「民主党はぶれない、逃げない、うそをつかない、そんな政権を取り戻す。国民にもう一度信頼してもらえるよう死力を尽くして頑張る」民主党・輿石東幹事長 於:2/25 民主党三重県連パーティー
2月25日、国民新党の亀井静香代表は、広島県庄原市での講演で、野田政権が今国会での提出を進めている消費税増税関連法案について「成立はできない」と明言した。
何でも、民主党の小沢氏や連立を組む国民新党が反対しているから、法案提出手続きができないというものなのだけれど、そういう割には、先日、社会保障と税の一体改革大綱の閣議決定の際に国民新党の自見金融担当が反対せず、署名している。
亀井代表は、2月22日のこの時の対応について、苦渋の判断だとか言っているけれど、であれば、3月に消費税増税法案が提出されたときにも、苦渋の決断とか何とかいって、結局賛成するなんてことはないのか。
いくら、亀井代表が野田首相に対して消費税増税法案を提出するのを止めるように働きかけるといっても、働きかけて駄目だったときに、潔く連立解消するくらいのことをして見せないと、閣議決定は苦渋の決断だったということにはならない。
ただ、それでも、民主党内が、消費税増税で纏まっていないのはれっきとした事実で、改めていうまでもなく、小沢氏、鳩山氏あたりは、消費税増税反対を公言している。
民主党執行部は、2月22日、所属議員に一体改革をテーマにした「車座集会」を促す説明会を始め、所属議員が地元で説明するための「想定問答集」を作成した。
例えば、消費税の増税について「議員定数の削減など、自ら身を切る改革を実施したうえで引き上げます」とか、引き上げの時期については、「前回の衆院選では、引き上げは行わないとしてきたが、団塊の世代が2014年にはすべて年金受給者になることなどから、次の衆議院選挙を経て段階的に引き上げます」といった具合。
中には、先の衆院選マニフェストで消費税増税をうたっていないとの質問に対しては、「反対のための反対」と回答するというような、野党時代の民主党を思い出せば、"お前が言うな委員会"が、周りを取り囲んで満場一致で札を挙げるようなものまである。
想定問答集では、消費税引き上げは、議員定数の削減など、自ら身を切る改革を実施してからとしているけれど、その議員定数の削減が全然進んでいない。
区割り審設置法が定めた区割り案の首相への勧告期限は、25日で切れて、26日からは、衆院の「1票の格差」は是正されない、「違法状態」に入っている。
ところが、民主党執行部内では、この状況を、野党からの解散要求をかわす「口実」に利用できるとの声も出始めているという。
2月25日、民主党の樽床幹事長代行は、名古屋市内で記者団に対して「民主党の比例定数80削減を理解してもらえず、違法状態に至ってしまった。残された道は、一日も早くそれを解消することだ」と強調しているけれど、本気でそう思うのであれば、野党と妥協をしてでも、とっとと解消しなくちゃいけない。
「衆院定数削減と一票の格差」のエントリーでも触れたけれど、衆院定数削減については、自民党が前々から「0増5減」案を出していて、民主党はそれを丸呑みする方針に転換していた。比例80減というのは、単に、民主党が自分のマニフェストで言っていたのをくっつけただけの話。
定数削減に関しては、民自公3党で話し合っていたのだけれど、自民党は0増5減で比例は30減、更に比例の一部分を中小政党に配慮した配分をする案を提示したのに対して、民主党は0増5減に賛成して比例は80減を譲らず、公明党は連用制がベターと主張している。
連用制というのは、公明党が導入を主張している「小選挙区比例代表連用制」のことで、比例で票を集計するときに、小選挙区で議席獲得数の少ない政党に優先的に配分される点のみが従来と異なる。この制度を採用すると、公明党が、前回衆院選と同じ得票数を取ると、議席は、公明党は現有21議席から30議席近くにまで増えるとも言われている。なるほど、これなら、中小政党は賛成しやすいし、事実、国民新党、社民党も連用制に理解を示している。
その意味では、自民党の比例の一部分を中小政党に配慮した配分をする案というのは、この連用性を部分的に適用するというもので、2月1日のこの案は、衆院選挙制度改革に関する各党協議会で、自民党の細田博之元幹事長が提案している。
具体的には、削減後の比例定数150のうち120を従来のドント方式で各党に割り振り、残り30を「少数政党枠」とする案で、これでも中小政党の議席は増えるものと思われる。
自民党がこうして、与野党配慮した妥協案を出しているのに、民主党は何らかの妥協をしているのか。まぁ、自民党の0増5減を飲んだのが妥協だと言えばいえるけれど、それでも、削減案が纏まらず、結果として違法状態になっているのだから、最終的な解決の責任は政権与党側にある。
将棋で千日手になれば、先手後手を入れ替えてやり直しになるけれど、政権を入れ替えることができないのであれば、与党側から打開しなくちゃいけない。
