「私も野党時代、かなり厳しい言葉を使ったが、これほど汚い言葉は使わなかった」菅首相 10/6衆院代表質問にて
大方の予想通り、空き菅殿が秋の国会で集中砲火を浴びている。
勿論、尖閣問題での失態と小沢氏に関する問題で煮え切らない態度を見せているから。
空き菅殿の答弁は、相変わらずというか、黙々と作文を読むもので、しかも中身に乏しい。もちろん、例の言い訳パタンもしっかり入っている。
要旨から抜粋すると次のとおり
【小沢一郎元民主党幹事長】本人が自ら判断し、対応することが望ましい。
→言い訳パタンA:自分は関係ない
【尖閣諸島】証人喚問は国会で検討されるべき問題だ。
→言い訳パタンA:自分は関係ない
【普天間】 日米合意を踏まえて取り組んでいる。
【対中外交】漁船船長解放は間違っていない。
ビデオ公開は捜査当局が判断する。
→言い訳パタンA:自分は関係ない
温家宝首相との懇談で、言うべきことは言った。
【財政健全化法案】 提出されたらしっかり議論したい。
【拉致問題】 拉致被害者の帰国へ全力を尽くす。
辛光洙の要望書に署名したことはお詫びする。
→言い訳パタンB:今は反省している
【国旗・国歌】国旗、国歌の意義を理解し、尊重する態度を育てることは大変重要だ。
【岡崎国家公安委員長】 韓国で反日デモ参加の行動は本人も深く反省している。
→言い訳パタンB:今は反省している
【外国人地方参政権】各党で議論して、取り扱いを決める。
質問事項の答えの半分は言い訳で、残り半分はやっているというだけ。しかもその着地点も方策も示さない。
政治主導、政治主導というけれど、一体何を主導したいのかさっぱり分からない。それとも、民主党の政治主導とは蒟蒻ゼリーの硬さを決めることなのか。
逃げてばかりで「横綱相撲」を取っていない。猫騙しやなんかが許されるのは精々「前頭」くらいまで。
こんな答弁では、いくらテレビがMAD編集したとしても、どうにもならないような気がしてならない。
それ以前に、ここまで酷いと、もうテレビで流せる場面もないのではないか。
「これほど汚い言葉は使わなかった」なんていうのも、最初のうちはウケたのかもしれないけれど、もうそろそろ賞味期限切れ。
尖閣対応でミソをつけ、居座る小沢氏に何もいえない空き菅殿を見せられ続けると、国民も、いよいよ堪忍袋の尾が切れる。
国民は政治に実行力を求めているのであって、空き菅の言い訳を聞きたいわけじゃない。
菅政権になって、4ヶ月、一体何をやったのかと問われれば、何もしていないと言う他ない。
やったことは、外部からの刺激や圧力にただ反応したことくらい。
口蹄疫に集中豪雨。そして菅談話。円高はついこの間まで見守っていただけ。そして尖閣問題。
どれも自分からリーダーシップを発揮してどうこうではなくて、言われて、問題になったから反応しただけ。
第一、国会を碌に開いていない上に、真剣に議論する姿勢がないから、まともに法案が通るわけがない。
この間の代表質問を見ていると、法案の審議に移っても逃げの答弁に終始して、ただ時間だけが過ぎるばかりで、全然進まなくなることは容易に予想できる。
夏の参院選までは強行採決なんていう強引技も使えたかもしれないけれど、今回、そんなことをしようものなら、悉く参院で跳ね返される。
必然的に、民主党として通せる法案はどんどん無くなっていって、結局、野党案の丸飲みになるのではないかと思う。
菅政権や民主党は未来を見ていない。
過去がああだった、自民がどうだったばっかりで、国民に未来を示さない。
それどころか、敵を見つけて、それを叩くことで、自分の存在意義を確認しているようにさえ見える。
別に、そうするのは人の勝手だけれど、それはあくまでも個人でやるべき事であって、一国の宰相がやるべき事じゃないし、してはならないこと。
民主政治では、自分の味方を増やさないと、その思うところは全然できなくなる構造を持っている。なぜなら、自分の意見に賛同してくれる人が過半数を超えないと法案が通らないから。
だから、国会できちんと議論して、やりたいこと、やるべきことを多くの議員に納得してもらわない国政は一歩も進まない。
菅政権は、その当たり前のプロセスをやってない。
政治を行うために、味方を増やすのではなくて、敵を作ってそれを叩く。それだけに終始しているかのようにすら見える。権力闘争ばかり見せられる国民を何と思っているのか。
こんなことを続けていると、空き菅殿は、最後には自分独りになってしまうだろう。
今は、小沢氏の扱いに腐心しているようだけれど、小沢氏がいるから自分が批難の矢面に立たずに済んでいる。
だけど、小沢氏が除名又は、離党なんかしたら、もう目の前のバリケードは無くなってしまう。
そのとき、どれだけの人が空き菅殿を庇ってくれるのか。
空き菅殿が、四列目から最前列に立たされる日は近い。
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自民挑発で「イラ菅」 「間抜け」呼ばわりに爆発 2010年10月7日 朝刊
六日の衆院本会議での各党代表質問で、菅直人首相は低姿勢を心掛けた。参院で与党が過半数割れする「ねじれ国会」では、野党側への配慮が欠かせないためだが、対決姿勢を強める自民党側は激しい言葉で挑発。首相もこらえ切れず、思わず「イラ菅」を爆発させてしまった。
「私も野党時代はかなり厳しい言葉を使ったが、これほど汚い言葉は使わなかった」
自民党の谷垣禎一総裁に続いて質問に立った稲田朋美氏への答弁で首相が反論すると、議場はやじに沸いた。
