「今回は第一弾だ。この動きは広がる」
今回の民主党議員16名の会派離脱宣言にあたり、2009年総選挙の比例区で、当選した民主党議員の一覧を次に示してみると次のとおり。
この表の左にいくほど、比例名簿順上位を示し、右に行くほど下位になっていて、黄色になっているのは、今回、会派離脱を宣言した16名の議員を表している。
一見して分かるように、造反した16人は、比例名簿順の中位から下がほとんど。つまり、比例でもギリギリ当選した議員たちということ。
会派離脱を宣言した16人が結成した新会派「民主党政権交代の責任を取る会」の会長になった、東京ブロック選出の渡辺浩一郎議員に至っては、最下位でやっと当選してる。
こうしてみても、彼らは、次の総選挙で落選する確率が高く、それゆえ、落選を恐れが、造反の動機の一つになっているのではないかと思う。
そして、今回の造反宣言とタイミングを合わせるかのように、菅政権の崩壊が次々と表面化してきている。
たとえば、原口前総務相は、近く発売される月刊誌「月刊日本」のインタビューに答え、「菅政権は打倒せねばならない」と猛批判を繰り広げているし、民主党の有力幹部が公明党幹部に対して「首相のクビを代えてもいい。何とかならないか」と、予算関連法案成立に協力を得られないか打診していたことが報道されている。
党内で退陣論が一気に広がっている。衆院再可決できるかどうかギリギリの調整の最中という絶妙のタイミングでの今回の造反劇。
退陣論は非小沢系議員にも波及しているというから、民主党内の動きを見る限り、たった16人とはいえ、倒閣への引き金を引いたことは明らか。
執行部側は国対メンバーが件の16名の議員と個別に会って、予算関連法案採決で造反しないよう説得を始めたようだけれど、慌てて説得に走るあたり、造反の動きを察知していなかったか、造反を想定していなかったのか、いずれにせよ後手を踏んでいる。
造反が明らかになった18日の夜には、菅首相は、公邸に岡田幹事長、枝野官房長官、仙谷党代表代行ら幹部を招集して、今後の国会運営について意見交換したのだけれど、殺伐とした空気だったようだ。
出席者によると、岡田幹事長は一言も口を開かず、社民党との連携の話にすら行き着かなかったという。終いには、3月、4月にどうなると説明していたらみんな寝てしまい、菅首相だけが長い説明を聞いていたというから、これが本当であれば、ほとんど打つ手なしのお手上げ状態なのではないかとすら思えてくる。
昨日のエントリーでは、造反議員に対して、菅首相が解散をちらつかせながら、脅してでも、彼らを思いとどまらせようとするかもしれないと述べたけれど、菅首相は、18日、記者団に対して「国民にとって何が一番重要かを考えて行動する」と、解散の可能性を否定せず、軌道修正をした。まぁ、予想通り。分かりやすい。
今のところ、肝心の説得工作にしても、これといった進展もなく、それどころか、造反議員16名は、国会近くに事務所を借りて、執行部と一線を画した活動を本格化したというから、むしろ対立はエスカレートしていっている。
仮に菅政権が倒れるとして、解散なのか総辞職なのか。
それについては、見方の分かれるところなのだけれど、仙谷氏は、「ポスト菅は野田佳彦財務相だ」と吹聴していて、その真意をめぐってさまざまな憶測を読んでいる。
曰く、 「次の政権は衆院を解散するだけの選挙管理内閣になる。仙谷氏は、子飼いの前原氏や枝野幸男官房長官を使うのはもったいないので温存しようとしている」
曰く、「野田氏の名前を先に出すことで、野田氏を潰す意図だ」
こうした仙谷氏の"ポスト菅"発言は、当然、菅政権が倒れたあとも、民主党政権が続くことを前提としているから、仙谷氏は、解散はなく総辞職だと考えていると思われる。
事実、仙谷氏は、18日に民放テレビ番組の収録で、今、解散・総選挙で大騒ぎすることは考えづらい、と述べている。
