醜態を晒す管政権

 
「まだ迷っておられるというか、事態の深刻さをご理解でないというか。まさか、これだけいろいろ申し上げてきて、今のままで済む、国会召集できると思っておられないと思うんですね」
西岡武夫参院議長 於:1/11記者会見

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内閣改造人事が決まらない。最大の焦点である、仙谷官房長官の処遇が決まらないからだ。

菅首相は、10日に西岡参院議長を呼び、会談しているけれど、西岡氏によれば、仙谷官房長官の処遇について迷っているというか、事態の深刻さを理解していなかったようだ。

何たる鈍感。

西岡氏は1月8日発売の「文芸春秋」2月号に、「菅・仙谷には国を任せられない」と題した論文を寄稿して、菅首相と仙谷官房長官を批判している。

その中で、西岡氏は、菅首相について「あまりにも思いつきで物を言うことが多過ぎる」とし、「菅政権はそもそも国家に対する『哲学』すらないのではないか」、「北朝鮮をめぐる危機対応のまずさも、まさに『国家観』のなさによるもの」などと批判し、また、仙谷官房長官に関しても、「問責決議を受けたのは当然。それに対して『法的拘束力のなさ』を理由に平然としているのはいかがなものか」と暗に辞任を要求、「今度の通常国会では、小沢一郎民主党元代表の問題よりむしろ、仙谷長官の問題が大きい」と指摘して共に痛烈に批判している。

菅首相は1月10日に本を7冊購入したそうなのだけれど、その中の1冊に件の西岡氏の論文が掲載された「文芸春秋」があり、その後、西岡氏を呼んで会談したところをみると、確かに西岡氏のいうように、10日の時点では、事態の深刻さを理解しておらず、西岡氏の論文を読んでから、慌てて本人を呼び出して真意を確かめようとしたのかもしれない。

西岡氏の11日の記者会見の内容では、西岡氏は一貫として国会の権威を守るべきだと主張し、菅首相にもそう伝えたという。

西岡氏は、記者団の質問に対して、過去の問責決議を見ても、そんな無茶苦茶に出ているわけでもないし、出すほうも理由もなく出せば国民の批判を受けるから、それなりの重みがあるはずだ。それなのに、仙谷氏の辞任をしないですませようとする党内の一部の意見は理解できない、と答えているけれど、これは、国会議長の立場からすれば至極当然な主張で、何らおかしいものではない。

ただ、こうした発言が国会議長から公然と出されてしまうところに、現政権の異常さが垣間見える。



官邸関係者によれば、「仙谷さんは、辞めるつもりはないと言っている。むしろ、辞めろと言われれば言われるほど、ベクトルが逆に動くよ」と話しているそうだから、当の本人は、辞める気はないようだ。

実際、閣僚の人事権は首相が握っているのだから、仙谷氏自ら辞職を申し出ない以上、首相が決断できなければ、仙谷氏の更迭はない。

これも、ある意味では菅首相のリーダーシップが問われる場面であるともいえるのだけれど、更迭するにせよしないにせよ、何故にそうするのかという動機の部分については、マスコミにも、もっと突っ込んで欲しいものだと思う。

今の政権維持のためにそうするのか、国民のためにそうするのか、それとも、未来の日本のためにそうするのか。

たとえ、その場の行動は同じように見えたとしても、動機の部分が違えば、最終的な結果も、また違ったものになる。

国民のための選択であったなら、その場は苦境に陥ることになったとしても、時間と共に再評価される。政治家はそれに耐えられなければその任は務まらない。

麻生元総理は、自身の就任当初、直ぐに解散総選挙をしていれば、まだ自民党が善戦できるとみられていたにも関わらず、サブプライム問題への対応と景気対策をするために、ギリギリまで解散を遅らせた。

記者団からは、毎回のように解散は何時だと問われ、カップ麺の値段だの、ホッケの煮つけだの、バー通いだの、どうでもいいことで叩かれても、静かに耐えて、エコポイントなど必要な経済対策を取っていた。そして、今では、麻生元総理の経済対策は有効であったと再評価されている。

西岡議長は、国会の権威を守るため、議会制民主主義を尊重せんがために、仙谷氏の更迭を主張した。この発言は後々再評価されるだろうと思う。

菅首相の動機は何であるか。

仮に仙谷氏を交代させたとしても、その動機が、政権を維持するためだけのものであれば、早晩、国民に見透かされ、その権力も足元から崩れていくことになるだろう。

管政権の醜態をいつまでも許しておけるほどの余裕は、国民にはもう残っていない。




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画像西岡参院議長、仙谷官房長官処遇めぐり揺れる菅首相について「深刻さをご理解でない」

