ぐだぐだの民主党政権。誰がどう見ても末期症状の様相を呈してきた。
自民党は19日昼の参院予算委員会理事会で、補正予算案の採決に応じる条件として、4つの条件を突きつけた。それは次の4つ
1.柳田稔法相の罷免
2.自衛隊関連行事の来賓に政治的発言を控えるよう求める防衛事務次官通達の撤回
3.小沢一郎民主党元代表の国会招致
4.流出した中国漁船衝突事件の映像提出
与党民主党は、これらを持ち帰って検討するという。
まぁ、それでも、3の小沢氏の国会招致以外の3項目については、やろうと思えばできないことではないから、ゼロ回答にはならないと思われる。
1については、既に菅首相と岡田幹事長が輿石氏と会談を行い、柳田法相の進退問題の調整を進めると同時に、民主党幹部が自民と会談して、柳田氏更迭と引き換えに補正予算案採決に応じるよう要請したのだけれど、柳田氏更迭と引き換えに補正予算案採決に応じることは拒否したという。
したがって、補正予算を通したいのであれば、柳田氏の罷免は元より、それ以外の3項目について、どこまで出来るかを野党と調整して、採決まで持っていかなくてはならない。
菅首相は、19日午後の参院予算委員会で、4のYouTubeに流出した44分の尖閣ビデオを国会に提出するよう、委員会が議決したことを受けて、「できるだけ迅速に結論を出して、基本的には提示できるようにしたい」と答えている。
また、2については、今のところ、さしたる動きは見られないけれど、これも自民がウンと言わなければ、撤回せざるを得なくなる。
やはり、一番重い問題は、3の小沢氏の国会招致。
同じく19日の参院予算委員会で、菅首相は、小沢氏の国会招致についても、時期については明言できないが、最終的な判断を下さなければならない、とした上で「岡田幹事長が本人に意思を確かめて条件整備に努めている」と、いつものように「見守る」考えを示した。
だけど、まぁ、相手が相手。前回、岡田幹事長が、国会招致に対応するよう小沢氏と会談したのだけれど、あっさり拒絶されている。
先の代表選での公開討論会で、小沢氏は、ねじれ国会の対応について、「主張、政治的な考え方の違う問題についてはまったく動かない。リーダーとしては打開策をきちんと考えておく必要がある」と言っていたけれど、菅首相は、正に今、それに直面してる。
結局のところ、菅首相は、小沢氏に対しても、何らかのアクションを取らざるを得なくなるだろう。岡田幹事長に任せているだけでは、埒はあかない。どれだけ見守っても、小沢氏は国会招致に応じない。
最終的に、菅首相が小沢氏に対して、どういうアクションを取るのかは分からないけれど、それでも、菅氏に言われたから、はいそうですかという素直に聞く小沢氏ではない。
だから、本当にどうにもならなくなった場合には、民主党から小沢氏を除名するといった強硬策に出るしかなくなることだって有り得る。
そんな事態にまでなれば、小沢氏は何人か引き連れて離党する可能性が出てくる。まぁ、割って出る人数にもよるのだけれど、旧自由党系の20人程度で離党するだけでも、政権には多大なインパクトを与えてしまう。
なぜなら、現時点で仮に20人程度であっても抜けられると、公明と連携しても、参院で与党過半数を維持できなくなる可能性が高いから。
たとえば、旧自由党に所属、または自由党公認で立候補した経験がある国会議員のうちで、参院議員は、西岡武夫氏、一川保夫氏、工藤堅太郎氏、佐藤公治氏、平野達男氏、森裕子氏、広野允士氏、室井邦彦氏の合わせて8人いる。
公明党の参院議員は21人いるから仮に、民主与党と公明が連立を組んだとしても、差し引き13人しか与党の参院議員は増えない。
現在、民主党と国民新党の与党2会派の所属議員は計110人で、参院過半数に12人足りないから、13人というのは、本当にギリギリの数。
もし、小沢氏が離党するにせよ、参院議員を9人以上連れて、離党してしまえば、やっぱり国会は、ねじれたままになってしまう。
