民主党代表選と少数による多数の支配

 
「小沢(前)幹事長にもしばらく静かにしていただいたほうが、本人にとっても、民主党にとっても、日本の政治にとってもよい」
管直人副総理 於:6/3 民主党党本部・記者会見

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昨日のエントリーでは、国民の側から友愛殿と剛腕殿の辞任をみたけれど、今日は、民主党の側からみた、今回の辞任劇について考えてみたい。

友愛殿の辞任で俄然、注目を浴びだしたのが、管副総理。民主党の代表選への出馬を正式に表明し、早くも次期首相が確実視されている。

代表選の対抗馬として、民主党内の有力議員の出馬があるかと思ったら、岡田、前原、野田、原口氏らは出馬せず、続々と管氏への支持を表明した。

管氏以外では、樽床氏が出馬表明しているけれど、反小沢派である、前原氏、野田氏、岡田氏、仙谷氏、枝野氏が出馬しない時点で、ほぼ勝負あった。剛腕殿の勝ち。

次期政権も剛腕殿の意向に沿う形の政権になる。

尤も、今年の9月に、民主党の代表選が予定されているから、次期内閣は文字通りの選挙管理内閣。出馬に二の足を踏む気持ちは分からないでもない。

民主党代表選は、議員投票のみで決定されるようだけれど、ここで、民主党内の派閥について確認しておきたい。Wikipediaより各派閥の人数を列挙すると次のとおり。
              
小沢グループ  :150人、120人
鳩山グループ  :45人、45人
野田グループ  :35人、30人
菅グループ   :30人、40人
前原グループ  :30人、30人
旧民社党グループ:30人、20人
旧社会党グループ:30人、25人
羽田グループ  :20人、--
※ 前者は朝日新聞による人数、後者は産経新聞による人数

民主党所属議員は衆参合わせて、423名。そのうち310~370名はなんらかの派閥に属していることになる。

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6月3日の時点で、これらのうち、前原グループと野田グループが管氏の支持を表明しているから、管氏は自身のグループと合わせて、95人を確保していることになる。

所属議員の過半数をとれば、党代表になれるのから、残り117名あればいい。だから、あとは一言、剛腕殿が管氏を支持する、と言えば、それで代表選は決まる。

だけど、剛腕殿はそうはしないだろう。そうすることで管氏が首相になったとしても、また剛腕の傀儡政権か、と国民に思われるから。そんなことでは、今の逆風を止めるなんて到底覚束ない。

管氏もそれが分かっているから、記者会見で、幹事長にもしばらく静かにしていただいたほうがいい、なんて距離を取って見せている。

だから、管氏は剛腕殿に対して、表向きは、つかず離れずで、微妙な距離感を保ったまま、参院選に臨むものと思われる。

一方、依然として院政を敷きたいであろう、剛腕殿にしてみれば、一線から退いた風を装いながら、自らの意中の人物を、党内の要職におきたい筈。

小沢グループに所属する若手議員の中には、「非小沢系の代表はいいが、幹事長まで取るのはだめだ」なんて発言したのもいるようだから、やはり党の実権は手放さないであろうと思われる。

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事実、2日午後には、小沢グループの2-4回生でつくる「一新会」が都内のホテルに約40人を集結させ、夕方には、一新会幹部が国会内に75人の1回生を集めている。更に、夜には都内2カ所の中華料理店で会合を開き、それぞれ40人と80人近くの議員を集めたという。

これは、あからさまに管氏への牽制(脅し)。数の力を見せつけることで、自分に有利な方へ党内人事を引っ張ろうとしている。

だから、管氏にとってみれば、民主党のイメージを回復して、参院選に勝つためには「小沢的なるもの」を排除しなければならない反面、代表選に勝つためには、小沢グループを味方につけなければならないという、二律背反した立場にある。

