剛腕と空き菅の政策を比較する
民主党代表選は9月1日午前に告示され、剛腕殿と空き菅@けものへん殿の2人が立候補。これで、剛腕対空き菅の一騎打ちが確定した。
1.経済状況に対する認識の違い
両氏の共同記者会見では早くも双方の舌戦が繰り広げられたようなのだけれど、立候補に際して提出された両氏の政見について、ちょっと確認してみたい。
原文は下記を参照願いたい。
菅氏政見[PDF]
小沢氏政見[PDF]
ぱっと見では、空き菅@けものへん殿の政見は、予想どおりというか何と言うか、昨日のエントリーで言ったとおり「政治と金」の問題を取り上げて、クリーンな政治を全面に出している。それに対して、剛腕殿の政見は、昨年の総選挙のマニフェストの原点に立ち返るとなっている。
だけど、政見全体の印象としては、空き菅@けものへん殿の政見に比べて、剛腕殿のそれは、遥かに具体的。
たとえば、経済対策を例に見てみると、空き菅@けものへん殿が、「医療・介護・環境分野で雇用を創出する」となっているのに対して、剛腕殿は「住宅ローンの円滑化、エコポイントの延長、学校・病院の耐震化を始めとする景気対策を行って、更に高速道路網を建設、完成させる」となっている。
空き菅@けものへん殿の経済対策は、果たして、どのくらいの規模で、どれくらいの雇用を生むのか今一つイメージが湧かないのだけれど、剛腕殿の経済対策は、エコポイントのように、既に行ってきたことの延長や、高速道路の建設とか、これまで公共事業として、散々やってきたことばかりだから、非常にイメージが湧きやすい。
特に、高速道路等のインフラは、高度経済成長期に建設された古いものなどは、そろそろ耐用年数をむかえるとも言われているから、タイミングとしてはいい。それに、今現在、土木建築産業に従事する人たちの数を考えれば、高速道路の建築は、明らかに直接の雇用対策になる。
まるで、自民党の政策かと見まごうほど。
更に、剛腕殿の政見には、円高への対処も盛り込まれている。円高への対処として、「緊急経済対策の予備費2兆円を全額執行する」として、更に、「市場介入を含むあらゆる方策を果断に実施」とまで言っている。
この部分は、市場にもインパクトを与えたらしく、株式市場では、後場寄り直後に輸出関連株の買い材料となったようだ。
少なくとも、今の経済情勢に対して、剛腕殿には、はっきりとした危機意識がある。これと較べると、空き菅@けものへん殿の経済に対する感覚は、どうにもぼんやりしてる印象は拭えない。
だから、両者の政見を読んだ限りでは、財政再建は別として、景気対策としては、剛腕殿に軍配が上がる。
こうして見ると、空き菅@けものへん殿の経済対策はこれまでとあまり変わり映えしていないのに対して、剛腕殿のそれは、昨年の総選挙のマニフェストの原点回帰と言いながら、中身は自民党ばりの積極財政政策だと思えてならない。
昨年のマニフェストに戻ると言って、これまでどおり無駄の削減だけかと思いきや、ちゃっかり財政出動を盛り込んでいる辺り、剛腕殿の強かさが伺える。いや政治センスというべきか。
2.日米が最重要で、中韓はその次とした剛腕
そして、もっと注目すべきは、外交の部分。
空き菅@けものへん殿の政見で、外交は「平和創造国家を標榜する外交」として、「日米同盟の深化とともに「東アジア共同体」構想を推進する。米軍普天間飛行場移設問題は日米合意を踏まえて取り組み、沖縄の負担軽減に全力を挙げる。」となっているのだけれど、要は、これまでのスタンスどおりです、ということ。
それに対して、剛腕殿の政見に見られる外交姿勢は、はっきりと変化している。
かつて剛腕殿が率いた自由党が、民主党と合併してからというもの、剛腕殿は、中国様様とばかり媚中発言を繰り返し、完全に中国派だと思われていた。
昨年は、500人を引き連れて、胡錦濤主席に会いに行き、尻尾を振っている。かねてから、ネットでは「小沢民」とまで揶揄され、叩かれていた。
そんな、すっかり媚中派だと思われていた剛腕殿が、政見では「責任ある外交の確立」と銘打ち、「日米同盟は最も重要な2国間関係」で、「日韓、日中関係は日米関係に次ぐ重要な2国間関係」とした。明らかに日米中正三角論では無くなっている。
今回の政見においては、剛腕殿は、はっきりと親米にスタンスを取っている。首相を狙うという肝心要になって、日米同盟が最重要だと言う。実に強か。