ここのところの失言続きで、ただでさえ、求心力が弱まっている今の菅政権で、小沢氏が離党して、どう転んでも国会運営できないともなれば、何時までも泥舟に乗ってられないとばかり、他の日和見議員も離党を考えるかもしれない。
それを放置すれば、民主党は分裂してしまう。かといって、これといった打開策もない。となると、内閣総辞職して支持率の回復を狙うか、「やぶれかぶれ解散」といった選択肢も出てくる。
小沢氏は、16日から3夜連続で若手議員との懇親会に出席して、何やら怪しい動きを見せている。18日の懇親会では、「やぶれかぶれ解散をするのではないかと心配している」といい、「君たちがまとまって答えを出せ」と激励したという。
特に、この「君たちがまとまって答えを出せ」というのは実に微妙な言い方で、本人はああしろ、こうしろとは一言も言っていないのだけれど、聞かされたほうにとっては、「倒閣しろ」とも、「小沢氏が離党する場合には、一緒についてこい」とも、受け取れてしまう。わざわざ「まとまって」と言っているからには、それなりの動きを求めていると言えなくもない。
言質を一切取らせることなく、それとなく相手を誘導してしまう。ずるいというか、したたかというか。いつ寝首をかかれるか分からない政界にいると、そういう言い方をしないと、中々生き残れないのかもしれないけれど…。
それは兎も角、もし、このタイミングでの「やぶれかぶれ解散」なら、民主党は泥舟。逃げ出す者が他にも出る可能性がある。
だから、それを考えると、解散よりは内閣総辞職の可能性が高いと思う。
ただ、それ以前に、小沢氏を国会招致出来なかったら、野党は柳田氏の首を獲ったあと、仙谷官房長官、馬渕国土交通大臣の問責決議を出して、次々と首を獲りにくる、いわゆる「辞任ドミノ」に追い込んでくると思われる。いずれにせよ、菅政権は進退極まったと見ていいだろう。


自民党は19日昼の参院予算委員会理事会で、2010年度補正予算案の締めくくり質疑と採決に応じる条件として、国会軽視と取れる発言をした柳田稔法相の罷免などを求めた。与党は持ち帰った。
自民党の要求は法相の罷免のほか、(1)自衛隊関連行事の来賓に政治的発言を控えるよう求める防衛事務次官通達の撤回(2)小沢一郎民主党元代表の国会招致(3)流出した中国漁船衝突事件の映像提出―の計4項目。与党は24日の補正予算案採決を目指している。
URL:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101119-00000072-jij-pol

柳田稔法相が国会軽視とも受け取れる発言をした問題で、政府・民主党は19日、菅直人首相と岡田克也幹事長がそれぞれ輿石東参院議員会長と会談するなど、柳田氏の進退をめぐる調整を本格化させた。10年度補正予算案を早期に成立させたい政府・与党に対し、野党は参院での問責決議案の可決をちらつかせて、法相の辞任を求める。政権は「法相辞任カード」の使い時を慎重に見計らっている。
首相は19日夜、首相官邸で記者団に「(法相は)深く反省し、誠心誠意頑張りたいと言っているので、頑張ってもらいたい」と述べ、改めて続投させる考えを示した。
政府・与党内には柳田氏の辞任と予算案成立を引き換える案が浮上しているが、首相が「辞任カード」を切ろうとしないのは、補正予算案の採決日程が確定しないからだ。
また、野党の追及が仙谷由人官房長官や馬淵澄夫国土交通相にまで及べば、政権基盤そのものが崩れる。首相としては、閣僚のクビを差し出すとしても、「個人の資質の問題」(党幹部)となる柳田法相にとどめ、そのうえで野党側から補正成立の確約をとらなければならない。
19日の首相と輿石氏の会談は首相から呼びかけた。柳田氏は参院出身の閣僚で、辞任に向けた環境整備を進めるには、輿石氏の了承を得る必要があるためだ。ただ、同氏は法相の辞任に慎重姿勢を崩していない。19日夜には岡田氏が首相公邸に入り、首相と1時間以上会談したが、輿石氏ら参院民主側の意向についても協議したとみられる。
