「『カネと数の力』を余りにも重視する政治こそが古い政治。小沢前党幹事長の政治のあり方はどちらかと言えば、カネと数の原理が色濃くある」菅首相 於 9/2 民主党代表選公開討論会
早くもヒートアップして始まった民主党代表選。
共同通信が、民主党所属の衆参両院議員412人の支持動向を探ったところ、3日現在で、剛腕支持が約170人、空き菅支持は約160人で伯仲しているそうだ。
空き菅殿の支持母体は菅グループ約50人に、前原グループ約40人、そして野田グループの約30人の計120人程度とみられていたのだけれど、対話集会開催などで新人議員の取り込みを狙った効果が表れたとしている。
ちょっと意外な感じがしないでもないけれど、ここでは触れずに置く。どうせ14日には嫌が応でも分かる。
そして、各社の全国世論調査でも、空き菅殿が首相に相応しいとする回答が約70%あり、剛腕殿の15%を大きく上回っていると報道されている。
ただ、二階堂ドットコム殿によれば、「空き菅殿の支持率が60%台だと630×598くらいで剛腕殿の勝ちとなるけれど、空き菅殿の支持率が70%を超えてくると、空き菅殿の圧勝となる」そうだ。
尤も、これは、空き菅殿に勝たせて、剛腕殿に「党を割らせて」民主党そのものを崩壊に追い込むための高度な情報戦である可能性もある。なにせ自分で「菅直人を応援して小沢が出て行くように仕向けるのが一番かな」と言っている。
そして、その世論調査なるものが、空き菅殿が圧勝となる7割すれすれでドンピシャ。偶然か、必然か分からないけれど、面白い一致ではある。
ただ、筆者としては、こういう時こそ、熾烈な情報戦が行われることがあるのだ、と割りきっておくくらいで丁度良くて、それよりは、両者の政策なり、真意なりを確認するほうに注力したほうがよいと考えている。
空き菅殿は、相変わらずというか、それしか手がないからというか、剛腕殿へのネガティブキャンペーンを繰り返しているけれど、そろそろ、そのやり方に危惧を覚える議員も出てきているようだ。
蓮舫行政刷担当相は「あまり政治とカネを深めて発言するのはそろそろやめた方がいいのではないか」と空き菅殿に注文の声を上げている。
そんな忠告は、ヒートアップした空き菅殿には聞こえないのかもしれないけれど、それを含めて、今回の代表選は、我々国民に非常に大きなテーマを突きつけていると思っている。
それは、「政治家に求める資質は、クリーンと、実力のどちらを優先すべきか」というテーマ。
実は、このテーマについて、今年の1月に「政治家の人徳と実力について考える」として、シリーズエントリーしたことがある。
こちらに纏めた記事を再掲したので、参照されたい。
この記事では、「政権を護ることは政治でもなんでもなくて、日本の護り、良くすることこそが政治」と結論づけたけれど、やはり、そうとおりだと思う。
クリーンな無能か。灰色の有能か。
その奥に潜む想いの中に、真に日本を護る気持ちがあるか、それを問いたい。
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小沢氏170人、菅氏160人 国会議員票は伯仲 2010年9月3日 20時33分
共同通信社は、菅直人首相と小沢一郎前幹事長が争う民主党代表選の序盤情勢を探るため党所属衆参両院議員412人の支持動向を探った。3日現在、小沢氏約170人、菅氏約160人で伯仲している。
ただ、未定、無回答などが約80人と2割弱あり国会議員票だけでも情勢は流動的。投開票は14日で、世論の動き次第で態度が変わる議員もいるとみられる。未定、無回答の半分を占める衆参両院当選1回生や地方議員、党員・サポーター票も含め両陣営の争奪戦が激化しそうだ。
取材は議員本人からの聞き取りを基本に所属グループの対応なども加味して集計した。代表選はポイント制で総計1224ポイントを奪い合う。国会議員票は1人2ポイントに換算され合計824ポイントで全体の7割弱を占める。単純計算で小沢氏は約340ポイント、菅氏は約320ポイントを確保した計算となる。
これまで菅陣営の基礎票は、菅首相グループ約50人に加え、前原誠司国土交通相系約40人、野田佳彦財務相系約30人で約120人とみられていたが積み増した格好。対話集会開催などで新人取り込みを狙った効果が表れたようだ。
(共同)
URL:http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2010090301000665.html?ref=rank
菅氏69%、小沢氏15% 民主代表選で緊急世論調査
共同通信社が27、28両日実施した9月1日告示の民主党代表選36件に関する全国緊急電話世論調査で、代表になってほしい候補者に菅直人首相(党代表)を挙げたのは69・9%で、15・6%の小沢一郎前幹事長を大きく上回った。民主支持層では菅氏支持は82・0%に上った。首相続投支持が世論、支持層の大勢であることが鮮明になり、党所属の国会議員や地方議員、党員・サポーター票の動向に影響を与えそうだ。
菅内閣の支持率は48・1%で、7、8両日調査の前回から9・4ポイント増。不支持率は8・6ポイント減の36・2%で、7月の参院選後、初めて支持が上回った。代表選の結果、首相が交代した場合、「衆院解散・総選挙を行うべきだ」とする回答は56・1%。「行わなくてもよい」は39・1%だった。「小沢首相」は世論の解散圧力にさらされることになりそうだ。
URL:http://www.47news.jp/CN/201008/CN2010082801000428.html
