自民党は、東日本大震災に対する菅内閣の取り組みは遅すぎるとして、被災地支援のための法案を延長国会に積極的に提出し、延長国会で成立を目指す方針を固めた。
提出が見込まれる法案は次の通り。
・がれきの処理を国の責任で進めるための法案
・「災害弔慰金」の支給対象を兄弟や姉妹に拡大するための法案
・私立学校の校舎の復旧にかかる費用を国が助成できるようにするための法案
・原発事故の政府などの対応を検証する目的の、独立した調査委員会を設置するための法案
こういう法案が出されようとしていること自体、今が、自然エネだの脱原発だの言っていられる時期ではないことを示してる。復興どころか、普通の復旧すら進んでいない。
菅首相が、お盆までには全員入居させると啖呵を切った仮設住宅とて、宮城県では用地確保ができず、実現はかなり難しいという。要するに、国会で予算と法案を通さないと何もできない筈なのに、何もしないから、何も進まない。
菅首相がいくら目先のパフォーマンスで国民をペテンにかけようとしても、被災地の現実は何も変わらないし、変えることができない。
24日、新設された復興担当相には、松本環境相兼防災担当相が兼務することになったようだけれど、環境相に防災担当に復興担当と3つも兼務することになった。早くも、公明の山口代表が、「防災の仕事と復興を担う仕事と両立して充実できるのか、心配な点がある」と懸念を表明してる。
何より、当の松本氏自身が、復興相の要請を松本氏は2度断わっていて、周囲には「首相が兼務でやるべきだ」といっていたそうだから、本人にも不安があるのだろう。他に人がいなかったのか、それとも皆ソデにされたのか。
20、21両日に渡って行われた、IAEAの作業部会では、福島原発事故について、政治介入が現場を無用に混乱させたとの指摘が相次いだという。現場の判断でできることもハイレベルの判断を仰ぎ、いたずらに時間が浪費された、と。
最初の地震と津波はどうしようもなかったとしても、その後の対応に拙さがあり、それで被害が拡大したのなら、その責任は、当事者にある。
菅首相も、自分が人災の元であり、復旧の足かせになっていると、いい加減自覚したらどうか。
このままでは、おそらく、菅首相は、いつか自分が官邸を去るときがきても、首相であった、あの日にいつまでも執着して成仏できないようが気がする。個人ならともかく、国を預かる政治家、ましてや首相ともなれば、私心など持ってはいけない。自分の願いだけを求めても成仏なんかできない。
国民の願いを叶えてこその政党。だから、政策があり、マニフェストがあり、選挙がある。国民政党とはそういうもの。
国民の願いを叶えてこその首相。だから、国民の生命と財産の命運を握る大権が与えられる。
時の首相が、国民にとって如何なる存在であったかは、本人が官邸を去る時に明らかになる。小泉元総理が退任を迎えるときには、任期延長論が出ていたように記憶しているし、麻生元総理の時も、退任時には官邸に手弁当の応援団が駆けつけていた。
自分が去るときに、惜しんでくれる人がどれ位いるか。お別れを泣いてくれる人がどれ位いるか。
大好きだと言われて去るもの。石つぶてを投げられ追い立てられるもの。
そのとき、自分が如何なる存在であったかを、嫌でも見せつけられることになる。
それは、たぶん、自分のための願いなのか、国民のための願いなのか、その本人の願いが何処に向いているかがそれを分けるのだろうと思う。鳩山氏も、復興より、党を潰さないことが一番にくる覚書を作るなんて、自分の「民主党」を壊したくないという己の願いを捨てていれば、もしかしたら、あの時、菅首相を成仏させることができたかもしれないけれど、今はもう詮無きこと。
民主党は、日本という"超平和な国家を破壊する者"の集まりだったことが誰の目にも明らかになった。
彼らは「超平和バスターズ」だった。
俺達は大人になってゆく
どんどん通り過ぎる現実に
官邸に居座る首相も 移り変わってゆく
あの選挙で勝った政党は なんて名前だったんだろう
傲慢に振る舞い 恥ずかしいくらい痛くて
鼻を近づければ 思いっきり赤い マルキストの香りがした
次第に あの香りは薄れてゆく
俺達は大人になってゆく
だけど あの党は
きっとどこかで生き延びている
そうだ 俺達は もう二度と
あの党の嘘には 騙されない
あの日見た政権交代の意味を僕達はまだ知らない
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自民 被災地支援の法案提出へ 6月25日 4時48分
自民党は、東日本大震災からの復旧復興に向けた菅内閣の取り組みは遅すぎるとして、がれきの処理を国の責任で進めるための法案をはじめ、被災地支援を目的とした法案を延長国会に積極的に提出し、成立を目指すことにしています。
