お情け宰相
ふぅ・・・。今日は、雑談風に雑感を…。
どんでん返しの結末。「政界の一寸先は闇」とはよく言ったもの。
6月1日に提出された、菅内閣に対する不信任決議案は2日の午後、衆院本会議で採決され、賛成152、反対293(投票総数445、過半数223)で否決された。
これは勿論、午後の採決の前に行なわれた、民主党代議士会で菅首相が震災・原発対応に目処がついた段階で辞任する意向を表明したから。
それを受けて、鳩山前首相が不信任決議案に反対と発言し、小沢氏も「首相から今までなかった発言を引き出したのだから自主的判断でいい」と支持派議員に不信任案に賛成しないよう呼びかけた為、可決もあると見られていた情勢が雪崩を打って否決となった。
懸念された民主党内からの造反も殆どなく、ただ、松木謙公元農水政務官と横粂氏が賛成票を投じただけで終わったけれど、前日まで、あれ程強気だった菅首相が、急に萎れてしまったのは、民主党代議士会の前に行なわれた鳩山氏との会談で、鳩山氏が不信任決議案に賛成する90名名簿を見せ、辞任を迫ったからだといわれている。
それにしても、前々日まで造反議員は最大50人だとか言われていたのを、90人にまで積み上げてみせた小沢氏の政治力は、民主党内の多くの議員の脳に刻まれたことは間違いない。小沢氏は採決は欠席したようだけれど、今回の結果で今後も民主党内に影響力を残すと思われる。
もしかしたら、鳩山氏が突きつけたという90人の名簿が、何人か水増しされたブラフだった可能性もあるのだけれど、結果として、菅首相を観念させたことには変わりない。
小沢氏は前日に会合を開いて、不信任決議に賛成の議員を70人も集めていた。おそらくあれが決定的に効いたと思う。あれがあったからこそ、90人の賛成名簿にも説得力が出て、菅首相はビビった。観念した。
一説には、小沢氏はまた鳩山氏に裏切られ、今度こそ終わった、という意見もあるけれど、小沢氏とて、自分の政治力を見せることができた上に、辞任発言という最低限の結果を引き出したのだから、そうそう悪い話でもない。
また、鳩山氏にしてみても、党の分裂を防ぐことが出来た上に、菅首相から辞任の言葉を引き出したのですから、最高の結果を得たことになるし、もしかしたら、自分もそれに一役買ったことで、自分こそが民主党のオーナーなのだという自負心と満足感に浸っているのかもしれない。
だから、少なくとも、表向きは、小沢氏との結びつきは強くなりこそすれ、疎遠にはならないだろう。それに互いの利用価値がある間は、それを分かった上で付き合うのも大人の関係。
それにしても、菅首相の民主党代議士会の発言は酷いもの。
退陣の時期を明言しないのは言うまでもなく、これまで、「不信任案賛成なら解散だ、刺客を送る」と脅しておいて、いざ自分が追い詰められると「民主党は分裂させない。」と発言を翻す。
昨日の党首討論でも、与野党一丸となって、と言っておきながら「自民党に政権を渡さない。」、工程表はあるものの、いつ収束するか分からない原発問題も「原発のめどがつくまでやる。」と平然といってのける。
最後には、そのうち辞めるから不信任に賛成しないでくれ、と懇願してようやく首の皮を繋げた首相の地位。これで、事実上、菅政権は詰んだ。
昨年の代表戦で小沢氏に勝利し、自分への支持を集めることで首相の座についていたのが、今日の不信任決議案否決を境に、党内議員にお願いして、「お情け」で首相にさせて貰う形になった。この差は大きい。
だから、もう、独善に振る舞えない、・・・・はず。
そして、代議士会で、「自民に政権を渡さない」と啖呵を切り、覚書にまで書いた以上、もう菅首相が居座る限り、大連立はない。それは、自民党とて同じこと。菅首相が辞めるまでは連立はないだろう。
大連立がないということは、ねじれも解消しない上に、衆院2/3も割っている現状では、野党案の丸飲み以外、法案は全く通らなくなることを意味してる。
逆にいえば、それを逆手にとって、いつまでも解決の目処をたたせないことで、延々と延命を図ることも可能といえば可能。これは、「菅政権という最大不幸を食い止める力」のエントリーで指摘していたことなのだけれど、先に述べたように、もう「お情け首相」になった以上、そんなことは、世間も党内も許さない。手続きとして退陣させるための時間はかかるかもしれないけれど、もはや敗戦処理のイニングを残すのみとなった。
