「逃げ菅?」いいえ猫かぶってるだけです

 
「なぜ逃げるのですか。なぜ国会の議論から逃げるのですか」
自民党・大村秀章 衆院議員

画像


会期延長を求める野党の声を無視する形で、第174通常国会が16日閉会した。

14日に行われた、衆院本会議での代表質問では、菅@けものへん殿は、慎重に言い訳し、そして答弁書を読み上げていた。

自民党・菅原一秀議員は、拉致事件の実行犯であるシンガンスの釈放要望書に菅@けものへん殿が署名していたことや、国旗国歌法案の採決で反対票を投じたことを指摘した。

菅@けものへん殿は、どう答えるのかなと思いながら見ていたのだけれど、前者の質問に対しては、シンガンスがいたなんで知らなかったと答え、後者の質問には、国旗国歌一体の採決だったので、賛成しなかったと答えていた。なぜ国旗国歌一体だから反対したのかというと、国歌はもっと元気があってもいいと思っているというのが、その理由だという。

そのくせ、そう答えた後で、国旗には敬意を表し、国歌斉唱のときには皆さんと一緒に歌うのは勿論だと付け加えている。こんなフォローを付けくわえている時点で、前の答えはただの言い訳に過ぎないことを自ら白状している。

また、参院での代表質問では、眼鏡を取り外ししながら、答弁書を読み上げるシーンが目立っていた。

一部の報道では「逃げ菅」などと言われているけれど、さもありなん。ボロが出ない内に選挙してしまいたい、そんな印象をありありと受ける。

やはり、菅@けものへん殿は、けものへん。参院選が終わるまでは「猫」を被り続けるのだろう。

もう国会が閉会されてしまったから、これ以上、公けに追及することはできないから、ボロを出す前に逃げ切った形。



ただ、ここから参院選まで一ヶ月ある。その間、菅@けものへん殿はどういう行動にでるかといえば、大体予想がつく。猫を被れるものなら何でもするだろう、ということ。

15日の参院本会議で自民党・林芳正政審会長代理から、赤松口蹄疫で、前内閣の初動の遅れを認めるかと聞かれ、問題点も反省点もあるが、感染をこれ以上拡大させないことだ。と答えている。

それに先だって、6月10日には、首相官邸で閣僚で構成する口蹄疫対策本部の会合を緊急開催して、緊張感を持って一丸となって対応していきたいと述べて、被害拡大の防止に全力を挙げる方針を確認したと報道されている。

ところが、その会合でじっくりと対策を練っていたのかと思いきや、菅@けものへん殿は、その会合は、途中退席している。

6月1日の首相動静を見ると、この対策本部は9時から行われ、「8分、同本部会合を途中退席」とあるから、たった8分しか出席していない。そして、その後は「15分、東京・平河町の「麹町スタジオ」で民主党広報用の写真撮影、安住淳・党選対委員長同席。11時20分、官邸。」となっている。

要するに、緊張感を持って一丸となって対応していきたい筈の口蹄疫対策本部には、たった8分間だけ顔を見せ、そこを抜けだして、官邸に戻るまでのたっぷり2時間を民主党広報用の写真撮影に使っていたことになる。

まぁ、書類整理をして過ごしていないだけ、前政権よりマシなのかもしれないけれど、これでは、赤松口蹄疫でさえも、選挙対策なのだと言われても仕方ない。



それに、そもそも論でいけば、参院での代表質問で、赤松口蹄疫の感染をこれ以上拡大させないことだ、と菅@けものへん殿が答えたことが本心であるならば、参院選挙を延期して、赤松口蹄疫が収束してから、日程を考えるべきだろう。

宮崎県の東国原知事は、参院選で人が動けば感染拡大する、と危機感を示して、選挙中に、感染が飛び火したら誰が責任を取るのか、とコメントしているけれど、勿論、その責任は、7月11日で参院選を強行しようとしている菅@けものへん殿が負うべきもの。

