マリオネットな民主党員

  
「参議院選挙も控え、党の団結と協力が大事な時でもあるから、ぜひ生方君もみんなと仲良く、本来の副幹事長の職務に全力を挙げてくれというふうに申し上げました」
小沢幹事長


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先日解任された民主党の生方氏が、一転、副幹事長を続投する事態となった。解任の評判が思いの他悪かったことや、週末のテレビで生方氏が引っ張りだこだったこと、更には党内外から「言論封殺」と批判が高まったのがその理由だと観測されている。

23日には、友愛殿が解任撤回を求め、剛腕殿は衆院本会議を抜け出して、生方氏を呼び出し、副幹事長の続投を要請したようだ。

あれほど、なんでもかんでも意のままにしていると思われた剛腕殿にして、この方針撤回。相当批判が堪えたと見える。

やはり、支持率30%ともなれば、世論を気にせざるを得ないのだろう。

ひとつ希望があるとすれば、漸くにして世論の声が通じるようになったということ。民意など全く無視して独走爆走するかとばかり思っていたのだけれど、そうでもない部分があったのは1ナノグラムほどの希望ではある。

だけど、今になって急にバタバタと民意を気にするような真似を見せつけられると、それほど政権にしがみつきたいのかと鼻白んでしまう。

ただ、ちょっと気になるのは、小沢幹事長を批判した生方副幹事長に、高嶋筆頭副幹事長が辞任を要求した二人の会話が、御丁寧にも録音されていて、それが放送されていること。ちょっと手回しが良過ぎる気がしないでもない。

少なくとも、幹事長室に呼び出された時点で、生方氏本人かその周辺が、生方氏を解任するだろうと予見していなければそんなことは不可能。

※1分22秒あたりから


尤も、生方氏は読売新聞社出身で、フリージャーナリストの経験もあるから、ジャーナリスト独特の嗅覚で、解任の危険を察知したのかもしれない。だけど、事前に危険を察知したとして、それを録音しようとした、又は、周りから進められてそれに応じたとするならば、それを「証拠」に使おうとしていた意図があることになる。

少し穿った見方になるのかもしれないけれど、放送された録音を聞く限り、生方氏の音声は、「執行部批判をしちゃいかんということですね」とか「党内に言論の自由がないってことですからね」という具合に、まるで確認か念を押すかのような発言で、後で放送されることを意識しているように聞こえなくもない。無論、御本人は普段からこういう話し方なのかもしれない。

また、この録音がどういう経路で入手したのか明らかではないから、生方氏の預かり知らないところで、第三者が盗聴なり、壁聞きなりしたという可能性は勿論ある。それでも、生方氏の確認するかような言い方は、非常にテレビ向きであり、その内容も正にマスコミが欲しがるようなものであったと言える。

まさか、民主党の副幹事長という重責にある者が、どこかのスパイだなんて言わないけれど、今回の行動が民主党に与えたダメージは小さくない。

一度解任したものを撤回して続投させたのだから尚更のことそう。

それにしても、解任が決まった途端、生方批判を展開し、それが撤回されると一転して態度を豹変させた民主党員の態度はどうなのか。

全員一致で解任を決めた筈の副幹事長達が「生方さんを慰留しよう」と言いだし、生方解任の急先鋒だった幹部が「これが大人の解決や!」と絶賛する。みっともないにも程がある。

まるで、自分の考えで批判なり擁護していたわけではないことを白状してるようなもの。そんなに剛腕殿が怖いのか。

自分で自分の評判を落としつづける哀れなマリオネット。

所詮は操り人形か・・・・

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画像民主・生方副幹事長の続投決定 生方副幹事長「党内でどんどん物を申させていただく」

民主党は23日夕方、国会内で常任幹事会を開いて、小沢幹事長から副幹事長の続投を要請されていた、生方副幹事長の続投を正式に決定した。
小沢幹事長は「参議院選挙も控え、党の団結と協力が大事な時でもあるから、ぜひ生方君もみんなと仲良く、本来の副幹事長の職務に全力を挙げてくれというふうに申し上げました」と述べた。
生方副幹事長は、党執行部を批判したことなどを受け、18日、高嶋筆頭副幹事長から副幹事長職の解任を通達され、小沢幹事長も了承していた。
しかし23日朝、小沢幹事長は生方副幹事長と面会し、一転して続投を要請、生方副幹事長も受け入れる方針を示していた。
生方副幹事長は「これからは党内で、どんどん物を申させていただくと」と述べた。
続投が決まった生方副幹事長は、そのあとに開かれた小沢幹事長らとの正副幹事長会議で決意表明したが、一方で、「今ここにいるのは非常に居心地が悪い」と、気まずさを隠さなかった。
(03/23 20:27)

