3党合意と日本国民共通の敵

 
「昨年に続いて8月8日、長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に出席させていただいた」
菅首相 於:8/9 ベストウェスタンプレミアホテル長崎

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1.主要政策見直しの3党合意

8月9日、民主、自民、公明の3党幹事長が会談し、民主党衆院選マニフェストの主要政策見直しで合意した。

合意の骨子は次のとおり。
3党合意骨子
 1、高速道路無料化は2012年度予算概算要求に計上せず
 1、高校授業料無償化と農業戸別所得補償の見直しを検討
 1、11年度予算の減額補正を特例公債法案の付則に明記
 1、1次補正で流用した年金臨時財源を、3次補正で復興債から補填
 1、特例公債法案は速やかに成立

一部報道では、菅首相の退陣3条件が整う公算なんて書いているのもあるようだけれど、合意文書を読む限り、合意したのは特例公債だけで、再生エネルギー法案については触れられていない。

それでも、退陣3条件の2つ目の特例公債法案が可決することは確実となったから、菅首相の退陣までまた一歩前進したことは確か。


それにしても、今回の3党合意を取り付けるための民主党のへたれ振りというか、腰砕け振りというか、完全屈服に近い形での合意となった。

高速道路無料化の撤回、高校無償化、農家の戸別所得補償も見直し。子供手当ては既に見直しになっているから、いわゆる「バラマキ4K」の全面撤回。

かく言う民主党も今年2月の時点では、自民党がまとめた平成23年度予算案の修正動議で「バラマキ4K」の廃止を求めたときに、閣僚が一斉に猛反発していた

野田財務相は「バラマキとして削れという指摘はちょっとあたらないのではないか」と拒否していたし、玄葉国家戦略担当相も「そのまま受け入れるわけにはいかない内容だ」と拒絶していた。何より、当時、動議を出していた自民党の谷垣総裁ですら「動議は民主党がアイデンティティーを保っていれば到底のめる案ではない」と発言していたくらいだから、この「バラマキ4K」は民主党のアイデンティティー、民主党の魂だったといってよい。

それを岡田幹事長はあっさりと売り渡した。

とはいえ、今回の協議では、岡田幹事長は党内から「力ずく」と言われるくらいの姿勢で望んでいて、共に交渉に当たり、子供手当て見直し以上の譲歩には反対を主張していた玄葉政調会長によれば、「さんざん要求したのに1行も変えてくれなかった。ネゴ(交渉)下手だ。あんな文書は認めない」と激怒したというから、民主党らしいといえば民主党らしいのかもしれないけれど、かなり強引に進めたものと思われる。

今回の合意は「菅首相の早期退陣」という目的達成だけのためにやったという観測もあるけれど、野党はおろか、与党執行部さえも、菅降ろしのためには、自党のマニフェストを投げ出して合意した事実は変わらない。

衆院で300議席以上の絶対多数を持つ政権与党が、自身の看板マニフェストを下ろしてでも野党に膝まづいた。平時でこんなことは有り得ない。

こうした態度は、例えば、戦争であるとか、国家的危機、いわば国難にあったときに与野党一致協力してこれにあたる姿勢だといえる。

確かに、震災や原発事故と今の日本が国難にあることは間違いないと思うけれど、それに立ち向かうために、菅降ろしから始めなければならないということは、やはり、菅首相の存在そのものが国難であったことの何よりの証左だと思う。




2.政権たらい回しで生き残りを計る民主党

自民にとって、今回の合意は、民主党のアイデンティティーを否定するものだから、解散総選挙に追い込むといった、"完勝"とはいえなくても、一定以上の勝利は収めたといえる。

また、再生エネルギー法案についても、自民党の世耕議員によれば、再生エネルギー法案に対する自民党の基本的考え方を、党内で18回にも及ぶ会議を重ねた上で纏め、更に、民主・自民の参院国対幹部の間で26日までの成立を目指すことで合意し、修正協議に入っているから、今国会での成立はほぼ確実だろう。

