北朝鮮の砲撃は周到に準備されていた

 
「北朝鮮の砲撃は民主党にとって神風だ。公明党は問責により慎重になるのでは。」
民主党幹部

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1.激しく牽制する韓国と北朝鮮

韓国の李明博大統領は25日、緊急の安全保障経済点検会議を開き、砲撃を受けた延坪島など5島の戦力配置を増強し、2006年に決定された5島の海兵隊の兵力削減計画を白紙化することを決めた。

そのほか、交戦規則も全面的に見直すという。

韓国の交戦規則は、国連軍司令部が1953年に制定した休戦時交戦規則であって、軍人と軍人、軍隊と軍隊の衝突時に戦争拡大を防ぐという趣旨で作成されたもので、民間人が攻撃された場合に適用する交戦規則がないという。

今回、それを見直しして、民間人攻撃に即時に対応発砲したり、民家の爆撃に同等の武器で応酬するなどの内容を取り入れる方針のようだ。

李明博大統領は砲撃を受けた23日に、合同参謀本部軍の軍事指揮本部を訪れ、シャープ国連軍司令官とテレビ会談して、交戦規則改正の必要性を提起。シャープ司令官は、積極的に検討すると答えたという。

まぁ、国家元首であれば、国民を守るための当然の動きだといえる。

北朝鮮は、「南朝鮮が無分別な軍事的挑発を行えば、我が軍隊は2次、3次の強力な物理的報復打撃を加える」と警告する通知文をアメリカ軍側に送っていて、相変わらずというかなんというか、強気のコメント。

その一方で、先週訪朝した安全保障問題の専門家のレオン・シーガル氏らに、アメリカが北朝鮮を敵視しないのであれば、核兵器開発を放棄するなどと伝えていて、もし、アメリカが二国間対話を再開しないと、ミサイル実験を続け、3度目の核実験も実施する、と硬軟織り交ぜた外交交渉をしている。




2.北朝鮮の攻撃は周到に準備されていた

そんな中、韓国紙の中央日報は25日、韓国政府当局者らの話として、北朝鮮の金正日が砲撃の2日前に、三男の金正恩を連れて、延坪島へ砲撃を行った、北朝鮮の黄海南道ケモリ海岸砲基地と茂島基地の砲兵大隊を視察していたと報じている。

北朝鮮の韓国砲撃と金正恩」のエントリーで、今回の砲撃は、金正恩の帝王学の一環としての模擬試験ではないかと述べたけれど、益々その疑いが濃くなったように思われる。この金親子の視察が本当であれば、少なくとも、今回の砲撃は、軍の暴発などではなくて、周到に準備された計画的なものだったと言っていいように思う。

事実、韓国は、北朝鮮の砲撃に対して、F16、F15計8機を現場周辺に緊急出撃させているのだけれど、北朝鮮も現場上空に旧式のミグ23を哨戒飛行させていたという。互いに空中戦一歩手前の状況だったという。

更に、北朝鮮は、今回の砲撃で、「曲射砲」を使っている。

曲射砲とは、砲身に仰角を持たせて、砲弾を斜め上に打ちだすことのできる大砲のこと。

曲射砲で打ち出された砲弾は、放物線軌道を描いて着弾するから、前方に障害物があってもそれを越えて攻撃することが可能になる。

その反面、目標を正確に攻撃するには、弾道計算や、計算と実際の着弾点とのズレを報告する観測員が必要になるなど、その運用には熟練を要する。

今回砲撃を受けた、延坪島に展開する韓国軍の自走砲や集落は、島の南側にあって、北朝鮮側からは、島の中央の山の向こうに位置していた。

したがって、それを攻撃するには、山を超えて砲撃しなければならないのだけれど、ちゃんとそれに見合った「曲射砲」を用意するあたり、前もって計画されたものだと見ていいだろう。




3.政府の仕事は国民を守ること

そして、24日になって北朝鮮は中距離弾道ミサイル「ムスダン」の発射実験を数カ月以内に実施しようと準備を進めていることが明らかなった。この「ムスダン」の射程は約3千キロとされているから、沖縄を含めて日本全土が射程に入ることになる。

政府は24日に対策本部を立ち上げて、「許し難い蛮行だ。韓国の立場を強く支持する。」などと強い態度に出ている。

まぁ、威勢のいいことを言うのもいいけれど、その前にもっとやるべきことが有る筈。それは、繰り返しになるけれど、有事即応体制が取れるだけの体制と法整備を急ぐべき。口でいくら勇ましいことを言っていたとしても、実際に国民を守れなければ何の意味もない。

