ネット選挙とキレる細野
今日はごくごく簡単に…
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今夏の参院選から解禁されるネット選挙に向けて、各陣営が試行錯誤している。
目前に迫った、6月23日投開票の都議選においても、何人かの候補者がSNSで選挙運動の写真を公開し、フライングをしているようだ。
現状の公選法では、選挙期間中の「不特定多数への文書図画頒布」は禁じられている。フライングをした陣営は指摘を受けて画像を削除したようだけれど、元々この法律は、資金力や動員力のある政党が有利になることを避け、公平を期するためのもの。
ネットの様に、個人や政党の資金力の差が出にくい媒体とっては、余計なお世話な法であるように感じられる。
それならば、とある民主党現職議員のサイト、会員登録すると、候補者の現在地が地図で示され、ネットで生中継される街頭演説の音声を聞くことができるようにしているという。これは「不特定多数への文書図画頒布」なら駄目だけれど、音声なら抵触しないし、会員登録制とすることで、不特定多数ではない、という理屈。
だけど、候補者の支持者なら兎も角、演説を聞くためにわざわざ会員登録までしてくれるような奇特な人は、あまりいない。2クリックで目的のページにいけないサイトは見てくれないともいわれるネットの世界では、時代遅れもいいところ。
それでも、来たる参院選でのネット選挙解禁に向け、各政党は対応を進めている。
6月13日、自民党の石破幹事長と、民主党の細野幹事長は、都内で開かれたシンクタンク主催のシンポジウムに出席し、ネット選挙解禁に賛意を示している。
このシンポジウムの様子は、ネットで生中継されたそうなのだけれど、この前の衆院選前のニコニコ生党首討論でもそうだったけれど、ネット番組に政治家が出演するケースが増えてきている。
6月19日にも、民主党の細野幹事長は、インターネットの生番組に出演している。だけど、その番組のアンケートで、民主党の支持率が4.5%しかなく、それに対して自民党が73.9%もあったことについて、「訳が分からない。最も表現の自由を規制しようとしている政党なのに。…こんな憲法をネットの人は認めるのか。皆さん、考えた方がいい」とブチ切れたそうだ。
今のネットの状況を鑑みるに、民主党に対する支持率の低さも、自民党に対する支持の高さも、民主党政権時代の後半あたりから、これくらいはあった。
筆者としては、細野氏が、この現実を受け止めることができず、ブチ切れるほうが、よっぽど訳が分からない。本気でそう思っているのか。
ネットでわざわざ政治をみるような層は、テレビを見ているだけの人よりはずっと情報に接している。それこそ、民主党の酷さを、報道しない自由を行使して、隠していたことも知っている。誤魔化しは聞かない。
細野氏は、最も表現の自由を規制しようとしている政党なのに云々と不満をぶちまけているけれど、民主党は、東日本大震災の対応で、議事録を残さなかった。また、国会で嘘をついても良い事を閣議決定した過去がある。
記録を残さない。嘘をついてもいい。そんな政党が、表現の自由云々なんて言ったところで説得力に欠けるし、政権与党になってやらかした失態の数々が人々の記憶に焼き付いている。それらが消え去るまで、民主党の言葉に力が宿ることはないだろう。
せめて、もう少し殊勝な態度でいるならば、少しは同情票を集めたかもしれないけれど、自分達が支持されていない理由を本気で理解できないのなら、理解できるまで、国民の審判を受け続けるしかない。
この記事へのコメント
sdi
実のところ、そう思ってる可能性ありですね。なにより先例があります。
1970年代に「べ平連」が参議院全国区に打って出て、見事落選しましたが其の時の彼らの反応も似たようなものだったそうです。自分の正義を確信し揺るがない信念を持っている(持ちすぎている)が故に、自分たちの主張が社会の多数派とならないことを認められない。そして主観でモノを見がちになって視野狭窄に陥っているとしても不思議じゃありません。私たちは、彼らの態度をもって他山の石とすべきです。
ちび・むぎ・みみ・はな
嘘付党は正にそれ. 嘘付八方美人は反日工作
以外のことは何も知らんのだろう.
汚れた北京の空に感激する様な人は日本の
政治に不必要だろう. もっとも, そんな政治家に
感激した選挙民が大勢いるというのも問題だが.
大戸締り氏によれば, 汚いお空の支那の空高く
クレジットクランチの音が鳴り響いているとのこと.
さて, 支那様のNHKは何と報道する(しない)のか.