これで、菅政権の退陣のためのボールは、民主党に預けられる形となった。

朝日新聞の報道によれば「菅首相は、特例公債法案の成立など「退陣3条件」が整った直後に正式に退陣を表明し、自らの後任を選ぶ民主党代表選に入る考えを岡田克也幹事長に伝えた」としていて、3党合意後、岡田幹事長は記者団に対して「首相はお辞めになります」と断言している。

また、8月10日の衆院財務金融委員会で、菅首相が退陣3条件が整えば退陣するのかという質問に対して、「
まず党の代表選を速やかに行う。新しい代表が選ばれれば、首相という職務を辞する。」と、ようやく自らの退陣を示唆する発言をしたから、ほぼ、今月中の退陣は確定したとみるべきだろう。

ただ、そこはそれ、稀代のペテン師宰相のこと、まだまだ、どんな延命策を考えているか分からない。だから、本人が辞任をするまでは、まだまだ予断は許さない。

もしも、退陣3条件が満たされた後も尚、菅首相が辞任しないのであれば、今度こそ、内閣不信任案が再提出されるだろうし、岡田幹事長も「お辞めになる」と断言した以上、これで辞めなかった場合は、不信任案再提出に反対する理由も、法案を否決する理由も無くなる。

なぜなら、それは、鳩山前首相のみならず、自党の幹事長をも騙したことになるし、畢竟、全民主党員、引いては民主党支持者に対する裏切り行為でもあるから。

だから、それを放置する民主党はなんだ、ということになって、批難が集まることは勿論のこと、民主党そのものの存続すら許されなくなる可能性も出てくる。従って、その時は、解散を覚悟してでも、菅首相を辞めさせるしかなくなってしまう。

現実的なところ、今の菅政権と民主党の支持率では解散はまず不可能。菅首相のままで総選挙を戦っても勝てる見込みは少ない上に政権を明け渡す可能性が高いともなれば、解散できずに総辞職して、民主党内での政権たらい回しをして、生き延びる道を選ぶだろう。

先頃、菅首相は週刊朝日のインタビューに応じ、自分の退陣について「原子力行政の抜本改革の道筋はつけたい」と続投へ意欲満々。それどころか「理由はともかく菅直人を降ろしたい。残念ながらそういう力学がかなり感じられる」と不満を述べていたそうだ。

まぁ、不満をいうのは勝手だけれど、菅首相を降ろしたい力学とやらに周りを追いやったのは自分自身であるかもしれないとは考えないのか。




3.日本国民共通の敵

8月9日、長崎の平和記念式典に参加した菅首相は、その後の記者会見の冒頭で、長崎原爆投下の日を間違える発言をした。長崎原爆の日の前日に平和記念式典をやるのはおかしい、くらいは気づいて欲しい。

仮に、100歩譲って、あの発言が単なるいい間違いだったとしても、原爆投下の日が頭にきちんと入っていれば、有り得ない間違いだろうし、日本の宰相なのであれば、当然覚えておいてしかるべき日。

長崎県被爆者手帳友の会の井原東洋一会長は「9日を忘れているというのは信じ難い。絶対に間違ってほしくない日付だ」と話している。これでは、菅首相は国民生活に関心がないのだと思われても仕方がない。

先般の東海テレビの「怪しいお米セシウムさん」事件もそうだけれど、8月8日、フジテレビの「FNNスーパーニュース」で、サッカー元日本代表、松田選手の通夜を現場で生中継していたときに、アナウンサーがスタッフと談笑していた様子が放送され、謝罪する騒ぎがあったように、どんなに表面上で繕ったり、美辞麗句を並べたりしていても、心の根本にあるものは、やはり何かの拍子に漏れ出てくるもの。

それは長い時間、見ているうちに分かったりするのだけれど、ひとつの問題発言の水面下には300以上の小さな問題が隠されている。(ハインリッヒの法則)

菅首相の水面下、普段考えていることの中に、国民の姿はどれだけ映っているのか。もしも、長崎原爆投下の日も碌に覚えていないのが本当の姿であったとしたら、菅首相が首相の座にしがみ付けばしがみ付くほど襤褸が出るだろう。

