韓国に配慮は必要か
今日はこの話題です。
1.例大祭に参拝する超党派議員
4月23日、超党派の議員連盟「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」が、春季例大祭に合わせて、靖国神社に参拝、国会議員168人が参加した。
例年、議員の参拝者は30~80人程度で、100人を超えたのは、平成17年以来のことなのだそうだけれど、今回の参拝者には、自民党から多数の新人議員が含まれ、日本維新や民主党の議員も参拝したそうだから、先の総選挙で、そういう議員が多く当選したということなのだろう。
閣僚では、20日に新藤義孝総務相が私人として参拝し、21日には、麻生副総理と古屋拉致問題相が参拝している。但し、安倍総理は、参拝せず、神前に捧げる供え物である「真榊」を奉納したのみに止めたようだ。ただし、菅官房長官によると、3閣僚の参拝は、私人として行ったという扱いのようだ。
これらは、特に中韓との外交問題になることに配慮した結果だと思われるのだけれど、麻生副総理辺りは、23日の閣議後記者会見で「海外で反応が出ているが、それによって外交に影響が出ることはあまりないと思う。…毎年2、3回、伺っている。いまさら言われるような話ではない」と述べているし、菅官房長官も22日午後の記者会見で、閣僚の参拝が中韓との関係に与える影響に関して、「全く出ないと思う」と発言している。
だから、基本的には左程問題視はしないものの、最後の砦というか、首の皮一枚残して、安倍総理が参拝を見送った形。
もっとも、国のために命を捧げた英霊を祀り、哀悼の意を捧げることは当然のこと。ある外務省幹部は「閣僚の靖国参拝という国内問題にあれこれ言われたくない」と話しているという。
さて、それでも、いつものように、中韓が靖国参拝に抗議している。中国外務省の華報道官は北京での記者会見で外交ルートを通じて日本側への抗議したことを発表し、韓国は、尹炳世(ユンヒョンセ)外相は来日しないと述べた。
ただ、ちょっと面白いのは、中国が「日本は過去を直視しなければならない」と歴史問題を持ち出し、韓国も「韓国の外交省は「侵略戦争を美化し戦争犯罪者を合祀した靖国神社に日本の首相が供え物を奉納し、副総理を始めとする現職の閣僚が参拝したことに、深い憂慮と遺憾を表する」と歴史問題を持ち出して抗議するのはいつものこととして、韓国外務省当局者が「内閣のナンバー2である麻生副総理まで参拝したのは無責任だ。日韓関係を改善させようという考えがあるなら、相手国に対する配慮がもう少しあってもいいのではないか」と述べていること。
この発言は、事実上、韓国が日本に"泣きついた"のだといえるだろう。まぁ、昨今の円安攻勢や北朝鮮情勢などを考えると、日本との関係改善が急務なのは理解できなくはないけれど、それならば、「では、あなた方韓国が一度でも日本に配慮したことがあるのか」と言いたくもなる。
3月15日、韓国の尹炳世外相は、日本との関係について「傷というものを取り上げることにしないことは、韓日関係の発展に非常に大事だ」と述べ、互いに相手国を刺激するような言動は慎むべきだとの考えを表明しているけれど、その韓国は、竹島への不法上陸し、陛下を侮辱し、更に、靖国放火犯を引渡しせずに、対馬の仏像を盗んで返さない。
これだけのことをやらかしておいて「傷は取り上げないようにしよう」なんて、"盗人猛々しい"にも程がある。余りにも自分に都合が良すぎるし、日本に甘えている。
日本も「日韓関係を改善させようという考えがあるのなら、陛下に謝罪し、仏像を返すべきだ」くらいは言い返しておいたっていい。
2.「配慮」が無意味と気づくとき
今や、多くの日本人が、中国や韓国の正体を知りつつある。そして、彼らと"正常な関係"に戻そうという動きが出始めているように思う。
昨今、新大久保を中心に嫌韓デモが定期的に行われているけれど、あれなどもそうした動きの一つだと思う。まぁ、デモ隊が時たま叫ぶ過激な煽り口上は、正直感心しないけれど、デモ隊に反対する「しばき隊」とか「カウンター」とか呼ばれる集団もデモ隊を罵倒したりして、そちらも態度がよくない。しまいには互いに加熱して、衝突する場面もあるようだ。
何やらこれまで、ずっと隠され、押し込められていた事実や感情が一気に表に噴き出してきているようにも感じられる。
デモ隊に反対する「しばき隊」なる集団は「仲良くしようぜ」なるプラカードを出しているそうだけれど、その一方で、彼らは、日の丸にバッテンをつけたプラカードを掲げたり、中指を突き立てたりしている。一体、仲良くしたいのか、喧嘩を売っているのか、何をしたいのか。
そもそも、本当に「仲良くしようぜ」と思っているのなら、"日の丸バッテン"や"中指突き立て"をまず咎めるべきではないのか。それが「配慮」というものだろう。
今は、日中、日韓関係にしても、市井のデモにしても、互いの「主張」がぶつかって、「配慮」が裏に隠れてしまっているようにも見える。
だけど、昔は、日本のほうがずっと彼らに「配慮」していた。靖国参拝自粛にしてもそうだし、証拠が見つからなかったのに関わらず「おわびと反省の意」を示した河野談話もそう。
また、外国人参政権に関する平成7年の最高裁判決で「定住外国人に対し地方参政権を付与することを禁止していない」という、いわゆる「部分的許容説」を「傍論」で付与したのも該当する。
この判決については、当時の判決に加わった、園部逸夫元最高裁判事が「当時の判決は、在日韓国・朝鮮人をなだめる意味があり政治的配慮だった」と告白している。法の判断においてさえも、在日韓国人・朝鮮人に配慮していたと当事者が認めている。
翻って、韓国はといえば、今年初めの、靖国放火犯を引渡し拒否にせよに、対馬の仏像返却差し止め命令にせよ、韓国世論に配慮して条約や国際法を捻じ曲げている。無論、日本に対する「配慮」など微塵もない。
中国や北朝鮮、韓国の反日の実態が顕わになるにつれ、日本人もようやく、彼らに「配慮」など、何の意味もないことに気づいた。それが今。
だから、しばらくは、互いの主張がぶつかり合うことになると思うし、最早避けては通れない。だからこそ、対話が重要になるのだけれど、それ以前に、対話ができるのかというところから始めないといけないのではないかとさえ。それくらい、過去の日本の「配慮」は効きすぎた。
一方的な「配慮」によって、かりそめの対話を行ったとしても、根本的な解決には程遠い。
この記事へのコメント
白なまず
【藤岡信勝】教科書を歪め続けた国家の大罪・教科書検定の実態[桜H25/4/23]
http://www.youtube.com/watch?v=IRhUHRRZSJY&list=UU_39VhpzPZyOVrXUeWv04Zg&index=2
しょうちゃんのつぶやき
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洗足池