今日は、多少オカルトチックな記事を・・・
1.「宇宙戦艦ヤマト 完結編」は震災後の日本の姿だった
先日なんとなく、宇宙戦艦ヤマト完結編を見ていたのですけれども、その内容をみて、「ああ、ヤマトの予言が当たってしまったのか」と思ったんですね。
どういうことかと言うと、以前「宇宙戦艦ヤマトの予言」のエントリーで、ヤマトの内容と現実の危機が結構リンクしているのでは、と書いたのですけれども、そこでは宇宙戦艦ヤマト完結編の内容にあたるのは、ちょっと見当たらないとしていたのですね。
けれども、今回の震災後、改めて観てみましたら「ああ、これだ」と思ったのです。宇宙戦艦ヤマト完結編の内容をWikipediaから次に引用します。
○宇宙戦艦ヤマト完結編
西暦2203年、銀河系中心部の宇宙で大きな異変が生じた。異次元断層から別の銀河が現れ、核恒星系付近で銀河系同士の衝突が起こり、多くの星々が消滅した。古代進は宇宙戦艦ヤマトの艦長として地球防衛軍の命を受け調査に向かった。かつての盟友デスラー率いるガルマン・ガミラス帝国は壊滅的な被害を受けていた。
そんな中、その異次元断層から恒星間空間を回遊する水惑星「アクエリアス」が現れ、ディンギル星を水没させる。ヤマトはディンギル星から一人の少年を救った後地球に向かうが、ディンギル帝国の艦隊の攻撃にあい、航行不能となる。しかし、落下中の衝撃で自動操縦システムが働き、ヤマトは負傷した乗組員を乗せたまま地球へ向かう。
地球は帰還したヤマトの情報から水惑星の存在を確認。接近してくる水惑星を避けるために各惑星やスペースコロニーへの避難を開始したが、ディンギル艦隊の巧みな戦術とハイパー放射ミサイルの攻撃の前に避難船団や地球艦隊は全滅していき、地球は封鎖されていく。ディンギルの長ルガール神官大総統は新たな移住先として地球を目指していた。そして地球に移住するためにディンギル人の取った方法とは、自らの星を水没させた水惑星「アクエリアス」を人工的にワープさせることで、同じく地球を水没させて地球人類を絶滅させた後に移住するというもの。
帰還したヤマトから奇跡的に救出された古代進は恋人森雪の懸命の看護で一命を取り留めたが、自分の判断ミスにより多くの乗組員の命を犠牲にしたと艦長を辞任する。その頃、ルガール2世率いる艦隊は地球艦隊を撃滅し、一歩一歩地球に向かっていた。これに対抗するのは、もはやヤマトしかなかった。古代もヤマトに乗り込もうとするが、自身が艦長を辞任したことで躊躇する。しかし、ヤマトの第一艦橋で聞いた初代艦長沖田十三の声にヤマトに乗り組む決意をする。
ヤマトの船出の日、地球防衛軍長官より驚愕の発表がされた。ヤマトの艦長が沖田十三であることを。沖田はイスカンダルへの航海の途中、ヤマトの艦医佐渡酒造の診断で死亡とされたが脳死には至っておらず、ヤマトのために戻ってきた。よみがえった沖田のもと、全地球の祈りを受けヤマトは発進した。
ヤマト完結編は、「水惑星アクエリアス」による水没の危機から地球を救うという話なのですけれども、これなんかは、まさに、震災後の津波を連想させます。
そして、ヤマトの敵役として登場するディンギル帝国艦隊の武器に「ハイパー放射ミサイル」というのが登場するのですけれども、これは、敵艦に命中すると、弾頭部が装甲を貫通、溶融したあと起爆し、内側から敵艦を破壊すると同時に未知の放射性物質を艦内に放出して乗組員を殺傷する兵器として設定されています。
これも、福島原発から放出された放射性物質に相当するでしょうし、何より敵艦の内側に入ってから起爆して放射性物質を放出する設定なんかは、まさに今問題視されつつある放射性物質による「内部被曝」を連想させます。
ヤマト完結編という同一作品中に、水没と放射ミサイルという2つのキーワードがセットになって収められているところが怖い。
兎に角、20年も前に作られたヤマトの映画に、これほど予言的イメージが織り込まれていたとは、偶然かもしれませんけれども、唸るほかありません。
2.戦後60年体制の完結
もし、ちょうど今の日本がヤマト完結編にあたるとするならば、何を完結させるのかといえば、いわゆる戦後60年体制なのだと思います。
お上任せでなんとかなった戦後60年が完結しようとしている。既に被災地では、政府をアテにせず、自分達でなんとかしようという動きが出ていますし、原発対応に関しても、政府・東電がなにか隠していると思う人が8割も超えているのです。要するに、自分の頭で考え、判断し、行動しようする動きが出てきているということですね。
