なにもしないうちに落下する支持率
今日は簡単に…
読売新聞社が6~8日にかけて、有権者約3万人を対象に、電話による世論調査を実施行った、ところ、民主党は参院選で50議席前後にとどまる見込みであることが分かった。対する自民党は40議席半ばの見込み。
まぁ、明日のことをいうと鬼が笑うというから、あまり話すのは控えるけれど、内閣発足時に60%を超えていた支持率がわずか一ヶ月で20ポイント以上も下がるのは尋常じゃない。
次に示すグラフはネットから拾った、安倍政権以降の内閣支持率の推移と近似直線を示したものなのだけれど、これを見ると自民党政権と民主党政権との違いはやっぱりあるようだ。
民主党政権の内閣支持率の下がり方はその傾きの急峻であることもさることながら、一直線に下降している。菅政権ともなると、もう殆ど垂直落下してる。
阿倍、福田、麻生政権の支持率も下落してはいるものの、一度は支持率が回復している時期があるのだけれど、鳩山政権は回復の兆しすらなく終わった。下手をすれば、菅政権も同じ道を辿る可能性すら感じる。
支持率が回復する時期があるということは、回復するだけの何かがあったということ。
安倍内閣のときは内閣改造が回復要因だと見られ、福田内閣は、公務員制度改革基本法成立、麻生内閣は、経済対策が評価されたとされている。
要は、政府与党が行った政策が有権者に評価された、ということなのだろう。
翻って、民主党政権で何をやったのか、となると、国益に資する政策が果たしてあったのかと思わざるをえない。鳩山政権では、普天間を始めとして、悪戯に混乱を招いただけ。菅政権に至ってはまだ何も行っていない。
それでいて、現政権の支持率が、垂直落下で下落するということは、菅首相や政府与党の発言だけで、ここまで下がったということ。ちょっと消費税発言だけで此処までになるのは考えにくいのだけれど、もしかしたら、有権者も、現政権のヤバさ加減を直感的に感じているのかもしれない。
ともあれ、明日の参院選の結果には、非常に注目している。
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与党過半数厳しく、民主比例伸び悩む…終盤情勢 世論調査
読売新聞社は11日投開票の参院選について、6~8日にかけて全国の有権者約3万人を対象に、電話による世論調査を実施し、総支局の取材結果も加えて選挙戦終盤の情勢を探った。
民主党は、菅首相が勝敗ラインとする改選の54議席を下回り、50議席前後にとどまる可能性が高まっている。民主党と国民新党の与党(与党系無所属を含む)は、非改選議席を含め、参院の過半数(122議席)を維持するのは厳しい状況だ。
自民党は改選の38議席を上回り、40台半ばをうかがう。みんなの党と公明党は2ケタをうかがう勢いだ。ただ、選挙区選で2割強、比例選で2割弱が投票態度を明らかにしておらず、情勢は変わる可能性がある。
序盤の調査時(6月24、25日)に比べると、民主、自民両党は、選挙区選と比例選で勢いは見られない状況だ。
勝敗のカギを握る1人区(29選挙区)では、民主党は依然として自民党に先行を許している。民主党が有力なのは岩手や滋賀など4選挙区で、序盤より一つ減った。自民党が有力な選挙区は1増の11となった。
2人区(12選挙区)ではおおむね民主、自民両党が1議席ずつ分け合いそうだ。民主党が2議席独占を狙って擁立した新人候補の多くは厳しい戦いとなっている。
3人区(5選挙区)、5人区(東京)では、民主、自民両党とも1議席ずつは確保しそうだ。
比例選について、民主党は序盤、2007年参院選で獲得した20議席に届く勢いだったが、失速ぎみだ。消費税問題をめぐる菅首相の説明不足などで内閣支持率が下がったことが響いたと見られる。自民党も依然として振るわず、07年参院選の14議席を下回る公算が大きい。
みんなの党は千葉、神奈川、愛知、東京などで当落線上の争いをしている。比例選を合わせ、10議席に届く勢いだ。公明党は候補を擁立した3選挙区すべてで接戦を繰り広げており、比例選を含め、10議席に達する可能性がある。
共産党は議席を争う東京選挙区と比例選を合わせ、改選の4議席確保をうかがう。社民党は苦戦を強いられ、過去最低の2議席に届くかどうか微妙だ。国民新党、たちあがれ日本、新党改革はそれぞれ比例選で議席確保の可能性がある。