でも、これが本当であれば、日本にとって悪い話じゃない。
政見公約で、国家間の関係にまで踏み込んで、更に序列までつけるのは勇気が要る。外交的に物凄く重いメッセージになるから。
そして、「東アジア共同体構想を推進する」という文言は、やはりあることはあるのだけれど、その直前に「環太平洋諸国も含む」という枕詞がついている。
環太平洋諸国も含んでしまうと、もう日中韓だけの話ではなくなってしまう。最早「東アジア」共同体と呼べるのかどうかも疑わしい。
ここでも、一見、これまでの民主党のスタンスを踏襲した、いわゆる中国や韓国に気兼ねした単語がちりばめられているにも関らず、良く読むとそうではないと解釈することができる書き方になっている。
だけど、剛腕殿が、今更こんなことを言いだしても、これまでのことがあるだけに、俄かには信じがたい。一体どうしたというのか。良い意味での内股公約の炸裂なのか。
筆者がなぜ、経済と外交に注目しているかというと、自民との大連立構想を念頭に置いているから。
自民との大連立には、その前提として、きちんとした経済対策と外交安保政策がないと話し合いのテーブルについて貰えない。
「空き缶と剛腕の争点」のエントリーで、剛腕殿は大連立を想定するのであれば、慎重な政策提言が必要になるといったけれど、この剛腕殿の政見はものの見事に、連立、大連立を視野に入れた政見になっていると言える。
やはり、剛腕殿が一枚も二枚も上手。
だけど、この政見だけでも、民主党内の左派は我慢できるのかどうか不安が残る。剛腕殿が代表選に勝ったら、叩き出されるか、又は自分達で出ていくのではないかとすら思えてくる。
もしかしたら、代表選の結果がどうあれ、民主党は事実上の党内分裂状態になっていくのかもしれない。
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共同会見の要旨=民主代表選
民主党代表選に出馬した小沢一郎前幹事長と菅直人首相による共同記者会見の要旨は次の通り。
【冒頭発言】
小沢氏 日本社会を立て直し、経済を再生していくためには、国民主導、政治主導の政治を実現しなければならない。官僚任せではない、政治家が自らの責任で政策、予算を決定できる体制をつくらなければならないと強く感じ、代表選に立候補した。
菅氏 現職首相の立場にあるので、首相の職務は完ぺきに果たしていく。やるべきことは、1に雇用、2に雇用、3に雇用だ。仕事があることで人間の尊厳が保たれ、安心な生活になる。クリーンでオープンな民主党をつくりたい。カネがまつわる古い政治から脱却しなければならない。
【質疑応答】
-代表選の最大の争点は。
小沢氏 昨年の衆院選で国民に約束したことを着実に実現していくことが大事だ。官僚依存のままなら自民党政治と同じだ。政治家が政策の優先順位を決めて実行していくということが、国民の目から見ると、衆院選以来の主張と、ちょっと実態が違うのではないかというところに国民の皆さんの期待が薄れてきている最大の原因があるのではないか。
菅氏 次の首相にいずれの候補者がふさわしいかが、国民の皆さんにとっての最大の争点だ。わたしは首相としてマニフェスト(政権公約)の実現に全力を挙げてきた。徹底的に事業仕分けを進めている。政治主導の政治をこれから本格化する段階だ。財務省こそ野放図な財政を放置してきた張本人であり、財務省主導を改めなければならないというのがわたしの政権の眼目だ。
-衆院選マニフェスト修正の考えは。また、消費税率を上げるべきか。
菅氏 マニフェストは4年間かけて実行するという約束だ。どうしても単年度や2年目でできないことについては、理由をきちんと国民の皆さんに説明し、理解をいただくことが必要だ。社会保障の在り方と財源を一体で議論する必要がある。当然ながら消費税を含めた議論をしていくことが重要だ。
小沢氏 増税の前に、消費税の論議の前に、まず徹底的に無駄を省くことにより、われわれの主張する政策の財源に充てるということを国民に約束してきた。無駄を徹底的に省くことはまだまだ行われていない。地方への補助金の一括交付金化も全くできていない。今回の任期中は無駄を省く、血税を有効に使うことに全力を挙げる。消費税はその後だ。
-党の分裂をどう防ぐか。
小沢氏 選挙をすれば党が分裂するなどということはあり得ないことだ。菅総理と会談した時も、結果はどうであれ、また力を合わせて頑張ろうということで昨日別れた。結果をお互いが尊重し合い、今後も民主党政権が国民の期待に沿うことができるように力を合わせていくことが当然のことだ。
菅氏 全く小沢さんと同感だ。2003年に小沢さん率いる自由党とも一緒になり、政権交代を実現し、これから民主党中心の政権が本格的に稼働するという段階にある。代表選の結果いかんにかかわらず、党が一致結束して頑張っていく。わたしもそういう姿勢で臨んでいきたい。
-米軍普天間飛行場移設問題への対応は。
小沢氏 沖縄も米国政府も納得できる案を、知恵を出せば必ずできると確信している。今後、沖縄県民の皆さん、米国政府と話をしなければならないので、今、自分の頭にあることを申し上げるわけにはいかない。今のままではいくらやろうとしても、沖縄県民が反対する以上できない。そういう意味で沖縄県民も米国政府も納得できる、そういう案を見いださなければならない。
菅氏 沖縄の皆さんに納得され、米国政府も納得する在り方が最も望ましいことは当然だ。それを目指して鳩山由紀夫前首相が苦労に苦労を重ね、5月28日に日米で合意した。そうした苦渋の選択からスタートしなければ、これ以上、方向性が定まらない状況を継続することは、いろんな意味で悪影響が国内でも国際関係でも出る。白紙に戻して議論すると、この1年近く続いた混迷を改めて招くことになる。小沢さんは幹事長という立場だったが、鳩山政権下で合意されたことについて責任を持った態度で臨んでいただきたい。
小沢氏 誤解されるといけないが、わたしは白紙に戻すというようなことを言っているのではない。また、幹事長時代、わたしは政府の政策決定に全く関与していない。
-「政治とカネ」の問題で、小沢氏のこれまでの説明で足りない点は。
菅氏 小沢さんが幹事長を辞めるという形で取られた行動が、一定のけじめだと認識していると申し上げてきた。それを超えて、代表あるいは首相になりたいのであれば、しっかりした説明が必要だろうと思う。
小沢氏 以前から政治資金はすべてオープンにすることが大事だと主張してきた。わたしの政治団体の問題が発生した時、法律上公開する必要のない事務所費についても、全部、領収書を含めて公表した。国家権力による強制捜査を、わたしの政治団体と担当秘書、わたしに善意の寄付をしてくれた多くの方々まで巻き込み、1年有余に渡って受けた。わたしも苦しんだが、その結果、何ら実質的な不正な行為はない、犯罪はないということが明らかになった。国会は別に強制捜査権を持っているわけではない。
-参院選大敗の総括、ねじれ国会への対応は。
小沢氏 選挙結果は国民の意思として重大な民意と受け止めなければならない。今回、大きく議席を失ったことは、大きな問題としてトップリーダーから一兵卒まで、考えなければならない。いわゆる政界の再編といったたぐいのことで国会運営を乗り切っていこうという考えを持っているわけではない。国民のための政策を実行するなら、野党も賛成せざるを得ない。筋道の通った政策を示していくことが大事だ。
菅氏 ねじれという状況は一般的には厳しいが、ある意味では天の配剤ではないかと思う。1998年の「金融国会」で、当時野党だった民主党、自由党、公明党で金融再生法案を出し、最終的に自民党が丸のみした。わたしは「政局にしない」と申し上げ、小沢さんから批判を受けたが、政局にしていれば、日本発の金融恐慌が世界に広がった危険性が高かった。そういう真摯(しんし)な姿勢で臨めば、今まで越えられなかった問題も越えられるチャンスだととらえて努力していきたい。
【締めくくり発言】
菅氏 どういう首相になれるかを示し、国民の皆さんが判断できるようにしていただきたい。率直に申し上げて、予算委員会に長い間、小沢さんが座っている場面はなかなか想像できない。
小沢氏 わたしは20年以上前に閣僚を経験し、委員会に長時間座って答弁した。自分自身の持ち味で、誠実に淡々と役職をこなしていけることが首相としての資質だと思う。(2010/09/01-22:00)
URL:http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010090100948
小沢氏の政見要旨
小沢一郎前幹事長の政見要旨は次の通り。