稲田氏は質問で、首相を「間抜け」「腰抜け」「ひきょう者内閣」と、こき下ろした。原稿を読まずに答弁するよう求めると、「イラ菅」に火が付いた首相は「まず原稿を読まないで質問するのが筋だ」と反撃した。
これに先立ち、谷垣氏への答弁では「真摯(しんし)にお答えしたい」と低姿勢だった首相。二〇一〇年度補正予算に関して財源問題を指摘されると、「財政健全化を進めて内外の信任を確保する基本的考え方は共有している」と強調した。通常国会で自民党が提出し廃案となった財政健全化責任法案についても「政府の財政運営戦略と共通部分も多い。あらためて国会に提出すれば、しっかり受け止め議論したい」と前向きな姿勢を示した。
首相にとって目下最大の課題は、補正予算の成立。そのためには、野党の協力は欠かせず、協調ムードを盛り上げる必要がある。
だが、自民党にとっては、小沢一郎元代表が政治資金規正法違反事件で強制起訴されることや、尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件をめぐる政府対応など、攻めどころは満載とあって、手をこまねいているわけにはいかない。
谷垣氏は、稲田氏ほど厳しい言葉を浴びせることはなかったが、小沢氏の証人喚問を求めたり、漁船衝突事件で船長を釈放した政府の対応を厳しく批判した。代表質問後、谷垣氏は「『イラ菅』といわれるが、何か言い返さずにいられない。菅さんは首相になり切れていない」と笑みを浮かべた。
一方、首相は「これをスタートに、もっと濃い議論ができて、合意形成の方向に議論が進めばいいと思っている」と記者団に強調。激しい論戦とは一転して、再び野党の協力に期待感を表明した。
URL:http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2010100702000031.html
【代表質問】衆院本会議での首相答弁の要旨 2010.10.6 19:30
【小沢一郎元民主党幹事長】
小沢氏の国会での説明(証人喚問)は国会で議論し決定すべきもの。本人は説明責任を果たすとしており、説明の場や方法を含め本人が自ら判断し、対応することが望ましい。
【尖閣諸島】
那覇地検次席検事と検事総長の証人喚問は国会で検討されるべき問題だ。検察捜査は独立性の保障が要請されており、検察官の証人喚問は、独立性に悪影響を及ぼすおそれがある。
【普天間】
普天間飛行場の移設は日米合意を踏まえて取り組んでおり、沖縄の基地負担軽減にも全力を挙げている。
【対中外交】
(漁船船長解放は)国内法に基づき適切に対応した結果で、中国に間違った教訓を与えたとの指摘は全く当たらない。ビデオ公開は捜査当局で適切な判断がなされると考える。ASEM(アジア欧州会議)での温家宝首相との懇談では、(私は)尖閣に領土問題は存在しないという原則を述べ、戦略的互恵関係の進展、ハイレベルの交流を行うことで一致した。邦人拘束は未釈放の1人の安全確保とともに人道的観点からの迅速処理を求めている。
【財政健全化法案】
政府が閣議決定した財政運営戦略と自民党の財政健全化責任法案は共通点も多く、提出されたらしっかりと受け止めて議論したい。
【拉致問題】
国の責任において、すべての拉致被害者の帰国へ全力を尽くす。過去に私が(拉致実行犯の北朝鮮工作員)辛光洙の名前が入った要望書に署名したとの指摘だが、これまでも不用意だと謝っているし、この場でもおわび申し上げる。
【国旗・国歌】
他国も含めた国旗、国歌の意義を理解し、尊重する態度を育てることは大変重要だ。学校教育でも国旗掲揚や国歌斉唱の指導が必要だ。(掲揚拒否など)学校で違法な活動があれば、毅(き)然(ぜん)とした対処をする。
【岡崎国家公安委員長】
平成15年の岡崎トミ子議員の(韓国で反日デモ参加の)行動は本人も深く反省し、以後注意している。
【外国人地方参政権】
安全保障上の問題も含め、さまざまな意見があることは承知している。各党で議論していく中で、(法案の)取り扱いを決めることになる。
◇
質問者は谷垣禎一、稲田朋美(以上自民)の各氏。
URL:http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101006/plc1010061930017-n1.htm
この記事へのコメント
白なまず
ひふみ神示 第06巻 日月の巻 第十一帖
学も神力ぞ。神ざぞ。学が人間の智恵と思ってゐると飛んでもない事になるぞ。肝腎の真中なくなりてゐると申してあろが。真中動いてはならんのざぞ。神国の政治は魂のまつりことぞ。苦しき御用が喜んで出来る様になりたら、神の仕組判りかけるぞ。何事も喜んで致して呉れと申してあろがな。臣民の頭では見当取れん無茶な四(よ)になる時来たのざぞ。それを闇の世と申すのぞ。、、、
ひふみ神示 第19巻 マツリの巻 第十六帖
日本の人民よくならねば、世界の人民よくならんぞ、日本の上の人よくならねば日本人よくならんぞ。祈る土地はよつくれよ。専一(せんいつ)、平和祈らなならんぞ、その位 判って居ろが。今ぢゃ口ばかりぢゃ、口ばかり何もならんぞ、マコト祈らなならんぞ。真中の国、真中に、膝まづいて祈り事されよ。、、、
ちび・むぎ・みみ・はな
ただし, 公明党の怪しい動きには注意が必要.
日本を敬愛せず主義主張もない公明党と民主党は
何がどうなって連携するか分からない.
あと, 靖國の零戦の写真が大変に美しい.
私が撮ると単なる飛行機にしかならない.
almanos