メテオストライク

 
今日も簡単に…

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2月15日午前9時20分、ロシア南部のチェリャビンスク州に隕石と見られる火球が落下した。

地元住民によると、上空で閃光が光った後に5、6回の爆発音が聞こえ、衝撃波でガラスなどが割れた。ロシア内務省によると、隕石は上空で爆発した後、同州内の3カ所に破片が落下した。また、非常事態省によると、割れたガラスの破片などで約500人が負傷し、112人が入院した。死者はいないという。

ネットでは、早くも、落下の様子がアップされているけれど、SF映画でも見ているようだった。とりわけ、落下地点の映像は凄まじく、地面にぽっかりと大穴が空いていた。報道では、落下した隕石は観測できない数メートルサイズの小さなものではないかとしているけれど、NPO法人「日本スペースガード協会」が映像を分析したところ、衝撃波による被害と発光の程度から、直径約10メートルに近かった可能性を指摘している。

直径10メートルで、この破壊力。これが都市部に落下したらと想像するだに恐ろしい。

先日NASAは直径およそ45メートル、重さ約13万トンに及ぶ小惑星「2012DA14」が、地球に最接近すると発表している。



この小惑星は太陽の周りをほぼ1年で1周していて、日本時間の16日午前4時25分頃、地球に最接近し、インド洋のスマトラ沖上空を秒速7.8キロで通過する。その距離は約2万7700キロで、これは静止衛星軌道の更に内側になる。

今の所、この小惑星は地球に衝突することはないとしている。

だけど、現に、ロシアに隕石が落下した。更に先月20日には、茨城、千葉、 埼玉、栃木などで、大きな爆発音や、火球、閃光を見たという報告が多数寄せられ、鹿島灘の海上に落ちたのではないかとも言われている。

それを考えると一抹の不安が頭をよぎる。日本スペースガード協会によれば、ロシアに落下した隕石は、東から南へ通過する軌道であるのに対して、小惑星「2012DA14」は南から北への軌道になることから、双方は、無関係だとしているけれど、小惑星そのものではないにしても、例えば、小惑星の表面が剥がれ落ちたり、割れたりして、その破片が地球に振ってくるということは有り得ないのか。

更に、もっと穿った見方をすれば、地球に最接近する小惑星「2012DA14」は、たまたま観測できるサイズだから、見つかっただけと見ることもできる。

まぁ、そんなことを行ってしまえば、なんだって有りになってしまうのだけれど、流石に、隕石イベントがこうも立て続けに続いてしまうと、気味が悪い。"2012DA14君"が地球に遊びに来ないことを祈る。

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この記事へのコメント

  • 白なまず

    隕石が落ちた地域は、ロシアの軍事産業や原子力の開発を行う地域みたいですね。
    いつもインスピレーションの理由が分かるとぞっとします。
    2015年08月10日 15:23
  • ちび・むぎ・みみ・はな

    生きることは命がけ.
    この当たり前のことをいわゆる
    「コンクリートから人へ」主義の方々に
    これを機会に理解して欲しいものだ.
    海に落ちると大変なことになるだろう.
    2015年08月10日 15:23
  • mayo5

    反原子力の飯のタネは尽きまじ、ということなんでしょうか
    2015年08月10日 15:23
  • almanos

    ロシアにとっては「ツングースカがもう一度起きたら。それも都市部で」と思うには十分なのだと思います。おそらく欧州とアメリカも。STORATOS4の再生回数が急に上がったりするかもしれませんね。アメリカで「ジャパニメーションが警告していた未来が来てしまった。アメリカにメテオスイーパーを! 」と要求するデモが起きたりして。で、NRAまで後押しして話題になったりはしないよなぁ。まあ、対隕石対策を実際に用意しないと拙い事になるって実例は出来てしまった。後はこれが航空宇宙産業と関連軍需に刺激を与えて経済が上向きになれば、皮肉ですが「隕石が世界経済を救う」事もあり得るかも知れませんね。
    2015年08月10日 15:23

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