内閣改造の最大の焦点、仙谷官房長官の処遇をめぐって菅首相がまた揺れている。
渦中の仙谷長官は11日午前11時ごろ、「(いろんな方が仙谷長官の後任人事で浮上しているが?)メディアの皆さんはお好きなんだな、という程度の話ですね」と述べた。
官邸関係者は「仙谷さんは、辞めるつもりはないと言っている。むしろ、辞めろと言われれば言われるほど、ベクトルが逆に動くよ」と話している。
10日夜、岡田幹事長が「仙谷問題」の質問を受けていた時、突然後ろの民主党の垂れ幕がはがれた。
岡田幹事長は「何か、悪い不安が。民主党の旗が落ちちゃった」と述べた。
仙谷長官は続投か、交代かいまだ決められない菅首相。
菅首相は10日、本を7冊購入したが、その中の1冊には、参議院の西岡参院議長が仙谷続投を猛批判する記事が掲載されていた。
その後、菅首相は西岡議長と会談。
西岡議長から「問責決議は仙谷長官の辞任を要求したものだ。一歩も譲れない」と通告された。
11日午後に会見した西岡議長は「(菅首相は)まだ迷っておられるというか、事態の深刻さをご理解でないというか。まさか、これだけいろいろ申し上げてきて、今のままで済む、国会召集できると思っておられないと思うんですね」と述べた。
それでも決断を下せないのか、西岡議長との会談後、菅首相は、輿石・岡田氏とも協議した。
官房長官候補として名前が挙がっている、江田前参院議長、枝野幹事長代理とも相次いで会談した。
江田前参院議長は「そういうあの、ややこしいことは、まあ、モヤモヤモヤってとこです」と述べた。
枝野幹事長代理は「(ずいぶん会談時間が長かったが?)いやいや」と答えた。
この官房長官問題で、政治アナリストの伊藤惇夫氏は最後まで菅首相は揺れるとの見方を示す一方、「わたしは、たぶん(仙谷氏)更迭の方向で傾き始めているのかなと。(菅首相の)言動を見ていると、やはり自分の政権の存続っていうのを、優先順位の第1位にすえているようですから」と語った。
(01/11 19:03)

URL:http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00191019.html



画像首相と官房長官を酷評=月刊誌で「国を任せられない」-西岡議長

 西岡武夫参院議長が8日発売の月刊誌「文芸春秋」2月号に、菅直人首相と仙谷由人官房長官を批判する論文を寄稿していたことが6日、分かった。「菅・仙谷には国を任せられない」と題し、首相らの言動を酷評。与党・民主党出身の参院議長が首相らを雑誌で批判するのは極めて異例で、波紋を呼びそうだ。
 西岡議長は論文で、首相について「あまりにも思いつきで物を言うことが多過ぎる」と強調。特に諫早湾干拓事業の潮受け堤防排水門の開門を命じた福岡高裁判決の上告断念を表明したことを挙げ、「まさにそのあしき例だ」と指摘した。
 また、「経済政策の哲学のなさは、まさに目を覆うばかり」とし、「菅政権はそもそも国家に対する『哲学』すらないのではないか」「北朝鮮をめぐる危機対応のまずさも、まさに『国家観』のなさによるもの」などと批判した。
 一方、仙谷長官に関しては、昨年秋の臨時国会で失言が相次いだことを挙げ、「問責決議を受けたのは当然。それに対して『法的拘束力のなさ』を理由に平然としているのはいかがなものか」と暗に辞任を要求。さらに、「彼の発言は国会答弁の名に値するものではない。あれらは全て、『法廷闘争』のやり方だ。厄介な質問が出るとわざと相手を怒らせる」との見方を示した。
 西岡議長は「今度の通常国会では、小沢一郎民主党元代表の問題よりむしろ、仙谷長官の問題が大きい」とも指摘。最後は「国家観、政治哲学を欠いたままでは、菅首相、仙谷長官に国を担う資格なしと言わざるを得ない」と結論付けた。 (2011/01/06-17:38)