こんな見え透いたパフォーマンスに、騙されるほうもどうかしているとは思うけれど、野党であるうちは兎も角、政権与党になって、こんなやり方をしたら長続きしない。

なぜなら、政権与党は、国政全てをあずかる責任があるから。特に首相ともなれば、自分の得点になることも、減点になることも、全てにおいて責任を持たなくてはいけなくなる。

菅@けものへん殿は、まだ、そのことに気づいていないのかもしれないけれど、やがて、それ身を持って知ることになるだろう。

画像

画像 ←人気ブログランキングへ


画像早くも“逃げ菅”?野党代表質問に言い訳連発

衆院本会議で答弁する菅首相 菅直人首相(63)の所信表明演説に対する各党の代表質問が14日午後、衆院本会議で行われ、早くも“逃げの内閣”のレッテルを張られた。答弁の冒頭で菅首相は自民党からの質問通告があったのは本会議の直前であったことを非難。自民党・谷垣禎一総裁(65)からの代表質問に対する答弁で「誠実にお答えしたいと思いますが、質問通告を頂いたのは谷垣総裁が2時間前、(同党の)菅原一秀議員からは15分前でした」と前置き。野党席からは「言い訳をするな!」とヤジが飛んだ。

 菅原氏は早くも奇兵隊の急所を攻撃。11日の所信表明演説で、仙谷由人官房長官(64)が爆睡していたことを指摘し「自分も居眠りが多かったから部下をしかれない。(鳩山内閣の)ルーピー内閣から菅スリーピー内閣へと言われても仕方がない」と笑いを誘った。続いて小沢一郎前幹事長宅での新年会に菅氏が出席していたことを指摘し「あなたは奇兵隊も逃げ足が速かったと言っていたが、あなたも全く同じ。総理になった途端に『脱小沢』と言い出した」と糾弾した。

 自民党の小泉進次郎衆院議員(29)も「通告がなくても政治家の力量で答えるのが民主党の言う政治主導ではないか」と指摘。会期延長に応じないことには「支持率があるうちに選挙をやりたいんでしょう。大好きな選挙だけやってりゃいいんじゃないですか。国の運営は野党に任せてほしいですね」と皮肉を込めて話した。

URL:http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20100615-OHT1T00037.htm



画像菅総理 口蹄疫対策本部会合を途中退席理由は民主党広報用の写真撮影 10-06-13 11:24 配信

菅直人首相は6月10日口蹄疫対策本部会合を途中退席していた。しかもその理由は民主党広報用の写真撮影だった。

6月10日は口蹄疫被害が都城に広がった日だ。宮崎だけではなく全国の畜産農家が大きな不安に包まれ、都城では一刻を争う防疫対策に取り組む中、宮崎は新総理の対応に大きな期待を寄せていた。それだけに「どこまで馬鹿にされなければならないんだ」と畜産農家は憤りをあらわにした。

テレビや新聞各紙の報道は概ね以下のように報道された
-----------------------

家畜伝染病の口蹄疫被害が宮崎県都城市に拡大したことを受け、菅直人首相は10日午前、首相官邸で閣僚で構成する口蹄疫対策本部の会合を緊急開催し「危険な意味での節目だ。迅速な初動対応が何より重要。緊張感を持って一丸となって対応していきたい」と述べ、菅内閣として被害拡大の防止に全力を挙げる方針を確認した。

-----------------------

鳩山前総理がようやく宮崎入りし「一緒に頑張ろう」と言った翌日に辞任「騙された」と声を震わせた畜産農家は、「次の総理には」と期待していた。その中でこの報道だけを見ると菅内閣は誠実に期待に応えているように見える。

「また騙された」「どこまで馬鹿にすれば気が済むんだ」と畜産農家の憤りは頂点に。
しかし総理はこの極めて重要な会合をほっぽり出して、民主党広報用写真撮影をしていたのだ。おそらくメイクをして、にっこり笑みを浮かべてモデルを務めていたのだろう。「緊張感を持って一丸となって対応していきたい」という総理自身に全く緊張感がなく口蹄疫より選挙が第一、言葉は「うそばっかりだ」「選挙用パフォーマンスだ」(畜産農家の声)ということを自ら証明した。

