「2010年度予算の年度内成立が確定したが、まったくプラスになっていない」官邸周辺
内閣支持率の下落が止まらない。8日に発表された各社世論調査で、内閣支持率は軒並み30%台。不支持率は50%に達した。
また、参院選で「民主党を支持する」と答えた人は、読売新聞とJNNの調査では25%、フジテレビ22%、共同通信26.9%で、いずれも前回調査より下げている。
対する自民党の支持率は相変わらず変わっていないのだけれど、民主党支持率が急落した御蔭で、互いの支持率はほぼ拮抗しつつある。
中でも、共同通信社の世論調査では、参院選比例代表での投票先は民主党26・9%、自民党26・3%とほぼ横並び。
また、民主党が参院で「過半数を獲得するほうがよい」と答えた人も減少して、過半数を獲得しないほうがいいと答える人に逆転された。こうなってくると、参院選に影響しないと考えるほうがオカシイ。
だけど、官邸周辺とやらは、予算を成立させたがプラスにならないなんて、何やら寝惚けたことを言っている。
予算は成立させて当たり前。麻生前政権の施策を継続してなんら目新しい施策もやっていない予算で、一体なんのプラスを期待していたのか。
危険水域とされる20%を目前にして、鳩山政権はなんら有効な手を打てないでいる。4月に予定されている事業仕分けだって、当の枝野幸男行政刷新相自ら大きな金額を想定をしていないと発言しているから、大幅削減は期待できない。
だから支持率回復の頼みの綱であった筈の事業仕分けも期待外れに終わる可能性が高い。
昨年の事業仕分けによる支持率の上昇だって、始めこそ目新しさも手伝って、何かやってくれそうだという期待感であったところも多分にあると思う。
大衆は飽きやすい。事業仕分けが、前回と同じようなものでかつ対して削減できないとなれば、ああやっぱりねと、期待が失望に変わる。意外と2回目の事業仕分けはリスクが高いのではないかと思っている。
いよいよ、友愛政権も進退極まりつつあるように見える。
残るは、友愛殿と剛腕殿の辞任カードだけど、周りから辞任を求める圧力がかからない以上、本人の決断にかかっている。果たして切れるかどうか。
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小沢ショック! 内閣支持率下落が止まらない!戦略裏目 2010.03.08
鳩山由紀夫内閣の支持率下落が止まらない。報道各社の世論調査で、軒並み30%台に突入、不支持率は50%に達した。歴史的な政権交代を果たした昨年9月の政権発足時に比べて半減という惨状。背景には、首相自身の指導力不足に加え、「政治とカネ」の問題で説明責任を果たさず、要職に居座り続ける民主党の小沢一郎幹事長に対する嫌悪感があるようだ。
「正直言って厳しい。2010年度予算の年度内成立が確定したが、まったくプラスになっていない」。官邸周辺はこうもらす。
まず、内閣支持率は、フジテレビ系「新報道2001」が37.2%で、共同通信が36.3%、読売新聞が41%とすべて下落した。一方、不支持率は48.9%~55.8%と、ほぼ半数に。このペースでいくと、GW前後には、支持率が危険水域の20%台に突入しそうだ。
不支持の理由としては、「首相に指導力がない」が、共同(29.0%)と読売(40%)がともにトップ。
民主党が「自民党との最終決戦」と位置づける、夏の参院選も苦戦は必至だ。「民主党が参院で単独過半数を占めない方がよい」と答えた人は、共同で58.6%、読売で57%もおり、民主党政権が強固な政権基盤を持つことに拒否反応を示している。
こうした逆風の最大要因は、首相や小沢氏が抱える「政治とカネ」の問題といえる。特に、嫌疑不十分の不起訴をまるで「潔白」のように言い張り、説明責任を果たさない小沢氏への嫌悪感は頂点に達しつつある。
「小沢氏は国会で説明すべきだ」と答えた人は、共同で86.4%、読売で83%。「幹事長を辞めるべき」としたのは、共同が74.8%、読売が78%に達した。小沢氏が幹事長職に居座っていることが、民主党政権のアキレス腱になっているのは間違いない。
ある政務官は「予想以上にひどい。小沢氏の進退問題はわれわれにはいかんともし難い」と肩を落とし、閣僚の1人は「今の状況では内閣支持率が上がることはない。(比例投票先で)まだ自民党に勝っているのが不思議なくらいだ」などと語った。
一方、自民党の大島理森幹事長は「内閣や民主党に対する国民の信頼がますます薄れてきている」と勢いづいたが、自民党には気になるデータも。
読売が「鳩山首相と谷垣禎一総裁とを比べて、どちらが首相にふさわしいか」と聞いたところ、鳩山首相43%、谷垣氏19%と、ダブルスコア以上の差がついたのだ。