その一方、小沢氏はかねてから、「やぶれかぶれ解散はある」と一年生議員らに対して、選挙準備を急ぐようハッパをかけていたし、小沢氏は、菅首相との直接会談で自発的離党を促されて、それを拒否した際、菅首相は「じゃあ、解散して決着を付けようか!」と凄んだといわれている。
これが本当だとしたら、小沢氏がやぶれかぶれ解散はある、と考えるのも当然だといえる。
昨日のエントリーでも触れたように、菅政権は、16人の造反と鳩ビームによって、事実上終わりを迎えつつある。あとは投了までどう形をつくるかだけ。
今後、解散か総辞職かで様々な憶測や駆け引きが行われるとは思うけれど、肝心の解散権は菅首相だけが持っている。
仙谷氏あたりは、こうなったら、菅首相を辞めさせるしかないか、なんて思っているかもしれないけれど、菅首相本人がウンと言わない限り、絶対不可能。
そして、その本人は、石に齧り付くくらい権力の亡者ときているから、事は簡単ではないとみる。
その意味では、菅首相に解散を決断させる鍵を握るのは、昨年9月の代表選でも、「ここは格好よく討ち死にしなさい」と菅首相にハッパをかけた、伸子夫人ではないかと思っている。
←人気ブログランキングへ
「菅政権は打倒せねば」まるで野党…原口氏“倒閣宣言”の全容 2011.2.18 21:00
民主党の分裂を加速させる「倒閣宣言」が飛び出した。「ポスト菅」の1人である原口一博前総務相(51)が、近く発売される月刊誌「月刊日本」のインタビューで猛批判を炸裂させたのだ。タイトルは「菅政権は打倒せねばならない」。小沢一郎元代表(68)を「オヤジ」と慕う原口氏は、菅直人首相(64)がぶち切れ解散に打って出た場合、「違う選択肢を提示する」と政界再編も示唆。会派離脱を表明した16人とは格の違う“大物”の反旗で、民主分裂は確実な情勢となってきた。(夕刊フジ)
《現在の菅政権は『赤い増税内閣』だ。浅間山荘事件と見紛うほどの内ゲバを繰り返し、目障りな人間を追い落とす》
まるで野党の人間かと思うような痛烈な批判。これは原口氏が「身内の陰口」として披露したもの。同誌の特集「民主党を解体せよ」での舌鋒は激しく、菅政権の面々をメッタ斬りだ。
まずは菅首相。昨年11月、横浜で開催されたAPEC(アジア太平洋経済協力会議)で、手元のメモを見ながら中国の胡錦濤国家主席と会談したことを意識したのか、「官僚の書いた作文をそのまま読み上げているようでは、世界のリーダーとして真っ当な外交交渉が行えるはずもない」。
改造内閣の目玉として与謝野馨経済財政相を入閣させたことにも「自民党政権時代に国民からNOを突き付けられた政治家さえも閣僚に起用するのは、理解に苦しむ」と切り捨てた。
名指しこそ避けたが、他の閣僚もバッサリ。鳩山由紀夫内閣時代に外相だった岡田克也幹事長に対し、「足を引っぱっていた要素がなかったと言い切れるだろうか」。藤井裕久元財務相と野田佳彦財務相も「207兆円の国の総予算を徹底的に洗い出し、17兆円にのぼる新規の財源を生み出すと言っていた。しかし、事業仕分けは財務省主導の下に行われ、特別会計の欺瞞を暴くことができていない」と批判した。
保守系の原口氏は昨年6月、左翼的要素が強い菅政権の発足に伴い、閣外に去った。昨年9月の民主党代表選では小沢氏を応援したとされる。今回のインタビューでも、小沢氏の強制起訴は「冤罪だと考えている」と語っている。
そうした“親小沢”の原口氏が目指すのはズバリ、政界再編だ。インタビューでも「現在の民主党の枠組みに縛られるものではない。自民党であれ、みんなの党であれ、無所属であれ、志を同じくするものは皆、同志として力を合わしていく」と語り、菅一派と一線を画すことを宣言した。
原口氏は来月、地域主権改革を進める政治団体「日本維新の会」の設立を目指している。大阪府の橋下徹知事や名古屋市の河村たかし市長とも連携を模索しており、橋下氏からは「地域政党の親分になってください」とエールを受けたとされる。