もうお上には頼らない、マスコミにも流されない、そうした態度を確立してゆくことで、戦後60年体制が完結してゆく。そう思います。
今回の菅首相の辞任茶番劇にしても、国民が直接首相を辞めさせる手段がないということに歯がゆい思いをしている人もいるかと思いますし、このことで首相公選制や大統領制への声が高まる可能性もあります。
たしか、幸福実現党が、大統領制を政策大綱に打ち出していたかと思いますけれども、出した当時は「独裁者が出たらどうするんだ」などと非難轟々だったように記憶しています。
もしかしたら、非難していたマスコミは、今の議院内閣制による首班指名なら独裁者など生まれるはずがないと思っていたのかもしれませんけどれも、民主党政権、特に今の菅政権を見れば、何のことはない、菅首相自身が独裁者だったということですね。
菅首相本人も「議会制民主主義というのは期限を切ったあるレベルの独裁を認めることだ」と述べていますから、その認識があるのです。
けれども、独裁者というのは本人の資質そのものに関わることであって、別に制度そのものが生み出すわけではありません。
つまり、大統領制だろうが、議院内閣制だろうが、独裁者的資質を持った人はいるし、そうでない人も沢山いるということです。
要するに、独裁的資質を持つ人間に権力を与えたとき、その人物が独裁者になる可能性があるということですね。独裁者として悪名高きヒトラーですら、選挙によって選ばれています。
ですから、どんな制度であれ、独裁的人物がトップに立ってしまったとき、その専横をいかに許さないかという仕組みをきちっと整えて置くことが大事だと思いますね。
たとえば、アメリカだと大統領は行政のトップではありますけれども、原則、立法権とは独立していますから、議会から上がってくる法案の承認および拒否は出来ても、大統領が好き勝手な法案を出して、独裁政治をすることはできない仕組みになっています。
また、議院内閣制は、立法府である国会が行政府である内閣に対して、首班指名や内閣不信任案の議決権限を持つ代わりに、内閣は国会召集の決定や衆議院の解散権を持っている、いわゆる互いに牽制しあう関係にありますから、それによって、専横を防ぐ仕組みになっています。
けれども、議院内閣制を取っている日本では、行政府の内閣が立法して、国会で審議するなど、ちょっと行政権と立法権の区別が曖昧なのですね。そして、実際の立法作業は、どちらも官僚が行っているのが現状です。
ですから、首相や内閣が独裁的色彩を帯びていないうちはそれほど齟齬はないのですけれども、独裁者が内閣を組閣すると、独裁者に都合の良い法案を、どんどん国会に出せてしまうのですね。先日、「嘘をついてもよい」などという良識を疑う閣議決定がされましたけれども、あんなことがどんどん起こってしまうわけです。
そのとき、国会がきちんと立法府の役目を果たして、内閣が提出する法案を蹴り飛ばすことができればよいのですけれども、通常、内閣および首相は、国会で過半数の議席を持つ与党から指名されるのが普通ですから、法案通過の権限も同じ政党が持っているわけです。だから、互いによっぽど私利私欲抜きで、議論するだけの自制心がないと、内閣からの変な法律でもどんどん国会を通過してしまいますし、国会運営そのものだって、好き勝手できるのですね。事実、不信任決議の前の菅首相は国会からの会期延長要求を聞かずに閉じようとしていました。
これまでは、そんな事態はあまり想定されていなかったと思いますけれども、政権交代後の民主党政権によって、その"想定外"を我々は目の当たりにしているわけですね。
国民を危険に晒し、亡国へと向かう政治に対して、どんなに国民が異を唱え、世論調査での内閣支持率や、統一地方選、参院選などで民意を示したとしても、時の政府がそれを忖度することなく、一切無視してしまえば、総選挙以外、もう歯止めがなくなってしまいますし、実際、いまの民主党政権は、それを地で行なっています。
だから、日本で大統領制を敷くにしても、このまま議院内閣制を続けるにしても、民主党のような政権、すなわち、麻生元総理の言葉を借りれば、「権力を私物化する」政権が今後も出てくると想定されるのであれば、首相及び内閣の立法権を無くす又は減らすなどの司法権と行政権をきっちり分ける工夫は、やはり必要だと思いますね。
今後、日本で大統領制が採用されるかどうかは分かりませんけれども、今回の辞任表明茶番劇を見ていると、政党政治も限界に来ているのかな、と思ったりしています。
その意味で、やはり、戦後60年体制が完結を迎えつつあるのではないかと思うのですね。