出処進退を自分で決めることは、本当に難しいけれど、少なくとも回りの意見に耳傾ける姿勢があれば、潮時かどうかは分かるはず。

自分の延命のために、日本を滅ぼすなんて、決して許されることではない。

「一番罪が重い首相が、官僚だけ切り捨てて生き残ることはあり得ない。首相はこの国を滅ぼそうとしている。日本国民共通の敵だ」
民主党・川内博史衆院議員





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画像3党合意全文

 民主、自民、公明3党の幹事長が9日に交わした「確認書」の全文は次の通り。

 1、歳出の見直しについては、以下の通りとする。
 高速道路無料化については2012年度予算概算要求において計上しないこととする。
 高校無償化および農業戸別所得補償の12年度以降の制度の在り方については、政策効果の検証を基に、必要な見直しを検討する。
 なお、これらを含めた歳出の見直しについて、11年度における歳出の削減を前提に、11年度第3次補正予算ならびに12年度予算の編成プロセスなどに当たり、誠実に対処することを確認する。
 1、上記歳出の見直しと併せ、子ども手当などの見直しによる歳出の削減について、11年度補正予算において減額措置することを、特例公債を発行可能とするための法案の付則に明記する。
 1、法人税減税などを含む11年度税制改正法案(その内容を1部切り出して6月22日に成立した法律にあるものを除く)については、復興のための第3次補正予算の検討と併せ、各党間で引き続き協議する。
 1、東日本大震災復興基本法第8条に規定する復興債の償還財源の具体的内容や償還ルールなど、あらかじめ決めることとされているその償還の道筋については、第3次補正予算の編成までに、各党で検討を進める。
 1、11年度第1次補正予算における財源措置として活用した年金臨時財源については、第3次補正予算の編成の際に、復興債で補填(ほてん)することとし、そのための財源確保策と併せて、各党で検討する。
 1、以上を踏まえて、特例公債を発行可能とするための法案について速やかに成立させることとする。(2011/08/09-17:27)

URL:http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2011080900685



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首相、月内にも退陣表明 「3条件」特例公債法案成立へ


 菅直人首相は9日、特例公債法案の成立など「退陣3条件」が整った直後に正式に退陣を表明し、自らの後任を選ぶ民主党代表選に入る考えを岡田克也幹事長に伝えた。民主、自民、公明3党が同日、8月末までの今国会中に同法案を成立させることで合意したことを踏まえて決断した。早ければ月内にも民主党の新代表が決まり、新首相が選出される見通しだ。

 首相は9日夜、官邸で記者団に「3条件が整ったら退陣する意向に変わりはないか」と問われ、「これまで自分が言ったことについてはちゃんと責任を持ちます」と語った。岡田氏も3党合意後、記者団に「首相はお辞めになります」と断言した。

 首相はこれまで(1)今年度第2次補正予算(2)赤字国債を発行するための特例公債法案(3)再生可能エネルギー特別措置法案の成立を退陣条件とすると説明。2次補正はすでに成立し、特例公債法案は11日にも衆院を通過する。再生エネ法案は自民党の特命委員会が10日にも対案をまとめ、民主党との修正協議を経て、早ければ今月中旬に衆院を通過する。ともに月内に成立する見通しだ。

URL:http://www.asahi.com/politics/update/0810/TKY201108090699.html



画像民主「魂」売っても菅降ろし

 菅直人首相(64)の退陣条件3法案の中で、難航必至とみられた公債発行特例法案が9日、今国会での成立が確定的になった。早期退陣を目指す民主党執行部が、「魂」ともいえる主要政策の見直しで自公両党と合意。退陣条件は再生エネルギー特別措置法案だけになった。菅首相は、条件が整えば辞任する意向をあらためて示したが、本当に辞める気があるのか。執行部は28日にも代表選を実施したい意向だが、党の看板を下ろした代償は、あまりにも大きい。

 「菅首相の早期退陣」という目的達成だけのため、民主党の岡田克也幹事長は自民、公明両党と手を結び、党の主要政策見直しで合意した。09年衆院選マニフェストで、既に見直しで合意した子ども手当に続き、高速道路無料化は事実上の撤回で大幅後退。高校無償化、農家の戸別所得補償も見直し対象になった。「党の魂を守る最後の砦」(関係者)といわれ続けた「3K」の壁は、あっさり崩れ去った。

