今日も極簡単に…
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7月31日、安倍総理は、外遊先のチリで記者団に対し、「『地方の創生』や、集団的自衛権の行使容認の閣議決定に伴う安全保障法制の整備も進めていかなくてはならない。そうした観点から9月の第1週に内閣改造と党役員人事を行いたい」と内閣改造を口にした。
第2次安倍政権での始めてとなる内閣改造に対し、自民党内の各派閥やグループが相次いで研修会を開いて結束を確認している。
先月には、麻生派と石原派が研修会を開き、今月7日には、石破幹事長に近い無派閥の議員らで作る連絡会が、石破幹事長を招いての研修会を開く予定だし、町村派、二階派、谷垣グループも、今月、研修会を開くとしている。更に、額賀派も来月の第1週に研修会を予定している。
総理が内閣改造をする意思を見せるだけで、総裁選さながらに、与党内の各派閥が結束を確認する。派閥の長がそれなりの閣僚ポストを得れば、それだけ党内での発言力を増すことにもなるから、各派閥の議員もそれなりに動くのは理解できる。
特に、ここ数年そうだったように、内閣支持率が落ち込んで二進も三進もいかなくなって苦し紛れに内閣改造をするのとは違って、高支持率をキープする中での内閣改造は、総理の権限の強さを誇示することになる。
今回の内閣改造で特に焦点とされているのが、石破幹事長の処遇で、安倍総理は、石破氏を幹事長で続投させることに加えて、安全保障法制の担当大臣への起用も含めて検討していると言われている。
この石破幹事長の人事案については、当然のことながら、次期自民党総裁選をにらんで、最大のライバルとなるであろう石破氏を閣内に取り込むことで、動きにくくさせようという思惑があると見られている。勿論、石破氏もそれは重々承知している。
石破幹事長周辺によると、石破氏は7月に安倍総理から安保担当相の打診を受けた際に、集団的自衛権の行使容認をめぐる与党協議会のメンバーでもある中谷氏を「安保法制にも詳しく適任だ」と推薦し、自身の就任には難色を示したそうだ。
石破氏を支えるグループ議員からも、打診された担当相に権限がなく、幹事長に比べて「格下げ」とみる向きもあり、幹事長続投か、担当相と外相との兼任を求める声もある。
そして、石破氏の安保担当相の話が報道されて以降、石破氏の元にはひっきりなしに、政財界の関係者から「幹事長まで務めた人が安保担当相というのはいかがなものか」、「幹事長職を続けるべきだ」などと、断るべきだとする意見が集まっていて、石破氏自身「これでは担当相は受けられない」と周囲に漏らしているという。
このように、偉くなっていくと、段々自分で全てを決められなくなっていく。それはそれ相応の立場に立っているが故。
無論、石破氏以外にも、内閣改造人事を巡っては、色んな噂が飛び交っている。党内では安保担当相に岩屋毅安全保障調査会長の起用や小野寺五典防衛相の兼務も取り沙汰され、更には、稲田朋美行政改革相の党三役起用の話も上がっているという。
安倍総理が「女性が輝く日本をつくる」という方針を掲げていることから、稲田氏の起用でこれをアピールする狙いもあるのではと見られている。
それに伴って、現三役の高市政調会長と野田総務会長は退任の方向と言われているけれど、特に野田総務会長については、懲罰人事ではないかとも噂されている。
何でも、官邸は今年の春頃に、中国が日本国内の親中勢力に"安倍降ろし"を働きかけていたという情報をつかんでいたらしく、野田氏が集団的自衛権行使容認に対して批判をしていたことを「安倍降ろしに走った」と見たからだとも。
実際、中国は本当に安倍降ろしを画策しているらしく、公安関係者によると、今年5月にアメリカのCIA筋から「習近平国家主席が側近に、『とにかく、どんな手を使っても安倍を潰せ!』 、『安倍さえいなくなれば、日本の政治家で骨のある奴はいない。尖閣が中国の確信的利益になる』と指示し、中国政府が安倍首相の暗殺計画を企てている可能性がある、警護レベルを上げるように」との警告が寄せられたのだという。
本当であれば、なんとも恐ろしい話。
だけど、8月1日、ブラジル訪問中の安倍総理が、首都ブラジリアからサンパウロのグアルリョス国際空港に政府専用機で到着した後、市内の宿泊先のホテルに向かう途中の高速道路で事故が発生。安倍総理の車列で同行していた日本人スタッフの車両3台が玉突き事故を起こし、首相官邸や外務省の職員ら計12人が首などに軽傷を負っている。
単なる偶然なのかもしれないけれど、なんとも気味が悪い。国内であれば、やろうと思えばいくらでも警戒レベルを上げられるだろうけれど、外遊先ではそこまで自由にはできないだろう。確かに"狙う側"としては、外遊先で襲ったほうが成功確率は高くなる。
その意味では、日中首脳会談を"中国国内"でやるのは避けたほうがいいのではないかという気さえする。何となれば、暴漢を装った"便意暗殺者"を仕向けてくることさえしかねない。
それを考えると、安倍総理の任期中は最高度の警戒態勢を敷くべきだろうと思う。
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