剛腕殿がとうとう民主党代表選への出馬を表明した。
筆者は、剛腕殿は自分では首相を目指すことはなく、代用を立てて影で実権を握ると見ていただけに、この展開は非常に意外だった。
民主党代表選は、早々に空き菅@けものへん殿が、出馬表明をして、あの手この手で再選すべく動いていた。悪い言葉で言えば、それこそ、国政をそっちのけにしてでも、首相でいるぞ、という野心めいたものすら漂わせていた。
勿論、代表選に勝って、首相続投を狙ってる。この辺りについては、空き菅@けものへん殿が首相就任間もなくの6月15日の段階で、「 「狡」から「狙」そして「独」 」 のエントリーとして、述べている。
以下に関係部分を引用する。
そして、参院選に辛勝又は大勝したらどうなるかといえば、次の代表選での勝利を「狙い」にくると見る。この「狙」の一字も「けものへん」の属性。
具体的には、この間の代表選で自分を支持してくれた、民主党内の各グループからの支持の「獲」得運動と、剛腕殿グループを切り崩す、チルドレン「狩」り。
これもまた、「けものへん」の属性。日比野庵本館 6月15日 「狡」から「狙」そして「独」へ
このときのエントリーでは、参院選に辛勝又は大勝したら、という想定で述たのだけれど、現実は、参院選に負けてもやっぱり、代表選での勝利を目指している、違いはあるものの、やっぱりこの通りの動きを見せている。
勿論、空き菅@けものへん殿の今の「けものへん」は、「狡」が終わって「狙」が発動してる。
具体的には、代表選に当たって、脱・小沢の方針を打ち出して、民主党内の各グループからの再選支持の「獲」得運動をし、また、民主党の1回生議員との懇談会を開いて、3年間やらして貰えるなら、その時まで解散総選挙しないと発言。
正に、先のエントリーで引用したとおりの事をやっている。
それに対して、剛腕殿は、とうとう自身が出馬する、と宣言した。
周りは、剛腕ついに立ったのか、と囃したてるかもしれないけれど、事はそう簡単じゃない。
なぜなら、剛腕殿は、この代表選に負けてしまったら、一気に党内の求心力を失う。それどころか、自身の政治生命そのものすら危うくなる。例の検察審査会の再審査も控えてる。
また、代表選に勝ったとしても、それで、ねじれ国会が解消するわけではないから、大変な政権運営を迫られる。
だから、剛腕殿が代表選への出馬表明したのは、ようなく首相を目指す気になったというよりは、むしろ、出馬表明せざるを得なくなるところまで「追い込まれて」しまったのではないか、と見ている。


民主党の小沢一郎前幹事長は25日、9月の党代表選に立候補する方向で最終調整に入った。早ければ26日にも表明する。菅直人首相が「脱小沢」路線から転換する見通しがなく、挙党態勢を目指した鳩山由紀夫前首相の仲介も不調に終わったことを踏まえて判断した。党内最大勢力を率いる小沢氏が首相と対決すれば、党を二分する激しい選挙戦となるのは必至だ。
小沢氏直系の議員グループ幹部らには25日夜、小沢氏サイドから、立候補表明の可能性があるとして、26日午前中に国会内で待機するよう指示が出た。グループ幹部の一人は「小沢氏は間違いなく出る」と語った。
小沢氏擁立を目指す山岡賢次副代表が主宰する勉強会の約30人と小沢グループの当選1回の議員約20人は25日、小沢氏に立候補を要請。山岡氏は「国民生活が厳しく、民主党が大敗した危機的な時期を乗り切っていくのは小沢氏がベスト」として、決断を求めた。この際、小沢氏は「出来るだけ早い時期に結論を出したい」と態度を保留した。
一方、鳩山氏は同日、菅首相と会談し、小沢氏の処遇を含めた挙党態勢の構築を求めた。だが、首相は「小沢氏に選挙後、謝罪を含めて会いたいと申し入れたがお会いできなかった。小沢氏にどういうふうに協力を求めるか、なかなか難しい」などと述べ、鳩山氏の要請に難色を示した。
小沢氏は24日夜、鳩山氏と会談した際、出馬回避の条件として、仙谷由人官房長官らの更迭を含めた「脱小沢」路線の撤回を求めたとされる。小沢氏としては、鳩山氏の調整が不調に終わったことで、菅首相が挙党態勢を構築する可能性はないと判断し、立候補する方向になった。
小沢氏は、7月の参院選で消費増税を打ち出し、昨年の衆院選マニフェストを修正した菅首相に対する批判的な発言を続けてきた。米軍普天間飛行場の移設問題でも沖縄県内への移設を決めた日米合意を批判しており、代表選では、消費税と普天間問題を争点に掲げる構えだ。