 政権交代の原動力となった公約の見直しは、自らの否定につながり、民主党に対する有権者の信頼失墜は避けられない。しかし、岡田氏は「力ずく」(党幹部)と周囲が危ぶむほど、前のめりで協議を進めた。ともに交渉に当たった玄葉光一郎政調会長は、子ども手当見直しで党内から大きな批判を浴びた経緯から、これ以上の譲歩はできないと主張。合意後、「さんざん要求したのに(岡田氏は)1行も変えてくれなかった。ネゴ(交渉)下手だ。あんな文書は認めない」と激怒。執行部内の信頼関係も崩壊した。

 難航必至とみられた公債発行特例法案は、今日10日の衆院財務金融委員会で採決、11日に衆院を通過、今月下旬に成立する見通し。これで菅首相が掲げた3つの退陣条件のうち、残りは再生エネルギー特別措置法案だけ。首相の意向は別として、退陣→ポスト菅選びの流れが加速してきた。

 菅首相は9日夜、「よかったね」「これまで自分の言ったことには、ちゃんと責任を持つ」と述べた。こわばり続けた表情は、いつもよりスッキリしていた。ただ、相手を陥れてでも居座る道を模索してきた菅首相。「辞める」とは、この日も口にしておらず、真意をいぶかる向きもある。

 「(首相は)お辞めになります」。辞めてもらわなければ自分に火の粉が飛ぶ岡田氏は28日にも代表選を行い、31日までの今国会中に新首相を選出したい考えだ。首相退陣カードと引き換えに失ったものは、あまりにも大きい。何でもありの様相をみせてきた民主党政権。もうボロボロだ。

 [2011年8月10日8時57分 紙面から]

URL:http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20110810-818133.html





画像首相発言要旨=衆院財務金融委

 菅直人首相が10日の衆院財務金融委員会で、自身の進退に関して発言した要旨は以下の通り。
 野田毅氏(自民=比例九州) 退陣3条件が整ったとき、8月中に首相は身を引くのか。明確にしないと、対外的には政治空白が続く。
 首相 (2011年度第2次補正)予算、法案の3点について、成立したところで一定のめどが付いたと判断すると申し上げてきた。きょう特例公債法案が(同委員会で)採決され、再生エネルギー特別措置法案も今国会中に結論が出る。きちっと成立したときには、速やかに次の段階に移る準備を始めなければならない。民主党代表選(を行い)、新しい代表が決まれば、当然、私自身が首相として身を処す、そういう段階に入っていく。
 竹内譲氏(公明=比例近畿) 3条件が整ったら首相を退任するという理解でいいか。
 首相 まず党の代表選を速やかに行う。新しい代表が選ばれれば、首相という職務を辞する。そして新しい首相を選んでいただく。(2011/08/10-16:38)

URL:http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011081000634



画像“ペテン菅”退陣条件クリア後も居座り?独善インタビュー 2011.08.08

 菅直人首相は8日発売の週刊朝日のインタビューに応じ、自らの退陣時期に関し「いずれ去る日が来るその時まで、言うことは言い、やるべきことはやりぬく。原子力行政の抜本改革の道筋はつけたい。これが今の率直な思いだ」と述べた。原子力安全庁新設にも意欲を示すなど、首相の地位に恋々とした心情を吐露しており、再生エネルギー特別措置法案成立など「退陣3条件」がクリアされても、なお居座りを決め込む公算が大きい。

 衆院解散については「『延命のために解散した』『復興の過程なのにどうして?』という話になるだけだろう」と否定的な考えを表明。その一方で「理由はともかく菅直人を降ろしたい。残念ながらそういう力学がかなり感じられる」と述べ、与野党そろい踏みの「菅降ろし」に対する強い不快感を示した。

 将来のエネルギー政策のあり方については「極端に言えば、電力供給を現状の半分にしても国は成り立つようにしていかなければならない」と強調した。

 首相は3月11日の東日本大震災発生後、ぶらさがり取材を拒否するなどマスコミ取材をできる限り排除してきた。今回のインタビューには108分間も応じており、自らに好意的なメディアの取材にだけ応じる独善的な姿勢がまたも浮き彫りになったといえる。