東日本大震災からの復旧復興に向けた菅内閣の取り組みについて、自民党は被災者や被災地の声を十分にくみ上げておらず、対応が遅すぎると批判しています。そして、今の国会の会期が70日間延長されたこと受けて、▽がれきの処理を国の責任で進めるための法案や、▽「災害弔慰金」の支給対象を兄弟や姉妹に拡大するための法案、それに▽私立学校の校舎の復旧にかかる費用を国が助成できるようにするための法案などを提出することにしています。さらに、▽原発事故の政府などの対応を検証することを目的に、国会に独立した調査委員会を設置するための法案の提出も検討しており、ほかの野党や民主党にも協力を呼びかけて、早期の成立を目指すことにしています。自民党がこうした姿勢を示す背景には、内閣不信任決議案を提出したことや国会の会期延長に反対したことに対する国民の批判を払拭し、復旧復興に取り組む党の姿勢をアピールしたいというねらいもあるとみられます。
URL:http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110625/k10013757651000.html
IAEA福島事故検証作業部会、菅首相の政治介入を批判 2011.6.21 20:27
【ウィーン=木村正人】原子力安全に関する国際原子力機関(IAEA)閣僚級会合で20、21日、福島第1原子力発電所事故を検証する非公開の事務レベル作業部会が行われ、政治介入が現場の事故対応を無用に混乱させたとの指摘が相次いだ。原子炉への海水注入や格納容器のベント(弁開放による排気)をめぐって介入を繰り返した菅直人首相を批判した格好だ。
作業部会で、日本での調査を担当したIAEA調査団長のウェイトマン英原子力主席検査官が162ページに及ぶ報告書を発表し、原子力安全規制をめぐる「日本の複雑な体系と組織が緊急時の意思決定の遅れを招く恐れがある」と指摘した。
今回の事故では、原子炉への海水注入は菅首相の言動を受けて一時中断したとされたが、東京電力の同原発所長が本店の意向に反して独断で継続していたことが判明している。
報告書は「現場責任者は(規制当局や政府といった)広範囲の利害関係者の要求に応えるより、事故の初期対応に集中する必要があった」と指摘した。
ウェイトマン団長は「原子力安全に関する一義的な責任は規制当局や政府に移譲されるものではない」として、福島第1、2原発の現場担当者はその責任を自覚していたと報告した。
その上で、原子力安全の責任や事故の対応は事業者(東電)が負い、規制当局の原子力安全・保安院は東電の対応を監督、政府は適切な規制の枠組みを用意するという役割と責任の明確化を求めた。作業部会では、参加者から「現場の判断でできることもハイレベルの判断を仰ぎ、いたずらに時間が浪費された」などの意見が述べられた。
IAEAは2007年に日本を調査した際にも、原子力安全・保安院の独立性を確保するよう助言していた。規制当局の独立は政治や業界からの圧力を防ぐ仕組みだが、日本ではその後も原子力行政と安全規制の垣根があいまいなままで、今回の事故でも、震災対策の陣頭指揮に立つ菅首相の介入を排除できなかった。
事故の教訓を受け、海江田万里経済産業相は20日のIAEA閣僚級会合で、原子力安全・保安院を経済産業省から独立させると表明した。前IAEA事務次長で米ハーバード大上級研究員のオリ・ハイノネン氏は産経新聞に対し、「日本の原子力安全規制と緊急時対応システムの徹底的な見直しが不可欠だ」との見方を示した。
URL:http://sankei.jp.msn.com/world/news/110621/erp11062120280008-n1.htm
この記事へのコメント
almanos
とおる
大震災・原発事故で「急流で馬を変えるべきで無い」と煽ったマスコミ。
原発が爆発しても「大丈夫」と風評を垂れ流したマスコミ。
北朝鮮の拉致実行犯(シンガンス)の釈放嘆願書に署名した管直人(首相)・千葉景子(前法相)・江田五月(法相)を批判しないマスコミ。
日本の政治家として恥を感じない人が、政権中枢に入ってしまうことの異常さ。
ちび・むぎ・みみ・はな
> できないようが気がする。
存在すると思っているが実際には地縛霊だと考え
ると納得できることが多い.
南無阿弥陀仏
南無阿弥陀仏
南無阿弥陀仏
民主主義者
がれき処理は国が行う。これは復興の第1歩だ。いつまでも、「1日も早い復興をお祈り」せず、実行してほしい。財源は増税で賄う。特に、原発周辺のがれき処理は放射能の除去もあり、コストがかさむので、関東地方の法人・納税者がさらに担税しよう。民主党は、今までの、自民党のように国会で遊んでいないで、自民党に協力するべきである。自民党のような「妨害」していると、自民党の二の舞になる。