に関し、「きれいな海を埋めるのはだめだ」と語り、現行案に難色を示したという。
(2009年12月29日22時44分 読売新聞)
URL:http://www.yomiuri.co.jp/feature/20091215-481540/news/20091229-OYT1T00759.htm

鳩山由紀夫首相は26日、民放ラジオ番組の収録で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題について「抑止力の観点からみて、グアムにすべて普天間(の機能)を移設させるということは無理がある」と述べ、社民党の主張するグアムなど国外への移設の可能性を否定した。28日には移設先を検討する政府・与党協議が始まる予定で、社民党の反発が予想される。
06年の日米合意には普天間飛行場のキャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市辺野古)への移設とともに在沖縄海兵隊8000人のグアム移転が盛り込まれているが、首相は「それ以上というのはなかなか難しい」と指摘。「グアムに全部行ける(収容)能力はあるわけだから、その可能性を否定したくなかった」とグアム移設を選択肢に入れていたことも認めたうえで、東アジア地域の抑止力として在沖縄海兵隊は必要との認識を示した。
首相はまた、憲法改正について「地方と国とのあり方を大逆転させる地域主権という意味の改正をしたい」と意欲を語った。首相は野党時代に「自衛軍の保持」や「地方主権の確立」などを柱とした新憲法試案を発表しているが、首相就任後に言及するのは初めて。ただ、進め方については「首相は憲法を守る順守規定がある。党でしっかり議論していただきたい」と述べるにとどめ、9条改正については「必ずしも9条でない」と慎重姿勢を示した。【小山由宇】
URL:http://mainichi.jp/select/seiji/news/20091227ddm001010058000c.html

25 :名無しさん@十周年:2009/12/26(土) 15:23:40 ID:ov1zgIN90
まあ明日は違うことを言うし,ぶれてもテレビは全く批判しないのだから,こいつの発言はいちいちニュースにしなくて良いように思う。
70 :名無しさん@十周年:2009/12/26(土) 15:30:52 ID:P49ZCCrY0
数時間後↓
、という考え方もある
110 :名無しさん@十周年:2009/12/26(土) 15:35:27 ID:DKBwCWPa0
夕方にはどうせ
「そのような思いで、申し上げたというつもりでは、もちろん、ございません」
って言うに決まってるよ。
113 :名無しさん@十周年:2009/12/26(土) 15:35:37 ID:5K0upJL00
44921
「現実の中で考えれば、抑止力の観点から見てグアムに普天間のすべてを
移設させることは無理がある」
44922
「抑止力の観点から見ればとの前提で『無理』がある、と申したのでございま
して、住民の期待と安全をもっとも大切にした考えでは無理があると断じる
ことは無いということでございます。」
177 :名無しさん@十周年:2009/12/26(土) 15:43:33 ID:ShSZfB/O0
鳩山「グアム移転は無理」
↓
社民党や沖縄から批判の声
↓
鳩山「そういう意見もあるという意味だ」
181 :名無しさん@十周年:2009/12/26(土) 15:43:42 ID:37HYyV7n0
思いつきでペラペラ喋るからこういうことになんだよ
自分の言動ひとつで日本が大きく動くって立場、理解してんのか?
182 :名無しさん@十周年:2009/12/26(土) 15:43:51 ID:rX6NPrGQ0
最後は私が決断すると言って、何一つ決断してねえじゃねえか。
グアムが無理なのは基地外脱税総理以外の皆が最初から分かってた事。
せめて自分の進退ぐらい潔く決断しろよ。
466 :名無しさん@十周年:2009/12/26(土) 16:28:07 ID:RIhoPZrC0
5月になったら社民政権離脱で、与党合意だけで移設先決定。
「苦渋の選択で辺野古」って言い出すだろうけど、その時点で地元への事前説明もない。
こんな感じだよな。
515 :名無しさん@十周年:2009/12/26(土) 16:34:58 ID:Sl0VnM3+0
ブレーンが知米派に代わった成果かな。
ポッポの口から「抑止力」との初めて聞いたわ。
初めから反日の寺島などおかず、岡本にしときゃ良かったんだ。
ついでに外国人参政権では、新風か緑風か知らないけど、
そっちから話を聞いたらどうかね。
URL:http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1261808417/

鳩山由紀夫首相は27日午前、前日の民放ラジオ番組収録で米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先としてグアム島を否定したことについて「一つの考え」と強調した。グアム移転を主張する社民党の反発を和らげるための配慮とみられる。
首相は官邸で記者団の質問に答え「これから連立政権の協議が始まる。普天間の移設先をどう見いだしていくか議論したい。その中の一つの考えとして言った」と説明。同時に「抑止力という議論もしっかりしていただかなければならない」と述べた。
26日の番組収録で、首相は「米軍の抑止力の観点から、グアムに普天間のすべてを移設させるのは無理があるのではないか」と述べ、日米で合意した在沖縄米海兵隊約8千人の移転以外は困難との見解を示していた。
URL:http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091227/plc0912271146005-n1.htm

