「下り最速伝説」は終わらない。
読売新聞社の『参院選結果に関する緊急全国世論調査』によれば、空き菅@けものへん内閣の支持率は
※参照記事のタイプミスのようです。読売の元記事にあたったところ、支持率は38%です。お詫びして訂正します。
だけど、空き菅@けものへん殿の性質なのか、民主党の体質なのか、オカシイ行動が多すぎる。
巷で非難が巻き起こっている、千葉法相の続投なんかもそう。
落選して続投なんて、民意をまるっきり無視している。これがまかりとおるのであれば、選挙なんて必要ない。
当の千葉法相はといえば、13日の記者会見で、自身が選択的夫婦別姓を可能にする民法改正や人権侵害救済機関設置法案(旧人権擁護法案)を推進してきたことが、参院選落選につながったかについて「それ自体が否定されたとは思っていない」と答えている。
否定されたとは思う思わない、は個人の主観だから、別にどうこう言わないけれど、選挙という形で、明確に「No」を突きつけられたのだから、個人の主観云々に関わらず、辞めなくちゃいけない。でないと国民主権じゃなくなる。
法相自ら、国民主権を否定してどうするのか。全く話にならない。
千葉法相は、事もあろうに、「夫婦別姓や人権擁護法案をより前に進める」という。それは、「個人のことだけではなくて、民主党として進めてきたことだから」なんて言っているけれど、それは、当選した人たちに任せることであって、貴方が口出すべきことじゃない。
もし、自民党政権時にこんなことがあったなら、連日連夜、四六時中、マスコミが叩きまくっている筈。なのに騒ぎもしない。この民主主義の根幹に関わる部分を蔑ろにする姿勢は問題があるとしか言い様がない。
ただ、記者個人のインタビューの中では、そのあたりをきちんと突っ込んでいる。その点は評価できるけれど、マスコミ全体として問題視しない、あるいは出来ないというのは、マスコミの限界を露呈してる。
そして、もっと問題だと思うのが、そう問われた法相が、首相に区切りまでと言われたからやるのだ、と言っていること。責任は首相にあると言っている。
友愛殿とか、空き菅@けものへん殿とかだけじゃなくて、こうも責任を取らない発言ばかり聞かされるのは、もううんざり。
その空き菅@けものへん殿とはいえば、「自分が財務相にならないで国家戦略担当相のままだったら、もっと地方の声を聞いて、目配りしてメッセージも伝えることができたのに」とぼやいていたと報道されている。
財務相に就任しなければ、消費税発言もなく、参院選で負けることもなかっただろう、とでも言いたかったのかもしれないけれど、これなんかは、自分で、財務省の官僚に取り込まれたと白状しているようなもの。やっぱり責任を受け止めてない。他人になすりつけている。やっぱり「けものへん」。自己防衛本能で生きている。
多くの人が指摘しているように、空き菅@けものへん政権はこの先長くないと筆者も思う。
なにやら、今日あたりになって、マスコミを敵に回すよりも味方につける戦術に切り替えて、積極的にメディアに出る方針に転換したようだけれど、話せば話す程ボロが出て、ますます支持率が下がるだろうことは目に見えている。正直、更にアクセルを踏み込んだようにしか見えない。
まさに、下り最速の伝説。ぶっちぎり。
きっと、そのゴールは「首相にならなければ、良かった」なのだろう。
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【世論調査】民主党支持率急落28% 2010年7月14日 18:25
読売新聞社が実施した、『参院選結果に関する緊急全国世論調査』によれば、菅内閣の支持率は28%となり、参院選前の調査の34%から下がったことがわかった。
ほかの政党の支持率は、自民24%(前回18%)、みんなの党12%(前回5%)で、参院選の得票とほぼ比例しているようである。
民主党が議席を大きく減らした理由を聞いたところ、「菅首相の消費税発言への批判」37%がトップで、「民主党の公約への不満」31%、「民主党政権の実績への不満」20%と続いた。
自民党の議席が増えた理由では、「民主党政権への批判」が71%を占めた。みんなの党の躍進については、「民主党と自民党への不満」45%が多かった。