民主党のある幹部は「違法状態の下ならば、野党も『解散、解散』と言いにくいはずだ。選挙制度改革の議論はしばらく放っておいた方がいい」といっているらしいけれど、言語道断。
冒頭で引用したけれど、「民主党はぶれない、逃げない、うそをつかない」と言っているそばから、定数削減議論から逃げているようでは、何をか況や。
想定問答集では、「定数削減など身を切る改革をやった上で消費税を引き上げる」となっている。字句どおりに読めば、定数削減がやれない以上、消費税引き上げもやらない、ということになるけれど、嘘つきが「俺は嘘をつかない」と嘯いたところで誰も信じない。
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亀井代表「消費増税法案成立できない」
国民新党の亀井静香代表は25日、野田佳彦首相が成立を目指す消費税増税関連法案について「成立はできない」と明言した。理由として「民主党の小沢一郎元代表も、連立を組んでいる国民新党も駄目だと言っている。党内や国民新党との手続きができない」と指摘した。広島県庄原市での講演で述べた。
その後、記者団にも「首相に『やめなさい』と言う。独裁者ではないから手続きを踏まない限りできない」と述べ、党首会談などで法案提出を断念するよう働き掛ける考えを強調した。
政府は、消費税増税を柱とする社会保障と税の一体改革大綱を閣議決定。3月末までに関連法案を閣議決定し、国会提出する方針だ。
一方、石原慎太郎東京都知事を党首に想定する新党構想に関しては「桜の咲くころには芽が吹く」と述べ、4月にも具体化するとの見通しを示した。(共同)
[2012年2月25日20時46分]
URL:http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20120225-908996.html
国民新・亀井代表、一体改革大綱の閣議決定了承は「苦渋の判断だった」
国民新党の亀井静香代表は、22日の記者会見で現状での消費税増税には反対だという姿勢をあらためて強調したうえで、消費税増税を含む社会保障と税の一体改革大綱の閣議決定を了承したことは、苦渋の判断だったとの考えを示した。
亀井代表は、「耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍び、国民に約束を果たすために、死に物狂いでやってきた」と述べて、一体改革大綱の閣議決定を了承したことについて、与党として、閣内不一致を回避するための苦渋の判断だったとの考えを示した。
また亀井代表は、政府が目指す3月中の消費税増税法案の提出について、「民主党内でも了承が得られていない」と指摘し、国民新党としても、現状では法案の提出に慎重な姿勢を示した。
自見金融担当相が、一体改革大綱の閣議決定に署名をしたことをめぐっては、亀井亜紀子政調会長が、「実現できないので、大局的判断で黙認した」などと発言し、野党から「政府与党不一致のままでは、与野党協議には応じられない」と批判が出ている。
URL:http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00217820.html
小沢元代表が「朝日」にも登場 「活動活発化」で野田政権を揺さぶる 2012/2/23 19:13
民主党の小沢一郎元代表が、朝日新聞のインタビューに登場した。「ネット番組には出るが、既存メディアは避けている」と評された時期もあったが、ここに来て正面から露出を増やしてきた形だ。その狙いは何なのか。
今回の小沢氏の朝日インタビューは、先の共同通信インタビューに続くものだ。従来、会合などで度々示してきた、野田佳彦首相が実現をめざす消費税増税に反対する考えなどを改めて強調している。
選挙前の「政界再編」に触れる
小沢元代表が、朝日新聞インタビューに登場した。
2012年2月23日付の朝日新聞朝刊は、小沢氏の消費税増税路線に対する「国民の理解を得られない。賛成できない」との発言を1面で伝えた。
野田首相が増税方針のまま衆院解散、総選挙へ踏み切った場合については、「民主党内閣、民主党自身の終わりだ。選挙前の再編を含め、国家が混乱しない方策を考えなければならない」と、「政界再編」にはっきりと触れた。
朝日新聞記事では、小沢氏が「反対姿勢を鮮明にした」ことを受け今後、消費税増税関連法案をめぐる混乱が予想され、国会は「緊迫した展開になる可能性もある」と分析している。詳報は24日付朝刊で行うという。
小沢氏は2月4日配信の共同通信記事でもインタビューに応じており、増税法案への造反を明言した。
民主党内では、鳩山由紀夫元首相も野田政権の消費税増税路線に反対している。一方、仙谷由人政調会長代行は2月5日、NHK番組で、社会保障の財源が「決定的に不足」しているとして、小沢氏らに対し「危機感が弱すぎるのではないか」と批判した。
3月中の消費税増税法案の閣議決定を控え、民主党内の対立が深まりそうだ。
「小沢無罪」の観測で本格稼動?