首相が決断できない状況が続いているが、問題が長引けば政権が受けるダメージも大きくなりかねない。法相が辞任しなければ、自民党が提出する問責決議案が24日の参院本会議で可決されるのは確実。そうなると野党側は補正審議に応じず、自然成立させるには12月3日までの会期を同15日まで延長させる必要がある。仙谷氏は記者会見で「その時点、その時点で本人の意思もどうなるのか、状況次第だ」と述べ、自発的辞任の可能性に言及。柳田氏が属する旧民社党グループの会合でも「補正予算案をつぶすわけにはいかない」と辞任はやむを得ないとの意見が出た。党幹部は「補正予算案のために犠牲になった、と言える今が本人にとっても一番の辞めどきだ」と述べ、自発的辞任を促した。
一方、政府筋は天皇陛下の日程を宮内庁に問い合わせていることを認めた。後任法相の認証式を行うための調整とみられる。【大場伸也、横田愛】
URL:http://mainichi.jp/select/seiji/news/20101120k0000m010103000c.html?link_id=RSH04

菅直人首相は19日、国会を軽視する発言が問題視されていた柳田稔法相を更迭する方針を固めた。首相ら政権首脳部は当初、柳田氏を擁護する姿勢を見せていたが、このままでは政府・与党が今臨時国会の最重要課題に位置付けている平成22年度補正予算の成立が危ういと判断した。民主党幹部は同日、柳田氏更迭に伴う国会運営に関して野党と協議を開始した。後任の法相には小川敏夫法務副大臣らの名前が浮上している。
民主党は柳田氏更迭の時期について、問責決議案提出前▽決議案提出直後▽決議案採決後-の3通りの選択肢を検討中だ。
自民党は同日の参院予算委員会理事会で補正予算案採決に応じる条件として(1)柳田氏罷免(2)自衛隊関連行事での民間人の政権批判を封じた防衛事務次官通達の撤回(3)小沢一郎元民主党代表の国会招致(4)中国漁船衝突事件のビデオ映像の公開-を挙げた。また、自民党幹部らは同日午前、都内のホテルで会合を開き、柳田氏が辞任しない場合、22日に衆院に不信任決議案、参院に問責決議案をそれぞれ提出することを確認した。
これに対して、柳田氏は改めて辞任しない考えを示し、菅首相も19日夜、「本人も深く反省して、『誠心誠意、頑張りたい』と言っている。頑張ってもらいたい」と、擁護する構えをみせた。だが、仙谷由人官房長官は同日の記者会見で、問責決議案が可決された場合について、「本人の意思だ。その時点でどういう意思なのか、状況次第で予測はしかねる」と柳田氏辞任に含みを残した。また、民主党の渡部恒三最高顧問は同夜、「(柳田氏は)同情に値しない。(可決されれば)辞めていただくしかない。その前にも辞める選択肢はある」と述べた。
一方、表向きの動きとは別に、官邸サイドと民主党幹部は19日に会談し、補正予算成立を最優先する方針で一致した。さらに、民主、自民両党の幹部が同日会談。民主党側は柳田氏更迭と引き換えに補正予算案採決に応じるよう要請したが、自民党側は拒否した。
政府・民主党は同日、後任法相の人事調整に着手した。複数の幹部が小川氏の名前を挙げている。
URL:http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101120/plc1011200131004-n1.htm

菅直人首相は19日午後の参院予算委員会で、インターネットに流出した約44分間の尖閣諸島沖漁船衝突事件のビデオ映像を提出するよう政府に求めると同委が議決したことについて、「できるだけ迅速に結論を出して、基本的には提示できるようにしたい」と述べた。公明党の山本香苗氏の質問に答えた。
これに関し、仙谷由人官房長官は記者会見で、「捜査当局が判断することが一次的に必要だ。(ビデオ映像の非開示が)必要ないと判断すれば、出す可能性もあるのではないか」と述べた。