まぁ、細かいことを言えば、鳩山氏との覚書には、辞めるとはひとことも書いていない、とか、退陣の時期などについての確認文書への署名を拒否していた、とかいろいろあるのだけれど、今日のところは触れないでおく。
菅政権発足後、とりわけ震災後の対応を見ていると、どうも、菅首相は危機に関する"感度"が鈍すぎるように思う。だから、今回の不信任案にしても、直前に90人賛成名簿を見せられ慌てふためく。
避難所を視察して帰ろうとしたときに、もう帰るのか、と被災者に詰め寄られ、しどろもどろになっていたのもそう。
喉元に匕首を突きつけられて始めて危険だと認識する鈍さは、為政者として致命的。特に、国防ではそう。なぜなら、今の戦争では最初の一撃を加えられたら、そこでほぼ終わってしまうから。
たとえば、核ミサイルでも打たれて、都市や政府中枢におちたら、もうそれで殆ど終わる。SPEEDIを自分のためにしか使えない宰相では国民は守れない。
尖閣沖衝突事件、ロシア、韓国の北方領土訪問などなど、昨今様々に送られている危険信号を危機だと認識できなければ、そのための備えなど考えるはずもない。
もしかしたら、震災復興についてもまだ甘く見てはいないか。これから2次補正や関連法案など、どれくらいのことをしないといけないのか認識しているか。福島原発の海水注入問題で明らかになってきたように、自分が復興の障害になっているかもしれないと自らを振り返る謙虚さがあるか。
あるいは、今回のことで意気消沈してしまって、今まで以上に何にも判断しない可能性だってある。その場合は今まで以上に、政治空白が生まれる。
菅首相が退陣するまで、大連立はなく、ねじれも解消する見込みも無い以上、国民はゆで蛙の我慢を強いられる。2次補正が通らないと復興も何も始まらない。
今後、自民としては、参院で問責決議カードをちらつかせては退陣時期の明言を引き出しつつ、2次補正を通すというアクセルとブレーキの両踏みのような微妙な国会対応をすることになると思う。その意味では、菅首相の退陣表明によって、割を食ってしまったともいえる。一番割をくっているのは、国民なのだけれど。
筆者の希望的観測では、菅首相の敗戦処理はおよそ2ヶ月、8月くらいには退陣するのではないかと思うけれど、それ以上居座ろうとするのなら、またぞろ一波乱あると思われる。
宰相不幸社会。
暗闇に堕ちる街並みと加速する痛み。
国民はどこまで立ち向かえるのか。
もうそんなに時間は残されてはいない。
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菅首相:退陣の意向表明 発言要旨
民主党代議士会であいさつする菅直人首相(左端)。右から2人目は岡田克也幹事長=国会内で2011年6月2日午後0時7分、武市公孝撮影 ◇菅直人首相が2日昼の民主党代議士会で行った発言の要旨は以下の通り。
私に不十分なところがあり、野党が不信任案を出すことにつながり、私の不十分さで皆さんにもご迷惑をかけることをおわびしたい。
3月11日に発生した東日本大震災の復旧復興の道筋を付け、原発事故の一日も早い収束を図ることに全力を傾注せねばならない。被災者から「遅い」、「不十分だ」と厳しい指摘をいただき、私の指導力、考え方、不十分だった部分も多々あるが、政治家、国家公務員、地方公務員が全力を挙げて取り組んでいることはお互いに確認できるのではないか。
皆さんに三つ申し上げる。一つは復旧復興に向け、全身全霊をあげて最大限の努力をする。このことを国民の皆さんに改めてお約束したい。
二つ目は民主党を決して壊さない。壊してはならない。そういう根本に立って行動すると約束したい。三つ目は、自民党に政権を戻すことがないようにしっかり対応していく。このことを私の行動の基本に置いて進めることを約束する。
野党から「お前が総理では物事が進まないから地位を外れろ」と強い指摘をいただいている。「ありとあらゆることを、地位にしがみつくために発言し、行動している」と厳しい批判をいただいているが、その(首相の)立場、その地位に立った者として責任をしっかり果たせるかを考えて行動してきたつもりだ。