【基本方針】昨年の衆院選マニフェスト(政権公約)と政権交代の原点に立ち返り、マニフェストを誠実に実行することに全力。政治、行政、経済、社会の仕組みを一新し、国家予算207兆円の全面組み替えを断行。行政の無駄を徹底的に省き、マニフェスト実行の財源に充てる。
【日本経済の再生】円高に対処するため、緊急経済対策の予備費2兆円を全額執行し、景気対策を実施。急激な円高には市場介入を含むあらゆる方策を果断に実施する。国が高速道路建設費を支援して都道府県が自ら行える仕組み創設。
【国民生活の再生】年金制度を一元化。最低保障年金(月額7万円)と加入者の報酬比例年金の2階建て年金制度をスタート。子ども手当は、2011年度に現行の月額1万3千円から2万円に引き上げ、12年度から満額の月額2万6千円を支給する。
【地域経済・社会の再生】人口規模や集積力の大きい地方都市を中核都市(基礎自治体)と位置付け、医療、介護、福祉を成長産業として育成。農業の戸別所得補償を拡充。漁業についても11年度から段階的に所得補償を導入。
【行政および政治の改革】国家公務員の天下りは全面的に禁止。公務員制度の抜本改革を実施。公務員が誇りを持てる処遇をし、労働基本権を認める。国家公務員定数を削減、地方公務員への移転を進める。独立行政法人、特殊法人と特別会計は必要不可欠なものを除き廃止、あるいは民営化。政府、与党の一元化を進め内閣の機能強化。
【責任ある外交の確立】日米同盟は最も重要な2国間関係。国際社会で米国とともに今まで以上に役割、責任を分担。日韓、日中関係は日米関係に次ぐ重要な2国間関係。あらゆる分野で協力関係を深める。東アジア共同体構想を推進。国連を中心とする平和活動に積極参加。米軍普天間飛行場移設問題は、沖縄県民と米政府がともに理解し納得し得る解決策を目指して沖縄県、米政府とあらためて話し合いを行う。
【新しい公共】NGOやNPO、ボランティア、企業の社会貢献活動を積極的に支援。
2010/09/01 13:23 【共同通信】
URL:http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010090101000360.html
菅氏の政見要旨
菅直人首相の政見要旨は次の通り。
【決意】国民が主体的に参加する民主主義、クリーンで開かれた政治を掲げて歩んでいくときが到来した。「闘う菅直人」で立候補する。
【挙党態勢】クリーンでオープンな党運営を行う。適材適所による全員参加で挙党態勢をつくる。党本部に地方組織強化・選挙支援チームを新設する。党の資金は透明なプロセスを経て配分。
【クリーンな政治】金のかからないクリーンな政治の実現に向け、企業・団体献金の廃止、国会議員の定数削減について党内で議論し、年内に方針を取りまとめる。
【雇用創造、不安解消】雇用創造と不安解消で元気な日本の復活を目指す。医療、介護、環境分野などで新規雇用を創出する。雇用を起点にして経済成長、財政健全化、社会保障の三つの改革を一体的に実現する。
【社会保障、税制の改革】社会保障改革や消費税を含む税制改革にはさまざまな考えがある。多様な意見を抑えず、徹底した議論により国民の理解と納得をいただく。社会保障、納税者番号制度の導入も結論を出す。
【介護保険制度改革】介護保険制度を改革し、24時間地域巡回などの単身世帯向けのサービスを整備する。「女性がん克服3カ年集中戦略」を策定する。
【地域主権】新設する「地域主権推進会議」で権限と財源の移譲に結論を出し、出先機関を統廃合する。地方公共団体を行政の基本とする法案を検討する。郵政改革法案は早期の成立を図る。
【政権公約】衆院選マニフェスト(政権公約)の実現に誠実に取り組む。実現が困難な場合は国民に説明し、理解を求める。
【無駄削減】国家公務員の人件費2割削減に向けて人事院勧告を超えた削減を目指す。労働基本権付与を含めた公務員制度改革を加速させる。
【外交】「東アジア共同体」構想を推進する。米軍普天間飛行場移設問題は日米合意を踏まえて取り組み、沖縄の負担軽減に全力を挙げる。
【予算編成】政治主導を徹底するために予算は首相が直接指揮して編成する。国家戦略室は局への格上げを念頭に自由な発想で政策を構想する組織に強化する。
2010/09/01 13:26 【共同通信】
