政権交代という幻想をぶち壊した民主党


「国会のことは国会がお決めになるだろうが、今後とも真摯に国会の答弁を行いながら頑張っていきたい」
柳田法相 於:11/21 法務省

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「国会軽視」と取れる発言をした問題で、参院で問責決議案が取り沙汰されている柳田法相が、たとえ、問責決議案が可決されても続投する意向を表明した。

一方、岡田幹事長は21日のNHKの番組で、「5人も6人も出すという話もある。野党がどう考えているのか見極めていく」と22日午前までに最終方針を決める考えを示している。

まぁ、言い方はどうあれ、現時点で早々に辞任させたくないということだけは確か。野党がどう考えているのか見極めていくなんていうのは、辞任ドミノは嫌だと言っているようなもの。

一度でも辞任した実績を作ってしまうと、今後は、責任逃れできなくなってしまう。だから、何が何でも、「こんなことでは」辞任しない実績を作ろうとしているようにも見える。要は、開き直り。

自民党の石原幹事長は、問責決議が可決された後も柳田法相が続投するのであれば、2010年度の補正予算案の審議を拒否する方針を明言している。

それに対して、岡田幹事長は、野党が国会に出てこなければ会期を延長して10年度補正予算案を成立させることを示唆している。激しい駆け引きが行われてる。

まぁ、補正予算そのものは、憲法の規定上、衆院の議決優先だから、会期を延長すれば、成立することはするし、公明党の井上義久幹事長が「補正を人質に取る考えはない。審議して、しかるべきときに採決すべきだ」と述べているから、参院で可決される可能性も残されている。

だけど、そうして補正予算を通したとしても、来年度予算では、同じ話が待っている。

来年度の予算に対する関連法案には衆院の議決優先がなく、参院の可決を必要とするのだけれど、なぜ、予算関連法案が参院を通せないと困るかというと、赤字国債が出せなくなるのが一番痛い。

国家財政の基本を定めた財政法の第4条では、公共工事などに充当する場合にのみ国債を発行できるとしていて、建設国債しか認めていない。

だから、建設国債以外の赤字国債を出す場合は、赤字国債を出すという特例法を通さなければならない。

これまで、当たり前のように毎年赤字国債を発行できていたのも、予算関連法案を予算とセットで赤字国債の特例法を毎年通していたから。

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2011年度の一般会計における概算要求総額は96兆7465億円で過去最大。そのうち、税収見込みは44兆円程度で、予算の半分もない。足りない分は国債やら何やらで補わなくちゃならない。

事業仕分けをどんなにやったところで、50兆円なんて出てくる訳がないから、赤字国債を発行する為の予算関連法案が通らないともなれば、大混乱に陥ってしまう。事実上国政はストップしてしまう。

だから、来年度予算の関連法案を盾に野党から審議拒否をされると、完全に息詰まる。

普通はここまできたら、予算審議に応じることと引き換えの「話し合い解散」とかもあるのだけれど、これまでの民主党の醜いまでの政権しがみつき具合を見ていると、何が何でも解散はしないように思えて仕方がない。

なんとなれば、2011年の予算案は、野党案をそのまま丸飲みする、と宣言した上で、「予算が通らないのは、審議に出てこない野党のせいだキャンペーン」を張ってくるのではないか。

今になって、民主党政権の政権運営能力のなさは、誰の目にも明らかになってきたけれど、野党のままであったなら、ここまではっきりと民主党の本性が露わになることはなかっただろうと思う。

その意味では、これまで隠されてきた闇を炙り出したこと、政権交代という幻想をぶち壊したことが民主党政権の唯一の功績なのかもしれない。




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画像福島社民党党首「柳田法相続投認められない」 配信元:2010/11/21 22:16更新

 国会軽視発言問題で柳田稔法相が続投の意向を表明したことについて、社民党の福島瑞穂党首は21日、秋田市内での会見で「続投は認められない」と重ねて辞任を求めた。

 福島氏は柳田氏について「法相は死刑執行も左右する重い責任を持っている。とりわけ捜査の在り方も問題になっている重大な局面に『2つのせりふで乗り切れる』というのは、適格性に欠けている。続投表明はおかしい」と批判した。

 一方で、「不信任案も問責決議案もたくさん出せばいいという自民党の姿勢には賛成しかねる」と述べた。

URL:http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/465856/



画像柳田法相:22日に問責決議案提出へ…野党

 政府・民主党は21日、柳田稔法相の進退問題を巡り、菅直人首相と岡田克也幹事長ら幹部が深夜に首相公邸で協議するなど、調整を続けた。自民党など野党が柳田氏の辞任か罷免がなければ、22日に問責決議案を参院に提出する方針を固めているのに対し、政府・民主党は10年度補正予算案の早期成立が担保されなければ辞任には応じない構え。与野党の駆け引きは22日にヤマ場を迎える。

 ◇柳田氏は続投に意欲
 柳田氏は21日、日曜日にもかかわらず法務省に出勤。記者団に「さらに踏み込んだ答弁ができないか検討してほしいと刑事局長に指示した」と述べたうえで「今後とも真摯(しんし)に国会の答弁を行いながら頑張っていきたい」と続投への意欲を表明した。

 岡田氏は21日のNHKの討論番組で、柳田氏の進退問題について「柳田大臣の問題だけなのか。5人も6人も(問責決議案を)出すということだと、補正予算を人質にとって菅内閣に打撃を与える政局的な色彩が強くなる」と表明。仙谷由人官房長官や馬淵澄夫国土交通相らに対する問責決議案も検討する自民党をけん制した。