野党が求めている小沢一郎民主党元代表の国会招致について、首相は「どういった時期になるか確たることは言えないが、岡田克也幹事長から私に判断するようにということがあれば、その時点で最終的な判断を下さなければならない」と述べた。公明党の荒木清寛氏の「12月3日の(今国会)会期末までに判断するか」との質問への答弁で、会期内に招致するかどうかについて言及を避けたものだ。
また、首相は「岡田幹事長が(小沢氏)本人に意思を確かめて条件整備に努めている」として、岡田氏の調整を見守る考えを重ねて示した。
URL:http://news.nicovideo.jp/watch/nw7192

民主党の小沢一郎元代表は18日夜、東京都内の中華料理店で衆院当選1回の直系議員グループの会合に出席し、菅内閣が厳しい政権運営を強いられていることについて「やぶれかぶれ解散をするのではないかと心配している」と語り、選挙準備を急ぐようハッパをかけた。
出席者によると、小沢氏は菅政権の現状について「このままではお国が危ない」と指摘。「こういう状況になると解散も一つのカード。君たちも選挙を頑張らないといけない」と述べ、首相が局面打開のために衆院解散に打って出る可能性に触れた。
そのうえで、選挙になれば「自民党も勝てないし、民主党も勝てない」と分析。政党政治が崩壊して軍部独裁を招いた戦前の日本を念頭に「過去のような危険な道に進む可能性があるのが怖い」と語ったという。
URL:http://www.asahi.com/politics/update/1118/TKY201011180535.html

民主党の小沢一郎元代表は18日夜、東京・赤坂の中華料理店で開かれた若手議員との懇親会に出席し、小沢氏は「民主党政権の現状は厳しい。大変だ」との見方を示した。そのうえで、「君たちがまとまって答えを出せ」と激励した。小沢氏は16日から3夜連続で若手議員との懇親会に出席したことになる。
会合には小沢氏に近い衆院当選1回生でつくる「一新会倶楽部」のメンバーら約30人が参加。「一新会倶楽部」の名称を改め、今月25日にも全体会合を開き、小沢氏中心の勉強会として活動を強化していく方針を確認した。
出席者によると、小沢氏は各テーブルごとに紹興酒やビールを注いで回り、終始上機嫌だったという。
URL:http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/101118/stt1011182105016-n1.htm
この記事へのコメント
almanos
ちび・むぎ・みみ・はな
> 公明が連立を組んだとしても、差し引き13人しか与党
> の参院議員は増えない。
> 現在、民主党と国民新党の与党2会派の所属議員は
> 計110人で、参院過半数に12人足りないから、
> 13人というのは、本当にギリギリの数。
民主党は自民党には頭を下げないでしょう.
下げるなら公明党.
公明党の政策丸飲みで土壇場で予算通過の可能性あり.
小沢氏は虎視眈々とタイミングを計っているのでは?
それしか小沢氏生き残りはないでしょう.
民主党から出れば消滅するだけ.
白なまず
木星の南赤道縞に復活の兆し
http://www.astroarts.co.jp/news/2010/11/17jupiter-seb/index-j.shtml
ひふみ神示 第12巻 夜明けの巻 第三帖 (三二三)
天の異変 気付けと申してあろが、冬の次が春とは限らんと申してあろが。夏 雪降ることもあるのざぞ。神が降らすのでないぞ、人民 降らすのざぞ。人民の邪気が凝りて、天にも地にも、わけの判らん虫わくぞ。訳の判らん病ひどくなって来るのざから、書かしてある御神名 分けて取らせよ。旧九月八日までに何もかも始末しておけよ。心引かれる事 残しておくと、詰らん事で詰らん事になるぞ。もう待たれんことにギリギリになってゐる事 判るであろがな。七月二十四日の神示、あめのひつぐの神。
ひふみ神示 第28巻 夏の巻 第四帖
何神様とハッキリ目標つけて拝めよ。只ぼんやり神様と云っただけではならん。大神は一柱であるが、あらわれの神は無限であるぞ。根本の、太 (ヒツキ)大神さまと念じ、その時その所