代表選、7割が菅氏指示 世論調査、小沢氏に大差 2010年8月29日 朝刊
共同通信社が二十七、二十八両日実施した民主党代表選に関する全国緊急電話世論調査で、代表になってほしい候補者に菅直人首相を挙げたのは69・9%で、15・6%の小沢一郎前幹事長を大きく上回った。民主支持層での菅氏支持は82・0%に上った。
菅内閣支持率は48・1%で、七、八両日の前回調査から9・4ポイント増。不支持率は8・6ポイント減の36・2%。七月の参院選後、初めて支持が上回った。政治資金問題を抱え六月に幹事長を辞任したばかりの小沢氏の出馬に対する世論の批判的な見方が、「脱小沢」を掲げる菅氏と内閣への支持を押し上げたとみられる。
代表選の結果、首相が交代した場合、「衆院解散・総選挙を行うべきだ」とする回答は56・1%。「行わなくてもよい」は39・1%だった。
「ねじれ国会」対応でも「衆院を解散し民意を問う」が43・8%でトップ。現在の連立政権のまま政策ごとに野党へ協力を呼び掛ける部分連合は32・7%、連立組み替えは10・9%だった。
民主党が昨年の衆院選マニフェストに掲げた主要政策のうち、高速道路無料化は「実行しなくてもよい」が52・1%。子ども手当と農家への戸別所得補償、ガソリン税暫定税率廃止は「ある程度実行すればよい」が最多だった。
事実上、首相となる代表に望むこと(二つまで回答)は「リーダーシップ」34・6%、「国民への説明能力」31・4%など。優先して取り組むべき課題(同)は「景気・雇用対策」51・9%、「税金の無駄遣い一掃など行財政改革」34・3%が上位を占めた。
政党支持率では民主党が前回並みの32・6%。自民党24・7%、みんなの党12・5%、公明党2・6%、共産党2・4%、社民党0・9%、たちあがれ日本0・5%、新党改革0・5%、国民新党0・4%、新党日本0・4%。支持政党なしは19・5%だった。
URL:http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2010082902000043.html
「菅氏が民主党代表にふさわしい」72% 2010年9月3日 19:22
民主党代表選挙が告示されてから3日までの3日間、NNNは緊急世論調査を行った。「菅首相と小沢前幹事長のどちらが代表にふさわしいか」との質問では、「菅首相」と答えた人が72.0%で、「小沢氏」の16.1%を大きく上回った。
菅首相が代表にふさわしい理由については、「短期間で首相を代えることは良くないから」が55.8%に上った。一方、小沢氏が代表にふさわしい理由は「政策を実現できる力がありそうだから」が47.8%となっている。
また、小沢氏が幹事長を辞任してから約3か月で代表選に立候補したことについては、82.0%の人が「納得しない」と答えた。「納得する」と答えた人は12.4%にとどまっている。
今回の代表選で最も議論してほしいテーマとしては、49.0%の人が「医療や年金などの社会保障制度」と答え、続いて「円高や景気対策」(45.5%)、「消費税と財政再建」(35.5%)の順となっている。
また、菅内閣の支持率は55.2%と、先月より12.4ポイント上昇した。
NNN電話世論調査
【1~3日に調査】
【全国有権者】1004人
【回答率】57.0%
http://www.ntv.co.jp/yoron/
URL:http://news24.jp/articles/2010/09/03/04166001.html
蓮舫氏 首相に注文「そろそろやめた方がいいのではないか」
民主党代表選に関し3日午前、閣僚から菅直人首相と小沢一郎前幹事長の発言などに対する懸念や批判が相次いだ。
蓮舫行政刷新担当相は「あまり政治とカネを深めて発言するのはそろそろやめた方がいいのではないか」と述べ、小沢氏の政治資金問題に対する“攻撃”を控えるべきだとの認識を表明。首相支持を明言している蓮舫氏だが、党内対立の激化を懸念したようだ。
北沢俊美防衛相も米軍普天間飛行場移設問題に関し「日米間には合意がある。代表選で大きな課題にすると、内外に疑念を持たれる可能性がある」と述べた。
前原誠司国土交通相は小沢氏に関し「多くの国民は、3カ月前に政治とカネ問題で幹事長を辞めた人が出馬するのはどうかと思っている。議員はそれを踏まえて判断すべきだ」と強調。普天間問題についても「小沢氏は必ずいい案があると具体論もなく言った。勝てば首相になる人がそういう対応で良いのか」と批判した。
民主党政調会長を兼務する玄葉光一郎公務員制度改革担当相は、小沢氏が党政策調査会の再廃止に言及したことについて「新しい政調をつくり始めている段階で、非常に残念な発言だ」と述べた。
[ 2010年09月03日 12:28 ]
URL:http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20100903042.html
この記事へのコメント
ちび・むぎ・みみ・はな
代表選はもう重要な問題ではありません.
今本当に重要なのは, 自民党がリベラルの
軛から自由になれるかです.
自民党の多数を抑えている利権・リベラル派
が国民の願いに背いている.
夏草
ス内パー
それを許さなかった党の現状みると「マスゴミフィルターかかった時の末期自民党」と素で同程度以下まで崩壊始まってるような。
almanos
かせっち
>その奥に潜む想いの中に、真に日本を護る気持ちがあるか、それを問いたい。
どちらにもその気持ちが見えないのが残念なところです。