にも関わらず、「北朝鮮の砲撃は民主党にとって神風だ」なんて言う民主党幹部がいる。とんでもないこと。

守るべきは日本と日本国民であって、政権だけ守ればいい訳なんて有る筈もない。

政府が、国民を守る事を二の次にして、政権維持を第一にしてはいけない。そのような態度では、打つ手、打つ手が悉くズレてしまう。なぜなら、口先で、国民ウケする威勢のいいことを言うばかりで、本当に必要な処置をしなくなるから。

政府は、今回の件で、やれ周辺事態法の適用ではないだとか、朝鮮学校の無償化停止だとか、明後日の方向のことばかりやっているように見えて仕方がない。とても、国民を守る動きとは思えない。

韓国の李明博大統領が交戦規定を見直したように、規定が現状にそぐわなければ、合うように規定の方を変えてしまうべき。それこそが政治家の仕事。規定はあくまでも国民を守る為にあるのであって、政治家の保身のためにあるものじゃない。

だから、これを機に、周辺事態法そのものを見直すとか、裏で海自、空自に警戒態勢をとらせるとか、真に国民を守るべき行動をたくさんとれる筈。

北朝鮮のミサイルが飛んできてからでは、取り返しがつかないことにもなりかねない。即刻対応すべきだと思う。


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画像韓国、北武力挑発に積極交戦…規則見直し決定へ

 【ソウル=仲川高志】韓国の李明博(イミョンバク)大統領は25日、青瓦台(韓国大統領府)で、緊急の安全保障経済点検会議を開いた。北朝鮮の近接海域で、砲撃を受けた延坪島など5島の戦力配置を増強することなどを決めた。

 青瓦台の洪相杓(ホンサンピョ)広報首席秘書官によると、会議ではこのほか、〈1〉北朝鮮の武力挑発に積極的に対応できるよう、韓国軍の交戦規則の見直し〈2〉民間団体による対北朝鮮支援の許可の是非を検討〈3〉対中外交の強化――などの方針を決めた。開城(ケソン)工業団地を除く南北交易・交流の中断措置を維持することも確認した。会議には外交、安保、経済関連の閣僚らが出席した。

(2010年11月25日13時21分 読売新聞)

URL:http://www.yomiuri.co.jp/feature/20080115-899562/news/20101125-OYT1T00491.htm



画像北朝鮮「2次、3次の打撃加える」米軍に通知文

 【ソウル=仲川高志】北朝鮮国営ラジオの平壌放送は25日、朝鮮人民軍板門店代表部が同日、延坪島への砲撃に関連し、「南朝鮮(韓国)が無分別な軍事的挑発を行えば、我が軍隊は2次、3次の強力な物理的報復打撃を加える」と警告する通知文を米軍側に送ったと報じた。

 朝鮮通信(東京)が伝えた。「今回の事件発生には米軍にも責任がある」としている。再度の武力挑発を示唆し、28日から始まる米韓合同軍事演習をけん制する狙いがあるとみられる。

(2010年11月25日13時07分 読売新聞)

URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20101125-OYT1T00564.htm?from=y10




画像北朝鮮「敵視しないなら核兵器開発放棄」 米紙報道 2010年11月24日10時37分

 23日付米ワシントン・ポスト紙(電子版)は、北朝鮮が先週訪朝した安全保障問題の米専門家らに対し、米政府が金正日(キム・ジョンイル)政権を「敵視する意思がないこと」を再確認する見返りに、プルトニウム型の核兵器開発計画の放棄を提案したと報じた。また、北朝鮮が訪朝した複数の米専門家らに対し、米国が米朝対話を再開しなければミサイル実験を続け、3度目の核実験も実施すると示唆した、とも伝えた。

 訪朝した米社会科学研究評議会の安全保障専門家、レオン・シーガル氏が同紙に語ったところによると、複数の北朝鮮当局者が同氏らに対し、北朝鮮がすべての核燃料棒を第三国に移送する見返りに、米朝が国交完全正常化を目指すことなどをうたった2007年10月の6者協議の合意文書の尊重を、米国が改めて表明することを求めたという。

 北朝鮮は過去2回、核実験を実施し、使用済み燃料棒を再処理してプルトニウムを取り出してつくる「プルトニウム型」の核爆弾を数発以上保有しているとされる。北朝鮮当局者はシーガル氏に対し、使用済み燃料棒数千本を引き渡せば、プルトニウムからの核兵器製造が事実上中止になる、とも説明。韓国には、発電面での支援の再開を求めたという。