URL:http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2011010600636



画像【西岡議長の会見詳報】「参院の権威守らねば」仙谷氏留任なら本会議開かず? 2011.1.11 17:21

 西岡武夫参院議長が11日の記者会見で、参院で問責決議された仙谷由人官房長官の辞任を求めた。三権の長である議長が閣僚の交代を公然と求めるのは極めて異例だ。

 記者会見の詳細なやりとりは次の通り。

 --通常国会が始まるが、政府の方も人事も含め絵は見えてこない。仙谷長官が焦点になるが、改めてそれについてのご意見を。また菅政権の評価も改めて

 「仙谷官房長官の問題でございますけども、私としてはあくまでも、先の臨時国会で仙谷さんに対する問責決議案が可決したわけですから、その問責決議案の趣旨説明にも明記されておりますように、仙谷さんの辞任を要求すると、それを可決したわけでございますから、参議院の議長としては当然、院としての決議案を尊重する立場でございますから、参議院の院の権威にもかかわることなので、強く政府に議長としても(辞任を)要求したい。この問責決議案の可決を踏まえてですね、というふうに考えております」

 「これをめぐっていろいろ法律家であるご当人の仙谷官房長官、国務大臣である官房長官のいろんなご高説が述べられておりますけれども、これはちょっと…。まあ仙谷さんは弁護士でもおられますから、法律にお詳しいんでしょうけども、ちょっと変なのはですね、参議院の問責決議案というのは名前は違いますけれども、衆議院の閣僚に対する不信任案と何らかわるところがないと私は認識をしております。参議院における問責には法的根拠がまったくないということがその主張、主張の根拠のようでございますけれども、衆議院の不信任案についても法的根拠はないわけでして、あくまでも内閣不信任というものについて憲法上も明記されているわけですけども、閣僚不信任についての法的根拠はありません」

 「それと、これはもういわずもがななんですけども、あえて申し上げますが、長い間、参議院においては問責決議案というものが定着をされてきていて、その扱いについてその都度いろんな議論がございますけれども、少なくとも参議院の院の総意として、閣僚に対して閣僚やめるべきであるという辞任要求を伴った問責決議案が可決した以上は、閣僚は辞任すべきであるというふうに私は確信をいたしております。これについては参議院の立場を代表する議長として、これまで、こういう皆様方との話し合い、記者会見を通じて申し上げてきたとおりで、ご当人のいろいろなご発言を聞けば聞くほど、私の考えはより硬くなっていくというふうにお受け取りいただいて結構であると思います」

 「それとちょっと不思議なのは、今日の共同通信さんの報道でございますけれども、何か北沢(俊美)防衛相が、私を批判して、直接聞いたわけでありませんから真偽はわかりませんが、少なくとも共同通信の報道によりますと、私が仙谷さんのことについて辞任を求めるということを参議院を代表して申し上げてるということについて『おかしい』ということを防衛大臣がおっしゃっておられます。これ(報道)が本当であるとすればですね。その中で、「理由にどれほどの正当性があるかの検証もない」というご指摘でございますが、北沢防衛大臣は、今、参議院の議員でもあられるわけですから、当然、仙谷さんの問責決議案のことについては、その提案理由等も十分ご承知であろうと思いますし、防衛大臣ともあろうお方が、仙谷さんが自衛隊を暴力装置というふうに言われたことについて、そのことはあとで取り消されたとはいっても、そういう認識のことについて防衛大臣がかばうといいますか、私を逆に批判されているということはいかがなものか、どうお考えなのか。私の浅い経験でございますけれども、少なくとも長い国会での経験から、かつて、平成になってからはちょっと分かりませんが、こういう発言があったらですね、即座にもう辞任するような発言なわけです。今は皆さん、優しくなっておられると思うんですけれども、取り消せば済むという話ではなかったとこの一つをとっても言えるわけで、これを防衛大臣、理由は分からないと、正当性もない、とおっしゃるのはいかがなものかと。防衛大臣としてのお考えが私には極めて、これが本当であるとすればですね、こういうご発言が、ソウルで言われたんですかね、とすれば、まったく菅内閣の閣僚の皆さん、どうなってんだろうという思いでございます。皆さんとはもうしませんが、防衛大臣がどういうふうになってるんだろうかということをあえて申し上げたいと思います」