そうした中で、今回の震災を迎えた。私としては、大震災に取り組む一定のめどが付いた段階、私がやるべき一定の役割が果たせた段階で、若い世代の皆さんにいろんな責任を引き継いでいただきたいと考えている。
私にはまだ、松山の五十三番札所から八十八番札所まで、お遍路を続ける約束も残っている。しかし、大震災、原発事故に一定のめどがつくまで、ぜひとも私にその責任を果たさせていただきたい。その責任を皆さんとともに果たさせていただきたい。そのためにも、本日、野党から出される不信任案に、皆さん方の一致団結しての否決という対応をぜひお願いしたい。
毎日新聞 2011年6月2日 12時57分(最終更新 6月2日 13時11分)
URL:
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110602k0000e010067000c.html
退陣表明、茶番にすぎぬ=大震災、原発「いつめどが付くのか」-自民総裁
自民党の谷垣禎一総裁は2日午後の党両院議員総会で、菅直人首相が東日本大震災の復旧・復興や福島第1原発事故のめどがたった段階で退陣する意向を表明したことについて、「一体いつ一定のめどが付くか何も言及していない。これは茶番にすぎない」と批判した。(2011/06/02-12:59)
URL:http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011060200435
辞めるとはひと言も書いていない「鳩菅覚書」
菅首相と鳩山前首相が交わした覚書の確認事項は次の通り
▽民主党を壊さないこと
▽自民党政権に逆戻りさせないこと
▽大震災の復興並びに被災者の救済に責任を持つこと
〈1〉復興基本法案の成立
〈2〉第2次補正予算の早期編成のめどをつけること
(2011年6月2日14時03分 読売新聞)
URL:http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110602-OYT1T00623.htm?from=tw
民主分裂回避へ動いた創業者「鳩菅」
内閣不信任決議案の採決を巡り、民主党分裂の危機回避に動いたのは党の創業者である「鳩菅」だった。
鳩山前首相は2日昼、首相官邸に菅首相をたずね、約30分間会談した。鳩山氏は「身を捨てていただきたい。職を辞していただきたい」と首相に決断を促した。
鳩山氏は東京電力福島第一原子力発電所事故への対応などで、首相への不満を強め、5月31日夜の首相公邸での会談で自発的な退陣を迫っていた。だが、首相に拒否されたことで、1日には不信任案への賛成を表明するにいたった。
だが、不信任案への同調は党分裂につながる。結党以来、鳩山氏は首相と二人三脚で党勢拡大に努め、2009年には悲願の政権交代を実現させた。不信任案への賛成を一度は決意した鳩山氏だったが、一夜明けて党の崩壊を恐れる気持ちが強まったようだ。
1年前のこの日、鳩山氏が党両院議員総会で、首相辞任を表明した。
「私と鳩山さんだと、民主党の古い話になってしまう。(2日の会談は)半分くらいは思い出話だった」
首相は、2日の代議士会のあいさつをこう締めくくり、深く頭を下げた。
(2011年6月2日14時12分 読売新聞)
URL:http://www.yomiuri.co.jp/feature/20100806-849918/news/20110602-OYT1T00441.htm
鳩山氏、月内の首相退陣求める 2次補正がメド 2011/6/2 16:21
民主党の鳩山由紀夫前首相は2日午後の衆院本会議で内閣不信任案が否決されたことを受け「これで全て終わったということではない。菅直人首相には身を引いてもらう決断を固めてもらったのだから、しっかり実現されるよう手続きを踏みたい」と述べた。
菅首相の辞任時期に関しては「復興基本法案は来週にもあがるという。第2次補正予算案は6月いっぱいくらいには中身が決まり、メドがたつ状況が出てくるのではないか」と語り、東日本大震災復興に向けた第2次補正予算の成立を待たずに退陣すべきだとの考えを強調した。
岡田克也幹事長が「退陣条件ではない」としたことについては「それは先方が勝手な嘘をついているだけだ。(党の)分裂をまずは回避できたが、執行部がまた嘘をつくようなことを平然とするなら、また対応が変わってくる可能性がある」と述べた。
