罪の重さに重力崩壊を始めた朝日新聞

 
やはり思った以上に反響が大きいですね。昨日の続きです。

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朝日の慰安婦誤報認める報道が波紋を呼んでいる。昨日のエントリーで、今頃、あんな特集記事を書いたくらいで国民が許すはずがないといったけれど、国民の怒りの声は収まるどころか、益々高まるばかり。

朝日の慰安婦誤報記事について、東京新聞記者の小松田氏が、ツイッターで「朝日はあれだけの分量を割いて間違いの検証、謝罪をした。 」と発言したそうなのだけれど、たちまち批判の大合唱に晒され、あっという間にアカウントを閉鎖した。

どんなに紙面を割こうが「自分は悪くない。意図してやってない。」と主張することは謝罪とは言わない。

今回の朝日の記事については、流石に、著名人も批判の声を上げている。

8月6日、橋下大阪市長は「32年間、間違いを認めなかったことは大問題で、朝日の罪は大きすぎる。…証言が根拠となり、強制連行があったと国際社会から不当な批判を受けた。この記事でどれだけ日韓関係がこじれたか、しっかり議論していくべきだ」と述べている。

NHK経営委員で作家の百田尚樹氏に至っては、「吉田清治のデタラメ証言を朝日新聞が報じてから30年。『朝日新聞は日本の良心』と思い込んでいる善良で間抜けな朝日新聞購読者が、どれだけこの嘘を信じてきたことか。虚偽とを認めるだけでなく、謝罪してほしい!。…それでも『強制連行』はあったと言い張る。朝日に真の反省なし!…朝日新聞は決して反省なんかしていない。にもかかわらず、『吉田清治の嘘』を認めたということは、さすがにそうしないといけないくらい追い込まれているのだと思う。」と手厳しい。

まぁ、こういう反応が普通だと思う。



昨日のエントリーのコメント欄で、sdi様よりご指摘いただいているけれど、朝日は今回の誤報記事を英語版には掲載していない。作家の西村幸祐氏は、これについて「どこまで姑息な企業なのでしょうか?日本人にだけ慰安婦逃亡キャンペーンを仕掛けて、海外には隠蔽するつもりなのか?」とツイートしているけれど、こんなのを見せられると、やはり、百田氏の「朝日は謝罪も反省もしていない」というコメントに説得力が出てくるだろう。

河野談話の検証に続いて、朝日が誤報を認めた。これで、"強制連行を示す証拠"なるものは、少なくとも日本からの公式見解としてないということがほぼ確定した。

先に述べたように、朝日の誤報について、朝日自身が英語版に掲載していないことも原因の一つと思われれるけれど、今回の件についての海外からの目立った反応はまだない。

ただ、こちらのように台湾のメディアでは取り上げているようだ。そして、肝心の韓国はといえば、こちらのブログでは「自由を奪われたまま女性の尊厳を踏みにじられたことが問題の本質」だの「日本の新聞各社が、慰安婦問題をめぐって対決!」だのと、朝日の肩を持つかのような論調を伝えている。

韓国がなおも慰安婦問題を振りかざすのは勝手だけれど、日本側から、"強制性の根拠"が無くなった以上、韓国自身がその根拠を示すことが出来なければ、今後ずっと水掛け論が続くことになる。

だけど、韓国自身がその"確かな根拠"を出してくる可能性は低い。確か、河野談話の検証のとき、韓国は「多くの慰安婦が今も生きており、動かぬ証拠も山のようにある」などと啖呵を切っていた。韓国は、どうやら来年に「慰安婦白書」なるものを出すようなのだけれど、それが唯の証言集であったなら、それを持って日本人を説得するのは不可能。

朝日が捏造だったと言ったことで、証言の証明責任のボールは韓国に投げ返された。

それに、証言を証拠として日本を攻めるというロジックは、今や自分の首を絞めることにもなる。言わずとしれた、米軍慰安婦訴訟がそれ。

今年6月、駐留米軍を相手に作られた売春街「基地村」で働かされた122人の元米軍慰安婦が「韓国政府は米兵相手の慰安婦制度を作り、自分たちを徹底的に管理し、苛酷な売春をさせた」として国を相手取り、1人1000万ウォンの賠償訴訟を起こしている。

証言が全ての証拠になるのなら、訴えられた時点で敗訴が確定してしまう。

昨日のエントリーの最後で筆者は「慰安婦問題の本質を『軍の関与がなければ成立しなかった慰安所で女性が自由を奪われ、尊厳が傷つけられたこと』とするのであれば、ライダイハンや洋公主についても、同様に厳しく批判しなければならない。」と述べたけれど、今後、朝日がそのロジックを柱にするのなら、米軍基地村など他国でもあった同様の出来事も厳しく追及しなければならない。

それは、慰安婦問題について、これまで橋下大阪市長が主張していたことと同じ。よもや朝日が、橋下氏と同じ主張をする日がくるとは。朝日が自己崩壊するのも意外と近いのかもしれない。




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