紅きスティールのプロビンス
今日も雑談です…
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8月24日、「South China Morning Post 」誌が、時速5800kmで進む超高速潜水艦を実現する技術を中国が開発中だと報じました。
見出しを見た瞬間、「スーパーキャビティー」か、と思ったのですけれども、案の定、そのようですね。「スーパーキャビティー」については、以前「」のエントリーで取り上げたことがありますから、繰り返しませんけれども、今回の記事で新しいのは、舵を利かせられるようにするために、船体を特殊な液体の膜で覆う、というアイデアですね。
この液体の膜の張り方を制御することで、船体の任意の場所の抵抗を変化させて操舵する、という仕組みのようです。
現時点では、これで本当に上手くいくのか、なんともいえないですけれども、アイデアとしては面白いと思います。
日本がこの手のスーパーキャビティー潜水艦を建造しようとすると、どうなるのでしょうか。
スーパーキャビティー状態では直進しかできないというのであれば、推進用ロケットエンジンを船体横にも配置して補助推進にすればよいですね。また、それも難しければ、先日ロールアウトした実証機「心神」に搭載されるといわれている偏向ノズルをつけてやれば、舵がなくても、好きな方向に推進できそうですね。
中国はよく「このテ」の宣伝を大々的にぶち上げるのですけれども、その後どうなったかが中々聞こえてこないのですよね。
確か去年の今頃、スクリューや舵がなく、騒音ゼロで、理論的には100ノットを出せる「第4世代」の原潜の開発に成功したとかいっているように思ったのですけれども、その後どうなったのでしょうか?
この原潜については「中国の第4世代潜水艦とYAMATO-1 」のエントリーで取り上ましたけれども、恐らくは磁気推進船だと推測され、その元の技術は日本です。
また、先の「スーパーキャビティ潜水艦」についても、アメリカ国防総省が"試験艦"を建造し、テストを行っています。
今年の5月に、アメリカ司法省がアメリカの代表企業のコンピューターに侵入して情報を盗み取った として、中国人民解放軍の将校5人を産業スパイなどの罪で起訴していますし、古くは2007年にフランスで、中国人留学生が仏自動車企業の極秘情報を不正入手したとして、有罪を宣告されていますし、2011年にルノーから流出した電気自動車の技術についても疑惑があります。
まぁ、あんまり穿った見方をしてもアレなんでしょうけれども、中国は、いろんな技術他国から盗み出しては、試験的に作っているのではと勘ぐってしまいます。アイロンにまで盗聴器を仕掛けるような国ですから。注意するのに越したことはないと思いますね。
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