原口氏が国中を巻き込んだ“菅降ろし”の先頭に立つ可能性も出てきた。
URL:http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110218/stt11021821020022-n1.htm
非小沢系にも退陣論 解散の見方も、政局緊迫
民主党内で18日、2011年度予算関連法案をめぐり、年度内成立のめどが立たない状況を打開するには、菅直人首相の退陣もやむを得ないとの認識が広がった。小沢一郎元代表に近い衆院議員16人が会派離脱届を提出し、関連法案の衆院再可決が難しい情勢になったため。首相は続投への強い決意を表明したが、退陣論は非小沢系議員にも波及。首相が追い詰められれば衆院解散に踏み切るとの見方もあり、政局は3月にも緊迫した局面を迎えそうだ。
首相は、予算関連法案成立と引き換えに退陣する可能性について、記者団に「首を代えたら賛成する、しないという古い政治に戻るつもりはさらさらない」と強く否定。衆院解散については「国民にとって何が一番重要かを考えて行動する。予算関連法案を通して予算執行を始めることが重要だ。国民がそう思えば、政治家も行動を取る」と述べ、野党などの軟化を待つ姿勢を強調した。
仙谷由人代表代行はテレビ番組収録で「解散して選挙で大騒ぎするなんて考えにくい」と強調。首相退陣も「今の状況下ではない」とした。
だが、16議員は国会近くに事務所を借り、執行部と一線を画した活動を本格化。執行部側は国対メンバーが16議員と個別に接触、予算関連法案採決で造反しないよう説得を始めたが、溝は埋まっていない。
URL:http://www.47news.jp/CN/201102/CN2011021801000714.html
「首相退陣と引き換えに協力を」民主幹部、公明に打診 2011年2月18日15時2分
新年度予算の関連法案をめぐり、菅直人首相を支持してきた民主党の有力幹部が公明党幹部に対し、首相退陣と引き換えに関連法案成立に協力を得られないか打診していたことがわかった。小沢一郎元代表に近い議員ばかりではなく、首相支持派からも首相退陣で局面打開を目指す動きが出てきた形で、政権運営は一層厳しさを増している。
この民主党幹部は今週に入り、公明党幹部と会談し、菅内閣がめざす新年度予算案と関連法案の年度内成立を要請した。「首相のクビを代えてもいい。何とかならないか」と働きかけたという。さらに子ども手当法案を大幅修正する用意があることも伝えた。
公明党幹部は、民主党幹部からの打診を断ったという。公明党は4月の統一地方選に向けて民主党政権との対決姿勢を強め、予算案と関連法案に反対する方向で調整を進めている。
与党が予算関連法案を成立させるには、野党が多数の参院で公明党の賛成を得て可決するか、社民党の賛成を得て衆院の「3分の2」以上の賛成で再可決するしかない。公明党が対決姿勢を強めたため、民主党は社民党に接近して衆院再可決を目指してきたが、小沢氏を支持する民主党の衆院議員16人が造反の構えを見せ、衆院「3分の2」の確保は困難になった。
民主党執行部は統一地方選後に公明党の姿勢が軟化することを期待しており、今後、首相退陣や子ども手当法案の修正などの大幅譲歩案を公明党に示して協力を要請する動きが一層強まる可能性がある。
一方、首相は続投の意思は固く、予算案と関連法案の採決に向けて執行部内の意見対立が深刻になる展開も考えられる。
18日の閣議後会見では、民主党衆院議員16人の会派離脱の動きをめぐり反応が相次いだ。首相退陣論について、枝野幸男官房長官は「与えられた任期の中で最大限の成果を上げていくことが菅総理に課せられている任務だ」と反論。北沢俊美防衛相は16人の会派離脱表明を「理解に苦しむ」と批判しつつも、「政権交代をして民主党政権をつくるという一点で力を合わせてきた同志なので、間違ったことはしないだろう」と呼びかけた。
