米中対立と碁の地政学

 
米中関係が対立方向に向かっているけれど、これについて。

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1.着々と進む中国封じ込め

7月23日、ベトナムのハノイで開かれた東南アジア諸国連合地域フォーラム(ARF)閣僚会議後の記者会見で、クリントン米国務長官は冒頭発言の3分の1を「南シナ海問題」の説明に費やし、次の4点を主張した。
(1)他国と同様、南シナ海における航行の自由、アジア共通海域へのアクセスと国際法の尊重は米国にとっても国益である。
(2)米国は強制ではなく、協力的外交による領土問題解決を支持し、いかなる武力の行使・威嚇にも反対する。
(3)米国は中立的立場を守るが、南シナ海での領有権などの主張は国連海洋法条約に基づくべきだと考える。
(4)米国は2002年のASEAN・中国による「行動宣言」を支持し、関係国が新たな「行動規範」に合意するよう慫慂(しょうよう)するとともに、同宣言に従ったイニシアティブと信頼醸成措置を促進する用意がある。


このクリントン長官の発言を聞いた中国の楊外相は激怒し、直ちに退席したらしい。そして1時間後、戻ってきては、中国の立場を長々と説明したそうだ。

その後、中国は、クリントン発言に対して以下の反論を行っている。
(1)米側は中国側の事前の忠告を無視して、南シナ海の問題を会合で取り上げた。
(2)米側発言は中国に対する攻撃であり、「南シナ海情勢は深く憂慮すべきもの」といった事実とは異なるイメージを国際社会に与えるものである。
(3)南シナ海において平和は維持されており、ASEAN加盟の各国も脅威は存在しないと言っている。強制力を使っているのは、むしろ中国以外の国である。
(4)中国とASEANは南シナ海に関する「行動宣言」に合意しており、米国は2国間協議で解決すべき領土問題を国際化すべきではない。


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今年の2/9に「中華封じ込め戦略」のエントリーの中で、アメリカの国家戦略として中国の封じ込めにシフトしたのではないかと言ったことがあるのだけれど、ARFでの発言を聞いていると、本当にそうなっている可能性が出てきた。以下に該当エントリーから一部引用する。
中国は、地域覇権国となる意思がありそうだし、その力もつけつつある。あとは不十分ながらも民主国家に移行してくれれば、なんとかなるかもしれない・・・

その為には、中国に資本投下して、中国製品をどんどん買ってやりながら、中国を民主化させてしまえばいいのではないか。アメリカには、そんな意図があったのかもしれない。

それについて、一昨年来のサブプライムを発端とした経済危機を通じて、中国に、東アジアの地域覇権国の資格と意思があるかどうかを見極めようとしていたのではないか、と今にして振り返るとそう思える。

だけど、かの国には、そんな意思はなかった。自ら地域覇権国を望むものの、自らの政治体制を壊してまでも民主国家に移行することは拒絶した。そして、世界からの再三再四の人民元切り上げ要請を無視している。

そして、とうとう、昨年のCOP15に至っては、CO2排出量削減の具体的義務を負うことを拒否し、オバマ大統領に実質上の「敗北」宣言を出させることとなった。

事ここに及んで、アメリカは腹を括ったように思える。中国の喉元に刃(やいば)を突きつけて、地域覇権国を望むのならば、その責任と義務を果たす必要がある。果たしてその気があるのか回答せよ、と迫っているように見える。

それが、先ごろの台湾への武器売却、2月下旬に設定されているダライラマ睨下との会談、グーグル撤退の後押しなどの現象となって現れてきているのではないかと思う。

アメリカは、ハードパワー、ソフトパワー共に使って、はっきりと、中国に圧力を掛け始めている。民主国家になって、大国の責務を果たさなければ、これ以上の勢力拡張は許さない、と。

日比野庵本館 2010.2.9「中華封じ込め戦略


ARFでの米中の発言は、まだ口だけのやり取りだけれど、実際に封じ込めをしようと思ったら、軍事力を含めた「物理強制力」を使わなくちゃいけない。




2.碁の地政学からみた中国包囲網

これらを考慮したうえで、7月末から8月9日までのアメリカと中国、および北朝鮮の「軍事的な動き」を時系列で見ると次のとおり。
① 7/31 南シナ海で中国海軍演習 
② 8/6 アメリカ 黄海での軍事演習発表
③ 8/7 広東省の韶関(しょうかん)にミサイル基地を建設
④ 8/8 米空母がベトナム沖合に
⑤ 8/9 北朝鮮黄海に130発砲撃