たとえ、国民の大多数が「非・小沢」の首相を望んでいたとしても、実際にそれを決める力を持つのは「小沢派」だというパラドックス。

私が思いますに、どのような上着をまとおうとも、政治の実相はただひとつです。…少数による多数の支配です。…全体を100として、そのうち51を占めれば、多数による支配を主張できます。ところがその多数派がいくつかのグループに分裂しているとき、51のうち26を占めれば、100という全体を支配できます。つまり、四分の一という少数を占めただけで、多数を支配することが可能となります。 
ハイドリッヒ・ラング


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画像強い経済・強い財政・強い社会保障を一体で実現へ=民主・菅氏

 [東京 3日 ロイター] 菅直人副総理兼財務・経済財政担当相は3日夕、民主党代表選への立候補にあたって党本部で記者会見し、「経済・財政政策を誤らなければ、今のようなデフレを伴う長い経済の低迷と巨額の財政赤字の累積を招くことはなかった」とし、「新成長戦略」と「財政運営戦略」を6月中にまとめあげ、強い経済、強い財政、強い社会保障を一体で実現すると表明した。

 財政再建の考え方では「経済・財政・社会保障を一体的に充実させることが可能な分野だ」と強調。持論の「雇用創出による経済成長」を展開し、「そういう方向性を間違えなければ日本経済は成長する。財政も無限に借金が増える方向性を正していける」と訴えた。

 立候補を決意した理由については、鳩山由紀夫首相が自ら辞任を表明し「新しい民主党への扉を勇気をもって開いてもらった。扉の先にしっかりとした『これぞ本来の民主党』というものをつくらなければならない」と述べ、日本再生のために立候補を決意したと述べた。さらにこの20年、経済は低迷し社会の閉塞(へいそく)感が高まったとし「日本の経済財政社会の改革を本格的に推し進める時がきた」と述べ、「20年の閉塞状態を打ち破る政策遂行の先頭に立たせてもらいたい」と所信を訴えた。

 従来の体制とは違う新鮮味を問われると、菅氏は「草の根から生まれた政治家として、大きな役割を担うことができるとすれば、それが日本の政治にとって新しいことではないか」と述べ、市民運動出身の斬新さをアピールした。

 小沢一郎前幹事長との距離については、それぞれが党首として携わった民由合併が「(その後の)民主党を、より強い、政権交代につなげる大きな力になった」と述べ、政権交代に向けてまい進した関係を披露したうえで、民主党への国民の不信を招いた点で「小沢(前)幹事長にもしばらく静かにしていただいたほうが、本人にとっても、民主党にとっても、日本の政治にとってもよい」と述べ、仮に自身が代表に選出された場合、役職などで処遇する考えがないことを明らかにした。

 新政権の陣容に関しては「一般的には、この8カ月、鳩山政権のなかで閣僚として頑張ってきた人はたくさんいる。事実上の空席もある。さらに、参院選が間近であることも念頭において、国民から期待される内閣の形を作っていきたい」と述べ、鳩山政権からの小幅な変更になる可能性を示唆した。

 (ロイターニュース 吉川 裕子)

URL:http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-15660320100603



画像民主代表選:菅氏、余裕の表情 樽床氏は若さ前面に

 鳩山由紀夫首相の辞任表明を受け、3日行われた民主党代表選の出馬会見。菅直人副総理兼財務相(63)は質問に対し、「まだ代表にもなっていないので」との発言を繰り返しながらも、党内情勢をふまえてか、時に余裕の表情を見せた。樽床伸二衆院議員(50)は若さを押し出すものの、答えに詰まる場面もたびたびだった。

 菅氏は、事前に「立候補表明に当たって」と題したA4判の紙2枚を報道陣に配布。樽床氏と比べ、経験の豊富さをうかがわせた。

 首相に就任した際の組閣方針などを聞かれると、「仮定の問題をベースにいろいろ申し上げるのは差し控えたい」。質問に対し表情を変えずに明言を避ける場面が目立った。

 民放テレビ局の記者に「菅さんが代表になった時、真新しさという点からは若干劣る印象がある」と聞かれても、「民主党は給与の高いテレビ局の方よりもたくさんの資産を持っていない人が一般的」と皮肉り、「普通のサラリーマンの家に生まれた政治家として、こうした大きな役割をもし担うことができるとすれば、それは日本の政治にとって新しいことではないか」と答える余裕を見せた。