ただ、「政治とカネ」の問題を抱える小沢氏への世論の逆風は強い。自らの資金管理団体の土地取引事件をめぐる検察審査会の審議が続いている段階で立候補することになれば、一層の説明責任が求められることになりそうだ。
URL:http://www.asahi.com/politics/update/0826/TKY201008250519.html

民主党代表選で再選を目指す菅直人首相が23日、「伝家の宝刀」を持ち出した。「脱小沢」戦略に続き、「3年間は解散しない」と明言。選挙基盤が弱い当選1回生議員を安心させ、取り込む狙いからだ。ただ、首相の権力の源泉である「解散権」を自ら封じるかのような発言は、首相の求心力低下を招きかねない。
23日午前、衆院議員会館の首相の自室で開かれた民主党の1回生議員18人との懇談会。首相は「縦割り行政を政治主導で変えたい。そのためには3年間は腰を据えて本格的な改革をやりたいんだ」と説明。そして「3年後に参院の任期が来るから、そのときに衆参ダブル選挙でいいじゃないか」と踏み込んだ。
首相は約40人の議員に自らのインタビューが載る本を贈呈。裏表紙に議員一人ひとりの名前を書き入れるサービスぶりで、1回生議員の支持拡大に躍起だった。
衆院議員のクビを切る解散権は、首相の最大の武器。首相があっさりそれを封印したような発言をしたのには、訳があった。
この日、小沢一郎前幹事長に近い山岡賢次副代表は都内で記者団にこう語った。
「ねじれ国会では予算関連法案が参院で通らない。解散と引き換えに通してもらうことになるのが確実だ」
小沢氏支持グループの戦略の一つは、菅首相では早晩、政権は行き詰まり、衆院の解散・総選挙に追い込まれると宣伝することだ。選挙基盤が固まっていない1回生の不安をあおり、首相から支持を引きはがすことにある。首相が解散権を封じてみせたのは、1回生のこうした懸念を払拭(ふっしょく)するためだった。
だが、あえて解散権を封じる戦略は、首相の求心力低下につながる危険もある。
政府提出の法案の成立がままならない「ねじれ国会」で、首相は解散しないと足元を見られれば、国会で野党との駆け引き材料を失い、国会運営の主導権を完全に失ってしまう。今回、再選されても党内の「反菅」勢力への抑えも利かなくなるのは明白だ。
山岡氏は首相の発言を聞くや「3年後のダブル選挙なんて無理だ」と記者団を前に切って捨てた。首相は代表選での多数派工作を念頭に、表向き「解散しない」と言い出したに過ぎないとの見立てだ。
懇談会ではまた、首相が「脱小沢」路線を捨てたのではないかと受け取られかねない場面もあった。
「小沢さんがいたからこそ、政権交代を成し遂げることができた」。首相は「挙党一致」を求める1回生の問いに、小沢氏をこう持ち上げ、「誰もが、これでやっていこうという形になるよう努めたい」と語り、挙党態勢の必要性を強調した。
だが、前原誠司国土交通相、野田佳彦財務相、岡田克也外相らは、「脱小沢」を条件に首相への支持を明確にしている。
解散権を封じたとみられたうえ、小沢氏に融和のサインを送ったと受け取られかねない首相の発言に、首相を支える党幹部の一人は「殴りに行こうかと思った。菅さんはわかっていない。すぐ余計なことを言う」と憤った。
足元の菅グループの中には、融和路線で代表選を乗り切り、その後の政権運営を安定させたいとの思惑もある。23日の菅グループの会合では、出席者から「無投票が一番安定した挙党一致だ」との声も出たほどだ。
「脱小沢」と党内融和を求める声の双方に、一定の配慮をせざるを得ない首相の苦しい胸の内ものぞく。首相は同夜、鳩山由紀夫前首相に電話し、「どう振る舞ったらよいだろうか」と相談。鳩山氏は「首相らしく泰然自若としたらいいのではないか」とアドバイスした。
URL:http://www.asahi.com/politics/update/0823/TKY201008230458.html