 米政府高官は同紙に対し、この「提案」を把握しているとしながらも、北朝鮮によるウラン濃縮計画発覚などを理由に消極的な姿勢を示した。(村山祐介)

URL:http://www.asahi.com/international/update/1124/TKY201011240072.html



画像砲撃2日前「金正日・正恩氏が基地視察」韓国紙

 【ソウル=仲川高志】韓国紙、中央日報は25日、北朝鮮の金正日(キムジョンイル)総書記が21日、後継者に確定した三男の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党中央軍事委員会副委員長を伴い、23日に延坪島(ヨンピョンド)への砲撃を行った北朝鮮の黄海南道(ファンヘナムド)ケモリ海岸砲基地と茂島(ムド)基地の砲兵大隊を視察していたと報じた。

 韓国政府当局者らの話として伝えた。同紙は、「金父子主導の計画的挑発」だったことの裏付けだと指摘している。

 この当局者によると、金総書記は基地で海岸砲の性能や、韓国海兵隊が延坪島で行ってきた射撃訓練について説明を受けた。別の当局者は、「総書記は攻撃の最終裁可を下した」との見方を示した。

 北朝鮮メディアは2人の基地視察に触れていないが、朝鮮中央通信は22日、金総書記がケモリ基地から約80キロ離れた黄海南道竜淵(ヨンヨン)郡の養魚場などを視察したと報じた。指導日は不明。朝鮮人民軍の金明国(キムミョングク)総参謀部作戦局長ら軍幹部が同行したとしている。

(2010年11月25日11時05分 読売新聞)

URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20101125-OYT1T00335.htm?from=tw



画像南北、空中戦寸前だった…準備入念「曲射砲」

【ソウル=門間順平】北朝鮮による韓国・延坪島への砲撃で、韓国メディアの24日の報道などから攻撃の詳細が浮かび上がってきた。

 北朝鮮から最初の砲撃があったのは、23日午後2時34分。朝鮮日報によると、延坪島から北に約10キロ離れた茂島から、延坪島中央にそびえる山の南東部の中腹に位置する自走砲部隊などを狙った。韓国国防省によると、北朝鮮は21分間で150発余りを撃ち込んだ。

 このとき部隊員たちは、すぐに対応せず、一時避難。反撃を開始したのは、13分後の午後2時47分だった。

 朝鮮日報によると、韓国空軍は北朝鮮の砲撃が始まった直後の午後2時38分、韓国中西部・忠清南道の基地から、F16戦闘機、F15戦闘機計8機を現場周辺に緊急出撃させた。東亜日報は、北朝鮮側から砲弾を発射する兆候が見られたら、上空から打撃を加えるとの指示を受けていたと報じたが、実行に移されなかった。北朝鮮も現場上空に旧式のミグ23戦闘機を飛ばした。聯合ニュースによると空中戦一歩手前の状況だったという。

 韓国の反撃後、北朝鮮の砲撃はいったん停止。しかし、同3時12分から、北朝鮮が再び砲撃を始め、韓国側も激しく応戦。北朝鮮は茂島から、さらに2キロ離れたケモリ海岸の基地からも砲撃も始めた。同3時41分以後は、双方から新たな砲撃は行われていない。

 今回、北朝鮮は砲弾が放物線を描く「曲射砲」を使った。

 延坪島に展開する自走砲などや集落は、島の南側にあり、北朝鮮側からは、島の中央の山の向こうになる。砲弾が直線的に飛ぶ直射砲では、山越えの砲撃は困難だ。北朝鮮の攻撃には入念な準備の跡がうかがえる。

(2010年11月25日08時25分 読売新聞)

URL:http://www.yomiuri.co.jp/feature/20080115-899562/news/20101124-OYT1T01038.htm



画像日本全土を射程 北朝鮮がムスダン発射準備 2010.11.25 01:33

 北朝鮮が中距離弾道ミサイル「ムスダン」(射程約3千キロ)の発射実験を数カ月以内に実施しようと準備を進めていることが24日分かった。朝鮮半島情勢に詳しい情報筋が明らかにした。北朝鮮は10月の軍事パレードで、ムスダンとみられる新型ミサイルを登場させたが、これまで発射実験は行っていない。実験によって実戦可能であることを“宣言”するとみられる。北朝鮮軍による韓国国内への砲撃で、朝鮮半島情勢が緊迫化しているなかでの弾道ミサイル発射準備は、北朝鮮のさらなる挑発行為といえる。