それもそのはず、この日は国内最大規模の畜産地帯都城市でも感染が確認され宮崎県は牛208頭を殺処分した日だ。都城市は川南町など県東部から約50キロ離れている。政府の感染封じ込め策が失敗していたことが明らかになったのだ。全国の畜産農家は大きな不安に包まれ、都城や隣接する鹿児島県では一刻を争う防疫対策に追われ、政府の新しい対策や感染ルートの解明を望んでいた。口蹄疫対策本部でやらなければならないことは山ほどあるはずだ。なぜこんな緊急事態に対策本部を途中退席してまで広報用写真を撮影する必要があったのか。そんなことをやっている場合ではないと普通の日本人なら思うはずだ、菅直人総理は宮崎や日本のことなどどうでもいいのだ。

民主党の広報用写真がどのようなものか注目してみたい。宮崎県民、全国の畜産農家の方々はその写真をどのような思いで見るだろうか。「緊張感を持って一丸となって対応していきたい」と言いながら途中退席して、ニッコリ写真撮影。畜産農家から「鳩山以下」と言われても当然だ。

URL:http://www.yamatopress.com/c/11/17/2674/



画像首相動静―6月10日 2010年6月10日22時12分

 【午前】8時41分、宿泊先の東京・紀尾井町のホテルニューオータニ発。48分、官邸。9時、口蹄疫(こうていえき)対策本部。8分、同本部会合を途中退席。15分、東京・平河町の「麹町スタジオ」で民主党広報用の写真撮影。安住淳・党選対委員長同席。11時20分、官邸。

 【午後】0時3分、寺田首相補佐官。13分、仙谷官房長官、同党の枝野幹事長と昼食。27分、同党の樽床国対委員長加わる。1時2分、仙谷、枝野両氏、同党の菊田真紀子衆院議員。5分、仙谷氏残る。18分、阿久津首相補佐官加わる。2時1分、各省事務次官に訓示。35分、全国知事会長の麻生渡福岡県知事ら。仙谷長官、逢坂首相補佐官同席。3時10分、拉致被害者家族会の飯塚繁雄代表ら。中井拉致問題担当相、仙谷長官ら同席。4時2分、新聞・通信各社の論説委員らと懇談。37分、民放各社の解説委員らと懇談。5時7分、内閣記者会加盟報道各社キャップと懇談。50分、韓国の李明博大統領と電話会談。仙谷長官、福山官房副長官、藤村外務副大臣、外務省の斎木アジア大洋州局長同席。6時35分、福山副長官。49分、寺田補佐官加わる。7時2分、寺田氏。20分、公邸。伸子夫人と下見。56分、ホテルニューオータニ泊。

URL:http://www.asahi.com/politics/update/0610/TKY201006100426.html



画像【口蹄疫】東国原知事「参院選で人が動けば感染拡大する」 2010.6.16 13:17

 口蹄(こうてい)疫問題で、宮崎県内の商工会や建設業、中小企業の団体でつくる県経済団体協議会は16日、東国原英夫知事と、現地対策本部の篠原孝農林水産副大臣に対し、農家だけでなく、商工業者にも雇用対策や金融支援などの支援をするよう求めた。

 席上、東国原知事は7月の参院選について「人や車が全県的に動くので、非常に危機感を持っている。選挙中に(感染が)飛び火したら誰が責任を取るのか」と述べた。

 知事は「宮崎では選挙どころではない。非常事態宣言で不要不急の外出を自粛してもらっている中、選挙は民主主義の手続きなのできちっとやってくださいとアナウンスすべきか、すごく迷っている」と困惑した表情。「候補者は選挙カーを走らせず、テレビや新聞などで平等に討論すればいいのではないか」と持論を語った。

URL:http://sankei.jp.msn.com/life/body/100616/bdy1006161320003-n1.htm

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック