「わたしは菅支持をはっきり打ち出しているのに、小沢陣営の幹部が電話してきて30分ぐらい説得された。この熱心さは菅陣営にはない」衆院当選1回議員
二転三転の民主党代表選。
剛腕殿は代表選への出馬を宣言した。昨日までは、トロイカ体勢維持で、出馬見送りかと言われていたのだけれど、空き菅@けものへん殿との会談は物別れに終わった。
剛腕殿の会見によれば、空き菅@けものへん殿は、8月30日夜の時点では、トロイカ体制維持のための剛腕殿との話し合いに積極的だったけれども、今日になって、話し合いは密室批判を受けかねないので、やりたくないということのようだ。
何処まで本当なのかは分からないけれど、結果として調整は失敗。友愛殿は伝書鳩になった挙句、見事にコケてしまったことになる。
昨日のエントリーでは、剛腕殿の勝ちだと言ったけれど、実際に代表選を行ったとしても、友愛殿のグループが剛腕殿の支持を変えない限り、やっぱり剛腕殿の優勢は変わらないと思われる。
だけど、そこはそれ、友愛殿のこと、やっぱり空き菅@けものへん殿に支持を変えました、なんてふらつくのでは、という一抹の不安はあることはある。
ただ、剛腕殿が勝った場合と負けた場合のどちらが党を割って出るだろうかと考えると後者しか有り得ない。勝って党代表になって、そして党を出て行くなんて普通は考えられない。それならば、わざわざ代表選なんかに出馬する意味がない。
だから、友愛殿が、党を分裂させたくなければ、剛腕殿を支持して、剛腕殿を勝たせることによって、党の分裂を回避するしかない。
民主党代表選挙はポイント制で、国会議員票が824ポイント(1人2ポイント)、地方議員票が100ポイント、そして、党員・サポーター票が300ポイントある。党員・サポーター票の300ポイントは、300の衆議院選挙小選挙区ごとに票を集計して、各選挙区で最多得票を得た候補が1ポイントを獲得するというもので、衆議院選挙の仕組みをそのまま利用している。
代表選挙は、これらの合計1224ポイントの過半数613ポイント以上を取れば勝ち。過半数を取った候補がいない場合は、上位2人から国会議員による決選投票で決める。
だから、極端な話、国会議員票だけで613ポイント、人数にして、307人の票を集めることができれば、地方議員票とサポーター票が全部相手に言ったとしても、関係なく当選することになる。
民主党内の各グループの人数と支持の状況は報道各社がいろいろと分析しているけれど、整理するとおおよそ以下のとおり。
菅グループ 40~ 60人 菅支持
前原グループ 30~ 60人 菅支持
野田グループ 30~ 40人 菅支持
小沢グループ 130~150人 小沢支持
鳩山グループ 50~ 60人 小沢支持?
旧社会党系 30人 様子見
旧民社党系 30人 様子見
計 340~430人
既に、剛腕殿のグループと友愛殿のグループを合わせると少なめでも180人、多めに見積もると200人を越える。
対する空き菅@けものへん殿は菅、前原、野田の3グループ全部足しても、130人から160人で、これは丁度剛腕殿のグループ一つ分に相当する。
これに、旧社会党系と旧民社党系が全部、空き菅@けものへん殿の支持に回って、ようやく互角。
だから、国会議員票を考えた場合、友愛殿のグループがどっちにつくかが、如何に大きなウェートを占めるかが良く分かる。尤も、友愛殿のグループも一枚岩ではないようで、100%剛腕殿支持というわけではない、という観測もある。
いずれにせよ、剛腕殿にしてみれば、あと200ポイント超を押さえれば、大体勝ちは決まる。
この200ポイントは、国会議員票では100人分。地方議員とサポーター票の合計の約半分に相当する。
ここで、党員・サポーター票についてみると、300の衆議院選挙小選挙区ごとに票を集計して、各小選挙区毎に1ポイント割り当てるというものだから、各小選挙区のサポーターは、そのままその小選挙区選出議員の支持者である可能性が高いという見方がある。
民主党関係者の中には、「国会議員は自分の2ポイントと各小選挙区に割り振られた1ポイントの計3ポイントを持っているに等しい」という指摘もあるようだ。
実際に、党員・サポーターを集めたのが主に国会議員であり、しかも、サポーター集めに関しては、剛腕殿が先行していた、という見方もあることから、サポーター票で剛腕殿グループが、そう大きく、遅れを取るとも思えない。
あとは、マスコミ及び野党が、一斉に「政治と金」の問題で、大いに剛腕殿を叩いて、地方議員とサポーター票を削り取ってゆこうとする可能性はあるのだけれど、正直何とも言えないところがある。
ただ、世論が反小沢一色に染まって、地方議員とサポーター票の大半が、空き菅@けものへん殿に流れ、鳩山グループの一部や旧社会党系、旧民社党系で様子見をしている議員達が、その世論に靡いて、空き菅@けものへん殿に投票すれば、結果は分からなくなる。
したがって、空き菅@けものへん殿は、この辺りの世論を巻き込む形で、雪崩式に自分のところに票を集めようとする作戦に出るものと思われる。
その為の「餌」となるのが、「政治と金」の問題に火を点けること。
だから、言葉は悪いけれど、空き菅@けものへん殿は、自身の経済無策を「政治と金」の問題にすり替えて、世間を欺いたまま、代表選を戦う可能性だってある。
国民が、なんとなく、クリーンな政治がよいよね、とそればかりに捉われて、結果として経済がメタメタになったら目も当てられない。かと言って、景気回復が最優先だからと、それしか見ずに、外交安保を無視して、亡国の憂き目にあっては元も子もない。
その視点から見ると、今回の代表選は、どちらも選びたくないけれど、どちらかに決まってしまうという、ある意味究極の選択に近いものがある。
ゆえにこそ、たとえ、民主党のサポーターや党員でなかったとしても、国民は代表選の政策論争に注視して、せめて真っ当な世論形成をしてゆく必要があると思う。
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ポストめぐりせめぎ合い=交渉決裂、深まる溝-菅・小沢氏
民主党代表選の告示を翌日に控え、菅直人首相と小沢一郎前幹事長との対決回避を探る動きは31日、不調に終わった。「挙党態勢」の名の下、ポストをめぐる菅、小沢両陣営の「交渉」が決裂したのが実態で、かえって溝を深めた。党分裂の可能性を秘めながら、両陣営は9月14日の投開票に向け、全面戦争に突入した。
◇会談はセレモニー
「正々とお互いに頑張ろう」。民主党本部で31日夕に行われた首相と小沢氏の会談。小沢氏がこう語った瞬間、両者の対決が確定した。
対決回避へ、首相と小沢氏との仲介に動いたのは鳩山由紀夫前首相。鳩山氏は首相と会談を重ねた末、30日夜には両氏と小沢氏の「トロイカ体制」を重視して政権運営に当たることで一致。「小沢氏は不出馬か」との観測が一気に広がった。
しかし、「トロイカ体制重視」の具体的な内容は詰まっていなかった。鳩山氏周辺によると、小沢氏側は「小沢幹事長」を想定。首相サイドは「何かあったら(鳩山、小沢両氏に)相談するという意味だ」との認識だったという。
結局、31日になって菅陣営内から「国民の目線から見て不透明な形で一本化が図られるようなことは厳に慎むべきだ」(前原誠司国土交通相)といった声が噴出。首相に譲歩の余地がなくなった。首相は午前に鳩山氏に電話をかけ、ポストをめぐる「話し合いは密室批判を受けかねないのでやめたい」と伝えた。同時に「小沢さんとは二人で会いたい」とも述べた。
鳩山氏はこの後、小沢氏と輿石東参院議員会長との3者会談で、首相からの電話の内容を伝えた。首相周辺によると、3者会談の場から鳩山氏は首相に電話をかけ、「人事は4人で相談して決めよう」と持ち掛けたという。
「形だけのトロイカではだめだ。内容が伴わないと」(小沢氏周辺)。同氏にとっては、首相が枝野幸男幹事長や仙谷由人官房長官を据えた「脱小沢」路線の修正を確約しない限り、振り上げた拳を下ろせない。結局、首相と小沢氏との会談はセットされた時点で、表向き「今後も協力してほしい」(首相)「協力していく気持ちに変わりはない」(小沢氏)とエールを交換する場と化した。