文字で書いているだけではよくわからないので、これを視覚的に表してみた。下記の図を参照されたい。
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これは、以前「11/26のエントリー「ちょっと変わったアンケート」の解説」のエントリーの中で、地政学を碁に見立てて、考えてみたときの図なのだけれど、これに昨今の米中の軍事的動きを追加したのがこの図。

ここでは、北朝鮮を中国側とみて、黒石にしているのだけれど、この図の数字と、先に述べた、軍事的行動の一覧とは次のような対応となっている。
黒① 7/31 南シナ海で中国海軍演習 
白② 8/6 アメリカ 黄海での軍事演習発表
黒③ 8/7 広東省の韶関(しょうかん)にミサイル基地を建設
白④ 8/8 米空母がベトナム沖合に
黒⑤ 8/9 北朝鮮黄海に130発砲撃


この図で明らかなように、黒①と白④、白②と黒⑤が隣接して打たれていて、思いっきり相手の石を牽制する位置関係となっている。

勿論、これは、本当の碁の打ち方とは違うとは思うけれど、相手の石に即座に対応して自分の石を置くということがどんな意味を持つかというのは、よく分かると思う。

アメリカの白石で見れば、②と④の石が大きな意味を持つように思われる。

なぜなら、④-C8(台湾)-D6(沖縄)-②-G5(春日・西部航空方面隊)-H6(鳥山・アメリカ第7航空軍・韓国空軍司令部)と白石がそれぞれ連絡することで、第一列島線から「中国寄り」のラインに包囲網を形成することになるから。

②と④の白石がなければ、このラインは第一列島線付近にまで後退して、かつ、α8からβ10に掛けての、南シナ海のエリアの守りが薄くなる。

これを④で補強しつつ、②で中国の喉元に布石を置いた。

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中国は、元々、黄海での米韓軍事演習を非常に嫌がり、猛反対していた。「リアリズムと防衛を学ぶ」殿によれば、黄海は位置的に首都北京に近く、首都上空の防衛を考えると非常に重要な海域の一つであるようだ。

だから、この②の白石は、中国にとって大きなプレッシャーになると見る。

この包囲網に穴があるとすれば、普天間で揺れる沖縄。ひいては日本のポジションが重要になる。こんな状態で、普天間を県外になんていうのは、D6にある白石の力を弱めることになる。穴が空く。

逆にいえば、このタイミングで日本政府が普天間移設を日米合意に基づいて、期限通りにきちんとやる、と発表することで、この包囲網の形成を更に強固にするメッセージになる。

だけど、残念ながら、今の、空き菅@けものへん政権には、そんな期待はするほうが無理というもの。

こんな状況下で、韓国への謝罪談話だなんだと言っている。ピントがズレてやしないか。

中国もこのままでは黙っていない筈。なんとかして、第一列島線の突破を図ってくる筈。そのために、包囲網の穴を狙ってくる。それが日本でない保証なんて何処にもない。



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画像転換期の安保2010:海をゆく巨龍 大国間、揺れるフィリピン

 ◇環礁占拠、圧力強める中国 基地撤退後も同盟続く米国
 南シナ海の領有権を巡り、東南アジア諸国は中国と衝突してきた。うちフィリピンは、同盟国・米国と新たな地域大国・中国の板ばさみとなった。冷戦時代にアジア最大の米海軍基地を抱え、後に撤退させた事情もあり、東南アジアでもとりわけ2大国のはざまでジレンマに悩んでいる。【「安保」取材班】

 「すみやかな艦船の撤去を求める」--。5月、任期満了が迫ったフィリピンのアロヨ政権は中国政府から抗議文を受けた。「艦船」とは、南沙諸島の浅瀬に座礁した元米海軍の戦車揚陸艦だ。約10キロ先で中国に占拠されたミスチーフ環礁を監視する前線基地として使ってきた。

 フィリピン国防大のロンメル元教授によると、同環礁の中国軍施設は3階建てビルやヘリ発着所、運動場を持ち、南沙諸島にある中国軍の拠点7カ所で最大。フィリピン海軍幹部は「中国の(撤去)主張に我々は抗議できない」と弱気だ。

