花王デモ

 
「お客様に反感を買われるようでは、そもそもCMを流している意味がありません」
チョーヤ梅酒・広報担当

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9月16日、東京茅場町で、花王に対するデモが行われた。

先日、フジテレビの偏向報道に対するデモがお台場で行われたけれど、それに対して正面からの回答が行なわれていないため、フジテレビのスポンサーである花王に抗議する、という趣旨で行われた。

デモ参加者は、平日の昼間にも関わらず、主催者発表で1200人。一部では2000人集まったのでは、との声もある。

フジテレビの偏向報道に対して、直接フジテレビにデモをするならまだしも、そのスポンサーにまでデモが及ぶというのは、相当なこと。しかも数十人程度が集まって、門前で叫ぶといった程度のものではなくて、数百人の梯団をつくっての堂々たるデモ行進。

参加者は特定の世代ではなく、若者から高齢者まで幅広い世代の人が集まっていたけれど、主婦層の参加が目立っていた。しかも、物凄く行儀がいいというか、統制されているというか、キチンとしてる。1000人を超える規模のデモでこれは中々のもの。

しかも、今回のデモは、フジテレビへのデモと同じく、ネット配信されたのだけど、視聴者はのべ10万を超え、まだ拡大を続けている様子。だから、デモ参加人数、デモ時に沿道から見ていた人よりはるかに多い数が潜在的にこれを見ているということが、これまでとは違っている。

ほんの2ヶ月前、高岡蒼甫氏のツイッターから始まった偏向報道に対する抗議が、今や、枯草に火がついたかのように大規模抗議デモにまで発展した。



偏向報道という分かりにくいテーマで、しかもスポンサーに対してのデモが起き、平日の昼間に千を超える人が集まる事実。そして抗議意志を示すために、実際に花王に対する不買運動が起こっているようなのだけれど、その効果があるのかないのかはもう少したってみないと分からないと思う。だけど、これが継続するようであれば、段々と無視できなくなってくるだろう。

特に、花王製品のような、生活日常品ともなれば、同業他社は他にもあるし、何が何でも花王製品でないと駄目ということはない。まぁ、中には拘りもある人はいるかもしれないけれど、米や水の違いなら分かっても、石鹸やシャンプー、洗剤の違いがはっきり分かる一般消費者がそんなに沢山いるとも思えない。

フジテレビのドラマ『それでも、生きていく』の9月15日の放送で、それまでCMを出していた、チョーヤ梅酒のCMが流れなかったとして、すわ、スポンサーを降りたか、と一部で話題になっていたみたいだけれど、元々、チョーヤ梅酒は、レギュラーでCMを出しているわけではなくて、不規則・不定期に流す形になっていてたまたまというのが本当のところのようだ。

だけど、CMが流れなくなったのをみた視聴者からは、「よくやった」とのたくさんの激励の電話やメールが届いているらしく、冒頭に引用したように、チョーヤ梅酒の広報担当も、お客に反感を買われるようではCMの意味がないとこぼしている。まったくもってそのとおり。

全体的な雰囲気をみるに、マスコミ関係者は、花王などのスポンサーも、この動きも一応気にはしているけれど、果たしてどこまで、拡散し、継続してゆくのかを見極めようと、様子見に徹しているように感じる。

まぁ、現実にはありえないとは思うけれど、こうした抗議によって、売上が落ち、会社が傾くくらいの事態になれば、スポンサーどうのという話ではなくなってしまう。

2003年に、花王がテレビCMを半減させて、残りの費用を店頭販促にあてたところ最高利益を出したという、いわゆる「花王ショック」と呼ばれる出来事が本当であれば、仮にスポンサーを辞めてテレビCMから撤退しても、特に売上がどうこういうことはないと思われる。

ただ、今回、ここまでのデモ行動に発展し、それを視聴している人が10万の単位でいることは事実なのだから、これがどう動いていくかは注目していない筈がない。少なくとも、今の時点では、熱が冷めているという状況じゃないことは確か。