「首相がまた交代すれば衆院解散・総選挙になるぞ」-。9・14民主党代表選で再選を目指す菅直人首相(63)の支持勢力が、「解散風」を武器に反撃ののろしを上げた。民主党政権への逆風が吹き荒れる中、選挙基盤が弱く、衆院解散を恐れる新人議員らの議員心理に訴えることで、首相再選支持に“変心”させようという作戦だ。「菅首相vs反菅勢力」の代表選は、“伝家の宝刀”までも政争の具に、し烈を極めている。
「代表選でまた代表が代わり、首相が代わると総選挙(を行うの)がスジだ」。首相再選を支持する「必殺仕分け人」こと蓮舫行政刷新担当相(42)は、18日の野田佳彦財務相グループの研修会で、こう訴えた。
ほかの再選支持派も「首相交代ならば衆院解散だ。政治とカネの問題がいまだに不透明な『小沢首相』では選挙は戦えない。そのために小沢氏が幹事長を辞任したことを忘れてはいけない」と主張している。
仮に、小沢一郎前幹事長(68)をはじめとする「ポスト菅」候補が首相に取って代われば、政権交代後3人目のトップリーダーとなる。だが民主党は野党時代、3年間で3人の首相が誕生した自民党について、「政権たらい回し」と厳しく指弾した。民主党でも“3人目”が生まれれば、過去の言動との整合性が問われる。
万が一、「解散」となれば、その影響をもろに受けるのが昨年夏の衆院選大勝で初当選した新人議員144人。ほとんどが選挙基盤が弱く、逆風下での衆院解散を懸念している。
実際、新人議員の玉木雄一郎氏(41)=衆院香川2区=は最近、自らのブログに、「今のままの菅首相では政権が行き詰まってしまうのではないか、また、そのまま追いこまれるような形で解散になってしまうのではないか、こうした不安が一期生の中に広がりつつあります」と書いた。
こうした中、首相は週明けの23日から3日間、6回に分けて、衆参の新人議員と懇談する。小沢氏が幹事長時代に初当選し、代表選の行方を左右する「小沢チルドレン」らの切り崩しが目的とされる。衆院解散権を持つ首相は懇談の席上、「安定政権を目指す」と念を押すことで新人議員の不安を払拭し、再選への支持を訴えるものとみられる。
対する反菅勢力は、菅陣営の「解散風」作戦に強く反発。小沢氏側近の山岡賢次副代表(67)は20日、「首相交代なら解散というのはブラフだ。解散なんてありえない」と気色ばんだ。山岡氏はねじれ国会を前提に、「菅氏では野党と協力関係を築けない。野党は来年度予算を人質に来年3月解散に持ち込む作戦だ」とも明言。首相続投では政権が追い込まれ解散になるとの見方を示し、けん制する。
菅首相陣営がささやく「首相交代ならば衆院解散」。反菅勢力が強調する「菅首相続投なら追い込まれ解散」。どちらにしてもイバラの道なのだが…。
URL:http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100821/plt1008211253002-n2.htm
この記事へのコメント
Chica
収録されたとか。。。
民主党代表選挙が迫る中、
出馬表明をした小沢一郎氏の本音が明かされ、
重要な内容であることを鑑み、
緊急に 明日8月28日(土)13:00より、
全国の精舎、支部・拠点にて、
衛星配信の拝聴会が行われるそうです。
almanos
>本当にごめんなさい。
そんな事はないですよ。事実をうまく表現してますから。なんせどっちも口にしたらあたって身が穢れる事間違いなしですから。民主党党員達が哀れに思えてきました。どっちかを選んで口にしろといわれてるんですよ。まあ、トンスルのお国の党員もいるみたいですから、彼らはどっちでも平気かもしれませんが。
Chica
◆http://demosika.blog35.fc2.com/blog-entry-358.html
民主党代表選(9月1日告示、14日投開票)に菅首相の対抗馬として出馬する小沢一郎前幹事長の守護霊による霊言を拝聴してきました。
ばくちゃん
カレー味のウ○コが良いかの争いですね。
すみません。たとえが汚すぎました。
本当にごめんなさい。
mor*y*ma_*atu
(2)カーター元大統領の訪朝が「北朝鮮からの招待に基づく旅行で、米政府は提案も準備も行っていない」と指摘、あくまで「個人の人道的な任務」で、政府は関与していないと強調した。
(3)胡主席、長春入りか 金総書記と会談も、、、
いよいよ友愛連合(フリーメイソン)が動き出しましたね。やはり、今年の秋に何かが起きるのでしょう。海外旅行とか気をつけた方がよさそうです。