 財政再建策について問われると、身を乗り出し、熱っぽく持論を展開した。

 一方の樽床氏は「キーワードは世代交代」と強調。幼いころ、祖父がけがで失明したことに触れ、「父は苦労して私を育ててくれた。祖父や父の姿を見て、努力が報われる社会でなければという思いを強くした」と、政治信条を身ぶり手ぶりを交えて語った。

 ただし、前夜に出馬の意思を固めたということもあり、普天間飛行場移設問題への対応など、政策面での具体性の無さが目立った。出馬理由が煮詰まっていないとの指摘には、「批判は真摯(しんし)に受け止めたい」と準備不足を認めた。【曽田拓、福永方人、市川明代】

URL:http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100604k0000m010093000c.html



画像民主代表選:菅氏を岡田・前原氏が支持 樽床氏と一騎打ち

 民主党は4日、鳩山由紀夫首相の辞任表明に伴う代表選を行い、同日午後に新代表を選出する。菅直人副総理兼財務相(63)と樽床伸二衆院環境委員長(50)が3日、記者会見して立候補を表明した。党内では夏の参院選を前に、小沢一郎前幹事長と距離を置く非小沢氏系議員を中心に菅氏への支持が広がっている。【竹島一登】

 菅氏は3日の会見で小沢氏の処遇について「国民の不信を招いており、しばらくは静かにしていただいた方がご本人にも、民主党にも、日本の政治にもいいのではないか」と述べ、一定の距離を置く意向を表明した。

 菅氏は小沢氏について「03年の『民由合併』は私と小沢党首(当時)で決めた。民主党を強くし、政権交代につなげる大きな機会になった」と評価。その上で鳩山首相が小沢氏の幹事長辞任を求めたことを踏まえ、「首相の思いを大事にしなければならない」と述べ、小沢氏を主要閣僚や役員人事で起用しない意向を明らかにした。

 また、衆院解散・総選挙の時期について「少なくとももう一度予算案を組むか、いくつかの政策を実行するまでは、(衆院選を先送りしても)国民の理解を得られるのではないか。参院選も国民の一つの審判だ」と指摘。夏の参院選の日程に合わせた衆参同日選の可能性を否定した。

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題については、代替施設を沖縄県名護市と定めた日米合意を重視する意向を表明。その上で、「沖縄の負担軽減という目標に向かって息の長い努力が必要だ」と強調した。昨年夏の衆院選マニフェスト(政権公約)に関連し、財源確保策を見直す考えを示し、社会保障や雇用対策を重視する考えを示した。

 一方、樽床氏は会見で「世代交代を進めたい」と支持を訴え、衆院定数の80削減などを提唱。また「社会保障制度の安定と財政再建の両立」を重視する考えを表明した。消費税率の引き上げについても「(将来的に)国民に信を問うべきだ」と述べ、次期衆院選後、引き上げを目指す考えを示した。

 民主党内では3日、小沢氏と距離を置く前原誠司国土交通相、仙谷由人国家戦略担当相、岡田克也外相らが相次いで、グループとして菅氏支持を表明。横路孝弘衆院議長ら旧社会党系グループも支持を決め、中野寛成元幹事長ら旧民社党系議員らも支持に傾いている。参院幹部は「樽床氏はなじみが薄く、参院(116人)も菅氏への支持が多い」と語った。

 一方、党内最大勢力の小沢氏のグループは3日夕に対応を協議。樽床氏が協力要請に訪れたが、グループとしての態度決定は見送り、自主投票で臨むことを決めた。小沢グループには鳩山グループの海江田万里衆院議員を推す声が上がっているが、首相周辺にも擁立論は広がっていない。