会談がセレモニーにすぎないことは、終了後すぐに露呈した。小沢氏は記者団に対し「首相は挙党一致の態勢をつくる形は取るべきではないとの考えのようだ」と批判した。これに対し、菅氏は出馬会見で「挙党態勢に反対したことはない」と反論。その一方で「いろんな方から人事で話があった。間に立った方に『密室でやるべきでない』とお願いした」と、裏取引を持ち掛けられたことを暴露した。小沢氏の政治資金問題を念頭に「政治とカネの問題で混乱しない政治をつくりたい」とまで言い切った。
◇政策語られず
「昨夜は一時的に菅首相にご理解いただいた」。鳩山氏は首相への「恨み節」を口にすると、代表選での小沢氏支持を重ねて明言した。円高・株安が進む中、対決回避を模索した民主党のどたばた劇。鳩山氏を仲介役にした、首相と小沢氏との「交渉」の過程で、政策が真剣に論じられた形跡はない。(2010/09/01-00:48)
URL:http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010083101054&m=rss
「密室」「小鳩復権」批判、調整失敗の一因に
民主党代表選を巡る菅首相と小沢一郎前幹事長の調整の失敗には、「密室談合」や「小鳩(小沢氏と鳩山前首相)復権」を批判する党内世論の急速な高まりも影響した。
「党の路線や理念を訴える最大のチャンスだ。談合、密室で決まっている印象を与えてはならない」
原口総務相は31日の記者会見で、話し合いによる代表選回避をけん制した。
党内には、小沢氏による旧新進党の解党を経験したベテラン議員を中心に「密室批判を恐れず候補を一本化すべきだ」との意見も根強かった。ただ、鳩山氏や輿石東参院議員会長らが調整の前面に出ることには、若手議員らの不満が一挙に高まった。野党当時の2000年には、小渕首相(当時)が病に倒れた後、自民党の一部幹部によって森内閣発足への流れが作られたとして、「不透明な密室劇」と批判したこともある。このため、「代表選を回避すれば同様の批判を免れない」との懸念もあった。
鳩山氏が、菅、小沢両氏を交えた「トロイカ体制」による党運営の復活を模索したことも反発を招いた。
鳩山、小沢両氏はそれぞれが絡んだ「政治とカネ」の問題などもあって、「クリーンな民主党を作り上げる」(鳩山氏)として6月に辞任したばかり。それだけに、「先祖返りだ。民主党はトロイカだけの党ではない」(参院議員中堅)と受け止められ、これが「挙党態勢」の具体像を話し合いにくい背景になったとの見方もある。
一方、党内には代表選に突入することで、政治空白が長引くことへの懸念も出ている。先の参院選惨敗で政権基盤が揺らぎ、代表選への対応もあってか、首相は円高などへの有効な対策が打ち出せていないとの批判を受けている。玄葉公務員改革相は31日の記者会見で「内憂外患の日本にあって、党内抗争している場合ではないというのが国民の声だ」と語った。
(2010年8月31日22時05分 読売新聞)
URL:http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100831-OYT1T00982.htm?from=rss&ref=mixi
カギは若手議員票…菅・小沢陣営の思惑交錯
民主党代表選は菅首相と小沢一郎前幹事長の一騎打ちの構図が固まり、両陣営は票読みを急いでいる。
ポイント制(計1224ポイント)で競う選挙の勝敗を分けるのは、その7割近くを占める国会議員票(412人、1人2ポイント)と見られており、争奪戦が激化しそうだ。
菅陣営は、菅、前原国土交通相、野田財務相の各グループの合同選挙対策本部を31日に設置した。蓮舫行政刷新相、前原国土交通相、野田財務相ら知名度のある閣僚を中心に支持を広げていく方針だ。
特に重点を置くのは、党所属議員の約半数を占める衆参両院の当選1回議員。首相自身も、衆参の当選1回議員と8月23日から面談を行うなど、若手への浸透に力を注いできた。若手には小沢氏支持が多いとされるが、「選挙地盤が不安定で、『政治とカネ』の問題を抱える小沢氏を支持すれば有権者に突き上げられ、菅氏支持に回る」と胸算用している。首相を支持する仙谷官房長官も31日、首相官邸で記者団に「若い方を中心にクリーンな民主党をつくりたいという思いは強い」と強調した。