URL:http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110808/plt1108081745002-n1.htm




画像カン違いでは…菅首相 長崎“原爆の日”間違えた


 菅直人首相が9日、長崎に原爆が投下された日を「8月8日」と言い間違えた。一方、ポスト菅に名乗りを上げた野田佳彦財務相は、9日に予定していた民主党代表選への出馬表明を世界同時株安を受けて急きょ取りやめた。出はなをくじかれた野田氏だが、この時期に直前まで表明を考えていた政治センスを疑う声も出ている。

 首相が原爆投下日を言い間違えたのは、午後1時半すぎに長崎市のベストウェスタンプレミアホテル長崎で行った記者会見。冒頭で「昨年に続いて8月8日、長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に出席させていただいた」と述べた。言い迷ったり、言い直そうとするようなそぶりはなかった。

 会見前には、同市松山町の平和公園で営まれた同式典に出席。原爆投下時刻の午前11時2分に黙とうをささげ「原子力について、これまでの安全確保に関する規制や体制の在り方について深く反省し“原発に依存しない社会”を目指す」とあいさつしていた。

 首相は6日、広島での追悼式典にも出席。原爆と原発事故を重ねることで「脱原発」の主張をアピールしようとしているとして「政治利用だ」との指摘もあがっている。こうした中での言い間違えは、さらなる批判を集めそうだ。

 長崎県被爆者手帳友の会の井原東洋一会長(75)は「9日を忘れているというのは信じ難い。絶対に間違ってほしくない日付だ」と語った。

 現職も現職なら、ポストもポストだ。

 菅首相の後任を決める民主党代表選で「有力候補」に挙げられている野田氏は出馬表明を先送りし、財務相の職務を優先せざるを得なくなった。

 本来なら9日の臨時のグループ会合で代表選出馬を表明、10日に政権構想を載せた月刊誌が発売され、今週末にはテレビ番組で、自身が政権構想を説明する――。こんなシナリオを事前に描いていた。ところが9日朝、日経平均株価が4カ月半ぶりに9000円を割り込むというニュースが飛び込み、出はなをくじかれた格好となった。

 ただ、現職閣僚の1人は「財務相として一番の重要案件を抱えながら、出馬表明しようとするのは首相の器ではない」と容赦ない。国対幹部も「今週は公債法案が正念場を迎えると分かっていたはずだ」と酷評した。

 ≪“迷”発言続々…≫ 菅首相の“迷”発言は今年1月、日本国債が格下げされたことに関し「そういうことは疎い」と発言したため、夜になり「情報がないという意味」と周囲に話すなど火消しに躍起になった。また、先月19日には、W杯ドイツ大会で優勝したなでしこジャパンが官邸を表明訪問した際「私も諦めないで頑張らねば」と発言。また、主将の沢穂希に対しては「間に合うかわからないが、リーダーシップを学ばせてもらいたい」と述べるなど、政権延命に並々ならぬ意欲を示した。

URL:http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/08/10/kiji/K20110810001382800.html



画像フジ・梅津アナがKYぶりを噛み噛み謝罪

 8日に放送されたフジテレビのニュース番組「FNNスーパーニュース」で、群馬県桐生市の斎場で営まれた、急性心筋梗塞(こうそく)で亡くなったサッカー元日本代表、松田直樹さん(享年34歳)の通夜を現場から生中継した際にスタッフと談笑していた様子が放送されてしまった梅津弥英子アナが9日、同番組で謝罪した。

 神妙な面持ちの梅津アナは番組内のスポーツコーナーで「昨日一部の地域を除いて、松田選手のちゅやで不手際がありませ・・・ありました。大変申し訳ありませんでした」と一礼。短い謝罪だったにもかかわらず噛み噛みで動揺ぶりを伺わせた。

 「系列の東海テレビは不適切テロップ問題により、続々とスポンサーが降板。梅津アナの問題に関しても放置しておくと大問題に発展する可能性があるため、早々に謝罪させたのだろう。それにしても、こんな短い文章で噛んでしまう女子アナを夕方のニュース番組に起用するしかないとは、改めてフジの人材不足が浮き彫りになった」(芸能記者)