昨年9月の代表選で小沢氏を支持した海江田万里経済産業相は「(会派離脱表明は)残念だ。一致結束をして成立させてほしい。今回の事態の発端は去年の参院選であり、参院選で勝っていればこうはならなかった」と語った。中野寛成国家公安委員長は「政局を打開するため(首相退陣が)一つのきっかけをなすことはあったが、いちいちコメントするテーマではない」。与謝野馨経済財政相は「政党政治をやっていればいろいろなことが起こる。いちいち驚いてはいけない」と述べた。
URL:http://www.asahi.com/politics/update/0218/TKY201102180176.html
首相公邸で緊急協議も「みんな寝ていた」「首相だけ聞いていた」… 2011.2.19 01:07
菅直人首相は18日夜、公邸に岡田克也幹事長や枝野幸男官房長官、仙谷由人党代表代行ら幹部を緊急招集。今後の国会運営で意見交換した。
会議後に枝野氏は記者団に対し「首相が、党代表としての任期をまっとうするのは当然だ。(退陣論は)議論にすらならない」と述べて、党内で広がっている退陣論を牽制した。
ただ、公邸内は殺伐して空気だったようだ。党運営を取り仕切る岡田氏は「一言も口を開かなかった」(出席者)ようで、会議内容も「社民党との連携の話まで行き着かなかった。3月にどうなる、4月にどうなると説明していたら、みんな寝てしまっていた」(同)という状態。
この出席者は「首相だけが長い説明を聞いていた」と述べて、孤立感を深める首相を擁護していた。
URL:http://www.47news.jp/CN/201102/CN2011021801000714.html
民主党内に広がる退陣論、首相は「解散否定せず」で対抗 2011.2.19 00:43
菅直人首相は18日夜、衆院解散・総選挙について「国民にとって何が一番重要かを考えて行動する」と述べ、解散の可能性を否定しなかった。首相官邸で記者団に答えた。首相は9日の党首討論では自民党の谷垣禎一総裁を「社会保障と税制の一体改革の議論をせず解散をいうのは、国民より党の利益を先行させている」と批判し、解散を否定していたが軌道修正した。
発言の背景には、首相を支持してきた民主党の有力幹部が公明党幹部に、首相退陣を条件として平成23年度予算関連法案に賛成してくれるよう打診していたことが判明するなど、党内で退陣論が高まっていることがある。環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)や一体改革などを名目とする解散の可能性を自らにおわすことで、退陣論に対抗する狙いがありそうだ。
与党幹部から公明党幹部への取引打診については、公明党側が18日、事実関係を否定したが、民主党の仙谷由人代表代行が15日に公明党幹部と会談した際、退陣論に話題が及んだとの指摘がある。首相は18日夜、「クビを代えたら(予算関連法案に)賛成するとか、しないとか、そういう古い政治に戻る気はさらさらない」と取引を拒否した。
URL:http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110219/plc11021900470000-n1.htm
内閣総辞職や解散・総選挙は考えづらい=仙谷民主党代表代行 2011年 02月 18日 15:33
[東京 18日 ロイター] 仙谷由人民主党代表代行(前官房長官)は18日、民放テレビ番組の収録で、今の状況では菅直人首相の退陣はないとの認識を示すとともに、今、解散・総選挙で大騒ぎすることは考えづらい、と述べた。
小沢一郎元代表に近い同党の衆院議員16人が17日、衆院会派からの離脱届を提出するなど、国会において2011年度予算関連法案の成立が難しい情勢になっていることを受けて語った。
