進次郎奮闘す
小泉進次郎議員が奮闘している。
自民党は、進次郎議員を広告塔に打ち出すことを決めたようだ。
秋田、山形、山梨、青森、千葉、福井、鳥取、島根、長崎、熊本、鹿児島と四国4県の選挙区などの16選挙区を重点区と位置づけ、無党派層に人気の進次郎氏を遊説に積極投入する方針で、また政党CMの第2弾に起用している。
河村建夫選対局長によれば、公募で若い候補者を選んだ山梨、高知、徳島の伸びが著しい状況のようだ。
YOUTUBEその他で、進次郎議員の応援演説の動画がアップされているけれど、相変わらず演説は上手い。特に見事だと思うのは、民主党の弱点をキャッチ―に言い表しているところ。
曰く、バラ播きを止めないまま、消費税10%では国民の理解を得られない。曰く、国に頼るのではなく、頑張る人が報われる社会へ。
まぁ、至極正論で、当たり前の発言。この正論が民主党の一番の弱点になっているところが、民主党の異常さを表している。
空き菅@けものへん殿は、山梨での応援演説で「参院選で安定、責任ある政治を実現するか、不安定でねじれた無責任な政治に戻すのか。」と言ったそうだけれど、参院で与党が過半数を取ろうが取るまいが、衆院で可決して参院にまわってくる法案が、まともで、正しいものであれば、そのまま参院でも可決されるだけのことで、なんら問題にならない。
安定させるべきは「日本国家」であって「民主党政権」じゃない。
空き菅@けものへん殿はそこをすり替えている。
特に、今の民主党は、消費税のことについてもそうなのだけれど、批判をうけそうな、自分に都合の悪いことには口を噤んで、マニフェストからも消しておいて、有権者を騙しに掛かる傾向がある。
要は、選挙だけ誤魔化せればいいという、嘘にまみれた政権運営を今後も行う可能性が高いということ。
先の国会でも、強行採決を連発していた。強行採決の連発が、安定して責任ある政治とは到底思えない。
だから余計に参院で、おかしな法案をチェックできなければ、日本はとんでもないことになる。まぁ現時点でも充分とんでもないのだけれど。
進次郎議員は、空き菅@けものへん殿の、参議院選挙の争点は『安定』を選ぶか『不安定』を選ぶかだ、という発言に対して、すかさず「菅さんの言うとおり。『安定』を選ぶなら【自民党】。『不安定』を選ぶんだったら【民主党】だと言いたい。」と切り返しているけれど、当にそのとおり。
7月4日に行われた、与野党9党首のテレビ討論でも、空き菅@けものへん殿の逆質問が其処此処に見られた。
野党党首であれば兎も角、与党の、ましてや首相ともあろう者が、質問に応えず、逆質問に逃げるとは自分が宰相の器でないことを認めているようなもの。
空き菅@けものへん殿は当初、1対8なら吊るし上げになる、とテレビ討論を拒否していたところをしぶしぶ応じた形になるのだけれど、本当に吊るし上げにあうのだとすれば、それだけの実力しかないから。
横綱は、相手が何時如何なる技をかけてこようとも、真っ向から受けて立ち、ねじ伏せるもの。それが「横綱の品格」というものだし、そうでなくては、世間は横綱だとは認めない。
首相は、日本の政治の最高責任者だから、位でいえば横綱。本来、横綱相撲を取らなければいけない立場。
だから、1対8なら吊るし上げなどという、空き菅@けものへん殿は、自ら横綱ではないと認めるのみならず、日本の首相の格を貶めている。
相手の相撲を受けて立つことさえ出来ず、逆質問で上げ足を取ろうなんていう態度は、相撲でいうところの「蹴手繰り」や「猫だまし」なんかで勝とうとするようなもの。とても横綱が取るべき態度じゃない。それが許されるのは、精々前頭くらいまで。
野党党首の一人が「あれじゃあ、野党の党首だ」と言ったように、空き菅@けものへん殿は、やはり分を守って、前頭として、野党党首くらいで居て頂いた方が、本人にとっても日本にとっても、良いことではないかと思う。
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CM、遊説…自民 小泉進次郎議員を積極起用
