謹賀新年 2011

 
皆さま、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

画像


本年も、また気分を新たに日比野庵ブログを営業したいと思っています。

御蔭様で、当ブログは、UUで一日あたり、約400から500人の方がお出でいただけるようになりました。

UU数だけで見れば、一昨年とほぼ同じ数なのですけれども、一昨年は、三橋貴明氏のブログを始めとして、他の著名ブログなどに、定常的にTBを打たせていただいて、やっと400から500のUU数だったのに対して、昨年は、TBを殆ど打たずに、このUU数ですから、常連の方が純増したものと受け止めさせていただいています。

誠にありがとうございます。

昨年の記事の中で、UU数増加に貢献したと思われるヒット記事は、何と言っても「宮崎口蹄疫非常事態宣言とメディアリテラシー」であったかと思います。

これは、西村幸祐氏にツイッターで紹介いただいたことが切っ掛けで爆発的にPVが伸びました。やはり、ツイッターの拡散力は半端ではないです。一旦火が着くと止められないものがありますね。

また、「非核攻撃ミサイル構想」の記事も地味にPV数を伸ばしているのですけれども、この記事中でCSMの簡単な紹介を入れておいたせいか、今でもCSM関連の引用にちょこちょこ紹介されることが多く、ロングセラー的なエントリーとなっています。

更に、エントリーした直後は対して注目もされなかったのですが、後になって意外とPVを伸ばしている「煙草税増税による財務省の税収試算結果の謎」という記事もあります。昨年10月にたばこ税増税に伴って、煙草の値段が上がりましたけれども、果たして財務省の言うように、税収が減るのかどうか疑問に思って計算してみたのが、このエントリーを書く切っ掛けでした。

計算は、増税による売り上げ本数の落ち込み分を、財務省の見積もりに従って、前年度比15.9%減として計算してみたのですけれども、この前提だと寧ろ税収は増える方向になるのですね。

まぁ、この計算は、煙草税増税後の、通年での煙草の販売本数を何本と見積もるのか、という問題なのですけれども、財務省のいうとおり、通年で1710億本とするのなら、確かに税収減になります。

けれども、平成20年度の販売実績を見ると2458億本もあります。ですから、もしも1710億本にまで減るとするなら、これは、およそ3割も減ることになってしまいます。

本当にそこまで減るのか、ちょっと注目したいと思います。

画像


あぁ、脱線してしまいました。(笑)

要するに、エントリーした時には人気がなかった記事でも後になって注目されることがある、ということなのですが、何がウケるのか、その時は中々分からないものですね。

今年も、またマイペースでエントリーを続けたいと思いますけれども、強いて課題を挙げるとするならば、「書きたいこと」と「書かなければならないこと」のバランスを如何にとっていくか、ということでしょうか。

ブログ記事を書いていて、よく感じることは、「書きたいこと」と「書かなければならないこと」は必ずしも一致しないということですね。

書きたいことは自分が関心を持っている領域なのですけれども、世間を賑わしている話題がいつもそれになるとは限りません。むしろ、「書きたいこと」よりも「書かなければならないこと」がより多いのが普通だと思います。

先頃、将棋棋士の羽生名人の本を読んだのですけれども、そこにアマチュアとプロ棋士の違いとして、次のように述べている部分が非常に印象に残っています。
よく世間で素晴らしい成果を出す人のことを、「才能がある」「この人は天才だ」と言いますが、私は「才能とは続けること」だと考えています。
 プロとアマチュアの違いを定義するとするならば、「自分の指したい手を指すのがアマチュア」、「指したい手を察知して、それを封じることのできるのがプロ」です。そして、一人前のプロと一流のプロの違いは、「継続してできるかどうか」。この一点のみです。
「結果を出し続けるために」羽生善治著より

ブロガーに、アマとプロの区別があるわけではないと思いますけれども、この羽生名人の言葉をブログに当てはめるとするならば、自分の書きたい記事を書くのがアマ・ブロガー、読者が読みたい内容をちゃんと押さえた記事を書くのがプロ・ブロガー。そして、継続してブログを続けられるのが、一流のブロガー、ということになりましょうか。

まぁ、天才棋士の言う事ですから、才能があることが前提の上で、続けることが才能だ、と述べているとは思いますけれども、続けることが一流への道というのをひとつの励みとして、これからも続けられたらいいな、と思っています。

今年もよろしくお願いいたします。


画像 ←人気ブログランキングへ

この記事へのコメント

  • almanos

    あけましておめでとうございます。CSMについては、今日のエントリーで初めて知りました。確かに核兵器の無い世界を作るには、核を持つメリットを潰すのが最短距離なんですよね。その意味ではCSMは合理的な方法です。必ず迎撃されてダメになるなら保持するメリットは無い。
     日本が核を持つべきという意見には、私は核兵器体系を持つコストから短絡的ではと思ってます。定期的に使えなくなった核兵器の更新が必要で、更新した核が試用可能かの確認の為に定期的に核実験が必要です。どこでやるかで大荒れになるでしょうから。地震列島で地下核実験はリスクが高すぎますしね。CSMの様な核攻撃を防ぐ能力。後は核攻撃を受けても速やかにリカバーできる能力に注力する方がまだパフォーマンスが良い。どうしても核戦力保持というなら、アメリカからSLBMを原潜ごとレンタルしてやる方が時間的コストを考えると現実的でしょうし。もちろん人は日本で用意しなければならないですが。ま、現在の政治状況はそれ以前の問題があるのでそちらを何とかしないとどうにもならないのですが。
     今年もよろしくお願いします。
    2015年08月10日 16:47
  • クマのプータロー

    あけましておめでとうございます。いつも自分に足りない視点からの考察を仕入れに日参していますw。
    羽生さんのおっしゃることは、イチローにも言えますね。
    日比野さんのエントリーの羽生さんの話に通じるところは毎日アップされるのに余裕を持ったPDCAサイクルに則って、それが続いているところでしょうか。また、上質なエントリーだからこそ、タイムラグがあっても閲覧が多いのではないかと推察します。
    三橋さんの所は、私と考えが近いこともあって、視点としては新鮮味がない上に情報過多すぎて、私には前後関係や過去を振り返る暇がありませんw。PDCAに関わる部分はご本人的には必要十分かもしれませんが、日比野さんくらいやってくれると良いのにな、と思うのです。
    人には人の、ペースがあると言うことで、今年もよろしくお願いします。
    2015年08月10日 16:47

この記事へのトラックバック