2011年度予算関連法案の成立に向けた社民党との調整が難航するなか、民主会派からの離脱を表明した議員が菅首相の退陣を求めるなど、政権運営は一段と厳しさを増している。仙谷氏は、予算関連法案をめぐる野党の対応について「自民党も公明党も国民生活が大混乱に陥ることをすることは、彼らの良心としてあり得ない」と、けん制したが、政権運営が行き詰まった場合、内閣総辞職や衆院解散・総選挙の可能性を指摘する声もある。これに対して仙谷氏は「予算案を通過させ、執行を確保せずに、今解散・総選挙で大騒ぎすることは考えづらい」と否定。内閣総辞職についても「今の状況ではない」と語った。
一方、社会保障と税の一体改革に関連し、今後も増大を続ける社会保障費を「消費税だけで賄うのか、いろいろな税制を組み合わせながらバランスのいいものをつくるのかは、これからの議論」としながら、「消費税が基幹税になることはやむを得ない」と指摘。また、先の愛知県知事選と名古屋市長選で「減税」を公約に掲げた候補が当選したことに触れ、「減税運動の風が全国でブームになれば、普通の国民は減税を選ぶ可能性が高い」と国民理解を得る努力が必要との認識を示した。
(ロイターニュース 伊藤純夫)
URL:http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-19614120110218
菅ぶち切れ解散だ! 小沢潰しへ“討ち死に”覚悟 2011年2月18日(金)17時0分配信 夕刊フジ
支持率が退陣水域に入ってもどこ吹く風だった菅直人首相(64)だが、今度こそ本当の窮地だ。民主党の小沢一郎元代表(68)に近い衆院比例単独議員16人が会派離脱を表明したことで、2011年度予算関連法案の成立は絶望的。タイミングを合わせるように、原口一博前総務相(51)は「倒閣」を宣言した。こうした中、菅首相が「小沢壊滅」のためのぶち切れ解散に打って出るとの見方が急浮上している。
「まったく理解できない行動だ」
菅首相は17日夜、「小沢親衛隊」ともいえる議員16人の会派離脱表明について、記者団に何度もこう繰り返した。いらだちと不愉快さが表情ににじみ出ていたが、戦闘意欲は衰えていなかった。
同日午後、菅首相は官邸に、仙谷由人代表代行や江田五月法相を呼び込んだ。今後の対応を相談したものとみられる。
衆参ねじれの中、菅首相周辺は、強制起訴された小沢氏に厳然とした処分を下すことで内閣支持率を上げ、社民党の協力を得て「衆院3分の2」を確保、予算関連法案を成立させる戦略を立てていた。
ところが、鳩山由紀夫前首相による「米海兵隊抑止力は方便だった」という大失言もあり、社民党はソッポを向く。その直後のタイミングで、小沢親衛隊16人に「衆院3分の2」の希望を断ち切られたのだ。
菅首相に残された道は、「退陣」か「解散」か「政権居座り」の3つしかない。内閣支持率が20%以下の「退陣水域」にある中で、政権を失う可能性がある「解散」の選択肢は取りにくいのが普通だが、菅首相の特異な性格から、官邸周辺は「解散になるのではないか」と身構えている。
小沢氏も1回生議員らとの会合で、「菅首相は『やぶれかぶれ解散』をするのではないか」と語り、選挙準備を急ぐようハッパをかけている。永田町事情通はこの背景を次のように語る。
「菅首相と小沢氏は昨年12月20日と2月10日、直接会談している。菅首相が小沢氏に自発的離党を迫り、小沢氏が『このまま活動する』と拒否したと伝えられているが、この会合で菅首相は『じゃあ、解散して決着を付けようか!』とすごんだという。負け必至の衆院選は常識では考えられないが、菅首相は『小沢潰し』の執念がすごい。小沢氏は子飼いの新人・若手議員が大量落選する可能性が高いため、押し黙ってしまったらしい」
今年1月の施政方針演説で、菅首相は、自らの国づくりの理念の1つに「不条理をただす政治」を掲げ、「政治改革への不断の努力」「政治資金の一層の透明化」を訴えた。