 「それと菅政権のことでございますが、私は、これまでずっと拝見してきまして、一番象徴的だったのは、菅総理のお考えというのはいったいどういうところにあるのかということを一番、端的に示されたのが、年頭の総理大臣の所管でございます。年頭の総理大臣の所管というのは、だいたい総理大臣として、一年は、当然でございますけれども、将来に対して自分はこういうことを考えている。日本はこういう方向に向かうべきだという抱負が述べられるという非常に重要な位置づけであるというふうに思っていたんですけれども、菅さんのご発言を聞いておりまして、びっくりしましたのは、年頭所感で、小沢(一郎)さんのことをいろいろ言われるというのもちょっと不自然な感じ、違和感を覚えました。いろいろ小沢一郎さんをめぐっての問題が取り沙汰されていることは事実でございますけれども、それを総理大臣の年頭所感の最初の方で話されるというのはまことにおかしいと私は思いました。それともう一つ、もっとおかしいと思ったのは、年頭所感で一国の総理大臣が野党の質問は24時間前に持ってきてもらいたいという発言をなさったんですね。これにはちょっと私もびっくりいたしまして、これは国会対策委員長間のお話ではないかと。菅総理がどういうふうに日本をこれからもっていかれようとしているのかということを私もぜひ聞いてみたいと思ったんですけれども、そういう内容の年頭所感というのを私はこれまで、私の経験では聞いたことがない、ということに表れるように、これでだいたい、菅さんの菅総理大臣のお考えが分かったというより、まあ、こういうものであろうというふうに判断をいたしました。以上です」

 --昨日、総理と会われたが、今おっしゃられた議長のお考えは菅さんにも伝えたのか

 「はい、伝えました」

 --それに対して菅さんは何か述べられたのか

 「まあ、あまりやりとり申し上げるというのはあれですから。私から今のことは申し上げました」

 --今のようなことを菅さんに伝えられたということだが、それは年頭所感のこともか

 「はい、申し上げました」

 --問責決議は参議院の決議であり、それを尊重するという立場、あと、自衛隊に対する仙谷さんの暴力装置発言はかつてなら即座に辞任ものだという話も?

 「いや、暴力装置の問題は、今、全部ひっくるめての話ですからね、菅総理に申し上げたことではないんで、これをさっき拝見したので、共同の(報道)。で、防衛大臣が言われるのは非常に不可解な話だなと思って申し上げたわけでございます」

 --菅総理が仙谷長官を続投させて国会召集した場合には、参院の総意と食い違いが、その場合は本会議の開会に応じられないという考えか

 「これは、私はですね、その前に、まさか、これだけいろいろ申し上げてきて、菅さん、菅総理が今のままですぐ国会召集できるとは思っておられないと思うんですね。ですから、まあ、いわば、今のご質問は、そこのところを全部とばした仮定の話になりますから、私は決断するときにはいたしますけれども、まだその段階ではありませんので」

 --岡田(幹事長)幹事長と鉢呂(吉雄)国対委員長と記者会見の直前に会われていたが、その場でも今述べられたような仙谷さんに対する考え方を伝えたのか

 「私もですね、この間も、幹事長とはお目にかかったんですけれども、私も、その話の続きかと思ってましたところ、何か、各党でこれからの国会の運営といいますか、運び方について、こういう考えを持って臨みたい、それが与野党の間で合意されればいいな、ということでその話を持ってこられまして、その中で問責決議案のあり方についても各党で検討したらいかがだろうかという話が入ったいたわけです。それだけでした。で、私は、今後の問責のあり方についてという話は、これはちょっと今ここで話題にされるのはいかがなものかということは申し上げました」

 「よく、私が、この問責の問題について参議院の立場を話す中で、問責を乱発されたら大変なことになるということを、そのたびにやめるということになると大変なことになるというような言い方をなさる方がおられますけれど、そんなに過去、私も問責がどれぐらい出ているのか、衆議院においても、閣僚の不信任がどれぐらいでているのか、それでそれがどういうふうに処理されたのか。そんなむちゃくちゃに出していれば出す方が今度は国民の批判を受けるわけですから、たいした理由もなく。ですからそれはちょっと今の仙谷さんの辞任を何とかしないですませようという皆さん方の、なんといいますか、いいがかりといいますかね、言い方であって、そういうことは過去にもなかったし、これからもないと思いますね」

 --これからの国会の運びというのは、例えば両院協議会のあり方の見直しをこういうふうに進めたいとか

 「私は、党でお決めになるということでしたから、議長の私が党の中のいろんなやり方について、今からご相談になるということについて私が口出しをする立場にありませんから、というふうに申し上げました」