参院選(11日投開票)の公示から1週間となる30日、自民党が1年生議員の小泉進次郎衆院議員(29)を広告塔に打ち出すことを決めた。河村建夫選対局長と茂木敏充幹事長代理らが同日、党本部で参院選情勢について意見交換。16選挙区を重点区と位置づけ、無党派層に人気の進次郎氏を遊説に積極投入する方針を確認。また、政党CMの第2弾に起用したことも発表された。
進次郎氏に頼らざるを得ない自民党の現状が浮き彫りとなった。
党側はこの日、選挙戦終盤に向け、秋田や山梨など改選1人区を中心に16選挙区を重点区と位置づけることで一致。進次郎氏については青森、秋田、山形と四国4県と約半分に当たる計7県への派遣が検討されている。
進次郎氏は「応援弁士」として引っ張りだこで、本人も公示後の先月26日に「(応援予定の)スケジュールを毎日把握するだけで大変」と言うほど。街頭に設置する政党の遊説告知の看板には通常、党首や幹部の名前が書かれるが、今参院選では「小泉進次郎氏来る」の看板も登場している。序盤こそ地元の神奈川が中心だったが、同29日には静岡、大阪と公示後初めて地方遊説を実施。ともに大きな人垣をつくっており、民主党関係者も「人集めという意味では抜群だし、しゃべりもうまい。人に厳しいと言われている自民党の選対幹部が珍しく褒めていたらしい」と警戒している。
自民党は党の顔に指名できるベテラン、中堅議員が見当たらず、政党支持率は各種調査で20%前後の横ばいが続いている。打開を図ろうと、頼らざるを得なかったのが29歳の進次郎氏。選挙戦終盤は重点区の票固めの請負人として奔走しそうだ。
[ 2010年07月01日 ]
URL:http://www.sponichi.co.jp/society/news/2010/07/01/01.html
菅首相VS進次郎氏 山梨でガチンコ対決
<参院選・激戦区ルポ>
民主党参院のドン、輿石東参院議員会長(74)が、世代交代を訴える自民党宮川典子候補(31)に猛追される山梨選挙区。経験か、若さか。アピールポイントが対照的な両候補の戦いは、29ある1人区最大の激しさになっている。3日は、輿石陣営に菅直人首相、宮川陣営に小泉進次郎衆院議員が、それぞれ応援に入った。総理VS自民党「選挙の顔」による、ガチンコ対決。両党が最重視する同選挙区を象徴したような、応援風景となった。
進次郎氏より1時間半早く、JR甲府駅横の武田信玄像前に登場した菅氏は、演説でドン輿石氏を持ち上げた。「参院(民主党)は輿石さんの力で1つにまとまった」「私にとって、人生の師で先輩。今回代表選に出る決意をしたのも、輿石さんに『菅さん、頑張れよ』と言ってもらえたことが大きい」と述べた。「参院選で安定、責任ある政治を実現するか、不安定でねじれた無責任な政治に戻すのか。安定した政治には輿石さんが必要だ」と、訴えた。
前回(04年)は、2位候補に約7万6000票差で圧勝した輿石氏だが、今回は逆風の戦いだ。かつて県教組委員長を務めたが、小林千代美氏の辞職に発展した北教組違法献金事件が直撃。「政治とカネ」つながりで、盟友小沢一郎前幹事長の政治資金問題も影を落とす。首相も一目置く大幹部だけに「絶対負けるわけにいかない」(陣営)。公示前には福田衣里子氏ら小沢ガールズ、公示日は小沢氏、この日は菅氏。終盤は比例の目玉、谷亮子氏の投入も予定される、なりふり構わない防衛戦。「持てる力のすべてを結集し、勝ち抜きたい」と輿石氏も話す通りの、大総力戦だ。
対する宮川氏。輿石氏と同じ教師出身だが、公募出身の新人、女性、43歳の年齢差と立場は対照的。演説では「政治に必要なのはカネではなく情熱」と対抗心を隠さず、「やせっぽちではありません。大きな期待をかけてもらえてもつぶれない、体を見てほしい」と、聴衆を笑わせる。「単に、74歳と31歳が入れ替わればいいのではない。政治は20年、30年先を見据えて考えなければ」と、訴えの核はとことん、世代交代だ。
6月13日に続き、2度目の応援に入った進次郎氏も「宮川さんの努力を無駄にしたくない。(輿石氏とは)過去対未来の戦いだ。日本全国が、どちらを選ぶか注目している。もし宮川さんが勝てば、民主党は変わらざるを得ない」と、選挙結果が政権に与える影響の大きさを強調した。