(2010年7月9日03時10分 読売新聞)
URL:http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/news2/20100708-OYT1T01125.htm
内閣支持低下混戦に拍車 東京選挙区終盤情勢調査
投票「必ず行く」69%
11日の投開票に向け、24候補がしのぎを削る参院選東京選挙区(改選定数5)。読売新聞社が6~8日に実施した世論調査や取材結果をもとに終盤情勢を展望した。前回調査(6月24~25日)に比べ、都内の有権者の内閣支持率などに変化が見られ、混戦に拍車がかかっている。無党派層の動向は定まっておらず、最後まで予断を許さない状況だ。
菅内閣の支持率は44%で、公示直後に比べ10ポイント低下し、不支持率は41%と11ポイント上昇した。政党支持率でも、民主が33%と公示直後に比べ10ポイント減らし、自民が1ポイント増の15%、みんなの党が1ポイント増の6%、公明が5%で変わらず、共産は1ポイント増の5%。支持政党なしは8ポイント増の24%となった。
主な13候補の中で、民主党の蓮舫候補(42)は、菅内閣に批判的な層からも一定の支持を集め、依然として優勢だ。
続く4氏は、ほぼ横一線。自民党の中川雅治候補(63)は徹底的な組織戦で上積みを図る。みんなの党の松田公太候補(41)は、政党支持率上昇に伴い、支持を増やしている。公明党の竹谷とし子候補(40)は、知名度不足を党の厚い支持基盤で補う。共産党の小池晃候補(50)は無党派の支持をやや伸ばし、支持層の投票意欲も高い。
わずかな差で追い上げる民主党の小川敏夫候補(62)は、同党支持層への浸透が1割強にとどまり、連合などの組織票を固めようと必死の巻き返しを図る。自民党の東海由紀子候補(42)は、学生など若年層の支持を伸ばす。
日本創新党の山田宏(52)、社民党の森原秀樹(37)、新党改革の海治広太郎(49)、国民新党の江木佐織(57)、たちあがれ日本の小倉麻子(31)、幸福実現党の矢内筆勝(48)ら各候補は、懸命に無党派層への浸透を図っている。
投票に行くかどうかについては、「必ず行く」が69%で、2007年の前回選の同時期と比べると、6ポイント下がっており、投票率にどう反映するか注目される。
(2010年7月9日 読売新聞)
URL:http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/news/20100709-OYT8T00113.htm
この記事へのコメント
nobody
ttp://www.asahi.com/politics/update/0708/TKY201007080575.html
終盤情勢は民+国+社+共で過半数がギリギリ可能。これ以上、与党の議席数を減少させると危険水準です。
「民+み」で過半数がギリギリ可能。★★★「民+み」の連立になると、非正規雇用が大幅に増加します。
みんなの党は新自由主義・小泉改革自民党の直系政党なので、小泉時代のように状況を悪化させるだけです。
『当面だけの』消費税率維持に乗せられて、みんなの党へ投票を考えている有権者は、目を覚ますべきでしょう。
民+保守各党の連立になれば、消費税は 10% どころか、10% → 15% → 20% と青天井になります。
よって、比例代表は社民の保○○人氏に、また与党の議席数が予定以上に減少しすぎたので、
選挙区は民主党に投票し、議席数を調整します。
sdi
最良のシナリオでも民主単独過半数阻止が精一杯という日比野殿の分析に同意する身としては、自民優勢なんて楽観できません。
「クチコミ@参院選2010」の当落予想
民主 85
自民 22
その他 12
混戦 2
ちなみに、このサイトの自慢は前回の総選挙の議員当落の80%を当てたことだとか。
tp://senkyo.kakaricho.jp/top.html
日比野
野党過半数がほぼ確定したようですね。SDIさんご紹介のクチコミには、ドキッとしましたが、とりあえずは直前の世論調査どおりのようです。
これから、政界再編含みでいろいろありますね。
とおる