今日は、ちょっと強引な展開のエントリーです。
1.超新星爆発
オリオン座のベテルギウスに超新星爆発の兆候があるそうだ。
超新星爆発というのは、太陽の何百倍もある赤色超巨星が、その寿命の最期に大爆発を起こす現象。
ベテルギウスは、地球から約600光年の距離にあり、質量が太陽の20倍、直径は太陽の1000倍もある赤色超巨星。
もし、ベテルギウスが超新星爆発を起こすと、満月くらいの明るさで100日ほど観測できるとも言われている。
ベテルギウスのように、太陽質量の10倍以上ある規模の天体の超新星爆発は、「鉄光分解・重力崩壊型超新星」と呼ばれている。
これは、星の重力と内部の圧力のバランスが崩れることによって、星が収縮を始め、内部に縮退された原始中性子の塊に、外側から落ちてきた物質がぶつかって跳ね返ることで生まれる猛烈な外向きの衝撃波で星の外層が吹き飛ばされる形の爆発になる。
先日、そのベテルギウスの大きさが15年で15%減ったとの報告があり、いよいよベテルギウスも、超新星爆発が近いのではないかと噂になった。
最近の研究報告では、ベテルギウスは大量のガスを放出していることが分かっていて、その影響で、ベテルギウスの表面は梅干か金平糖のように「でこぼこ」になっていると推測されている。
そして、今年1月に、NASAはベテルギウス表面に盛り上がりとみられる二つの大きな白い模様がある画像を発表した。
だけど、「でこぼこ」になるものは何も星だけとは限らない。組織だって「でこぼこ」になることがある。
例えば、代表選が終わった今の民主党とか。
2.重力崩壊を始める民主党
空き菅殿と剛腕殿による代表選は、正に民主党を二つに分けた闘いだった。特に、国会議員票は、わずか12ポイント差。民主党は、両陣営に真っ二つになった。
とりわけ、代表選は政策論争というよりは、「反・小沢」や「どちらがクリーンか」といった、あまり政策とは関係ない部分の争いが多かった。だから、感情的なシコリが全くないなんて考えにくい。
空き菅殿は党役員人事や内閣改造の為に、党の代表経験者や幹部、閣僚など相次いで会談し、意見交換をしているようだけれど、剛腕殿を支持した議員を含め、その処遇には難航しているようだ。
剛腕殿を支援した議員達の中から「これからはゴルフ三昧だ」と執行部と距離を置く発言があったそうだし、剛腕殿グループの幹部の一人は「ポストの打診があっても、戦犯だから受けられない」と漏らしているとのいうから、事はそう簡単にいきそうもない。
既に、民主党内の各議員の思惑はバラバラになっている可能性がある。
そして肝心要の剛腕殿に至っては、代表選後に衆院議員会館で開かれた支持議員の集会で「一兵卒として民主党政権のために頑張っていきたい」と挨拶している。
一兵卒ということは、要するに、「ポストを振られても受けないよ」ということだから、自身は執行部と距離を置くと言う宣言に等しい。
空き菅殿は、挙党態勢云々を言う前に、党内の亀裂の修復から始めなくちゃいけない。特に、剛腕殿が、完全に一兵卒然として沈黙してしまったらどうするのか。
おそらく、それは、剛腕殿が持っていた求心力の衰えと比例するように、これまで睨みを利かせていた党内への圧力が減っていくことになる。
超新星爆発も、その前には星内部の圧力が弱まることで、重力崩壊を起こしてゆく。同じ様に、剛腕殿の圧力が無くなった民主党は、自ら重力崩壊を起こしてゆく可能性さえある。
民主党は、外見えは、まだ星の形を保っているかもしれないけれど、既に「でこぼこ」の状態になっているかもしれない。
それは、超新星爆発へと繋がる道。
重力崩壊を食い止めるには、空き菅殿が、剛腕殿に代わる求心力を持って、党内を纏められるかどうかに掛かっている。
3.三割の陶酔と七割の喪失
もしかしたら、重力崩壊は、議員だけじゃなくて、党員やサポーター、或いは有権者全体にまで広がっているかもしれない。
今回の代表選の結果を受けて、剛腕殿を支持していた民主党員やサポーター達の反応を、ネットその他で、ちらちらと見る限り、彼らが相当の無念さや喪失感を味わっている様子が伺える。
筆者は、彼らの喪失感は、去年の衆院選で、自民党を熱く支持していた人達が味わったものと極めて近いのではないかと見ている。