URL:http://fnn.fujitv.co.jp/news/headlines/articles/CONN00174094.html



画像小沢氏、生方氏の解任を撤回 「もう一度補佐してほしい」 3月23日13時50分配信 産経新聞

 民主党の小沢一郎幹事長は23日午後、国会内で副幹事長解任が決まっていた生方幸夫衆院議員と会談し、「続けてくれないか。もう一度補佐してほしい」と述べ、続投を求めた。生方氏はこれに応じた。

 民主党は同日の役員会と常任幹事会で解任を正式に決定することにしていたが、党内外から「言論封殺」と批判が高まったため急きょ、方針を撤回した。

 生方氏は、17日付の産経新聞のインタビューで小沢一郎幹事長の党運営について「中央集権的だ。権限と財源をどなたか1人が握っている」などと批判。

 これを理由に高嶋良充筆頭副幹事長が生方氏に辞表を提出するよう求めると同時に解任の方針を決定。小沢氏もこれを了承し、すでに後任として辻恵衆院議員の就任も内定していた。

URL:http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/371828/



画像生方氏の解任撤回 小沢氏も支持率低下、世論の批判にたえられず 2010.3.24 00:37

 生方幸夫副幹事長「二、三、お話ししたいことがあるんですが」

 小沢一郎幹事長「副幹事長になるんだから、いつだって話はできる。今日は忙しいから」

 23日午後、国会内の党幹事長室で小沢氏から副幹事長続投を要請された生方氏が、チャンスとばかりに持論を開陳しようとすると、不機嫌そうな表情の小沢氏は受け付けず、すぐ席を立った。この話を聞いた民主党中堅はこうつぶやいた。

 「小沢さんは、本当は副幹事長に戻したくないんだな」

 小沢氏と生方氏の協議はわずか2分程度。溝の深さは容易には埋まらない。

 小沢氏は23日、世論の反発を受けて、生方氏解任の撤回に追い込まれた。「独裁者」のように振る舞ってきた小沢氏の方針転換は小沢執行部の求心力低下の表れだ。また、同日昼までは生方解任論を振りかざしていた党幹部らが、小沢氏の変心を知ると、手のひらを返したように迎合して主張を変えた。今の多くの民主党幹部らの「何でも小沢氏しだい」という姿が改めて浮き彫りになった。

 小沢氏が解任撤回に動いたのは23日朝になってから。小沢氏と22日に電話で話し合った幹部は「昨日はそんなことはなかった」と語る。

 だが、内閣支持率は「ジェットコースター並み」(安住淳衆院議員)に下がりだしている。「北海道教職員組合の幹部が刑事告訴された小林(千代美民主党)衆院議員はおとがめなしで、小沢氏をインタビューで批判しただけの生方氏がクビになるのはバランスを欠く」(与党幹部)との批判が広がれば、支持率低下が進み、鳩山-小沢体制への批判が急拡大しかねなかった。閣内からも「上手な対処の方法がなかったか」(仙谷由人国家戦略担当相)との苦言が出た。

 小沢氏は23日昼過ぎ、衆院本会議を抜け出し、輿石東(こしいし・あずま)参院議員会長、高嶋良充筆頭副幹事長に「オレに任せてくれ」と伝えた後、生方氏を呼び出した。

 これに先立ち、鳩山由紀夫首相も同日午前、小沢氏に電話で解任撤回を打診し、意見が一致していたとされる。解任方針のあまりの評判の悪さや週末のテレビで生方氏が引っ張りだこだったことに、2人は危機感を募らせていたのだ。

 一方、続投撤回を知るまで幹部らは生方批判を展開した。三井弁雄(わきお)国対委員長代理は北教組事件の小林氏を抱える北海道連の会長であるのに、同日午前、小林問題をそっちのけで「オレは生方問題を言いたい」と、生方氏が朝の国対会合にほとんど出てこなかったと、記者団に糾弾する始末だった。

 だが、小沢氏の変心を知った後の党幹部らは、「今回の件は不満だ」(松木謙公国対副委員長)との例外もあったものの、ほとんどが態度を豹変(ひょうへん)させた。全員一致で解任を決めた副幹事長の間からも、滑稽(こっけい)にも「生方さんを慰留しよう」との声が出た。役員会では「閣僚の党(小沢執行部)批判が目に余る」(高嶋氏)との反発も出た。

 解任の急先鋒(せんぽう)だった幹部は「これが大人の解決や!」と小沢氏の判断を絶賛。その上で「もう生方さんは党の外に向かって(批判を)言えない」と、生方氏封じ込めの意図をあらわにした。

 高嶋氏は会見で「雨降って地固まる」と述べたが、生方氏は「雨が降ったらぐしゃぐしゃになる。簡単に固まらない」と、今後も党内外で小沢氏批判を続ける姿勢を示した。

URL:http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100324/stt1003240038000-n1.htm

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