「話し合いをしないと解決しないのに、お願いをする側がお願いする姿勢になっていない。政治家、政党という以前に社会常識からいって信じられない。相手を挑発して、自分の方が正しいと突っ張っていると、皆は「どうぞ、一人でおやりください」となってしまう。システムとして政権が成り立っていないのではないか。権力の行使、調整ができない。民主党政権はいろんなことは言うが、最後に決着がつけることができない政権だ。」公明党・高木陽介幹事長代理 於:2/18 時事通信インタビュー
民主党は、2011年度予算案を、28日に衆院予算委員会で採決して、同日中に衆院通過させる方針を決めたと報道されている。
自民党など野党は「日程が強引に決められた」として撤回を要求しているけれど、安住淳国対委員長は記者会見で「十分審議をして手続きを踏んだ」と語ったようだ。
まったく、中井衆議院予算委員長といい、安住淳国対委員長といい、民主党は、この期に及んでまだ、強引な議会運営を続けている。
第一、十分審議する筈の国会で、中井委員長は、自民党の質疑に対して、アウェーの洗礼ならぬ、委員長の議事進行権を悪用して、質疑者が総理に答弁を求めたにも関わらず、総務大臣を指名して答弁させ、審議の邪魔をしている。そんなことを山ほどやっておきながら、十分審議をしたなどと嘯く。
ズルに嘘を重ねる国会運営。これでは、"お願いをする側がお願いする姿勢になっていない"といわれるのも当たり前。
※2/8の衆院予算委員会での進次郎議員の質疑での、中井委員長の議事進行にその横暴さがよく表れている。
自民党の石原幹事長は、福岡市での挨拶で、「民主党は『国にお金がいくら入ってくる』という予算関連法案の審議をしないで『どれだけ使いますよ』という予算案だけを審議して、月曜日に強行して議論を進め、参議院に送ることを考えている」と非難。日程の撤回をしなければ、中井委員長に対する解任決議案を提出する考えを示している。
まぁ、出したところで否決するだろうけれど、そんな嘘と誤魔化しの積み重ねが、民主党に対する信用を著しく傷つける。
自民党は、24日、2011年度予算案の対案を示したけれど、そこでの国債発行額は42.5兆円と税収見込みの40兆円を上回っていた。要するに自民党案でも、赤字の予算になっているということ。
だけど、自民党は、予算案を出すにあたって、国債発行額を税収より少なくするよう数値を操作するかどうかが議論となり、最終的には、谷垣総裁が「正直に行こう」と裁定した結果、操作することなく、ありのままの予算案の提示となった。
一見すると、多少なりとも数字を弄って、国債発行額を税収より少なくして見栄えをよくすれば、政府与党のバラマキ予算なんかより、よっぽどウケがよいのではないかと思えるのだけれど、筆者は、谷垣氏のこの判断は、たとえ、国民ウケが良くなかったとしても、正しいと思っている。
なぜなら、民主党の政権運営の態度そのものが、嘘と欺瞞に満ち、真摯さのかけらもないから。
自民党は、見かけの予算より、国民に向き合う態度を正すことを選択した。これは正しい。
たとえ、時間がかかるにせよ、この真摯な態度は、いずれは国民に理解されてゆく。そして、これは、これまで国民が自民党に対して抱いていた不信感を払拭してゆく力になるだろうと思われる。
ただ、こうした民主党の横暴さや、独裁的な国会運営なんかは、テレビなどでは、うまく隠しているけれど、もしも、今後、再び政権交代が起きて、民主党が下野することになれば、こうした恥部がどんどんリークされ、明らかになっていくのではないかと思う。あまり民草を馬鹿にしないほうがいい。
実際、国民の民主党に対する怒りは頂点に達している。
24日には、民主党の東京選出の国会議員10人と、統一地方選の立候補予定者41人が政策集団「東京維新の会」を設立して、消費税増税はNOだとの意思を示しているし、愛知県連も党執行部に、国民が納得する国会運営を実行できないのなら、退陣すべきだ、との要望書を提出するという。
自分の党の地方組織ですら、国民が納得する国会運営ではないとしているくらいなのだから、一般の民主党を見る目は推して知るべし。
「東京維新の会」に参加した区議の一人は、「他党に移らず、民主党から立候補する上で最大の障害は菅首相です。1日居座ればそれだけ落選者も増える。そのことを自覚して欲しい」とコメントしているところをみると、菅政権は国民の信を失っていると言っていい。
それもこれも、真摯さの欠如が招いたこと。
そして、とうとう、身内からも、解散総選挙を意識した動きが出始めている。
前原外相を中心とする議員グループ「凌雲会」の有力幹部が、グループ若手議員に解散総選挙の準備を詳細に指示していたことを複数の関係筋が明らかにしている。
先の代表選で、菅氏を支持した身内のグループからして、選挙準備を始めたということもあるけれど、選挙そのものだって、事務所や人の手配等、準備段階からとても金がかかるから、選挙準備をしたまま、半年、1年と引っ張り続けられるものじゃない。
だから、解散総選挙は、もうほとんど決まりだとみていいのかもしれない。