 ムスダンは在日米軍基地が集中する沖縄まで射程圏に収める。北朝鮮で核弾頭を搭載するミサイルはムスダンが最初になるともみられている。北朝鮮はこのほど米専門家に寧辺(ニョンビョン)の新たなウラン濃縮施設をみせており、ムスダンの発射実験はウラン濃縮とも密接に関係しているといえそうだ。

 同筋によると、発射は北朝鮮との間でミサイル開発で協力関係にあるといわれるイランとの間の共同作業で進められ、実験結果に関する情報などは両国で共有するという。

 さらに、同筋は「イランからの代表団が10月10日の軍事パレードに招待され、VIP席で観覧していた」と語った。代表団はイランのミサイル開発に携わるSHIG社の幹部らで構成されていたという。SHIGは北朝鮮とのミサイル協力にも深く関わってきたとされ、米国などは大量破壊兵器拡散に関与していると制裁措置を講じてきた。

 ラヂオプレス(RP)によると、10月のパレードで、ムスダンとみられるミサイルは、大型のミサイル発射台付きの車両に搭載され、8基が確認された。

 米海軍の弾道ミサイル発射監視艦「オブザべーション・アイランド」は23日に米海軍佐世保基地に寄港した。ミサイル発射に備えた動きの一環とみられる。

     ◇

 在日イラン大使館の話

 「在京イラン・イスラム共和国大使館は、イランと北朝鮮との間には弾道ミサイルをはじめとする、いかなる軍事協力関係も存在しないと強調する」

URL:http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101125/plc1011250133000-n2.htm



画像ようやく動き出した菅首相、北の砲撃について「許し難い蛮行」産経新聞 11月24日(水)22時39分配信

 政府は24日、北朝鮮による韓国・延坪(ヨンピョン)島への砲撃を受け、菅直人首相と全閣僚による対策本部(本部長・菅首相)を設置し、初会合を開いた。首相は「一般市民が生活している地域への砲撃であり、許し難い蛮行だ。韓国の立場を強く支持する」と述べ、23日の砲撃当日に打ち出さなかった北朝鮮非難を展開。初動が遅いと指摘された菅首相が1日遅れでようやく北朝鮮に強い態度を示した形だ。

 菅首相は対策本部で「米韓と緊密に連携し、北朝鮮に強い影響力を持つ中国にも一緒に北朝鮮の対応を抑える努力を求めていく」と語った。

 また、韓国の李明博大統領と電話で会談し、日米韓で緊密に連携していくことを確認した。政府・民主党首脳会議や与野党党首との会談では砲撃への対応で協力を要請した。

 一方、前原誠司外相は24日、中国の程永華駐日大使と外務省で会談し協力を要請した。程大使は「事態がこれ以上悪化しないことを望む」と応じたが、北朝鮮への働きかけについては明言を避けた。前原氏は記者会見で、北朝鮮の核開発をめぐる6カ国協議について「再開は遠のいた。北朝鮮は蛮行をやめないと対話の糸口が遠ざかると認識すべきだ」と述べた。

 菅首相は対策本部で北朝鮮への追加制裁の検討も指示したが、日本人拉致事件や核実験を受け輸出入全面禁止などの対北制裁は実施済みだ。仙谷由人官房長官は記者会見で「ほとんどやり尽くしている」と語った。

URL:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101124-00000632-san-pol



画像政府、周辺事態法の規定には該当せずと判断

政府は北朝鮮による砲撃に関し、「現時点では国民生活に直ちに影響を及ぼす事態ではない」(仙谷官房長官)としている。

 日本周辺の有事に対応する周辺事態法が規定する事態には該当しないという判断だ。

 1997年9月に策定された日米防衛協力の指針(ガイドライン)に基づく周辺事態法は、周辺事態を「そのまま放置すれば、我が国に対する直接の武力攻撃に至るおそれのある事態等、我が国周辺の地域における我が国の平和及び安全に重要な影響を与える事態」と規定している。同法は米軍の後方支援を目的としていることもあり、防衛省筋は「今回は直接関係するとは考えられない」と語る。

 仮に、韓国在留日本人の生命が脅かされるような事態に発展すれば、自衛隊法に基づく自衛隊による「在外邦人等の輸送」が適用される可能性もある。しかし、北朝鮮が今回の砲撃を韓国軍の射撃訓練への対抗措置と主張していることで、「現時点では想定しにくい」(防衛省関係者)という指摘が出ている。

(2010年11月23日23時18分 読売新聞)

URL:http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20101123-OYT1T00752.htm

この記事へのコメント

  • mohariza

    北朝鮮(朝鮮民主主義共和国<?>)のような駄々っ子(?)に対して、日本を含め、「大人の処置」をやる必要があると思います。
    と云って、政権が<大人>で無いので、対処の仕様が無いように思われますが…。