 8日の生中継で梅津アナはVTR放送の間、自分の姿が映っていないと勘違いしたのか、中継スタッフと「(中継が)まだ入っていないの?うっそーん」などと談笑している姿が生中継され、その映像が放送直後からネット上の動画サイトなどにアップされ大バッシングが巻き起こっていた。

 「ほかのテレビ局もそうだが、特に系列の制作会社の社員だと薄給でこき使われているため、やる気がなくいまいち緊張感の足りないスタッフが多い。といって、大半の社員は高給にあぐらをかいていてモチベーションが低い。この悪循環が年々ひどくなり、番組の質が低下し続けている」(テレビ関係者)

 いずれにせよ、このままだと、梅津アナと同じような不祥事を起こす女子アナが出そうだ。

URL:http://npn.co.jp/article/detail/43856099/

この記事へのコメント

  • almanos

    悪いことはみんな人のせいにする空き管の性格からみて、おとなしくしているようにみせかけて道連れ解散とかやりそうに思えますね。四面楚歌なのは俺のせいじゃない。政権なんてやらないぞ。解散だと。自民、公明としてはそこらへんを狙ってないかとも思えます。岡田氏も狙っていると思っているかもしれませんけど、それでもここで何とかして退陣に追い込むしか道が無いという悲壮感が漂ってますね。現状で必要なのは「脱原発」ではなくバランスの取れたエネルギー政策の見直しでしょう。極端な話、声が大きい「何が何でも原発推進派」と「何が何でも反原発派」に最適解を求めていこうとする動きが妨害されてしまっている。極端な話、海外の状況変化に左右されないエネルギー供給をという原点に戻って考え直すべきでしょう。
    2015年08月10日 15:27
  • ちび・むぎ・みみ・はな

    > 「日本国民共通の敵だ」民主党・川内博史衆院議員

    最後のこれでがっくり来た.
    河内氏の業績の数々は以下の通り.

    ○ガソリン値下げ隊
    ○奄美版マニフェスト
     ―国土交通委員会でウソ付きと追求される
    ○北朝鮮との対話を推進
    ○普天間基地問題
     ―鳩山首相の本心は国外にあると主張
    ○小沢一郎擁護
     ―法令に従って処理する原理原則を重んじる人
    ○永住外国人の地方参政権
     ―賛成

    こんな方の言われる「日本国民」とは誰だろうか.

    嘘付党議員の言葉は引用に値しない.
    2015年08月10日 15:27
  • sdi

    >「まず党の代表選を速やかに行う。新しい代表が選ばれれば、首相という職務を辞する。」
    皮肉な物言いになりますが
    党代表選→首相辞任→首相指名選挙
    という今後の政局プロセスが菅首相抜きで進められる保証はないわけです。
    菅首相は「脱原発こそ自分の使命」と確信してしまっているのではないか?と見ています。この点「郵政民営化」にこだわった小泉元首相と似ているかもしれません。
    「脱原発」がどれだけ国民の支持を得られているかがポイントですが、すくなくとも世論調査の数字で見る限りでは失敗していますね。ポピュリスト的は発想でいくなら、菅政権は「原発叩き」ではなく「電力会社叩き」でいくべきだったのでしょう。なにしろ、日本社会に電力は絶対必要で原発なしには(少なくとも夏場の)電力需要を満たすのは不可能、というのが知れ渡ってきました。なにしろ、自然エネルギーの中でもっとも安定供給できるはずの水力発電が集中豪雨のため機能せず東北電力は東電から融通してもらってる状況です。
    菅首相の「脱原発」宣言に諸手を上げて賛同していた人の言動が電力会社(と自民党)の体質・能力・道義性を叩く方向に変わってきてないでしょうか?(以
    2015年08月10日 15:27
  • かせっち

    「関白宣言」をもじって

    ♪アレは長居はしない!
    たぶん辞めると思う
    辞めるんじゃないかな
    ま、ちょと、覚悟はしておけ
    2015年08月10日 15:27

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