国会内で記者団の質問に答えた。〔日経QUICKニュース〕
URL:http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C9381949EE2E0E290818DE2E0E2E4E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2
有権者「卑怯」「被災地バカに」「単なる延命」2011.6.2 14:08
「居座るつもりか」「大震災の被災者がかわいそうだ」。内閣不信任案を突きつけられて初めて退陣を表明した菅直人首相と、手の平を返したように一致結束を訴える鳩山由紀夫前首相らの姿に、有権者らは怒り、あきれた。
大阪市西淀川区の税理士、土屋俊雄さん(60)は「内閣不信任案が可決されそうになったことを踏んで、いきなりこうしたことを言い出すのは卑怯(ひきょう)だ」。同市生野区のタクシー運転手、細谷範夫さん(72)も「国を挙げて、復興に力を合わせなければならない時に、権力闘争をしていることは本当にばかばかしい。被災者がかわいそうだ」と話した。
大阪市港区の自営業、以倉敬之さん(25)は「国民の大半はすでに政治に期待していないし、自分たちの生活は自分たちで守らなければならないと思っている。被災地の人には、政治に負けずにがんばってほしい」とまで言った。
京都市北区の主婦、荒川啓子さん(64)は単なる「延命」と受け取った。「大震災の取り組みはいつメドがつくのかわからない。結局は首相の座に居座るつもりなのでは。こんな独りよがり首相はさっさと辞めてもらわないと日本が不幸になる」と憤った。
URL:http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110602/stt11060214090017-n1.htm
この記事へのコメント
日比野
友愛殿が騙されたという件、確かにそれはあります。実際、菅首相は「あれは辞意表明ではない」と側近に言っているようですしね。仰るように野党が「手続き上」菅政権を打倒する手段はほぼ無くなってしまいましたが、これ以上居座るのであれば、今度は本当に党内から不信任案がでる可能性がありますし、自民は参院問責で国会をストップさせるでしょう。それ以前に、私は外圧による辞任もあるとみてます。9月に日米首脳会談がありますけれども、次期首相を連れてこない限り会わないとアメリカがいったらどうなるか。或いは官僚がアメリカに工作してそうさせるかもしれない。そのあたりですね(だから2ヶ月と見てます)。あと、今回の不信任劇での民主党の振る舞いは、国民の民主党に対する印象を決定的なものにしたと思います。つまり、自浄能力が全くない政党だと見なし始めたということです。それが確定するのは半年たっても辞任しない場合ですけれども。鳩山氏にとっては、党が割れないでよかったと思っているかもしれないですけれども、民主党そのものが崖下転落の一歩手前にまできてると思いますよ。
SHIN
これを聞いて驚いた。
民間会社では、労使交渉により賃上げなどが決定されるが、公務員には、労使交渉を行い労働条件を決定する仕組みがない。その代替措置として、人事院勧告がある。
そうした仕組みを無視して、一律に賃金カットをするのはいかがなものか。
公務員も働く労働者であり、一人ひとりの生活がかかっている。
前にも書いたが、ムダを徹底的に省くことが、大原則である。
新幹線や空港、港、道路、そして米軍再編など、どうして議論の対象にならないのだろうか、不思議である。
あかまる
自民党・公明党としては面倒臭い原発事故の後始末なんぞしたくなかったが表向きは前向きな姿勢をしめす必要があった。
カンチョクトみたいなバカチン以外、誰も放射能汚染地域の復興なんぞに関わりたくないでしょ。
被災地の方々の民意…それで復興が進まなくても自業自得
グー
sdi
ちび・むぎ・みみ・はな
首相をすげ換えて見せれば国民から一定以上の評価が得られ,
党内での求心力が増す. 形の上ではやらなかった形だが,
できなかった事には違いない. これから訪れる小沢氏の
最大の危機において, 役立たず氏は寝返る可能性が高い.
