正月も今日でおしまいですね。中には、もう何日が正月の方もいらっしゃるかと思います。
※繰り返しますが、今日の記事も年末進行で12/29の深夜に書いています。いい加減眠いです…
今日、明日とツイッターとブログ記事についてエントリーします。
ツイッターが流行っていますね。まだ、管理人は積極的に使って・・・というか、人様のは読んだことはありますけれど、まだ自分ではツイッターを起こしていません。
以下に述べることは、管理人自身が、ツイッターを使ってブログ記事に活かせないかという観点からのみの話ですので、ツイッター全体の機能からみれば、ごくごく一部のことしか取り上げていないであろうことを予めお断りさせていただきます。
ですから、普通にツイッターを楽しまれている方はお気を悪くなさらないでくださいね。管理人は別にツイッターを否定している訳でもなんでもありませんから。
ええと、管理人は現時点では、まだツイッターを使ってはいません。
やるかやらないか、と言われれば、いずれはやるだろうとは思いますけれども、まだちょっと二の足を踏んでいるところがあります。それはやったとしても自分でそんなに「つぶやく」だろうか、という疑念があるからなんです。
というのも、まだ傍からちらとしか見ていない、ただの印象にしか過ぎないのですけれども、ツイッターは何処となく、漫才やコントのネタ作りに似ているかもしれないなぁ、と思っています。
どういうことかと言うと、えぇと、そのツイッターの特徴である、誰かのつぶやきに、他の誰かがコメントをぶら下げてゆく、あのツィート機能のことなんです。
ツイッターをすると、誰かが何かの話題でつぶやく、それに対して第三者がつぶやきをくっつける。それが数珠つなぎになって、色んな人の「つぶやき」がどんどんぶら下がっていく訳ですけれども、あれって、お笑いコンビが相方の下宿かどこかに行って、一緒に小ネタを出し合って、ひとつの漫才ネタに仕上げていく過程のようにも見えるのですね。
お笑いではよく、「ボケとツッコミ」と言いますけれども、お笑いの、あの「ボケ」なんかは、普段の生活や身近な出来ごとに即して、だれでも普通はこう思う、と想定しているところを、思いっきり裏切る展開にしてみたり、オーバーに表現してみたりして笑いを誘っているわけです。一種の意外性ですよね。
緊張を高めておいて「そんなアホな」と緩和するところに笑いが生まれる。これを、故・桂枝雀師匠は「緊張の緩和理論」として、そう説明されています。
そういう意味では、たとえば、何かの話題に対して、自分がふと、つぶやいたとする。自分の頭では、絶対こうとしか考えられなかったところに、他の人からの思いもよらないアイデアがくっついてきたりする。それに驚いたり、面白がったりする。ですから、ツイッターは、小ネタに対する集合知の広場とも言えるのかもしれませんね。
したがって、ツイッターは、とても面白いツールですし、今以上に面白くなる可能性があると思います。うまく使えば、おそらくもの凄い威力を発揮するでしょうね。
明日につづきます。


国民的スターになれるチャンスの場になった漫才の日本一を決める「M-1グランプリ」
そのM-1人気が過熱する中、漫才の仕方を覚えたいという人がいると思うので、漫才の基本をまとめてみました。
■【漫才のネタの工程】
(以下、「※」マークが付いている所は、お好みでしてください)
・『PART.1』
舞台の袖(そで)から(※拍手をしながら)(※早足で)
「ばみり(立つ位置を指定するために床に貼られたビニールテープ)」の所へ移動します。
挨拶(「(どうも)(よろしく)お願いしま~すっ」)とお辞儀をします。続けてコンビ名を言います。(「○○です」)
・『PART.2』
最初は、ツッコミ担当がエピソードを話して、トークをリードする。(「最近、○○が気になってまして」など)
ボケ担当は、そのトークに返事をしながら話に乗り、途中からボケ担当が自分のエピソードを話し始める。(「俺も○○が気になっている」など)※そして途中からボケ担当がトークをリードする。(ここでコントを行うことが多い。「ちょっと○○やってみたいんやけど」)(コントに入るまでに「つかみ」の笑いをとっておく)