また、小沢氏の裁判の動向も政局に影響を及ぼしそうだ。政治資金規正法違反の罪に問われている小沢氏の公判(2月17日)で、小沢氏に不利とされた「元秘書の供述調書」が証拠採用されなかったことを受け、「小沢氏の無罪の可能性が高まった」との観測も流れている。小沢氏が動きを本格化させる環境が整いつつあるというわけだ。
小沢氏の「露出増加」について、政治評論家の浅川博忠氏に聞いてみた。
浅川氏によると、小沢氏の動きは今後、活発化してくる。解散・総選挙になれば民主党が下野する可能性がある中、小沢氏は解散させないよう釘を刺しつつ、9月の民主党代表選での「勝利」や、野党との連携で野田首相を「解散ではなく内閣総辞職」に追い込む戦略を描いている。
一方で、「解散・総選挙対策」として、橋下徹大阪市長人気で国政進出へ向け盛り上がる大阪維新の会との連携、「新たな連立政権」も視野に、さまざまな形で野田政権に揺さぶりをかけていきそうだ。
藤村修官房長官は2月23日の会見で、消費税問題で小沢氏らの理解を得る努力をする考えを示した。「党執行部みんながひとつの方向に向け、今後も議論していく必要がある」などと述べた。
URL:http://www.j-cast.com/2012/02/23123203.html?p=all
消費税増税で「言い訳集」 車座集会も効果は? 2012.2.22 23:44
民主党が消費税増税を含む社会保障と税の一体改革への反対論に対抗するため「想定問答集」を作成したことが22日分かった。平成21年衆院選マニフェスト(政権公約)で消費税増税をうたっていないとの質問に「反対のための反対」と回答するなど反対派を刺激する内容だ。同党は22日、所属議員に一体改革をテーマにした「車座集会」を促す説明会を始めたが、さっそく反論が飛び出した。
「党内が一つになって発信することが、国民に理解を得る一番の近道だ」
野田佳彦首相は22日夜、都内で参院幹部との会食でこう訴えたが、足元の民主党は一体感に欠けている。
国会内で22日開かれた党「明日への責任」対話運動本部の北関東、九州ブロック議員向け説明会。本部長の樽床伸二幹事長代行が車座集会開催を呼びかけると、「増税する前に行革をやる必要がある」「集会は自由にやらせてほしい」と不満が噴出した。
説明会は29日まで開き、小選挙区選出の全議員に車座集会の実施を徹底させ、事後報告を求める。想定問答集は説明会に備え、党政策調査会がまとめた。
首相は17日、与野党協議入りにめどが立たないとして一体改革大綱を閣議決定したが、想定問答集は「協議を提案しているゆえをもって与野党協議を踏まえている」と強弁。ただ、こうした「言い訳集」で徹底的な追及に対応できるかは心もとない。
22日の衆院予算委員会で、首相は「もはや時間との勝負。これ以上指をくわえてみているわけにはいかない」と、いつものように消費税増税の必要性を訴えたが、「虚偽まがい」の答弁も飛び出した。
「私は党代表選で、一体改革を具体化して法案を年度内に出すと約束した。決選投票の場でも言った」
民主党離党組の議員から増税路線を批判され、首相は断言した。ところが昨年8月の決選投票直前の演説は「財政問題に端を発して世界経済の金融不安が広がる状況になった」と言及しただけ。これでは説得力に欠ける。
小沢一郎元代表のグループを中心に、車座集会を求める執行部への反発は強まっている。そのため、樽床氏と高木義明選挙対策委員長は22日、衆院当選1回議員らに「全国キャンペーン展開に関する取り組みと党本部の支援」について個別面談すると通告した。「選挙」を意識させ、踏み絵を踏ませる考えのようだ。(桑原雄尚)
URL:http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120222/stt12022223450012-n1.htm
衆院区割り、26日から異例の「違法状態」