URL:http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100604k0000m010085000c.html



画像民主代表選:菅氏つかず離れず 小沢氏と連携慎重

 「ポスト鳩山」を決める民主党代表選(4日投開票)の焦点は、有力視される菅直人副総理兼財務相と小沢一郎前幹事長との距離感だ。「小沢支配」の継続を嫌う非小沢系議員は小沢氏の「院政」を警戒する一方、参院選を来月に控え、党内には「小沢氏しか選挙は仕切れない」との声も根強くある。菅氏が小沢氏らの協力を仰げば、非小沢系が対抗馬を出す可能性もあるなど、選挙の構図は菅氏の動向次第で決まる可能性が高い。ただ、菅氏は広範な支持を狙い、側近らに特定グループとの連携には慎重な意向を示している。【田中成之】

 「清新な内閣と、清新な民主党執行部が作れる人に新しい代表になっていただかなくてはならない」

 2日午後、非小沢系の玄葉光一郎衆院財務金融委員長は、自らの勉強会に集まった約80人の衆参国会議員を前にそう語った。

 あいさつには、「新体制では小沢氏の影響力を抑えるべきだ」との意向がにじんだ。代表選を通じ、小沢グループが引き続き主導権確保を目指す動きを見せているためだ。同グループは支援する候補について「非小沢系の代表はいいが、幹事長まで取るのはだめだ」(若手)と、幹事長ポストを同グループに委ねる人物か否かで判断する構えを示す。さらに候補には小沢氏に近い原口一博総務相らの名をちらつかせ、支援を求めてこない菅氏をけん制している。

 非小沢系議員らが、幹事長を辞してもなお小沢氏への警戒を緩めないのは、圧倒的な影響力ゆえだ。小沢氏は06年の代表就任以来、一貫して選挙実務を取り仕切り、09年衆院選で圧勝をもたらした。これで「小沢グループ」と目される議員は、旧自由党系▽衆院若手でつくる「一新会」▽参院若手--ら衆参約150人に達した。

 昨年5月の代表選も、小沢氏が鳩山由紀夫首相を支持したことが決定打となった。現在民主党議員は衆参で400人強。今回も小沢グループの支援を得れば、有力となる状況に変わりはない。

 一方、前原誠司国土交通相や玄葉氏らが所属し、非小沢系議員の多い「凌雲会」と、野田佳彦副財務相が中心の「花斉会」は、小沢氏の影響力を封じ込められる候補を推すことを視野に入れる。菅氏がこのまま小沢氏と一定の距離を置くならともかく、メンバーからは「菅氏が小沢氏に担がれるなら対抗馬を立てざるを得ない」(中堅)との声も出ている。その場合、「白紙」を強調している前原氏らが名乗りを上げる可能性も残っている。

 凌雲会には仙谷由人国家戦略担当相、枝野幸男行政刷新担当相ら、花斉会には「事業仕分け」で脚光を浴びた蓮舫参院議員らが所属。凌雲会では細野豪志前副幹事長が、花斉会では松本剛明衆院議院運営委員長が小沢氏の側近だ。「非小沢で一枚岩」とはいかない。

 民主党のグループは統制が緩く、掛け持ち組も大勢いる。また、岡田克也外相、馬淵澄夫副国交相ら特定グループに属さない議員も多い。昨年当選した140人以上の新人衆院議員の党内での立ち位置もあいまいだ。

 菅氏は小沢氏とはつかず離れずの距離を保っている。小沢氏との関係は悪くないが、非小沢系にも目配りし、小沢グループとの連携については明確にしていない。

URL:http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100603k0000m010111000c.html



画像圧倒的な“数の力”誇示 代表選に向け「小沢グループ」暗躍 2010.06.03

 民主党代表選は、「政治とカネ」の問題を抱える小沢一郎幹事長(68)の影響力をどこまで排除できるかが焦点となってきた。これに対し、党内最大「小沢グループ」の議員らは、衆院1回生を集めた会合などを断続的に行い、「数と結束の力」を誇示する一方、大本命の菅直人副総理兼財務相(63)への対抗馬擁立をチラつかせることで、過度の「小沢外し」を牽制している。