ここからボケ担当がトークをリードして(エピソードを)話す。ツッコミ担当は、そこに返事や補助説明をする。(「そうそう、そうやねんっ」「確かに○○なこと、あるけどもやなっ」など)
また、ボケも混ぜていき、そこにツッコミを入れます。(「なんでやねんっ」「ちゃうやろっ」「○○やろっ」など)このような流れを繰り返していきます。(※エピソードを2つ、3つ変える)
・『PART.3』
最後にオチを付ける。(ボケる)そこにツッコミを入れる「(○○なんかいっ)もぉ、ええわっ」(他「いいかげんにせいっ」「やめさせてもらうわっ」)(※ツッコミのセリフと同時に、手の甲でボケ担当の胸をたたく)
その後、「どうも、ありがとうございましたっ」と言い、(お辞儀する)舞台の袖(そで)に戻る。
(終わり)
以上、管理人が調べた漫才の仕方をまとめて書きましたが、あくまでも「例え」です。
現在のネタ番組では、「個性のある漫才ほど人気が出る」ので、この記事に書かれていることをお使いの際は、アレンジしてください。特にコンビで「どちらがメインに話したりするか」や、「やり取りの言葉」などはお好みで変えてください。また、ネタ番組で売れている芸人さんのネタをビデオ録画して、何度も(毎日)見て、「トークの掛け合い」の「やり方」や「リズム」を覚えるための勉強や研究をしてください。
■【ネタの作り方】
日常でする会話や何かの職業の「あるある話」(観客に「確かに、そういうこと『あるある』」と思わせる展開。大げさでも可) を「起承転結」を付けながらストーリーを作る。※「あるある話」を使うのは、観客の記憶や先入観を裏切る展開にしやすく、笑いを誘いやすいからです。
そして、そのストーリーに以下の「ボケ要素」を加えます。加える場所は、話の流れから「次は絶対こう来る」みたいな観客が先入観を持ちそうな所に加えてください。
『以下の事を言う』
・話の流れに無い違うこと
・極端(おおげさ)なこと
・一般的な必要性以上のこと
・流れに対して無駄なこと
・当たり前すぎること
・シュール(非現実的)なこと
・矛盾したこと
・しつこく同じ話(相方があきれるぐらいの同じボケをする)
『以下の事を行う』
・(ダジャレで)勘違いを起こす
・話に別の話を掛け合わせる
・変な言葉使いをする
・暴走キャラになる
・逆ギレする
・観客の想像を裏切る流れにする
・急に話を変える
・相方の発言に対してまったく違う所に興味を持つ
・少し前にした話をし始める
(発言のかわりに行動で行ってもOK)(上記の中で、どれかのボケ方をメイン(集中的)に使ってもOK)
などのボケ要素を付け加え、それらに対して間違いを修正する発言、(「○○やろっ」)または、「例えツッコミ(比喩的な言葉で指摘)」を入れます。
≫【補足】
■【「例えツッコミ」のやり方】
ボケたことに関係していて、すぐにイメージできる別の言葉でツッコミを入れます。その関係性を観客が連想して笑うので、いかに観客が「連想しやすくて、うまく例えられているか?」を考えて作る必要があります。
→漫才は、どんなにベタなボケでも、ツッコミを入れる時の言葉次第で面白くなります。
※あえて意味が分からないような例えをすることでツッコミをボケにして、そこにツッコミを入れる「ツッコミ返し」をする方法もあります。
■【「あるあるストーリー」の作り方】
自分が経験、もしくは他人が経験しているか、(悩みや疑問などでもOK)、あるいは起こる事でストーリーを作る。できれば「絡みトーク」をしている印象が強い職業などを設定に使ったほうが「あるあるなイメージ」が出せます。例えば「コンビニに行く経験」は誰にでもよくあります。逆に「芸能リポーターの経験」は一般的には無く、また、ワイドショーで見る程度です。そこで、ネタの設定を「コンビニ」にすると、「あるある」な展開が出しやすいのですが、ありきたりなネタになりやすいです。