あれだけ真剣に応援したのに、無残に敗北してしまった。しかも完敗という形で。何故だ。一体、菅の何処がいいんだ、という悲鳴にも似た感情。
今回の代表選での、党員及びサポーターの得票数は、空き菅殿が13万7998票、剛腕殿が9万194票で、6対4の割合。そして地方議員のポイント数も空き菅殿が60ポイント、剛腕殿が40ポイントで、これも6対4。
そして、去年の衆院選での民主党と自民党の得票率の割合は5対4だと言われている。
だから、無茶苦茶乱暴な計算をすれば、今の空き菅殿を支持している人達の有権者全体に占める割合は、去年の衆院選の民主党の得票率に、今回の空き菅殿の党員サポーター票の得票率を掛けたものということになる。
0.5(衆院選の民主党の得票率)×0.6(代表選での空き菅殿の党員得票率)=0.3
こんな見積もりにあまり意味がないことは、重々承知しているけれど、この計算からいけば、今の空き菅殿は、国民の僅か30%の支持しか得ていないことになってしまう。
そして、残りの7割が、去年の衆院選や、今回代表選で、民主党や空き菅殿に反対票を投じたという事実。これは消えない。
要するに、代表選での空き菅殿の勝利に酔いしれている支持者達は、有権者全体の3割くらいしかなくて、残りの7割は非常な無力感、喪失感を味わっている状況にあるのではないか。
つまり、国民感情にも「でこぼこ」が浮き出てきているのではないかとさえ。
だから、空き菅殿は、この国民感情を充分に知って、彼らの意もちゃんと汲み取りながr、きちんとした政治を行なう必要があるのだと思う。
さもないと、民主党という「赤色の巨星」は、超新星爆発を起こすだろう。
円高。経済無策。国防無視に土下座外交。
今や、民主党どころか、日本全体にも、超新星爆発の兆候が現われ始めているのではないかと危惧している。
政権交代という、「グレート・ミッション」を成し遂げ、陶酔していた民主党。だけど、先日の尖閣諸島衝突問題のように、具体的な脅威が目の前に迫っている。
とても、金平糖なんか食べて引き篭もっていられるような状況じゃない。
と同時に、我々国民の側も、もっともっと眼を覚まさなくちゃいけないし、真っ当な政治をするように、世論を押し上げていかなくちゃいけない。
確かに最大の問題はまだ解決していない
だけど、我々は一歩ずつ前進してゆくしかない
のるかそるかの一歩づつ
あるのは それぞれの今と 未来に向かう それぞれの想い
ひとつひとつは 小さいけれど
自分にできることを 諦めずにやるだけ
試練は果てしなく大きい
未来は我々が創る
それが我らに たくされた
ジェネシス・ミッション
みらいをきみに
だけど、我々は一歩ずつ前進してゆくしかない
のるかそるかの一歩づつ
あるのは それぞれの今と 未来に向かう それぞれの想い
ひとつひとつは 小さいけれど
自分にできることを 諦めずにやるだけ
試練は果てしなく大きい
未来は我々が創る
それが我らに たくされた
ジェネシス・ミッション
みらいをきみに
「星の道は、どこまでも続く…子供達がいる限り、どこまでも果てしなく…それこそが人類の希望。先人達の御蔭で、今我々はここにいる。今度は我々が、子供達を未来へと送りだす番だ。何も難しく考えることはない。攻めるも守るも目的は同じ。好んで滅びの道を選ぶものなどおりゃせん。子供達の未来を守ってやるのが、我々の努め。大人として当たり前のことをすればいい。」ターナー博士 「宇宙のステルヴィア 20話」より
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オリオン座の1等星「ベテルギウス」に超新星爆発へ向かうと見られる兆候 質量急減、表面デコボコ
オリオン座の1等星「ベテルギウス」で、超新星爆発へ向かうと見られる兆候が観測されている。米航空宇宙局(NASA)が6日に公開した画像には、星の表面の盛り上がりとみられる二つの大きな白い模様が写っていた。この15年で大きさが15%減ったという報告もあり、専門家は「爆発は数万年後かもしれないが、明日でもおかしくない」と話す。もし爆発すれば、満月ほどの明るさになり、昼でも見えるようになる。