ヤマト完結編では、ハイパー放射ミサイルに対して、真田さんが「対ハイパー放射ミサイル回収ビーム砲」という素敵な防御兵器を開発し、見事にハイパー放射ミサイルを撃退するシーンが出てきます。
これが何らかの予言的示唆なのであれば、日本の数多の技術者達が真田さんよろしく、福島原発に対する「対放射性物質回収なんちゃら」か何かを開発してくれるのかもしれません。そのときは3号機、5号機、1号機の順で対応すればいいかもしれませんね。(冗談です)
そして完結編の最後は、ヤマトが自沈してアクエリアスの水柱から地球を守ることになるのですけれども、もしかしたら、窮地に落ちいった菅首相が「自爆解散」をやらかすかもしれません。
3.日本の復活
では、その後にくるものは何か。日本は復活するのか、ということなのですけれども、一昨年、20年振りに「宇宙戦艦ヤマト 復活編」が上映されていますので、これに予言が含まれていないかどうか見てみたいと思います。
まず、復活編のストーリーをWikipediaから引用します。
○宇宙戦艦ヤマト復活編
宇宙戦艦ヤマトが回遊惑星アクエリアスの水柱を自爆により断ち切り、その海の中に自沈して17年が経過した西暦2220年。移動性ブラックホールが発見され、これが太陽系に接近して地球を飲み込むことが明らかになった。
人類は、2万7000光年離れたサイラム恒星系惑星アマールの月への移民を計画。3億人ずつの移民を乗せた移民船団を第1次、第2次と出発させるが、それらはいずれも航海中に謎の敵から攻撃され、消息を絶ってしまった。第1次移民船団には古代進の妻、雪も搭乗していた。
ヤマトは、アクエリアスの氷塊内に建設されたドックで修復・強化改装を受けて甦り、第3次移民船団の護衛艦隊旗艦となった。宇宙の辺境で貨物船の船長に就いていた古代は地球の危機に際して帰還し、第3次移民船団の司令かつ新生ヤマトの艦長に着任する。
まず、示唆的だな、と思ったのは、復活編が、地球から惑星アマールの月へ移民船団が向かうシーンから始まっていることです。これは、まるで被災地、とりわけ福島からの避難民を示唆しているようで、なんだかいたたまれません。
また、移住先の惑星アマールは、自国にしかない資源を大ウルップ星間国家連合の中心国家であるSUSに提供することで、偽りの平和を得ていたという設定になっているあたりなんか、今の日本を暗示しているようにも思われます。
復活編での敵、SUSのメッツラー総督は、作品終盤で、自分達の次元の宇宙には資源が少ないため、他次元宇宙の資源を略奪しているのだとその目的を話しているのですけれども、これなど、領土問題、資源問題を抱える今の日本が抱える外交問題の状況と当てはまらないでもありません。
最後に地球は移動性ブラックホールに地球が飲み込まれようとしたとき、ヤマトの6連波動砲を一点集中発射することによって、なんとか地球を救っていますけれど、実は、このエンディングには、移動性ブラックホールに地球が飲み込まれるのと飲み込まれないのと2通りのエンディングが作成され、2009年11月の完成披露試写会の後、15分の別バージョンのエンディングを上映して、それをみた4000人の観客の投票によって劇場公開版のエンディングが決められたそうです。
この、2通りの選択があるというのも、また意味深で、これをも予言的に捉えるならば、日本の未来には2通りあって、正に今、それを選ぶ岐路にいる、ということになるのですね。
ぜひとも、日本が飲み込まれないエンディングを望んでいますけれども、それには6連波動砲を一度にかつ一点に集約させて発射しなければならないのでしょう。
1つではなく、6つの波動砲。それらが示唆するものはそれぞれ何なのか。
生き残るべきは政府ではない。日本です。
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この記事へのコメント
白なまず
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/disaster/2804005/7301483
東関東大震災の次は南米での地震とお伝えしておりましたが、やはりと言いますか、太陽黒点の数が100を越える日が連続5日以上で地震や火山活動につながると言うアノマリーが実証されたようです。端午の節句(旧5月5日)は6月6日で夏の活動開始のようです。
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