 --問責のあり方について話題にすべきでないというのは、まさに今仙谷さんのことが…

 「すべきではないというか、ちょっと今、なんかそれを言うというのはナンセンスじゃないですかねえ、と私は思います」

 --問責を受けた馬淵(澄夫国土交通相)さんについても同じ認識か

 「私は前から申し上げているんですけれども、馬淵さんは、ちょっと、ある意味では、事柄が起こった途中で交代をされて、馬淵さんの問責と仙谷由人さんの問責とは、実際は違うのではないかなと思います。ただ、問責を受けられた、可決されたことは事実ですから、まあ、これ、自民党さんが、私の耳に入ったのではだいぶん、馬淵さんの場合はどうするのかという話で、若干、提出者も、提出された党も迷われたようなところがあったようでございまして、まあ、仙谷さんの問題と一緒になっちゃったんで、二人とも問責が可決されたことは事実ですから、それはもう動かせない事実でございますけれども、私は問責されたということの事実はそうですけれども、その理由とか、取り組み方ということについて、特に同じであると私は思っておりません。おりませんけれども、問責を受けられたということについては結果としては同じですから、という認識でございます」

 「一つお断りしておきたいんですけれども、文藝春秋の2月号に私の記事が出ておりますが、これはインタビューをお受けしたのでございまして、文藝春秋さんのお考えは、確かにインタビューというのは別に英語で言うところのインタビューというのは、一問一答とかそういうことではなくて日本でわれわれが一般的に使っているのとは違うということを主張されて何か、文書化されたものになって出ておりませんが、これは手記でもありませんし、私から投稿したものでもございません。手記というのはもともと何かが起こって、それを振り返って書くのがだいたい手記だろうなと思いますけれども、投稿する場合には、まあ、もう少し、いささか、もうちょっといい文章を書いたつもりでございます」。

#NAME?

 「そうです。それはもう同じ問責決議が可決された方ですから、そのプロセスはどうあれ、結果は同じです」

 --議長は、仙谷長官が続投したまま、菅総理も思っておられないと思うと述べられたが

 「この時点ですね。昨日まではそうでなかったですけどね」

 --昨日の会談でそうお感じになった?

 「まだ、迷っておられるというのか、事態の深刻さをご理解でないというのか、どういったらいいかわかりませんけど」

 --議長の方から仙谷さんを続投したまま通常国会を迎えるべきではないとおっしゃったんですね

 「私は、問責が参議院において可決されたわけですから、参議院の意志は確定したわけですね、仙谷さんはやめるべきであるというふうに。その立場にたって考えれば、非常に国会は入り口のところからいろんな問題が起こるだろうということは申し上げました。かなり具体的に申し上げました」

 --総理が迷っておられるというのは仙谷長官の処遇についてか

 「私に急に会いたいと、昨日中にでも会いたいというご連絡があって。私も、総理からの話ですから、九州から帰ってきたんですけどね。で、口にはお出しになりませんでしたけれども、仙谷さんの問題について、総理はまだ決断しておられないなと思いました。という感じです。わかりませんけどね」

 --議長があえてこうやってお話をされるということは、仙谷長官のまま行くというおそれがあるからか

 「いや、私はそういうことではなくて、参議院として仙谷さんは、国務長官として、官房長官として適任ではないという意志を決定したわけですね。もちろん、満場一致ではないけれども、多数で決めたわけです。私自身も、今のようなやり方で、政権が日本の国の将来をどういうふうに考えるということに非常に不安を持ちますので、特に申し上げているわけです。やっぱり参議院の院というものの、私としては権威を守らなければいけませんから」

URL:http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/110111/plc1101111724010-n1.htm

この記事へのコメント

  • ちび・むぎ・みみ・はな

    > 管政権の醜態をいつまでも許しておけるほどの余裕は、国民にはもう残っていない。

    予算関連方案を全部葬って民主党政権を崩壊させるのが
    良い. 新聞・テレビは叩くだろうが, 国民は理解する.
    谷垣氏にそれだけの度胸があるかが問題だ.

    民主党政権の下では政府・官公庁の腐食は進むばかり.
    法律を次官通達で改変する奥の手もこれから多用される.
    民主党が政権を持っていること自体が国害である段階に
    進んでいる.
    2015年08月10日 16:47

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