菅陣営の当面の目標は、国会議員票で小沢氏と同数の票を獲得することだ。地方議員(2382人。得票割合で配分、計100ポイント)や党員・サポーター票(34万2493人。衆院の300小選挙区ごとに勝者が1ポイント)では優位と見ており、国会議員票で小沢氏と互角に戦えば、勝利が見えてくると読む。
一方、小沢陣営は党内最大の勢力を誇る小沢グループが中心で、「数と結束力で勝負だ」と強調する。31日夕には外山斎参院議員らが議員会館で、9月1日の決起集会の案内状を直接、配って回った。
ただ、小沢氏を巡る「政治とカネ」の問題で国民の厳しい視線を浴びる中での出馬だけに、「党員・サポーター票で菅氏を上回るのは難しい。国会議員票で大幅に上回る以外、勝つ道はない」と引き締めている。
陣営内の衆院当選1回の議員にも、「無理をして党員、サポーター票を集める必要はない。国会議員票を確実に小沢氏に入れてほしい」と要請している。「支持者と接触する機会が増えれば、小沢氏支持が揺らぐ可能性がある」との見方が陣営内に出ているためだ。
若手議員への働きかけは、当選同期の議員が行い、支持獲得が難しい場合は、松木謙公国会対策筆頭副委員長ら中堅議員が対応するという「連係プレー」も進めている。
今後は、「菅政権が先の参院選大敗の責任をとらず、『ねじれ国会』や円高・株安にも対応できていない」などと批判を強め、小沢氏の「剛腕」への期待を高めたい考えだ。
グループ別では、鳩山前首相が小沢氏支持を明言していることから、鳩山グループの大半の支持は固いと見ている。
両陣営とも、支持を明確にしていない羽田、旧民社党系、旧社会党系の各グループに重点的に支持を求めていく構えだ。
(2010年8月31日22時55分 読売新聞)
URL:http://www.yomiuri.co.jp/feature/20100806-849918/news/20100831-OYT1T01012.htm
【民主党代表選】フレミング・鳩山氏がキングメーカー!? 首相の「弱気」につけ込み説得 その皮算用は 2010.8.31 01:06
民主党代表選をめぐり、菅直人首相と小沢一郎前幹事長の仲介役を買って出た鳩山由紀夫前首相が「キングメーカー」として存在感を発揮した。6月に退陣し、任期限りでの引退を表明したのは誰だったか。鳩山氏はそんな冷笑を気にもかけないが、その動きからは揺れ動く心情が垣間見える。(榊原智)
「フレミングだよ!」
鳩山氏は30日、小沢氏、輿石東参院議員会長と会談後、記者団に左手を突き出し、親指と人さし指、中指で「フレミングの法則」の形を作った。
「首相を辞める直前は親指を突き出したけど今度は3本指か…」。ある党中堅は首をひねったが、鳩山氏は小沢、菅両氏との「トロイカ体制」を、電流、磁力、力の相関関係になぞらえたようだ。
鳩山氏が、小沢、菅両氏の仲介に動いたのは、両氏の関係がこれ以上悪化すれば党分裂を招くと考えたからだった。
ただ、党内第2勢力の鳩山グループが首相支持に回れば、小沢氏は勝算が立たず、出馬を決断しなかった可能性もあった。19日に長野県軽井沢町の自らの別荘で開いたグループ研修会に小沢グループを招いたことが代表選の構図を作ったともいえる。
鳩山氏は首相がマニフェストを修正し、財政再建路線を掲げたことに不信を深めていた。16~18日に中国・北京を訪問した際も側近にこう漏らした。
「首相に政策ペーパーを渡したのにまったくメッセージがない。消費税で参院選に負けたことへの党内世論も分かってない。19日の研修会では小沢氏と一緒にプレッシャーをかける」
ただ、鳩山氏は「そうは言っても首相を代えるのはまずいよ」とも語っており、この時点では最終的に首相続投を支持する腹づもりだった。
ところが、25日の首相との会談後、鳩山氏は豹(ひょう)変(へん)した。自らの進言に耳を貸さない首相に堪忍袋の緒が切れたようだ。