 中国は92年2月、「領海法」を制定し、南シナ海の南沙諸島までを中国領と明記し、領土保護のための武力行使も示した。それまでは、南シナ海の北側海域でベトナムと衝突を繰り返してきたが95年2月、フィリピンが領有を主張するミスチーフ環礁を占拠していたのが判明。反米軍感情を背景に92年末までにフィリピンから米軍が撤退したのも、中国を勢いづけた。

 中国のミスチーフ環礁進出直後、フィリピンはパラワン島で米軍と合同演習を実施。99年には「訪問米軍の地位協定」を結び、中国をけん制した。

 一方で96年11月に、主権問題を棚上げし、南沙諸島の共同開発に中国と合意し、微妙なバランスをとった。

 その後、フィリピンは中国側に大きくシフトする。04年、イラクで出稼ぎフィリピン人が人質になり、武装勢力の要求に応じてイラク駐留軍を撤退させたのがブッシュ政権の怒りを買ったからだ。

 今度は中国がフィリピンとの軍事交流を活発化させた。中国の政府開発援助(ODA)は09年に10億5000万ドル(約920億円)と、03年の約17倍になり、いまや日本に次ぐ第2の援助国だ。

 だが、中国は、アキノ新大統領が就任して3日後の7月2日、南沙諸島で軍事訓練を行った。フィリピン・デラサール大のデカストロ教授(国際関係論)は、「米国の同盟国がどう反応するか試している」と話す。アキノ政権は演習についてコメントしていない。

 ◇ARFで米中外相、非難合戦
 23日、ベトナムのハノイで開かれた東南アジア諸国連合地域フォーラム(ARF)閣僚会議後の会見で、クリントン米国務長官は冒頭発言の3分の1を「南シナ海問題」の説明に充て、(1)南シナ海の「航行の自由」が米国の国益(2)領有権問題の外交解決(3)武力行使や威嚇に反対--を主張した。

 これに対し中国外務省は25日、「中国を攻撃するものだ」、「(東南アジア諸国を)脅迫している」と、反ばくする楊潔〓外相の談話を発表した。

 中国は南シナ海問題への米国の介入や、実施中の米韓合同演習などを通じた中国周辺への米国の影響力伸長に警戒感を強めている。米中外相同士による非難合戦は、南シナ海を舞台にした両大国の覇権争いを印象付けた。

URL:http://mainichi.jp/select/world/news/20100727ddm008030091000c.html



画像南シナ海で中国海軍演習、米・ASEANけん制

 【北京=佐伯聡士】中国やマレーシアなど6か国・地域が領有権を主張する南沙(スプラトリー)諸島などを抱える南シナ海で、中国の胡錦濤政権が7月下旬、海軍による大規模な実弾演習を行うなど軍事力を誇示した。


 先の東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)で南シナ海問題に結束して対処する方針を打ち出したASEANや、関与姿勢を強めている米国をけん制する狙いがあるとみられる。

 人民解放軍機関紙「解放軍報」などによると、海軍は26日、南海、北海、東海の3艦隊が南シナ海で合同演習を実施、陳炳徳・総参謀長が視察した。南海艦隊が中心となり、敵の電磁波妨害があったとの想定下で、ミサイル駆逐艦が対空、対艦ミサイルを発射した。多数のフリゲート艦やミサイル艇、海軍航空隊も参加した。

 陳総参謀長は「情勢と任務の変化を注視し、軍事闘争の準備をしっかり行わなければならない」と号令。「情勢の変化」とは、最近のASEANや米国の動きを指しており、国防省の耿雁生・報道官は30日の記者会見で、「南シナ海問題の国際化に反対する」と述べ、米国の介入に強い警戒感を示した。

 7月初めには、海賊対策でソマリア沖アデン湾に派遣した艦隊に加わった中国海軍最大の水上艦艇である揚陸艦「崑崙山」(1万8000トン)が南シナ海を通過する際、新型エアクッションタイプの上陸用舟艇を出動させる訓練を実施。遠洋では初めてで、周辺国をけん制する狙いは明白だ。

 7月28日には、国家海洋局のパトロール部隊「海監総隊」が南シナ海の監視を担当する支隊を海南省海口に新たに設置した。4月以降、自国漁船の護衛行動を強化している農業省の漁業監視船とともに、巡視態勢を拡充し、周辺国ににらみをきかす構えだ。

(2010年7月31日21時51分 読売新聞)

URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100731-OYT1T00699.htm?from=nwla



画像米原子力空母、黄海で軍事演習参加へ 中国反発の可能性 2010年8月6日11時51分

 【ワシントン=村山祐介】米国防総省のモレル報道官は5日の定例会見で、韓国哨戒艦沈没事件を受けた米韓合同軍事演習の一環として、米海軍原子力空母ジョージ・ワシントンを数カ月以内に黄海での演習に参加させる方針を明らかにした。同空母の黄海での演習を懸念してきた中国が激しく反発する可能性がある。

 モレル氏は、同空母を含む8千人を動員して先月25~28日に日本海で実施した演習について、「いかなる点でも成功だった」と強調。米韓両軍が計画中の今後数カ月にわたる演習の一部として、「ジョージ・ワシントンが黄海で演習する」と述べた。具体的な日時は明らかにしなかった。

 一連の演習は北朝鮮を牽制(けんせい)するのが狙いだが、黄海を「裏庭」とする中国政府は米韓両政府による立案段階から、同空母の黄海派遣に強い懸念を表明していた。

 国防総省などによると、同空母が最後に黄海を運航したのは昨年10月で、これまでも黄海での演習に参加してきたという。

URL:http://www.asahi.com/international/update/0806/TKY201008060082.html



画像南シナ海射程、中国がミサイル基地…香港紙

 【香港=槙野健】7日付香港英字紙サウスチャイナ・モーニングポストによると、中国人民解放軍は、広東省韶関(しょうかん)にミサイル基地を建設し、数週間前から第2砲兵(戦略ミサイル)部隊を配置している。

 スプラトリー(南沙)諸島など周辺国との領有権問題を抱える南シナ海で勢力拡大を図るためとみられる。

 基地には射程2000キロ・メートル以上の弾道ミサイルが配備される見込みで、南シナ海の大半が射程圏に入る。

(2010年8月7日19時58分 読売新聞)

URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100807-OYT1T00640.htm



画像米空母がベトナム沖合に 南シナ海、中国を刺激

【ハノイ共同】AP通信によると、米海軍横須賀基地配備の米原子力空母ジョージ・ワシントンが8日、ベトナム中部ダナン沖合の南シナ海に到着した。南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)、西沙(同パラセル)両諸島の領有権をめぐってベトナムと対立する中国を強く刺激しそうだ。

 また米国は同空母を米韓合同軍事演習の一環として、中国の「玄関先」である黄海に派遣する方針を既に表明しており、中国の反発が一段と高まる可能性もある。

 APによると、同空母の訪問は、米国とベトナムの国交正常化15年祝賀の一環とされる。ベトナム戦争を戦った両国だが、2003年には米軍艦船が戦後初めてベトナムに寄港、両国の軍事協力は活発化している。

 南シナ海での領有権をめぐっては中国とベトナム、フィリピンなどが対立。ベトナムで先月開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)閣僚会議でも討議の焦点となり、クリントン米国務長官は米国の南シナ海への関与を強化する考えを表明した。ベトナムと米国が、中国けん制で一致したとみられている。

URL:http://www.47news.jp/CN/201008/CN2010080801000384.html



画像北朝鮮、黄海に130発砲撃…韓国演習に反発か

 【ソウル=前田泰広】北朝鮮軍は9日、南北の海上軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)付近の黄海に、約130発以上の砲弾を発射した。


 韓国軍が9日まで黄海で軍事演習を行ったことに反発したものとみられる。

 韓国軍関係者などによると、北朝鮮軍は9日午後5時30分頃から約3分間、NLLに近い白リョン島(ペクリョンド)の周辺水域に10発以上、同5時50分頃からは約20分間にわたり、延坪島(ヨンピョンド)周辺に約120発の砲撃を行った。(リョンは令へんに「羽」)

 黄海に面した陸地に設置された砲台から発射したとみられる。韓国軍の演習は午後5時頃に終了していた。

 北朝鮮軍は3日、韓国軍の演習に対して「物理的対応打撃で鎮圧する」などと警告。党機関紙・労働新聞は7日、「警告は空言ではない」と強調している。

(2010年8月9日21時18分 読売新聞)

URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100809-OYT1T00660.htm?from=main1