 鳩山由紀夫首相(63)と道連れ辞任し、小沢氏は「一兵卒として頑張る」と強調しているが、永田町には、額面通り受け止める向きはない。

 代表選は、党所属423人の衆参国会議員の投票で決まるが、小沢氏は2007年の参院選や昨年の総選挙で初当選した「小沢チルドレン」を含め、150人規模の勢力を誇る。代表選の流れを決定付ける力も持つため、小沢氏を無視することは非現実的なのだ。

 小沢グループの若手は「鳩山さんに『一緒に議員辞職しよう』といわれなくて良かったよ」と冗談めかして語り、「代表が辞任したら、幹事長も自動的にクビになるのは当たり前。党内で一番強いのは小沢氏なのだから、次の代表も、小沢氏を軽視できない」と話した。

 自民党田中派の「政治は数」という掟を引き継ぐ小沢グループ。2日午後には、2-4回生でつくる「一新会」が都内のホテルに約40人を集結させた。夕方には、一新会幹部が国会内に75人の1回生を集め、夜には都内2カ所の中華料理店で会合を開き、それぞれ40人と80人近くの議員を集めた。

 出席者によると、基本的には「一致結束」を確認したというが、「ポスト鳩山」として、菅氏や原口一博総務相(50)の名前も挙がったという。

 「非小沢」系の中堅議員は「力を誇示して相手がなびくのを待つ、いつもの手だ。小沢氏は菅氏と会うのをもったいぶっている。対抗馬擁立を吹聴して、菅氏がそれを阻止するために人事や政策で気を遣うようにし向けている」と解説した。

 一方、枝野幸男行政刷新相(46)が、小沢氏の影響力排除を菅氏支持の条件にしたことについて、小沢系若手議員は「あまり排除すると、小沢さんは党を割って政界再編するんじゃないか」といい牽制する。

 「小沢氏は夏の参院選の新人候補に秘書軍団を派遣しており、おそらく今後も引きあげない。現職が落ちて新人が当選すれば、ますます数の力が強くなる」(小沢系中堅議員)との声もある。

 菅氏大本命で推移するなか、水面下での権力闘争は続いている。

URL:http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100603/plt1006031614003-n2.htm

この記事へのコメント

  • 日比野

    グー様

    コメントありがとうございます。仰るとおり、細川政権とその後の自社魁連立政権を彷彿させますね。

    剛腕殿の離脱に関しては、明日のエントリーで触れてみたいと思います。
    2015年08月10日 16:48
  • グー

    日比野様、こんにちは。新たなエントリーいつも楽しみにしております。
    昨年の民主党による政権交代からの一連の流れを眺めて、細川政権が誕生した時の政治状況に酷似した部分が多々あるように見ておりました。乱立する小政党を小沢氏が中心となり、イデオロギーの違いを抱えながら、反自民といった目的だけを接着剤にして束ねて誕生した細川政権ですが、クリーンなイメージ、変化への期待など、誕生時の支持は高かった様ですが、細川氏が投げ出すような形の8カ月の短命政権でした。その後に小沢氏は小政党を一党にまとめる新進党を立ち上げておりますが、自民党・新進党間の出戻りなども多かった様ですが、現在の民主党は内部に親小沢・反小沢を抱え、当時の新進党に良く似ている様に見えますね。今回、社民党が政権を離脱した様に、新進党も内包した違いに異を唱え元社会党が離脱し、村山富市氏を首相とする自・社・魁の「反小沢連立政権」が誕生しました。その後の小沢氏は親小沢・反小沢を明確に分ける形で自由党を結党。反小沢議員群は現政権の母体となる民主党を結党。自・社・魁連立政権解体後、自・自・公で連立政権を組んでおります。こうやって眺めていると良くも
    2015年08月10日 16:48

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