自民党内では、与謝野馨前財務相らが「谷垣降ろし」の狼煙を上げているが、参院選に向けて、与野党とも戦闘態勢の再構築が必要なようだ。
【報道各社の世論調査結果】
内閣支持率/不支持率/小沢氏は辞任すべき
新報道2001 37.2%(-6.4)/55.8%(+5.6)/--
共同通信 36.3%(-5.1)/48.9%(+3.8)/74.8%(+2.1)
読売新聞 41%(-3)/50%(+3)/78%(+4)
※()内は前回調査比
URL:http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100308/plt1003081242000
参院選の民主単独過半数に赤信号? 世論調査で支持率続落 2010年03月08日20時31分 / 提供:J-CASTニュース
参院選の過半数獲得は遠のいた? 新聞やテレビなどメディアの世論調査で、鳩山内閣の「不支持率」が軒並み上昇し、50%を超えた。これに呼応するように、参院選(比例区)で民主党に投票すると答えた人は、読売新聞の調査で25%、フジテレビの「新報道2001」では22%となるなど、いずれも前回調査を下回る結果となった。民主党が参院で過半数を獲得することについて、「そうは思わない」と答えた人も多数を占めた。
▼ 内閣支持率「不支持」上回り、さらに差が開く
読売新聞が2010年3月5~7日に実施した全国世論調査によると、鳩山内閣の支持率は41%となり、2月の調査に比べて3ポイント下落。「不支持」は3ポイント上昇し50%に達した。「不支持」が「支持」を上回り、さらにその差を広げている。
また、JNNの調査では「不支持」が前回調査より6.9ポイント増え、61.9%。「支持」は37.7%だった。フジテレビは「不支持」が55.8%、「支持」が37.2%だった。発足直後の09年10月には80%超の支持を得ていたが、半年足らずで半分以下に落ち込んだ。
こうした内閣支持率の急落が政党支持率にも影響し、読売の調査では、民主党は31%と前回と比べて2ポイント下がった。
支持率が悪化した原因は、「政治とカネ」の問題だ。鳩山首相や小沢幹事長の偽装献金問題に加えて、民主党の小林千代美衆院議員の陣営幹部が北海道教職員組合から違法献金を受けていた事件が明るみになったことで、国民は厳しい視線を向けている。
「政治とカネ」について、小沢幹事長が「説明責任を果たしていない」という声はいまだに多く、読売新聞でも83%が「説明すべき」としている。しかも、民主党の支持層にもその声は少なくないという。
▼ 共同通信調査では自民と民主がほぼ拮抗
注目されるのが参院選に向けた有権者の動向だ。鳩山内閣の高い支持率もあり、一時は参院選の過半数獲得が確実視されたが、急速に危なくなっている。参院選で「民主党を支持する」と答えた人は、読売新聞とJNNの調査では25%、フジテレビ22%、共同通信26.9%で、いずれも前回調査より下げている。
自民党は民主党との差を2~5ポイントに詰めており、共同通信の調査ではほぼ拮抗している。自民党の支持率はほぼ横ばいだが、民主党の急落でその差はなくなってきた。
また、民主党が参院で「過半数を獲得するほうがよい」と答えた人も減少。読売新聞では「過半数がよい」とする人が33%、「そうは思わない」が57%を占めた。フジテレビでは「民主党の単独」が望ましいと答えた人は16.2%だった。
とはいえ、「首相にしたい」人となると、鳩山首相が、自民党の谷垣総裁を2倍以上の差で引き離している。JNNの調べでは、自民党の舛添前厚労相が「ふさわしい」とする声が少なくなく、13%を占め、鳩山首相は8%で第2位だった。
URL:http://news.livedoor.com/article/detail/4646444/
4月の事業仕分け「大きな金額想定せず」 枝野刷新相2010年2月16日16時28分
枝野幸男行政刷新相は16日の閣議後の記者会見で、4月にも実施する「事業仕分け」の第2弾について、「仕分け自体で大きな金額を(削減することは)想定をしていない。問題が明確なものを取り上げ、実態を明らかにするのが事業仕分けだ」と述べた。独立行政法人や公益法人の問題点を洗い出す第2弾は、歳出削減が最優先課題ではないとの考えを示した発言だ。
枝野氏は、事業仕分けに加えて、▽類似の事業、予算の無駄の削減▽優先順位の低い事業の抑制――の3段階でマニフェスト実現のための財源確保に取り組む、と説明した。
URL:http://www.asahi.com/politics/update/0216/TKY201002160197.html
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