冬の大三角の一つでもあるベテルギウスは、赤色超巨星と呼ばれる巨大な星。直径は太陽の1千倍で、太陽系にあるとしたら、地球や火星はおろか木星までが覆われる大きさだ。重いため一生は短く、まだ数百万歳(太陽は46億歳)だが、すでに寿命に近い。最後は超新星爆発を起こし、ブラックホールなどになるとされる。
地球からの距離は約600光年。地球からベテルギウスを見ると、東京から大阪に置いてあるソフトボールくらいの大きさにしか見えず、これまでは大きな望遠鏡でも点程度にしか見えなかった。だが近年は、複数の望遠鏡を組み合わせて解像度を上げることにより、その表面や周囲のガスの流れまで撮影できるようになった。
昨年、米欧の研究者がほぼ同時に3本の論文を発表し、ベテルギウスが大量のガスを放出していることや大きさの急減が示された。ガスの放出によって星の表面が梅干しのようにでこぼこに膨らんでいるらしい。
ただ、その後の別の観測では、大きさの変化はあまりないという報告も出ているという。3本の論文のうちの1本の著者で、独マックスプランク電波天文学研究所の大仲圭一研究員は「爆発がいつかは分からないが、死の直前を見ているのは間違いない。今まで想像するしかなかった星表面の様子も、実際に見て確かめられるようになってきた」と話す。
URL:http://scienceplus2ch.blog108.fc2.com/blog-entry-778.html
菅首相:15議員と会談 小沢氏陣営処遇で綱引き
民主党代表選から一夜明けた15日、菅直人首相は1日かけて党の代表経験者や幹部、代表選で支援を受けた閣僚や議員計15人と相次いで会談し、党役員人事や内閣改造への協力要請や意見交換を繰り返した。首相支持の陣営を中心に人事を巡る水面下の調整が続く一方、小沢一郎前幹事長を支援した議員たちからは「これからはゴルフざんまいだ」と距離を置く発言が漏れた。【田中成之】
首相は15日、前原誠司国土交通相、岡田克也外相、小沢氏、鳩山由紀夫前首相の代表経験者のほかに、羽田孜元首相や輿石東参院議員会長、衆参両院議長の重鎮と面会。渡部恒三元衆院副議長、石井一副代表、玄葉光一郎政調会長、野田佳彦財務相、鉢呂吉雄衆院議員といった首相選対の主要メンバーとも会った。
これに対し、小沢グループの幹部の一人は「ポストの打診があっても(小沢氏敗北の)戦犯だから受けられない」とポツリ。別の議員は「永田町はしばらく静かだと思う」と首相の人事を冷ややかに見守る姿勢を示した。
首相支持を最終盤で決めた民社協会の田中慶秋会長らが官邸で首相と面会したとの情報が流れると、「彼らはおいしいところを持っていく」とのやっかみも出た。
小沢氏自身は東京都内の事務所で淡々と過ごし、岩手県の達増拓也知事がインターネット上で小沢氏支持が多いことを伝えると「ありがたいなあ」と笑顔を見せた。
一方、総務省の政務三役会議では、小沢氏を支持した原口一博総務相が冒頭で「素晴らしいチームで一緒に仕事ができたのは本当に誇りであり、感謝いっぱいだ」と退任が決まったかのようなあいさつをする場面もあった。
ただ、党運営の安定のために、小沢氏や陣営の議員の処遇を求める声は首相支持派でも高まっている。首相と面会した石井氏は「できるだけ小沢陣営のメンバーを入れた方がいい」と助言。篠原孝副農相も同日、官邸で仙谷由人官房長官と会い「今の政務三役の小沢グループは3人しかいない。もっと小沢グループを入れるべきだ」と意見した。
首相は15日夜、人事に関し、官邸で記者団に対し「代表選が終わってノーサイド、適材適所、挙党態勢を作ると約束した考え方に沿って態勢を作る」と述べるにとどめた。
URL:http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100916k0000m010089000c.html
この記事へのコメント
almanos
白なまず
そして、3つ、4つが銀の龍と艮の金神でしょうか。
ひふみ神示 第03巻 富士の巻 第十六帖
、、、北から攻めて来るときが、この世の終り始めなり、天にお日様一つでないぞ、二つ三つ四つ出て来たら、この世の終りと思へかし、この世の終りは神国の始めと思へ臣民よ、神々様にも知らすぞよ、神はいつでもかかれるぞ、人の用意をいそぐぞよ。、、、
http://hifumi.uresi.org/03.html