菅内閣の支持率が早くも急降下している。
日経新聞の読者アンケート"「社会保障と税の一体改革」の行方は(クイックVote第41回)"で、内閣支持率は20.1%、菅政権の取り組みについて、実現できると回答したのが19%となった。やはり「下り最速」は伊達じゃない。
まぁ、菅政権の、あれほどの体たらくを見せつけられてしまっては、支持するのにも勇気が居るような状況。愛知のトリプル選挙の結果を見ても、民意は明らか。
民主党王国だったはずの愛知であの結果では、民主党県連幹部が、「信じられない。こんな厳しい負け方は、愛知民主史上、初めてだ」と青くなるのも無理はない。今や、民主党県連はパニック状態に近い。
とうとう、民主党の支持者達ですら、菅政権を批判し始めた。
2月9日、連合の古賀伸明会長は名古屋市内での記者会見で、愛知知事選、市長選について、県民、市民の民意であり、政権、政府に対する批判や否定という意味が大きいとコメントしているし、また、民主党の強力な支援者であった、日本航空の稲盛和夫会長ですら、民主党政権について、「現在の体たらくに落胆している。こんなつもりで支援したわけではなかった」と述べている。
この稲盛氏のコメントに対して、枝野官房長官は9日午前の記者会見で、「どういう趣旨での発言か伺っていないので直接のコメントは困難」と答えているけれど、件の稲盛会長の発言の様子を聞いている限り、相当がっくりきている様子が見て取れる。それどころか、完全に突き放した印象さえ。
曰く、「政治家にしても、どの分野のリーダーにしても、私心を無くすれば、すべてのものは、私は見えてくるし、解決つけられる問題ではないかと、あまりにも私事(わたくしごと)で凝り固まり、やっているために、自分自身も見失うことも多いんではないかというふうに思ったので申し上げた…」
※稲盛氏は、上記コメントのあと、政界のことを言った積りではないといっていたけれど、公の場での発言だから多少は割り引いておくべきかもしれない。
曰く、「…十数年間の私の思いが実って、民主党が政権を取って良かったと思ったが、現在のていたらく。こういうことで私は支援をしたつもりではなかったので、大変落胆している。…第一回目の政権交代が可能な状態にまでは、一生懸命、熱を入れてやってきたが、今後も歳は歳だし、後は静観していこうと。全く、落胆しております。」
稲盛哲学からいけば、今の民主党政権、とりわけ菅首相の態度は受け入れられるものではない筈。私心だらけで、謙虚さの欠片もなく、地味な努力をせずにパフォーマンスばかり。菅首相だけでなく、ジミンガ-ばかりで責任を取らない閣僚、党首脳が雁首揃える民主党。稲盛哲学の真反対に位置するようにさえ思える。
政権交代前に稲盛氏がそれを見抜けなかったとは、少々驚きではあるけれど、ここにきて、完全に絶縁状を叩きつけられたとみていいように思われる。
民主党は、もうはっきりと崩れ始めている。民主党県連は菅首相では統一地方選は戦えないと認識しているし、そもそも候補者が集まらない。
2月10日の定例記者会見で、内山晃総務政務官は、今の現状に対して、有権者が民主党に嫌悪感を持っていることは事実。執行部にはしっかり考えてもらわないと、党が消滅することにもなりかねない、と懸念を述べているから、党内でも流石にヤバいという認識くらいはあるのだろう。
だけど、党の菅首相は、強気の姿勢を崩していない。もしかして、まだ、どうにかなるとでも思っているのだろうか。まぁ、そこは、支持率1%でも辞めないと言い放ち、統一地方選では、応援演説もしないし、呼ばれない御仁なのだから、世論とは超越した現状認識力を持っているのかもしれない。
その一方、永田町では、最近の菅首相はパニック症候群ではないかという声が上がっているそうだ。
パニック症候群とは、パニック障害とか、過呼吸あるいは、過喚起症候群とも呼ばれる症状のことで、 強い不安感を主な症状とする精神疾患のひとつ。原因についてはまだ完全に解明されていないのだけれど、脳内不安神経機構の異常によって起きるものだと考えられている。
代表的な症状としては、下記の8種類があるという。
・急に心臓がドキドキし、心臓麻痺で死ぬのではないかと感じる。(心臓神経症)
・不安で電車やバスに乗ることが出来ない。(乗り物恐怖)
・不安で家族と一緒でないと外出できない。(外出恐怖)
・急に呼吸が苦しくなり、恐怖を感じることがある。(過換気症候群)
・不安で一人で留守番できない。(留守番恐怖)
・突然、動悸が起こってしまう。(パニック発作、不安発作)
・吐き気がしてしまい外で食事が取れない。(外食恐怖)
・不安や恐怖心のため飛行機に乗れない。(飛行機恐怖)
なぜ、パニック症候群ではないかという声が上がったのかというと、2月9日の党首討論で見せた菅首相の異常な様子がその発端。
なんでも、自民党の谷垣総裁や公明党の山口代表の発言中、着席して聞いていた菅首相が、1分間に100回にも及ぶ異常な数のまばたきをしていたのだそうだ。