一方で「芸能リポーター」にすると、独創性が出せます。ただし、「あまり世間的に知られていない設定」を使うと、観客にとって分かりにくい表現になるので注意が必要です。
■【コツ】
トークの掛け合いのテンポや間を調節してリズミカルにすること。(話し手を部分的に2~3秒ごとに切り替えると、レベルが高く見えます。その分、掛け合うタイミングが難しいので猛練習が必要です)
■【関西弁にこだわらなくても良い】
漫才と言えば関西が本場なので関西弁で行うイメージがありますが、サンドウィッチマンさんの場合はオチへのツッコミに、「もぉ、ええわっ」では無く「もう、いいぜっ」と言っています。
また、U字工事さんは栃木弁で漫才をしています。このように無理に関西以外の他府県出身者が関西弁を使わなくてもかまいません。
■【用語】
・『つかみ』
ネタの最初のほうで「確実に」お客さんを笑わせるボケ、もしくは特定のフレーズ(ギャグ)を言う。
→観客を笑わすことによって、その後の笑いが誘いやすくなります。
『以下は例です』
・サンドウィッチマン
「名前だけでも覚えて帰ってください」
・麒麟
「(川島さんがマイクに口を近づけ、低音で)麒麟です」
URL:http://tvnaruhodo.blog110.fc2.com/blog-entry-68.html

兵庫県立人と自然の博物館の河合雅雄館長が、野生マウンテンゴリラの観察中、怒ったオスに突撃されて命を落としかけた経験を紹介していた。セットしてあったビデオをあとで確認すると、必死の形相だったかというとさにあらず、顔は笑っていたという。
それを読んでいて、桂枝雀の「緊張の緩和理論」を思い出していた。「くるぞくるぞ」「なんだなんだ」と緊張を高めて、「そんなアホな」と緩和する、そんなとき人は笑うと説く。ゴリラに襲われる瞬間を恐怖の到来と見るのではなく、「気をつけろ」というそれまでの緊張状態が「出た!」と一気に緩和されたと考えれば、なるほど、ここに笑いが生じるのが説明できると思った次第。
枝雀は、自らの理論をもとに落語のオチを4分類している。「合わせ」「へん」「ドンデン」「謎解き」だ。駄洒落でもいいのだけど、合いそうにないものが合う「合わせ」、話が極端な方向へずれる「へん」、どんでん返しの「ドンデン」、なるほどとひざを打つ「謎解き」。いずれも聴いている側の気持ちを高め、それから緩和させる手法。
ちなみに、古典的な理論では落語のオチは「しぐさ落ち」「とたん落ち」など10種類あまりに分類される。形式に注目したもの、しくみに注目したものなど分類の視点が一環していないと指摘し、観客の心理の動きに合わせて分類したのが枝雀理論だ。
ぼく自身、文章を書いていて、できればニヤリとくらい笑ってもらいたいと思うのだけれど、笑いは難しい。参考にとアメリカン・ジョークを眺めれば、「へん」に分類できそうな、おしゃれなものが多い。たとえば、飛行機内で騒ぐ子どもを叱っていた客室添乗員が、いつまでもきかないので、「外で遊んできなさい!」。レストランで「君、ハエが入っているじゃないか」「お客様、ご安心ください、ハエの代金は頂戴いたしません」。
考えてみると、緊張を高めるには自らの土俵に引き入れて語るだけの度量と魅力が必要なわけで、どうやらぼくにはそれがない。落とすには自らを高めねばならぬ。
by 小橋昭彦 : 02年09月26日
URL:http://zatsugaku.com/archives/2002/09/post_259.html
この記事へのコメント
日比野
ぐりぐりももんが
さて、ツイッターは日本語の場合、2バイトで140字設定ですよね。これって、結構長く文章が掛けるので、つぶやきのようには感じられません。
確か英語圏のツイッターは、1バイトで140文字ですから以外に字数制限を感じて、つぶやきなんだなーと思いました。
もし、中国語で140字を書いたら、ちょっとした文章が書けるはずです。だから、2バイト言語の人たちは得をしているのではないかと思った次第です。