そんなときに、また偏向報道なりして、更に"燃料投下"するような真似でもしようものなら、鎮火するものも鎮火しなくなってゆくだろう。

週末はまたフジテレビへのデモが予定されているという。ここでも千人、万人単位で人が集まるようであれば、マスコミ・スポンサーへのプレッシャーは高まってゆく。今回の動きには注目している。


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画像【速報】フジテレビの偏向報道に反対するデモ、スポンサー『花王』にも及ぶ【デモ1200名+ネット中継10万視聴】 2011.09.16 11:53:17 by 深水英一郎(ふかみん)

花王デモ参加者1200名(主催者発表)、ネット視聴者のべ10万名

本日11時30分頃、生活用品メーカー『花王』に対するデモがスタートした。デモの内容は、偏向報道をおこなう『フジテレビ』をスポンサードしていることに抗議するもの、とされている。このような形でのデモは非常にめずらしい。先日8月21日に、お台場のフジテレビにて大規模デモがおこなわれたが、それに対する正面からの回答がおこなわれないため、スポンサーに抗議の声が飛び火した格好だ。

「花王は偏向報道をおこなうフジテレビのスポンサーをやめろ!」といった声が花王本社の周りに響いた。

全国の花王の販売店などでは有志による要望書提出やチラシ配布等も予定されているようだ。当初デモのスタートは11時を予定されていたが、やや遅れて11時30分のスタートとなった。

女性の参加者も目立つ
平日ながら最終的に1200名の参加者を集めたとのこと(主催者発表)。
「花王がフジテレビのスポンサーをやめない限り、徹底的に花王の製品を買わないぞ!」「花王は消費者の声をきけ!」といった、不買を呼びかけるシュプレヒコールも起こっていた。女性の参加者や、ベビーカーを押し、赤ちゃんと一緒にデモ参加する方等も見受けられるが、平日昼の開催だからだろうか、デモの参加者は前回のフジテレビデモに比べて年齢層が上がっているようだ。


ネット生中継の様子
デモ終了時点、ネット生中継によりデモの様子を視聴していた人の数は同時接続で1万4千、のべ数だとUSTREAMで4万7千、ニコニコ生放送でミラーを合わせ6万8千の合計10万を超えた模様。今回の花王デモもフジテレビデモにひきつづき、ネット生中継によってデモの様子がつぶさに報道されている。報道のありかたも既存のマスメディアの時代から個人によるスモールメディアの時代へ入ったことを象徴している出来事だ。尚、この同時接続数は現在開催されている東京ゲームショウの人気USTREAM番組視聴者数の6~7倍に相当する。

URL:http://getnews.jp/archives/141594



画像「嫌なら観なければいい」と、スポンサーさんに対しても言えますか?

小道具の架空雑誌の表紙に「JAP18」という日本を侮蔑しているともとられかねないキーワードを仕込んだとして問題になっているフジテレビのドラマ「それでも、生きてゆく」。ドラマの内容は素晴らしいという声もあるだけに、残念な出来事だが、未だにフジテレビからは何のコメントも出されていない状況だ。そんな中、このドラマ「それでも、生きてゆく」のCMに変化があったとしてネットで話題となっている。

その変化とは、それまでCMを出していたはずの、「梅酒・紀州」「さらりとした梅酒」「ウメッシュ」などで有名なチョーヤ梅酒株式会社さんのCMが9月15日の放送で流れなかった、というものだ。これまでのネットを中心としたフジテレビに対する抗議の影響でCM放映を取りやめたのではないかという推測もなされていたが、果たして真相は。さっそくチョーヤ梅酒さんに取材してみた。

チョーヤ梅酒さんがスポンサーを降りたのは本当ですか
チョーヤ梅酒の広報担当の方にお電話させていただいたところ、「『よくやった』とたくさんの激励のお電話やメールをいただいております」とのことだが、実は困惑しているという。「実を言いますと、あのドラマのCMに関してはレギュラーで出しているのではなく、不規則・不定期にCMを流す形になっていまして、9月は結果として1日、8日の2回放送で15日以降の放送予定がなくなったのです」とのこと。CMをはずそうと思ってそうしたわけではない、とのことだ。