パニック症候群に陥ると、心拍数が上がって、頭の中が真っ白になり、論理的な思考ができなくなるという。放置すれば、鬱病に移行するそうだから、かなりヤバい。
もし、菅首相がパニック症候群に陥っているとすると、もはや、正常な判断力を失っているというべきであって、日本の首相でいるべきではないし、許されることではない。
もし、今が戦国の世だったらとしたら、たちまち日本が、攻め滅ぼされてしまったとしてもおかしくない。非常に危険。
今の菅政権が続けば続くほど、民主党は解党の危機に瀕してゆく。それは別に、勝手にやってくれればいいのだけれど、国が滅ぶことはあってはならない。
菅首相にそれがあるとは、1ナノグラムも思わないけれど、願わくば、稲盛哲学でも学んで、「私心のない」判断をしていただきたい。
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連合会長「愛知トリプル結果は政権の否定」
トリプル投票となった愛知県知事選と出直し名古屋市長選で、連合愛知が全面支援した民主党推薦候補が惨敗したことについて、連合の古賀伸明会長は9日、名古屋市内で記者会見し、「党が結束しておらず、政権、政府に対する否定とも言える」と、菅首相の党、政権運営を批判した。
古賀会長はこの日、春闘に向けて、東海地方の各連合と意見交換などを行った後、記者会見した。ただ、会見では春闘に関する質問はまったくなく、知事選と市長選の結果に質問が集中した。
古賀会長は「県民、市民の民意として受け止めざるを得ない」としたものの、敗因について「政権、政府に対する批判や否定という意味が大きい」と分析。小沢一郎元代表の処分問題なども挙げ、「党がきちんと結束していないことも選挙に影響した」と述べた。
(2011年2月10日00時07分 読売新聞)
URL:http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110210-OYT1T00006.htm
稲盛氏:「民主政権に落胆」支援者一転、静観へ
会社更生手続き中の日本航空の稲盛和夫会長は8日、東京都千代田区の日本記者クラブで講演し、民主党政権について、「現在の体たらくに落胆している。こんなつもりで支援したわけではなかった」と述べた。
稲盛会長は、自民党の一党支配を崩す2大政党制が必要との持論から、私費で新聞に意見広告を出したり、03年の民主・自由両党合併にも尽力するなど、民主党の支援者として知られてきた。
だがこの日の会見では、民主党について「真の民主主義確立のために支援してきたが、これも民主主義の結果」と皮肉り、「この後、新しい政治体制ができるのでしょうが、静観します」と突き放した。具体的に不満な点や、「新しい政治体制」が何を意味するのかなどの説明はなかった。
新日本製鉄と住友金属工業の合併方針については「産業界の若いリーダーには、合従連衡で世界展開できる企業に変える強い願望が必要だ」とエールを送った。日本の航空業界については「正しい競争がなければ、運賃高騰で利用者に迷惑がかかる」と述べ、日航・全日空の2社体制が必要との見解を示した。【寺田剛】
URL:http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110209k0000m020027000c.html
「暴風雨に突進、党消滅も」=内山総務政務官
内山晃総務政務官は10日の定例記者会見で、地方選挙で民主党推薦候補の惨敗が続いていることについて、「執行部にはしっかり考えてもらわないと、党が消滅することにもなりかねない」と述べ、菅直人首相らに政権や党の運営を早急に立て直すよう注文した。
内山氏は「有権者が民主党に嫌悪感を持っていることは事実」と強調。「このままいくと暴風雨の中に突進するような状況にあることは間違いない」と指摘し、4月の統一地方選までに対策を急ぐよう執行部に求めた。(2011/02/10-12:33)
URL:http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011021000397
顔やばいよ…菅パニック症候群だ! まばたき1分100回 2011.02.10
菅直人首相(64)が壊れてきた。2011年度予算案と関連法案を成立させるため、政策的に相当距離のある社民党に秋波を送っていたが、ついに米軍普天間飛行場の移設費用の執行凍結を検討し始めたというのだ。場当たり政治は今に始まったことではないが、ここにきて「菅首相はパニック症候群ではないか」との声まで聞こえてきた。
菅首相の“症状”については後述するとして、その迷走ぶりは日に日に加速している。