    日本の政治(政権、官僚を含む…)とは、戦後、ずっと、幼い政治理論を駆使するばかりで、世界の現実社会を見ないで来たように思います…。
    <ガラガラポ~ン>をやるべき、とは、思いますが、民主党政権になっても、この為体(テイタラク)なのですから、国民は、真の<政治改革>を、政治家やマスコミの口車に乗らず、決断する時期と思われます。
    2015年08月10日 16:47
  • almanos

    政府の呆れた対応を見ていると、民主党の両院議員総会開催時にムスダンを会場にぶち込んでくれれば良いなぁな等と妄想してしまいます。当然全員死亡がベスト。ひどい言い方ですが、北京にとってまだ北は利用価値がある。ただし、今回の砲撃で存続させる価値も減じたかもしれませんが。まずアメリカと交渉をというつもりでしょうが、オバマ政権はここまでした相手に宥和はできない。だからこその黄海への空母派遣をしたのですから。中国は苦虫噛み潰しているでしょうけど。次の挑発が何処に向かうか? とりあえず一番交渉を望んでいるアメリカは動かない。演習とはいえ間近にいる米軍に対して軍が暴発しないか? それが気がかりです。
    2015年08月10日 16:47
  • 白なまず

    中国国内の穀物不足、インフレ、北朝鮮の食料不足等の背景がある!
    中国は元の切り上げをして穀物輸入やエネルギー輸入を有利にできるはずなのに、何故か、元の切り上げをしたくない。また北朝鮮は食料不足で飢えに喘いでいる。この問題を解決するには、六ヶ国協議の議長で北朝鮮の挑発行動を理由に協議を再開させて議長国である中国が北朝鮮を上手く押さえた形で纏める代わりに元の切り上げを先延ばしにして貰うのが中国の思惑と見れば、彼らが裏で取引して日米韓から譲歩を引き出すのが狙いで、さらに、北朝鮮の国内問題、中国の国内問題を擬似的な緊張状態によって気をそらす事を狙っていると思われる。
     しかし、今後ますます中国、北朝鮮共に食料不足に陥りニッチモサッチも行かなくなるでしょう。結局中国の有り余る元がインフレに向かい、元の切り上げしか食料問題を解決出来ないと成ったとき、猛烈に食料を輸入し始め、元を切り上げ、有り余る元が円やドルやユーロへ流れるが、元々GDP比で多すぎる元なので平衡点としては元安で落ち着き、結局中国は食料、エネルギーの輸入が出来なくなる方向で進むと思われる。そうなったら、北朝鮮は頼る先がなくなるので、日
    2015年08月10日 16:47
  • sdi

    この砲撃は何年、もしかしたら何十年も前から準備されていたのでしょう。目標も選定済み、照準済み。気象等の変動パラメータも入力済み。周到に準備されていた作戦計画を金正恩が指導する国防委員会が決定し実施部隊に作戦の発動を命じる。命令を受理した「精強」な朝鮮人民軍が作戦を見事成功させる。そういう「物語」が流布されるのではないでしょうか。独裁国家において、党も軍にたいする警戒・統制はハンパなもんじゃありません。今回の事件は、金正恩が朝鮮人民軍を掌握していることの示威も兼ねています。
    2015年08月10日 16:47
  • ちび・むぎ・みみ・はな

    > 政府は、今回の件で、やれ周辺事態法の適用では
    > ないだとか、朝鮮学校の無償化停止だとか、明後日
    > の方向のことばかりやっているように見えて仕方が
    > ない。とても、国民を守る動きとは思えない。

    民主党は国を敬愛する心がない議員の集まりなので当然.
    共産党の方がまともなのだから, 博士の書く通り
    「朝鮮人民主党」.

    ところで, 北朝鮮の砲撃の照準だが, 事前に十分な
    計算をして狙いをつけてあるのは当然. 今回の砲撃で
    着弾地点の検証ができたから次回はもっと正確になる.
    多分, 北朝鮮のスパイから情報は届けられているだろうが,
    新聞が着弾位置を図示しているのはまずいのではないか.

    韓国の若ものの厭戦気分は強いらしい. 独立幻想から
    醒めつつある韓国と, 独立に目覚めつつある日本と
    対象的. 戦後70年で本来の姿に戻りつつあるのは良い
    ことだが, 韓国が本来の事大主義に戻ると厄介.
    朴大統領の育てた韓国軍はまだ健在のようだが.
    2015年08月10日 16:47

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