この背景は昨年11月、2009年分の政治資金収支報告書が公表されたことにさかのぼる。報告書には、小沢氏が09年の衆院選で、資金管理団体を通じて、自分に近い公認候補ら91人に計4億4900万円もの“軍資金”を配っていたことが書かれていた。
これを知った菅首相は周囲に、「カネ集めで主導権を握る政治手法は終わりにしなければならない」「(私は)ルビコン川を渡った」と語り、小沢氏への戦闘意欲をあらわにしたという。
追い込まれた菅首相を精神的に支えるのは伸子夫人。昨年9月の代表選でも、「小沢さんに付いてはいけない」「ここは格好よく討ち死にしなさい」とハッパをかけたとされるが、現在も気分の上がり下がりが大きい首相を励ましているとみられる。
山口県出身の菅首相は、郷土の英雄・高杉晋作に心酔しており、昨年6月に組閣した際、「奇兵隊内閣」と名付けた。最後の最後に奇兵隊ばりのゲリラ戦法-「解散」が飛び出すのか。
URL:http://news.nifty.com/cs/headline/detail/fuji-zak20110218000/1.htm
この記事へのコメント
sdi
では、首相が内閣総辞職を選択した場合は?。「他のすべての案件に先立って、国会議員の中から内閣総理大臣を指名する(日本国憲法第67条1項)」
解散総選挙は行われません。少なくとも、憲法上解散総選挙を行う義務ありません。議席数については内閣総辞職前と同じ状態で首相の指名が行われ、新政権がスタートします。普通なら、このとき野党第一党が総理の指名権を得て政権を組織します。ですが、「旧与党が指名選挙に参加してはならない」とは憲法にはありません。あくまで「慣例」です。さらに「内閣総辞職後に成立した新政権はすみやかに解散総選挙をしなくてはならない」という規定はありません。民主党の行動原理「してはならないと条文に書いてないことはやっていい」からすると、次に来る内閣が果たして本当に選挙管理内閣なのか、わずかですが懸念が残ります。
ちび・むぎ・みみ・はな
酷い内閣ですな. 内閣のメンバーも酷いし,
それを批判している者も酷いし,
後継に名前が上がっている者も酷い.
こんな酷いやつらを舞台に上げたマスコミも酷いし,
応援した自虐世代の亡国思想も酷い.
自民党リベラルは酷いと思っていたが,
次元の違う酷さが目の前にいる.
> これが本当だとしたら、小沢氏がやぶれかぶれ解散はある、
菅氏の敗れかぶれ解散になるだろう.
何せ, 禪譲したって菅氏にとって良いことは何にもない.
鳩頭氏のように狂ってもいないし金もない.
解散して引退するのが幸せだろう.
白なまず
今は闇の世であるから夜の明けたこと申しても、誰にも分らんなれど、夜が明けたらなる程さうでありたかとビックリするなれど、それでは間に合はんのざぞ、それまでに心改めておいて下されよ、この道信ずれは、すぐよくなると思うてゐる臣民もあるなれど、それは己の心のままぞ、道に外れたものは誰れ彼れはないのざぞ、これまでのやり方スックリと変へねば世は治まらんぞと申してあるが、上の人 苦しくなるぞ、途中の人も苦しくなるぞ、お○(かみ)のいふこときかん世になるぞ。九月の十六日、ひつ九のか三。
almanos
この際伸子夫人に「あなたは首相なのよ。殿様なの。予算と引き替えに退陣なんて押し込め蟄居と同じよ。例えるなら家老の仙石さんに負けておしまいの殿様って事よ。押し込められて終わって良いの? いっそ華々しく打って出て討ち死にする方が格好つくじゃない。あなたは空き管じゃなくて、ちゃんと男の矜持と美学を持っていたといわせてやろうじゃない! 」と吹き込んで欲しいものです。仙石氏等にしてみれば乱心の極みでしょうけど、国民はその矜持を良しとするでしょうな。まあ、どちらにしろ次の議員バッジはないですけど。是非、松永弾正が名器平蜘蛛と共に爆死して果てた様に、自爆落城解散を願いたいものです。