問題に対して説明がなく、スポンサーとして疑問を感じる。ただし、チョーヤ梅酒さんも「JAP18問題」には疑問を持っているそうで、広告代理店を通してテレビ局に説明を求めているとのこと。しかし、視聴者に対する説明がいまだになされていないのと同様、スポンサーであるチョーヤ梅酒さんにも広告代理店・テレビ局からまだ説明はなされていないそうだ。「やらせ問題」「セシウムさん問題」をはじめとしてテレビ局で問題があるたびにスポンサーさんにも抗議の電話が少なからずあるそうで「お客様に反感を買われるようでは、そもそもCMを流している意味がありません」と率直な気持ちを語っていただけた。確かに広告料金を払っているのにマイナスイメージがついてしまっては割りに合わない。「このような状況がエスカレートしていくようであれば、CMを出すという事自体を考えなおさなければいけないかもしれません」というコメントもいただいたが、この言葉、果たしてテレビ局側に届くだろうか。

一連の出来事に関して、テレビ局側は早い段階で正式な調査結果を公表する必要があるだろう。テレビ関係者の「いやなら観なければいいじゃないか」というコメントも見かけるようになってきたが、その言葉、そのままスポンサーさんに対しても言えるのだろうか。

URL:http://getnews.jp/archives/141683

この記事へのコメント

  • almanos

    考えてみると、番組の品質についてスポンサーが何も言わない、もしくは言えない状況だったのがおかしいと漸く企業サイドも気がつき始めたのではと思えます。例えば、地デジの視聴制限ですが、アレって見方を変えると「我が社はスポンサーとして視聴者にアナログ時代よりも不自由な状況を与える事を認めます」とスポンサーが言っているに等しい。もっとぶっちゃけると「我々は視聴者を海賊業者、もしくは予備軍とみなしてます」となる。そういうのはイヤだから我々がスポンサーの番組では視聴制限駆けるなけなと言う事すら出来ない。花王は案外「千人程度だしと」まだタカをくくっているのでしょう。が、これで済むか? 今後、スポンサー契約を交わす際にそこら辺の対応を入れないと駄目でしょう。マスコミ自体にコンプライアンスがないみたいですからねぇ。こういう事態が起きた時は放送局と代理店が企業が被った損害を全額無条件賠償。問題を起こした社員と責任者を懲戒免職というくらいしないと収まらない所まで行くかもしれませんね。そうなったらマスゴミの死でしょうけど。もう仕事でサヨクオナニーが出来なくなるのですから。反日オナニーもね。
    2015年08月10日 15:26
  • 洞川

    貴兄のご意見に非常に賛同いたします。
    チョーヤの対応は企業コンプライアンスから考えても非常に適切なコメントだと思います。
    一方、要望書の受け取りを拒否したり、お客様相談センターの対応者が電話を切ってしまったりと花王の対応には企業としての非常に疑問を感じます。
    反日以前の問題として、日用品メーカーの花王には今回のデモは「ネット右翼」で片付けるのではなく、「普段声をあげない一般消費者からの余程の抗議」だと捕らえてほしいですね。
    2015年08月10日 15:26
  • h_kisa

    ライバル会社の売上が伸びて
    スポンサーにパチンコ会社が入れば、
    笑いが止まりませんね。
    おまけに日本企業の海外が進む。
    2015年08月10日 15:26
  • MONY

    「サトウの切り餅」のメーカーもCMを3分の1にしたら
    利益が3倍になったらしいですから、そもそもテレビCM
    の効果自体が怪しいのかもしれません。
    2015年08月10日 15:26
  • ちび・むぎ・みみ・はな

    何時までメディアが報道しないで済ませるか
    というのも興味がある.

    米国議会の外交委員会で支那の国家メディアの
    記者は工作員だと言う議論が出ており, 不均衡
    是正のために支那記者の入国を制限する可能性
    が議論されている.

    NHK本部に支那の国営テレビの支局があるのは
    良く知られた事実. NHKが工作員に汚染された
    メディアだと認定を受けると, インドだけではなく,
    米国でも何らかの干渉を受ける可能性もある.
    日本には恥だが, 慶賀でもある.
    2015年08月10日 15:26

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