参院選2013
今日は雑談で…
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いよいよ参院選。7月20日夜、安倍総理は、秋葉原で参院選最後の街頭演説を行った。大枠の内容はアベノミクスの経済効果といったこれまでの流れを踏襲したものだったのだけれど、その中で「誇りある国をつくるためにも憲法を変えていこう。皆さん、私たちはやります」と憲法改正を口にしたそうだ。
これまでは街頭演説では、経済政策に絞って訴えていたのだけれど、参院選の大勢は決したとみたのか、それとも、秋葉原だからだったのか、その理由は定かではないけれど、マスコミが指摘するように、アキバには保守層の若者が集まっていたからと安倍総理が判断してのことであれば、安倍総理は演説の場所や時期、そして相手を見た上で、話す内容を調整しながら選挙戦を戦ったことになる。
事実、世論調査および出口調査の推移をみても、選挙戦序盤から終盤まで、与党で過半数を取るという見込みは揺らぐことはなかった。これで、見事、参院選で勝利すれば、自民党の取った選挙戦略は正しかったことになるし、「6年前に大敗した時の責任者だ。勝利を収めなければ、死んでも死にきれない」と、漏らしていた安倍総理自身もリベンジを果たすことになる。
そうした手堅い選挙戦を進める自民に対して、野党は十二分に攻めきることはできなかった。参院選を通じての政党支持率は自民が30~40%台をキープしていたのに対して、野党は一桁%。この状況をひっくり返すことは敵わなかった。
とりわけ民主党は内部がグダグダだった。東京選挙区で公認されていた大河原雅子氏の土壇場での公認取り消しと、それに反発した菅元首相の大河原氏への支援行動。
それに対して、自民党は、渡辺美樹ワタミ会長を公認し、多数の反対の声を受けながらも、党内から反対者を出すことなく一体となって選挙戦を戦いぬいた。この辺りの組織力というか纏まりというか、こうしたちょっとしたところが、いざ国家運営を担うときの差となって出てくるように思われる。
もう、この御仁については、鳩山元首相同様、あまり取り上げる気にもならないのだけれど、今回の参院選での菅元首相の振る舞いは、聊か暴走した感を拭えない。
参院選終盤の16日、菅氏は、2011年の福島第1原発事故をめぐり、安倍総理が配信した「菅総理の海水注入指示はでっち上げ」と題したメールマガジンの削除と謝罪を求め提訴。更には、自身のホームページ上で、参院選比例代表での自民党に対する「落選運動」を呼びかける始末。
これには流石に民主党内でも批判の声があがった。19日、長島昭久元首相補佐官はツイッターで「残念!やはりあの人はバッジを外して市民運動に戻るべきだ、即刻!」と手厳しく批判。
細野幹事長は、7日の諫早市での演説で「もう15年前みたいに菅さんや鳩山さんに頼るようなことじゃダメなんです!」と、脱菅・脱鳩山宣言。これに聴衆は大きな拍手を送ったそうだから、民主党支持者でさえ、そういう気持ちなのだろう。
鳩山氏は既に民主党を離れたけれど、菅氏もそのうち、民主党から追い出されるかもしれない。いやそのころには民主党がどれくらい生き残っているのかということもあるのだけれど。
だけど、選挙であるならば、やはり政策で、その是非を国民に問うのが筋。ネット上でも、各党の政策分析・比較をしているサイトがいくつかある。
例えば、次のサイトは、いくつかの設問に答えることで、自身の意見に一番近い政党や候補者を選出するもので、おおよその参考になると思う。
毎日えらぼーと
朝日ボートマッチ
また、経済学者で三菱UFJリサーチ&コンサルティング経済・社会政策部主任研究員の片岡剛士氏は、こちらの「2013年度参院選を考える ―― 各党の経済政策から」という記事で、各党の政策比較をしている。これも参考になると思う。
明日の参院選が終われば、当面、大きな国政選挙はない。であるがこそ、大事な一票はきちんと考えた上で投じたい。
この記事へのコメント
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どうなるにしろ増税の景気判断、TPP、成長戦略、9条・改憲問題、下手すれば参議院選挙でのワタミの選挙手法など、どれもマスコミに叩かれやすい問題山積で。
これからの日本の行く末もグローバルの波にただ流されるのか安倍総理の瑞穂の国の資本主義が実現するのか楽しみであると同じくらい不安(´・ω・`)
白なまず