日本を無茶苦茶にしている暗黒で暗愚な政権の、一刻も早い終焉を望む。
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“中井委員長の解任決議も” 2月26日 15時18分
自民党の石原幹事長は、福岡市であいさつし、民主党が28日に衆議院予算委員会で平成23年度予算案の採決を行うことを単独で決めたことを批判したうえで、採決の日程を撤回しなければ中井委員長に対する解任決議案を提出する考えを示しました。
この中で、石原幹事長は平成23年度予算案の委員会での採決の日程に関連して、「民主党は『国にお金がいくら入ってくる』という予算関連法案の審議をしないで『どれだけ使いますよ』という予算案だけを審議して、月曜日に強行して議論を進め、参議院に送ることを考えている」と述べました。そのうえで、石原氏は「日程の撤回を粘り強く求めていくが、善処が見られないときは中井委員長に対して不信任をぶつけていく」と述べ、民主党が採決の日程を撤回しなければ中井衆議院予算委員長に対する解任決議案を提出する考えを示しました。また、石原氏は、夫が転職などをした場合に必要な年金の切り替え手続きをしていない専業主婦の救済策について「保険料を払っていなくても同じだけもらえるということが知らないうちに決められていた」などと述べ、政府の対応を厳しく追及していく考えを示しました。
URL:http://www.nhk.or.jp/news/html/20110226/t10014317011000.html
谷垣総裁:予算対案「正直に」と指示 数値操作せず公表
谷垣禎一・自民党総裁 自民党が11年度予算案の対案を巡って詰めの協議をした際、国債発行額を税収より少なくするよう数値を操作するかどうかが議論になり、谷垣禎一総裁が「正直に行こう」と裁定していたことが25日、分かった。その結果、対案は原案通り政府案より国債発行額を1.8兆円減額し、42.5兆円に抑えたものの、政府案同様約40兆円の税収を上回った。
石破茂政調会長は24日、党本部で幹部に原案を説明。「自民党は政府案の歳入構造を批判してきたのに、これでは同じだ」との意見が出たため、林芳正政調会長代理が「『税収はもっと増えるはずだ』という理由で額を調整してはどうか」と提案したが、谷垣氏は「数字をいじれば何でもできてしまうというのはよくない」とたしなめた。
自民案は24日、そのまま発表され、谷垣氏は記者会見で「初めからわれわれに予算を組ませてもらったら(国債をもっと減額できた)という思いはある」と釈明した。
一方、与謝野馨経済財政担当相は25日の会見で「(自民案で)公務員人件費を1.5兆円切るのは、やり方を教えてくださればいくらでもやるが、地方議会に政府の力は及ばない」と「古巣」の案に疑問を呈した。【野原大輔】
URL:http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110226k0000m010146000c.html
前原G、衆院選準備を指示 早期解散へ臨戦態勢
民主党の前原誠司外相を中心とする議員グループ「凌雲会」(約40人)の有力幹部が早期の衆院解散・総選挙に備え、グループ若手議員に準備を詳細に指示していたことが25日、分かった。複数の関係筋が明らかにした。2011年度予算関連法案をめぐる与野党攻防の展開によっては衆院選が近く行われるとの見方が具体化した動きで、民主党内外に波紋が広がりそうだ。
前原グループは枝野幸男官房長官や仙谷由人代表代行らが政府与党の枢要なポストを占め、党内基盤の弱い菅直人首相を支える主流派の役割を担う。一方、参院で与党が過半数割れの「ねじれ国会」で予算関連法案の成立めどが立たず、菅政権の3月以降の行き詰まりは現実味を帯びている。
臨戦態勢とも受け取れる今回の動きは(1)菅首相が「破れかぶれ解散」で局面打開を図る(2)菅氏が退陣し次期首相が早期解散に踏み切る―の両にらみの戦略とみられる。
関係筋によると、グループ幹部が今週前半、都内の日本料理店に当選1、2回の衆院議員十数人を集め「衆院選がいつあるかもしれない」と表明。選挙に臨む心構えに加え、具体的な対策として後援会組織の拡大方法や解散から公示日までの態勢づくり、最終盤の戦術などを細かく指南した。
URL:http://www.47news.jp/CN/201102/CN2011022501000768.html
この記事へのコメント
白なまず
【“自虐”日本に驚く世界のエリートたち――日本人の自国批判で傷つく人(外国人)も】
参照URL http://diamond.jp/articles/-/11265
自虐して反省する気があるのならスッカリ素直に心を正し祓い清めよ。
ひふみ神示 第27巻 春の巻 第三十二帖
信仰の始めは感情に支配されがちぢゃ。理智を強く働かせねばならんぞ。人間は絶えずけがれてくる。けがれは清めることによって、あらたまる。厄祓ひせよ。福祓ひせよ。想念は永遠にはたらくから、悪想念は早く清算しなければならんぞ。、、、
almanos