政権交代が果たせたのは、自民党への国民の不満が噴出したからだろう。あの頃はまだ民主党について未知数だったが、民主党のマニフェストにほころびが見え始め、それが自民党の得票に向かったと思われる。
しかし、自民党政権への不信感はまだ払拭されたわけではない、その票がみんなの党へ向かったということではないだろうか。
URL:http://www.net--election.com/news_CMm7NzCt9.html?right
内閣支持急落38%、不支持52%…読売調査
読売新聞社が12~13日に実施した参院選結果に関する緊急全国世論調査(電話方式)で、菅内閣の支持率は38%となり、前回調査(2~4日実施)の45%から急落した。
不支持率は52%(前回39%)に達し、支持率を上回った。支持率は内閣発足直後(6月8~9日実施の調査)の64%から、1か月余りで26ポイントも低下し、参院選での「民主大敗」を受けた菅首相の政権運営は厳しさを増しそうだ。
2000年以降の内閣支持率をみると、これまで発足後の調査から約1か月の下落幅が最も大きかったのは森内閣の14ポイントだったが、菅内閣の落差はこれを大きく超えた。発足約1か月で、不支持率が支持率を逆転し、50%を上回ったのも森内閣以来だ。
政党支持率は、民主は28%(前回34%)に下がり、自民は24%(同18%)に上がった。みんなの党は12%(同5%)で初めて10%を超えた。支持政党のない無党派は23%(同33%)となった。
参院選の結果、民主と国民新の与党が、過半数の議席を維持できなかったことを「良かった」と思う人は54%で、「良くなかった」29%を大きく上回った。
民主が議席を大きく減らした理由を聞いたところ、「菅首相の消費税発言への批判」37%がトップで、「民主党の公約への不満」31%、「民主党政権の実績への不満」20%などが続いた。自民の議席増の理由では、「民主党政権への批判」が71%を占めた。みんなの党の躍進については、「民主党と自民党への不満」45%が最も多かった。
民主の小沢一郎前幹事長が消費税率引き上げなどで、党執行部批判を続けたことを「問題だ」と思う人は64%に上った。
菅首相の続投には「賛成」が62%、「反対」は28%だった。ただ、首相が政策ごとに野党との連携を模索する考えを示していることに関しては、「実現できる」は26%にとどまり、「実現できない」が62%に達した。民主が連立政権を組む最も望ましい政党については、みんなの党35%が最も多く、自民14%、公明7%、国民新7%などだった。
菅内閣に優先的に取り組んでほしい課題は、「景気や雇用」32%、「年金など社会保障」26%、「消費税など財政再建」15%などの順。財政再建や社会保障制度を維持するために、消費税率引き上げが「必要だ」と思う人は64%(前回65%)、「そうは思わない」は32%(同30%)だった。
(2010年7月13日22時39分 読売新聞)
URL:http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100713-OYT1T00900.htm?from=any
【参院選】落選の千葉法相、首相の慰留受け入れも政界引退へ 2010.7.13 13:00
千葉景子法相は13日午前、首相官邸で菅直人首相と会談し、自身が参院選で落選したことを受け辞意を伝えた。これに対し、首相は「節目まで継続してもらいたい」として、当面の間法相に留任するよう要請。千葉氏はこれを受け入れた。落選した現職閣僚がそのまま閣僚を続けるのは異例だ。
会談で、首相は千葉氏の留任期間について「そんなにずっと長い期間ということにはならない」と述べ、9月に行われる民主党代表選後に内閣改造を行う方針を示唆した。
千葉氏は同日昼の記者会見で「政策の実現に向けて取り組んできたので、それをより前に進めて道筋をつける」と強調した。ただ、自身の今後の政治活動については「私は1つの区切りだと考えている」と述べ、政界引退する意向を示した。
URL:http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100713/plc1007131300008-n1.htm
「財務相に就任しなければ…」=首相、参院選敗北でぼやき