米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題を巡り、平野博文官房長官は10日、移設先として浮上している下地島(同県宮古島市)や伊江島(同県伊江村)を含む沖縄周辺の離島や本島を自衛隊機で上空から視察した。その後那覇市内で記者会見し、自らが委員長を務める政府・与党の「沖縄基地問題検討委員会」で今後、県外の移設先候補地を訪問する考えを示した。
平野氏は「ゼロベースで見ていくので(県外の)違う場所の視察も当然あり得る」と述べた。また8日からの視察の感想として「米軍の抑止力は日本の安全保障上で必要だが、沖縄に集中し過ぎているところもある」と指摘した。【横田愛】
URL:http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100111k0000m010057000c.html

平野博文官房長官は9日午前、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題を巡り、沖縄県庁で仲井真弘多知事と約30分会談した。知事は「県民は県外(移設)を強く望んでいる。そういう方向も含めて答えを出していただければと考えている」と述べ、県外移設を強く求めた。従来「県内移設容認」姿勢を示してきた知事は、鳩山政権発足後「県外移設」に向け軌道修正をはかっており、その姿勢をいっそう鮮明にした。
平野氏は政府・与党の「沖縄基地問題検討委員会」で5月をめどに結論を出す方針を示した上で、政府と地元の連携を強化する考えを表明した。移設先の明言は避けた。
また平野氏は移設先の決定に絡み、「知事の決断をお願いするかもしれない」と発言した。これに関し仲井真知事は会談終了後、記者団に「(政府・与党は)県外移設を検討していると思っていたので真意を確かめたい」と述べた。さらに、辺野古への移設を否定する考えでないことも述べた。
民主党の小沢一郎幹事長が新たな移設先として言及した下地島(沖縄県宮古島市)や伊江島(同県伊江村)については、知事は「まったく考えていない」と否定した。一方、平野氏は記者団に「ゼロベースで検討している。県外という考えがあることは承知しているが、今そのことに言及することは差し控えたい」と述べた。
会談は公開で行われた。知事は普天間問題について「移設完了まで何年もかかる。この間でも普天間の運用レベルをぜひ下げていただきたい」と述べ、事故の危険性除去や騒音軽減の具体策に早急に取り組むよう求めた。【横田愛、三森輝久】
URL:http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100109k0000e010036000c.html

【ワシントン=佐々木類】訪米中の自民党の石破茂政調会長は6日、国家安全保障会議(NSC)のベーダー・アジア上級部長やキャンベル国務次官補、グレグソン国防次官補と相次いで会談し、日米同盟の重要性で一致した。
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題について、米側は代替施設を同県名護市のキャンプ・シュワブ沿岸部に建設するとした現行計画について「多くの可能性を検討した後に出した結論だ」として、現行計画以外の選択肢はないとの米政府の立場を重ねて強調した。
移設先に関し、鳩山由紀夫首相が5月まで結論を先送りしていることについて、グレグソン次官補は「時期が遅くなればなるほど解決は難しくなる」と指摘。その上で「(昨年11月の日米首脳会談で合意した)日米同盟の深化に関する協議が進められていない状況は残念だ」と語った。
一連の会談後、石破氏はワシントン市内で記者会見し、今月24日投開票の名護市長選を念頭に、「鳩山政権はこの問題を一地方に委ねようとしており、政府として極めて無責任だ」と批判した。
URL:http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100107/stt1001070954002-n1.htm

【ワシントン=岩田仲弘】訪米中の石破茂自民党政調会長は六日、ワシントンでキャンベル国務次官補(東アジア・太平洋担当)、グレグソン国防次官補、ベーダー国家安全保障会議(NSC)アジア上級部長と相次ぎ会談し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題をめぐり意見交換した。
石破氏は会談後の記者会見で、米政府高官からそれぞれ「日米合意に基づく米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市辺野古)以外の選択肢はあり得ないとの強い意思表明があった」ことを明らかにした。
日本政府が五月をめどに移設先の結論を出す方針を決めたことについて、グレグソン氏は「年内決着を強く期待していた。時期が遅くなればなるほど解決は難しくなる」と、早期決着を強く要請。同氏は移設問題の長期化により「いろんな機会を失っている」と、懸念も表明したという。
米国防総省のモレル報道官も六日の記者会見で、日本政府の五月決着方針について「やるべきことがたくさんあり、好ましい日程ではない」と強調した。
URL:http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010010702000227.html
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