首相と小沢氏が対立すればするほど鳩山氏の影響力は増す。しかもどちらが代表になっても鳩山氏の協力は不可欠で、その影響力は衰えることはない。
小沢氏が代表になった方が分裂は回避できると考えたフシもある。首相が続投すれば小沢氏らは党分裂に動くに違いないが、小沢氏が代表になっても離党者は少ないはずだからだ。
小沢、鳩山両氏の連携プレーに首相は苦悩した。両氏の議員の多数派工作は入念で首相の支持は広がらない。仮に続投しても両氏の協力がなければ、衆参ねじれの中で政権は半年と持たない公算が大きい。
鳩山氏は首相が心の揺れを見逃さなかった。30日夜の3度目の会談では、首相の弱気につけ込んだ。政権交代を実現させたのは首相、小沢氏とのトロイカ体制だ。ここで3人が争えばこれまでの努力が水泡に帰す。そんな説得に首相はついに折れた。
30日夜、会談を終え、首相公邸前で鳩山氏が車に乗り込もうとすると、首相は慌てて鳩山氏の手を握った。「本当にありがとうございました。本当に…」。深々と頭を下げる首相の目にはうっすらと涙が浮かんだ。
URL:http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100831/stt1008310107000-n1.htm
新聞社ごとにグループの票読みが違う民主党代表選の行方スキャンダル合戦の果てに厭戦ムードも2010年08月31日(火) 田崎 史郎 田崎 史郎田崎史郎「ニュースの深層」
来年4月に統一地方選を控えた地方議員(100ポイント)の方が世論に敏感かもしれない。また、得票数に応じてドント方式で配分されるので、世論調査に近い結果となる可能性が高い。
世論調査では小沢氏圧倒的に不利
選挙運動の実態を見ると、小沢陣営の方が選挙上手だ。
「わたしは菅支持をはっきり打ち出しているのに、小沢陣営の幹部が電話してきて30分ぐらい説得された。この熱心さは菅陣営にはない」(衆院当選1回議員)
小沢陣営はまた、新人議員143人のうち比例単独で当選した43人の大半を押さえているとみられている。昨夏の衆院選で比例代表名簿の作成を主導したのは、当時、選挙担当の会長代行だった小沢だ。小沢のおかげで国会議員バッジを手にした人も少なくない。
こう考えると、民主党内をみるかぎり、小沢の方が多少、優位に立っていると見る向きが多い。でも、世論調査結果を見ると、軍配は明らかに菅に上がる。28、29の両日、菅、小沢のどちらが次の代表にふさわしいかを聞いた毎日、読売、日経各新聞の調査結果は次の通りだった。
毎日新聞 菅78% 小沢17%
読売新聞 菅67% 小沢14%
日経新聞 菅73% 小沢17%
こういった世論の動向が明らかになる一方、菅、小沢両陣営がスキャンダルを流し、泥仕合の様相を呈してきている。このために、29日になってお互いに厭戦ムードも高まってきた。さて、どうなるか。民主党政権は胸突き八丁にさしかかってきた。
URL:http://gendai.ismedia.jp/articles/-/1105?page=2
この記事へのコメント
ちび・むび・みみ・はな
> かと言って、景気回復が最優先だからと、
> それしか見ずに、外交安保を無視して、亡国の憂き目に
> あっては元も子もない。
どちらが勝っても, 次の衆議院選挙の見通しが明るく
ならないのであれば, 小沢首相でも, 菅首相でも, 或は
(公明党の) 山口首相でも, 次の選挙までにできることは
限られるでしょう. 小沢氏を除いて, 官僚も民主党も
公明党も後のことを考えなければなりません.
小沢氏も菅氏も日本の未来について言わないのは決定権
を失っていることを分かっているからかもしれません.
若い人に投票の重要性を知ってもらえれば, 次の選挙で
かなりまともな方向に戻ると思います. 団塊の世代に
比べれば, 若い世代は遥かにまともです.
almanos
グー殿指摘の岡田外相の子供の遣い以下の扱いも、こういう状態の政権の外相と交渉する価値はないという意思表示でしょう。旧自民の政権復帰を一番望んでいるかもしれません。何しろ身のある交渉ができませんし、日本の
グー