自民党は、07年参院選で、民主党の姫井由美子氏が当時参院自民党幹事長だった片山虎之助氏を破った「姫の虎退治」のリベンジを目指す。序盤は輿石氏リードが伝えられたが、輿石氏陣営は「前日の情勢は、今日になればもう違う」と危機感を強めている。【中山知子】
[2010年7月4日9時2分 紙面から]
URL:http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20100704-649286.html
菅首相テレビ討論、消費税を含む税制の抜本改革を野党に呼びかけ 2010年07月04日 17:30更新
11日の参院選投開票があと1週間と迫り、各党党首は4日午前、NHKと民放の番組で公示後初めてのテレビ討論に臨み、焦点の消費税増税問題などについて論戦を繰り広げた。菅直人首相は消費税を含む税制の抜本改革に向けた超党派の協議を重ねて呼びかけた。
民放の番組で菅首相は「このマニフェストですね、この発表の時に申し上げたことについて、まったくぶれてもいません。超党派で考えています。谷垣総裁の自民党が消費税10%を提案されていましたので、そういう議論をするには、参考にさしていただきたい」と述べた。その上で「今年度中にはもちろん野党の皆さんと協議を並行するかもしれませんが、政府税調でそうした考えをしっかりと固めて生きたい」と述べた。
自民党の谷垣 禎一総裁「菅総理に申し上あげたいですけれども。やっぱり、こういう大事な議論をするときは、トップが説明責任をしっかり果たすということが、一番大事だと思います。予算審議もせずに、いきなり消費税ですよね。消費税をきちっと提起した、これはやはり評価します。ただ全体像から結うべきで、部分からでは議論が混乱します。ばらまきをやったままで消費税は根本的に違います」と述べた。
公明党の山口那津男代表は「(税率を)4年間上げない、そして、20兆円歳出削減できるとおっしゃってきたんでしょう。それが、なんで急に『消費税を上げる』に変わっちゃうんですか。(民主)党内だって、議論がまとまってないでしょう」と述べた。
社民党の福島瑞穂党首は「(消費税率の議論が)自民党、民主党から、とりわけ10%、場合によっては15%出てきていることに、大変怒りを持っています。国民の生活が見えない。消費税は、弱いものいじめというか、お金が少ない人、年金暮らしをしている人に重い税金なんですね。消費税は収入に対する負担税が高いですね年収が200万以下の人が、今働く人の4人に1人です。年収200円の人が消費税10%に上がれれば負担率が10%に上がってしまう。どう考えても消費税は弱いものいじめ、お金の少ない人、年金暮らしをしていているひとには重い税金なんですね。中小零細企業に末端価格10%が転嫁できないですよ。誰にしわ寄せが来るのか、収入が少ない人、零細企業、商店街なんです。今の日本の問題は雇用をちゃんとすること、社会保障をちゃんとすること、暮らしが出来ないと、税収も増えない」と述べた。
URL:http://jp.ibtimes.com/article/biznews/100704/57108.html
菅首相、与野党9党首討論のテレビ出演拒否 「1対8なら吊るし上げになる」と逃げる 2010.7.2 12:16
菅直人首相は2日午前、富山市で街頭演説し、参院選期間中に民主党代表としてテレビ出演する際の条件について、「最近、菅は『議論を避けている』と野党が言っているが、とんでもない。いつでも1対1の真剣勝負ならやる。1対8の議論は議論ではない。下手をすると吊るし上げになる」と述べ、与野党9党首による議論を拒否する考えを示した。
これに関連し、仙谷由人官房長官は同日午前の記者会見で「1対8で話すと民主党批判一色になる。対応する方は大変だ。党首討論的にやってもらえればいいと思う」と述べ、与野党党首が1対1で議論する場を設けることが望ましいとの考えを示した。
自民、公明、共産、みんなの党の野党4党は先月30日、菅首相が参院選期間中のテレビでの党首討論を避けているとして、出演に応じるよう民主党に申し入れていた。