役立たず氏は二大長老を手玉にとって見せたわけだ.
役立たずの目的は政権維持であり, そのためには泥を被る
ことも厭わないのであるから, 政権が維持できたことは
彼の大勝利以外の何ものでもない.
問題は自民党だ. 嘘付党が躍進する時からの主問題がずーっ
と自民党だったわけだが, 自民党がそのことに気がつかない
と言う点に日本の大きな危機がある. 言葉を代えると,
日本の政治の本当の危機は自民党の現在にある.
当たり前だ. 日本国民がこれほど伝統への回帰を欲して
いるのに, 日本が良い国だと発言して追放された田母神氏と
の和解ができていない. これは自民党が保守でないと言う
主張に一定以上の根拠を与える. 実際, 谷垣氏, 石破氏を
見ていても, 保守とは思えないし, 両氏とも過去には
手厳しく保守から非難を受けている身だ
GT.
衆議院での内閣総理大臣個人への問責決議案は出せるんじゃないかなあ。
極論を言えば、一回の答弁毎に、「今の答弁は×××××」
といいながら出せますよね。
鳩山由紀夫氏が本当に怒ったのであれば、
そういう手段もあると思います。
これで、やはり怒った民主党の何十人かが賛成すれば、
衆議院は開店休業になります。
別に内閣が不信任になったわけではないので、
(総理大臣一人が嫌われるだけだから)
解散権(第7条解散)を出しにくい状態になります。
(それでもぶち切れ解散するでしょうけどね)
しかも、閣僚は異口同音に
「解散総選挙している場合ではない!!」
と言っていたんだから、
当然(?)閣議で署名拒否しますよね。
全員分を兼務して、
一人内閣まで行くんじゃないかな。
どうせ震災後の復興はボランティアと義捐金で進むんだし、
政府は何もせず止まっていることに、
みんな辟易としていますが、期待もしていないでしょうから、
もうしばらく永田町で茶番劇をやっててもいいでしょう。
以上。
クマのプータロー
皆さんが考え得る、最上級の悪辣さを発揮しても菅一人に翻弄されまくっています。違う筋書きが必要です。内閣不支持率も気にしなければただの数字、嘘吐きは民主党員の始まりとか、レベルをお子ちゃま目線に下げて検討し直すくらいの思い切りが必要です。
almanos
ス内パー
んー。「100点じゃないから0点は正しいニカ?」
谷垣総裁は自民党若手のきら星たちよりよっぽど怖い肉食獣ですぜ?
なんせ安倍、麻生といった保守派が為す術もなくやられ、超時空宰相小泉がマスコミ巻き込んだ小泉劇場でかろうじて押さえ込んだ造反議員どもをほんの数回の会談+根回しだけで無残にも追放(与謝野)したり無害化(河野、一太)し己の我を通した鬼畜眼鏡ですから。
だいたい空き缶が相手とはいえ党首討論で毎回ダース単位の致命傷与えては空き缶やマスゴミにそれを認識させずに引いてあとから若手にあらゆる角度からほじくり返させるドSぶりといい日銀砲にしても禿鷹ファンドが2000人単位で首を吊っても眉一つ動かず打ち続け、止めなければまだ打つ気満々だったというドSですぜ。本人はあとで風の噂に聞いたとかうそぶいてますが打ってる最中に死人でてるくらい知らないはずもないんですよねー・・・
あれは福田と違ってやりすぎる、フラワーロックどもが全員首吊るまで手を休めない鬼畜だから交替させるべきという主張であれば同意しますがドSさが足りないから交替させるべきという主張はちと違うんじゃないですかね