画像中国軍、第1列島線突破を断言 海上摩擦増加も

 【北京共同】中国国防大学の戦略研究所所長を務める楊毅少将は7日までに、中国メディアに対し「中国の海洋進出は必然で、どんな包囲網も海軍の歩みを阻止できない」と述べ、沖縄、台湾、フィリピンを結ぶ「第1列島線」に沿った米軍による海上包囲網を突破する考えを明確にした。

 第1列島線について軍の内部文書では最近「国益拡張にとり最大の障害」と反発が強まっているが、軍幹部が公言するのは珍しい。沖縄近海の東シナ海や太平洋で今後、海上摩擦が頻発しそうだ。

 楊少将は中国紙、国際先駆導報に語った。軍のシンクタンク、軍事科学院の研究員を務める羅援少将も同紙に「第1列島線を中国台頭の障害にさせない」と強調し、「中国の国家利益が及ぶ海域はどこでも海軍が保護するべきだ」との認識を示した。

 同紙は、中国海軍艦隊が3、4月に沖縄と宮古島の間の宮古水道を通過し、軍事演習を実施したのは「日米に対し中国海軍に列島線の概念はないことを示す狙いがある」と解説した。

2010/08/07 19:33 【共同通信】

URL:http://www.47news.jp/CN/201008/CN2010080701000720.html

この記事へのコメント

  • 日比野

    almanosさん
    >沖縄ではなく公海上に移動できる航空基地としてメガフロートを造るとか…
    いやぁ。8/11のエントリーで、ス内パーさんのコメをもとに、検討を進めたところ、改めて、沖ノ鳥島の重要性に気付いて、あんなエントリーになったのですけど、読み直してみたら、almanosさんのコメと同じになってました(笑)
    2015年08月10日 16:48
  • ス内パー

    ふーむ。昔の武将も碁石で策を練ったとか言いますが分かるような気がしますなー。

    中国人の碁は基本的に地に辛いので次手はB5→C3(黒1のおかげで生きる目が大きい)から隅を荒らすでしょうねー。グアムの石を思考に入れると動き変わりますが。
    自分が白で先番ならA12からC15K16くらいまで足早に打って拠点作る&黒大石を封じ込める作戦を取りたいところです。

    逆に下策としては白側は直接黒の大石を取りに行こうとするH7とか(同じ取り行くならK8の方がわずかにまし。いずれにせよ二眼確保してる石を取りに行くのは無謀)
    黒側はβ11(白4殺し。利益が小さすぎ一手パスに近い)あたりが下策ですかね。

    (斜め上が噛んでる場合は上策だけでなく下策もある程度考えたほうがよいでしょうね)
    2015年08月10日 16:48
  • almanos

    鳩ポッポのせいで普天間は泥沼になってしまいましたからね。己の首の維持に汲々としている空き管殿には無理でしょう。その割には管談話などというアホな事をしようとしていますが。ま、空気の変わり具合から判断して小沢氏が潰しそうですけど。基地問題を背負い込ませるのは沖縄に対する本土の差別だなんて論すら起こっているそうです。沖縄で普天間の代替としてメガフロートって考えが一時ありましたけど。沖縄ではなく公海上に移動できる航空基地としてメガフロートを造るとか発想の転換がいるかもしれません。沖縄の負担を軽減するために大規模公共事業として造るとか。あるいは沖ノ鳥島に大規模な工事をして基地を造るとか。ま、その前に東京湾にメガフロートでハブ空港をいった実運用の実績がいりますけど。
    2015年08月10日 16:48
  • ks

    米中関係、にわかに緊張
    米産業界は北京に猛反発、南シナ海でも…
    2010年07月30日(Fri) クリス・ネルソン
    http://wedge.ismedia.jp/articles/-/987?page=2

    実は、アキノ家が実権を取り戻すことになった最近のフィリピン大統領選の数週間前、今では大統領の座に就いているノイノイ・アキノ氏がワシントンに密使を送り込み、ホワイトハウス、米国務省、米国防総省の関係者との内密の会合を求めたことがあった。

     私自身、会合の設定に携わり、アキノ氏の代理人に同行したのだが、そこで出た話には、正直言って多少の驚きを禁じえなかった。アキノ氏は南沙諸島(スプラットリー諸島)で威力を誇示する中国の態度を強く懸念しているだけでなく、フィリピンおよび地域に対する中国海軍の脅威の高まりとどう対峙すべきかについて、オバマ大統領と協議の用意があるということを伝えたがっていたのである。
    2015年08月10日 16:48

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