URL:http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100702/plc1007021143003-n1.htm
“ぶれ菅”消費税で発言コロコロ 党首討論からは“逃げ菅”2010.07.01
参院選最大の争点・消費税増税問題で、菅直人首相(63)が30日、税金還付の対象となる年収の例示額を「300万円」や「400万円」などと二転三転させた。また、野党は同日、菅首相がテレビ討論から逃げているとして、民主党に対し週末にテレビ討論に応じるよう求めた。野党による「逃げ菅」や「ぶれ菅」のレッテルが定着する兆しがあるようだ。
首相は30日、東北3県を遊説し、税金還付について初めて触れた。
最初の青森市では「収入が年収200万円とか300万円とかより少ない人たちには、その分だけ還付する」。しかし、次の秋田市では「年収300万円とか350万円」に、最後の山形市では「年収300万円、400万円の人に」に金額が変遷した。
消費税増税の具体案が生煮えである実態を露呈しただけでなく、秋田市では「かかった消費税分は全額還付するやり方もある」、山形市でも「税金分だけ全部還付する」と発言。消費税率を現状の5%から10%に上げた場合の増税分5%だけでなく、10%すべてを還付するとも受け取られかねない表現となった。
野党関係者は「年収での線引きはナンセンス。知人や親族の低所得者が買い物をしたことにして、還付を受けようとする者が続出する。過去に、国民が最も敏感に反応する税金での発言のぶれで政権が崩壊した例もある」と早くも追及に手ぐすねを引いている。
こうしたなか、自民、公明、共産、みんなの野党4党の国対委員長は同日、民主党に対し、週末にテレビでの討論に応じるよう連名で求めた。
選挙では党首によるテレビ討論が慣例化しているが、関係者によると、首相サイドは一部テレビ局の出演要請には応じるものの、時間配分などで細かく注文しており、個別インタビュー形式となる局が多いという。朝の取材に対してはサッカーW杯といった都合のいいことには多少応じるが、基本的には拒否する姿勢を貫いている。
自民党の茂木敏充幹事長代理(54)は一連の姿勢に「『イラ菅』が『逃げ菅』になり、『ぶれ菅』になった」と皮肉った。
URL:http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100701/plt1007011139000-n2.htm
「あれじゃあ野党の党首だ」…首相、逆質問連発
参院選期間中、初となった4日の与野党9党首のテレビ討論では、菅首相の“逆質問攻撃”が目立った。
「逆に、谷垣総裁にお聞きしたい。10年間の自公政権だけでも相当無駄が入っていると思うが、その認識をお持ちか」
首相は、自民党の谷垣総裁に消費税の制度設計を問われると、それには答えずにこう切り返した。
首相が訴える消費税率引き上げには、与党の国民新党の亀井代表も反対する。「『1対8』のつるし上げ」を恐れた首相は当初、全党首がそろう討論を嫌がったが、結局、討論には出る代わりに、逆質問を連発する作戦に転じた。
今回の出演について、民主党内では「熱くなって失言すれば選挙戦の流れが変わる」などの懸念もあった。枝野幹事長は4日夕、宮崎県都城市内で「菅さんは基本的にこういうのは得意だから」と記者団に安堵(あんど)の表情を見せたが、何度も司会の進行を遮って逆質問を挑む首相に、野党党首の一人は「あれじゃあ、野党の党首だ」とあきれ顔だった。
テレビを見た別の民主党幹部は本音を漏らした。「菅さんらしい、と映るか、総理らしくない、と見えるか。正直わからん」
(2010年7月4日21時12分 読売新聞)
URL:http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/news2/20100704-OYT1T00629.htm
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