 これに対し、自民党の石原伸晃幹事長は仙谷氏の「暴力装置である自衛隊」発言などを批判し、「そこが改正される姿が見られない時は、2人について(問責決議案を)考えざるを得ない」と強調。仙谷、馬淵両氏の問責は補正予算成立後に先送りし、今後の国会答弁を見極める可能性を示唆した。【野口武則、石川淳一】

URL:http://mainichi.jp/select/seiji/news/20101122k0000m010053000c.html



画像野党の出方見極め判断と岡田民主幹事長=石原自民幹事長「法相続投なら審議拒否」時事通信 11月21日(日)10時40分配信

 民主党の岡田克也幹事長は21日午前のNHKの番組で、国会軽視と取れる発言をした柳田稔法相の進退に関し「職を辞さなければならない問題か、さまざまな意見がある。党の中でも議論を行っている」と述べ、法相の自発的辞任も含めて党内調整を進めていることを明らかにした。一方で、「(参院に問責決議案を)5人も6人も出すという話もある。野党がどう考えているのか見極めていく」と強調、野党の出方を注視しながら22日午前までに最終方針を決める考えを示した。岡田氏は、法相発言について「適切でなかった。法相の職責は非常に重く、冗談で済まされる問題ではない」と指摘。「辞任すべきかは本人が決めることだ」とも語った。同時に、自民党が仙谷由人官房長官や馬淵澄夫国土交通相への問責案提出を検討していることを念頭に「政局的に問責案を使うなら『分かりました』とはならない」とけん制した。国民新党の下地幹郎幹事長は「問責案が出てから罷免、辞任があってはならない。菅直人首相のリーダーシップがあっていい」として、法相更迭による事態収拾に期待感を示した。
 これに対し、自民党の石原伸晃幹事長は「法相の資質がない」として22日に衆院に不信任決議案を、参院に問責案をそれぞれ提出すると強調。24日の参院本会議で問責案が可決された後も法相が続投した場合は、2010年度補正予算案の審議を拒否する方針を明言した。仙谷、馬淵両氏への問責案提出に関しても「考えざるを得ない」と前向きな姿勢を示した。公明党の井上義久幹事長は「内閣が(法相を)罷免すべきだ」と述べる一方、問責案が可決された後の対応については「補正を人質に取る考えはない。審議して、しかるべきときに採決すべきだ」と自民党との温度差をにじませた。
 共産党の市田忠義書記局長、社民党の重野安正幹事長、みんなの党の江田憲司幹事長、たちあがれ日本の園田博之幹事長も法相問責案に同調する考えを示した。

URL:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101121-00000026-jij-pol



画像民主党:「審議拒否なら会期延長」岡田幹事長

 国会を軽視するような発言をした柳田稔法相を巡る問題で、民主党の岡田克也幹事長は20日、仙台市で記者団に、野党が参院に問責決議案を提出した場合の対応について「野党が国会に出てこなければ会期を延長して10年度補正予算案を成立させることは必要になる。その時は成立が1カ月遅れる」と述べた。野党側が補正予算案審議と引き換えに柳田氏の辞任を求める構えを見せていることをふまえ、野党側をけん制した。【影山哲也】

URL:http://mainichi.jp/select/seiji/news/20101120k0000e010048000c.html

この記事へのコメント

  • 白なまず

    まだ一段下がある見たいなので、小沢復活もあるかもしれません。油断なさらぬ様に。

    ひふみ神示 第03巻  富士の巻  第九帖 (八九)
     今の世は地獄の二段目ぞ、まだ一段下あるぞ、一度はそこまで下がるのぞ、今一苦労あると、くどう申してあることは、そこまで落ちることぞ、地獄の三段目まで落ちたら、もう人の住めん所ざから、悪魔と神ばかりの世にばかりなるのぞ。この世は人間にまかしてゐるのざから、人間の心次第ぞ、
    2015年08月10日 16:47
  • ちび・むぎ・みみ・はな

    > 政権交代という幻想をぶち壊したことが民主党政権の
    > 唯一の功績なのかもしれない。

    これで小沢氏を担ぐもの好きもいなくなるでしょう.
    あとは土壇場での民主・公明連携を注意するのが大事.
    2015年08月10日 16:47
  • ス内パー

    柳田辞任の各党の反応(NHK)は増添爆ageの模様。
    輿石は立ち去る姿+テロップ、仙石派議員は正面から誠実に答えてる風、自民党は石原の怒りを全面に押し出しと・・・

    増添はミンスと比較するならかなり上等な部類ですが後ろ盾を自分で断ち切って悦に至るあたり政権とるには役不足も良いとこなんですがね・・・
    2015年08月10日 16:47
  • almanos

    党の柳田法相ですが、今朝のニュースで辞任表明しました。補正予算通す為に彼の首を差し出したという所でしょう。補正予算を通してからさらなる首取りになるのに。問題は仙石氏が後は兼務する事。そこまで人がいないのか! とも思えますが自分に権力を集中させる為か? とも考えられます。まあ、真相は人がいないの方でしょうけど。思い切って法曹上がりの一年生を使う位の英断をすればいいものを、多分民主党内の世代間闘争の兼ね合いもあるのでしょうね。どうせ人がいないなら若いのを使う位の柔軟性を持てばいいのに。こうなると、後は毎週国会に向かって「解散して国民に信を問え」とデモをやらないと駄目でしょう。民意に従えと以前いっていたのですからねぇ。自民党には当時の録音をワザと出して追求をやる位はして欲しいものです。問題は、まだかつての政権党である自民党もモザイク状態だと言う事。谷垣体制で一度返り咲いてもすぐに落ちそうですから。自民党は派閥の価値を認めるという時代に逆行しかねない事をやってますからねぇ。教育の拠点としてという事みたいですが、それは本来党としてやるものでしょうに。少なくとも、古い枠組みにしがみつきたい谷垣体
    2015年08月10日 16:47

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