衆院選挙区画定審議会(区割り審)設置法が定めた区割り案の首相への勧告期限が25日で切れ、衆院の「1票の格差」は是正されないまま、26日から異例の「違法状態」に入る。
野田内閣の支持率低迷に悩む民主党執行部内では、格差是正策を講じられない状況を、野党からの解散要求をかわす「口実」に利用できるとの声も出始めた。世論の批判にもかかわらず、「違法状態」は長期化する可能性もある。
衆院選挙制度改革の与野党協議会座長を務める民主党の樽床伸二幹事長代行は25日、名古屋市内で記者団に、「民主党の比例定数80削減(方針)を(野党に)理解してもらえず、違法状態に至ってしまった。残された道は、一日も早くそれを解消することだ」と強調した。
民主党執行部は公の場では、樽床氏のように「違法状態」の早期解消に努める意向を強調している。各党協議の継続については与野党で合意が得られているからだが、「違法状態」解消に向けて妥協策を早急に取りまとめようという機運は希薄だ。ある党幹部は「違法状態の下ならば、野党も『解散、解散』と言いにくいはずだ。選挙制度改革の議論はしばらく放っておいた方がいい」と語る。
(2012年2月25日21時17分 読売新聞)
URL:http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120225-OYT1T00632.htm
この記事へのコメント
ゴンザレス
1.マニフェストの嘘とバラマキで
度重なる嘘を誤魔化して
ごり押し作戦で国会を行く
高く上るは消費税
2.天下りの夢と高額給料
無能な政治家を操って
立場は闇将軍裏首相
増税目指すはダメ役人
3.公金横領泥棒の官僚は
使い込み年金の隠蔽に
消費税増税を繰り返す
おんぶに抱っこのミンス党
4.不景気の波と死体の山
度重なるリストラで貧困化
それでも増税に突き進む
悪徳政権ミンス党
sdi
「我々は、政権交代して壊すことしか今まで考えてこなかった。壊した後のことなんて考える余裕なんかなかったし、考える必要も感じなかった。そんな我々に、壊した後の政治が駄目駄目だなんていわれても困る」
とにかく、目の前のものが気に入らなければ壊して作り直せば無問題、程度のことしか考えずに交代だの改革だの維新だの叫ぶ輩らが多すぎる。先のことも考えて行動する政治家に任せないと本当に日本社会が破綻しかねない。
問題が発生した場合、「何故、そんなことになったてのか」調べて原因から対処しなければ解決策にはならない。ただ闇雲に「Change」なんて叫ぶだけの輩はただのアジテーターでしかない。
とおる
何を寝言を言ってるのでしょう?
「そんな政権を取り戻す」って、誰が誰から政権を取り戻すつもりなのでしょう?
民主党は、言葉だけは立派な事も時々ありますが、実態が伴っていません。
民主党政権は、
・国民との契約「マニフェスト」を反故
・国民新党との連立合意を反故
・野党との三党合意を反故
・最高裁の「一票の格差」の違憲状態を無視
という素晴らしき破壊工作をしていますが、こんな政党・政権は、即刻消え去るのが、民主主義・日本国のためです。
クマのプータロー
これ、実態はゲリマンダーですね。あ、カメマンダーだw。地球人ではない物体の祖父とされる人も似たような事をやってましたね。
ちび・むぎ・みみ・はな
自民党は嘘付政権不信任の国民運動を早急に
始めるべし.
それができないなら, 谷垣氏も彼らの仲間.
(^o^)風顛老人爺
逃げるおまけに国を売るです。
宣伝ご容赦下さい。http://000hime.blog74.fc2.com/blog-entry-501.html
ひめのブログさんさいと
チャイナ日本侵略拠点図解
http://taiyou.bandoutadanobu.com/?eid=1234931&guid=ON 元通訳捜査官 坂東忠信氏 外国人犯罪の増加からわかること
北朝鮮羅津港から日本への侵攻コースがあります。ご高覧下さい。m(_ _)m乱文にて 敬具