菅直人首相が参院選での民主党敗北に関し、「自分が財務相にならないで国家戦略担当相のままだったら、もっと地方の声を聞いて、目配りしてメッセージも伝えることができたのに」と周辺に漏らしていたことが16日、分かった。政府関係者が明らかにした。
首相は敗因について、稲盛和夫内閣特別顧問に「消費税問題をあげたから」と語るなど、自らの消費税発言が影響したことを認めている。野党側からは「首相が増税を目指す財務省の官僚に取り込まれた」と批判する声も出ていたが、首相の「ぼやき」は、財務相に就任しなければ消費税発言もなかった、と悔やんでいるように受け取れる。
こうした首相の姿勢に対し、民主党内からは「具体的な議論をせず、消費増税を打ち出したのは安易だった」「やけくそになって変なことを言わない方がいい」などの批判が出ている。 (2010/07/16-20:16)
URL:http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010071600969
「下り最速伝説」返上へ 首相のメディア戦術に変化 巻き返し図る? 2010.7.17 19:51
批判を浴びることや自らの失言を恐れてメディアへの露出を避けてきたと言われる菅直人首相が参院選大敗後、積極的なマスコミ利用や地方視察で国民の前に「打って出る」姿勢に転じている。就任わずか1カ月で内閣支持率が約3割も下落し、歴代内閣と比較して「下り最速の伝説」(野党議員)と揶揄(やゆ)されているため、方針転換で巻き返しを図っているようだ。(杉本康士)
「えー、冒頭、私から少し申し上げたい」
首相は16日、首相官邸で記者団の前に姿を現すと、質問を受け付ける際にこう切り出し、岐阜県や広島県での豪雨被害の犠牲者に哀悼の意を表明した。政府情報連絡室の設置も発表し、18日には岐阜県に入り被災地などを視察する。
ぶら下がり取材は通常、記者団の質問に首相が答える形式だが、首相は2日連続で冒頭に自ら口火を切った。15日には、先の大戦の激戦地、硫黄島(東京都小笠原村)での将兵の遺骨収集への取り組みを語り、最後は首相秘書官が質問を打ち切ろうとしても立ち止まり、丁寧に答える異例のサービスも見せた。
参院選以前の態度とは雲泥の差がある。選挙前は、発言のブレで自滅した鳩山由紀夫前首相の二の舞いを恐れてぶら下がり取材そのものを敬遠しがち。選挙戦期間中も最終盤まで取材にほとんど応じようとしなかった。また、自らの消費税増税発言への批判について「与野党を超えてしっかり話し合いを始めようじゃないですかと申し上げた。そしたら、菅直人が明日から消費税を上げるんじゃないかなんて書かれた」などと、メディアへの八つ当たりを繰り返した。
しかし、国民の菅政権離れをひしひしと感じ、マスコミを敵に回すよりも味方につける戦術に切り替えたようだ。支持率や党内の求心力の低下を受けて、「首相が弱気になってきた表れではないか」(民主党議員)と言われている。
URL:http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100717/plc1007171955011-n1.htm
この記事へのコメント
almanos
>ダウンヒル最速理論によると、エンジンの馬力ではなく、重量、、、つまり軽ければ軽いほど速い。。。なんかピッタリとはまりすぎてシャレにならないですね。
つまり、軽くてパーな神輿ほどダウンヒルでは速いという事ですか? 確かにシャレになりませんな。神輿を担いで何とかしようとする限り、下り最速のオーナーでしかいられないと。豪腕殿が強制起訴になるのが速いか? ダウンヒル最速で降りて底まで行くのが速いか? どっちなのでしょうねぇ?
日比野
>その記事、内閣の支持率と民主党の政党支持率がごっちゃになってませんか?
ああ、見直しましたが、確かにそうですね。
http://www.net--election.com/news_CMm7NzCt9.html?right
の記事から引用したのですが、記事のタイトルが「民主党支持率急落28%」で、記事本文では「菅内閣の支持率は28%となり」となってます。ごっちゃですね。
で、元記事にあたったところ、どうやら、38%の間違いみたいです。お詫びして訂正します。ご指摘ありがとうございました。
名無し
mor*y*ma_*atu