民主党は8日から、社民党との実務者協議を開始。社民党が求める「普天間移設費用の取り下げ」や「法人税率引き下げ」などを話し合っている。その協議を受け、菅政権は予算案の修正は拒否するものの、普天間関連費用の執行を当面凍結する検討を始めたようなのだ。これは朝日新聞が10日報じた。
菅首相は先月24日の施政方針演説で「日米同盟は、わが国の外交・安全保障の基軸」といい、「普天間移設問題は、昨年5月の日米合意を踏まえ、危険性の一刻も早い除去に向け最優先で取り組む」と公約している。社民党取り込みのために公約を反故にして普天間予算を凍結することは、外交政策の変更・修正だ。日米合意の履行を求める米政府を怒らせるのではないか。
元駐レバノン日本国特命全権大使で作家の天木直人氏は「沖縄海兵隊のグアム移転は米国の事情で遅れている。グアムのインフラ整備のため国際協力銀行の融資や、思いやり予算を停止・減額すれば米国は激怒するだろうが、朝日が書いた『キャンプ・シュワブ兵舎等移転関連経費(約7億円)』など18億円程度なら痛くもかゆくもない」といい、こう続ける。
「何より問題なのは、小手先の予算調整で社民党を取り込もうとする菅政権の姿勢と、その程度のイカサマで菅政権の延命に力を貸し、権力に近づこうとしている社民党の姿勢だ。姑息としかいいようがない」
菅首相は9日、「今、(社民党の)政調と国対を含め議論を詰めている。そうした努力を待ちたい」と発言。社民党の福島瑞穂党首は「法人税率引き下げと米軍普天間飛行場移設関連費用が計上されている以上、承服できない」と語ったが、裏ではこっそり手を結んでいるのではないかとの疑念はぬぐえない。
そんななか、9日の党首討論で見せた菅首相の異常な様子が、永田町や霞が関で話題となっている。
自民党の谷垣禎一総裁や公明党の山口那津男代表が「マニフェスト破綻を認めよ」「衆院解散で国民の信を問え!」などと発言している間、菅首相は着席して聞いていたが、異常な数のまばたきをしていたのだ。
本紙記者が数えたところ、まばたきはなんと1分間に100回前後。わざとやろうとしてできる回数ではない。そのときの菅首相の顔は真っ赤だった。
この“症状”について精神科医の日向野春総氏は「25回でも多いのに、100回とは危険。パニック症候群に入っていると言っていい」と話す。
「自分の生き方(=政策や政治姿勢)を否定されて、不安になり、パニックに陥ったのでは。1分間に100回となると、頭の中の思考は止まっている。論理的な思考ができなくなっており、同時に心拍数も上がる。顔が赤くなっていたのが、その証拠だ。想定していないことを聞かれると、思わぬことを口走る可能性がある。『助けて』と叫んで倒れてもおかしくない。放置すると、次の段階の『鬱』に進む。早く医者に診てもらい、薬を飲むべきだ」
こんな“診断”を受けるような人物がいま、国政の頂点にいるのだ。
URL:http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110210/plt1102101627006-n1.htm
この記事へのコメント
almanos
とおる
汚物を排泄したら、自分で処分すべきでしょう。
然るに、この老人は、自ら処分できないほど老化が進んでいながら、未だに、日本航空の会長に留まるとは、この人も、民主党の「ジミンガー」と同様の「ミンシュガー」という病。
ちび・むぎ・みみ・はな
> 少々驚きではあるけれど、
稲森氏自身が国家の役割を軽く見て私事である
政権交代の熱に浮かれていたのでしょう.
責任を感じるのであれば, 民主党を政権の場から
ひきずり下ろさねばならない.
政府の役割がこれほど重大であったと言うことを
民主党支持者がどの程度理解していたのか. 現在の
カラッポメディアの様子を見れば, 政府をお笑い
タレントと同次元で見ていたのであろう.
どうしてこのようになったのか. 社会学・政治学の
観点から研究が必要.
白なまず
ロシアは、昨年11月のメドベージェフ大統領による北方領土訪問を「暴挙」と非難した菅直人首相の今月7日の発言などを受け、日本を自国に対する脅威と位置付け、戦闘指揮能力に優れた強襲揚陸艦を極東に配備し防衛力を高める決定をしたとみられる。
http://www.47news.jp/CN/201102/CN2011021001000189.html
ロシア、極東に強襲揚陸艦2隻配備 北方領土防衛が任務
http://www.47news.jp/CN/201102/CN2011021001000189.html
「北方領土、大統領は日本との対話閉じた」 ロシア報道
http://www.asahi.com/international/update/0210/TKY201102100191.html
尖閣映像流出「将来の日本を考えやった」 元海上保安官
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