URL:http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010090101000365.html
民主代表選・識者談話
◇米政府に強いいら立ち
マイケル・グリーン元米国家安全保障会議(NSC)アジア上級部長の話 (日本の政治の混乱は)日米関係にとって厄介事だ。米国は強い日本の政権を必要とするからだ。11月のオバマ大統領訪日で何らかの具体的な成果を示す準備はできていない。普天間飛行場移設を推進しようにも、日本の政治情勢が不確実なのでできない。米側は極めていら立っている。小沢氏の反米的な発言は日米関係に大きなダメージを与えた。菅内閣は現実的でだが、外交政策や普天間問題に取り組む余裕がない。(ワシントン時事)(2010/09/01-15:56)
URL:http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010090100619
日経平均、8900円前後で推移 「政見」反応限定的 2010/9/1 14:18
1日後場中ごろの東京株式市場で、日経平均株価は上げ幅80円程度となる8900円近辺で推移している。民主党代表選の政見で小沢一郎前幹事長が今後の急激な円高について、「市場介入を含むあらゆる方策を果断に実施する」と盛り込んだことが後場寄り直後に輸出関連株の買い材料とされ、日経平均の上げ幅が一時100円を超える場面があった。ただ、小沢氏は「円高効果を生かす」ことにも振れており、その後に円安の動きが止まると日経平均も上値が重くなった。小沢氏が学校・病院の耐震化や全国の高速道路の完成を目指すことにも触れたことでゼネコン株が一時買われるなど、政見内容の一部に対する反応にとどまっている。
日銀が13時、30日に臨時で開いた金融政策決定会合で新設を決めた新型オペ6カ月物オペによる資金供給を初めて通知したが、株式相場の反応は特に見られなかった。
東証株価指数(TOPIX)も後場寄り後に上げ幅を一時広げた後は、上値がやや重くなっている。
14時時点の東証1部の売買代金は概算で8558億円、売買高は同12億6万株。同時点の値上がり銘柄数は全体の半分にあたる849、値下がり銘柄数は661、横ばいは158。
前引けで安かった三菱商が徐々に持ち直し、NTT、第一生命、JR東日本が堅調に推移している。一方、エルピーダが下げ幅を広げ、豊田通商、王子紙が安い。〔日経QUICKニュース〕
URL:http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C938181E29B8181E3E78DE2E3E2EBE0E2E3E2E2E2E2E2E2E2
この記事へのコメント
almanos
小沢陣営にも問題はあります。この方針は輿石東氏には受け入れ難いでしょう。小沢陣営の左派には。そこで思わぬ番狂わせもある。とりあえず政権取る為だと言いくるめても、自民との大連立の際に切り捨てるつもりだという疑心暗鬼に駆られて思わぬ暴発を起こしかねない。
外交は妥当な選択でしょう。小沢氏にとって中韓と組むということは、自分と同じメンタリティの奴と組むという事です。信用できるかという意味ではアメリカと比べるまでもない。米中露で一番文明人らしく、契約を守る様に振舞うのがアメリカですからね。これはアメリカにも言えて、中露日では日本が一番マシな相手。何しろ背中から刺す危険が当分無い相手ですから。
白なまず
ちび・むぎ・みみ・はな
自民党の中から自分の後継者を作り出す気ですね.
自民党に正気があるなら, 或は公明党と組んで堕落した
ことを自覚しているなら, 大連立には載らないで欲しい.
政策毎の提携の方が遥かに影響力を行使できるし,
そもそも, 民主党政権を次の選挙まで生かしてやる
必要はないでしょう.
ス内パー
多分一週間以内に『管の隠し子』の件が虚腕周辺からリークされマスメディアに取り上げられます。
そして『オープンでクリーンな』空き缶は『クローズドで下半身のゆるい』空き缶というブーメランを喰らうでしょう。
虚腕は左巻きを抑える能力を失っている(ぶち切れ辞任騒動で明らか)ので日比野氏が気づいた虚腕の現実路線に気がつくかどうかで総すかんを食うでしょう。ただその辺は謎のチラシ部隊でも出現して流布して回らない限りばれないでしょうからギリギリばれないんじゃないですかね。