世間に監視される朝日新聞
今日は、またこの話題です。…ネタが尽きないですね。
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朝日新聞に対する逆風が吹き荒れている。最早、"アサヒ"という名前自体にマイナスのイメージがつき始めているといっていいかもしれない。
例の慰安婦記事の取り消し以来、朝日にはひっきりなしにクレームが入っている。関係者によると「苦情を受け付ける電話回線がパンク状態で、窓口担当だけでは処理しきれなくなっている。そこで現場に出ている記者たちにクレーム処理を手伝うよう要請が出ている」という状態なのだそうだ。
購読を中止する読者も相次いでいて、読者の投書を紹介する「声」欄に寄せられた投稿の多くは厳しい批判。
現場記者がクレーム対応に駆り出されるような状況に加えて、その取材現場でも、"朝日お断り"状態となっている。
何でも、警察や防衛省関連の取材をすると「サヨク新聞の取材には応じられないな」、「国益を損なわれたら困る」などと言われ、本音を話さなくなり、企業に取材にいっても、担当者から「いま朝日さんにウチの名前が出ると、それだけでマイナスだから……」と取材拒否されるのだそうだ。
それをうけ、この夏に、朝日の幹部らが一部の省庁幹部に対して検証記事の意図や事情などを説明して回ったという。その説明では、検証記事をこのタイミングで掲載した理由として「若手記者からの批判や不満が抑えきれなくなってきていたこと」や「社長らの国会への証人喚問の可能性もあり、それを避けたかったこと」などが挙げられ、更に、朝日を批判する新聞や雑誌など複数のメディアに対しては、「誤報を認めた部分以外をメディアから攻撃されたら、朝日の紙面で反論するだけでなく、積極的に提訴する方針だ」と述べたという。特に、SAPIOや産経新聞などを名指しして、「朝日が訴えたらそれらのメディアはひとたまりもないだろう。彼らは取材力が劣っているからだ」という主旨の発言があったと伝えられている。
一体何を持って、彼らの取材力が劣るとしているのか分からないけれど、その"取材力が劣る"産経新聞は、吉田調書を政府発表の前に入手していたし、慰安婦問題にしても、河野談話の根拠となった 韓国での元慰安婦16人の聞き取り調査報告書を入手してる。朝日のいう"取材力が劣る"彼らにそんなことができるのか。
また、先日の朝日の木村社長の謝罪会見にも出席した、杉浦信之・編集担当取締役は、会見後、朝日社内の臨時部長会で 「今回のことですべてが否定されたとは思わないで欲しい。私はいままでの紙面に誇りを持っている」と語ったと、週刊ポストが伝えている。
先日の木村社長の社員向けメッセージといい、今の朝日は、内部情報がどんどん漏れているように見える。人様の"取材力"をいう前に、自らの組織崩壊に向き合ったほうがよいのではないかと思う。
先ほどの杉浦・編集担当取締役の発言といい、朝日の言動を見ていると、今回の事をまだ、"軽く"考えているような気がしてならない。
朝日は自分の足元に火がついていることを自覚したほうがいい。
先日、朝日新聞出版が、売出し中のDVDコレクション「大江戸捜査網」の企画について、デアゴスティーニ・ジャパンから朝日新聞出版に移籍してきた社員を通じて、デアゴスティーニ・ジャパン社から極秘資料を持ち出させていた疑いがあることが明らかになった。
これは、不正競争防止法の『営業秘密』の不正取得に当たるのではないかと指摘されており、デアゴスティーニ・ジャパン社の大谷秀之社長はこの「これはコンプラインアス違反だし、 ビジネス倫理の問題もある。朝日に対してどう対応すべきか、これから顧問弁護士と相談して考えなければいけない。まずは抗議をし、(刑事告訴も含めた)あらゆるオプションを検討します」と述べている。
しかも、この件は昨年、朝日新聞本社のコンプライアンス委員会にも通報されたのだけど、黙殺されたのだという。
巷では、"「朝日新聞は中国の意向に沿わない記事は書かない」と1970年当時の広岡知男社長が明言した"とか、"従軍慰安婦は朝日新聞の捏造だ!!!火付け役 植村隆記者"いうチラシが配られていたりしてる。
世間は朝日の一挙手一投足をチェックしてる。これまでであれば、見逃されていたかもしれない小さな瑕疵すら暴かれ叩かれる。杉浦ナントカ取締役が"誇りを持っているこれまでの紙面"全部が叩かれる対象であることに気づいているのか。
権力の監視役だと嘯いていた朝日は、最早、世間から監視される立場となった。だけど、彼らはそれを分かっていない。やはり"KY"は伊達じゃない。
冒頭で触れたように、朝日が慰安婦記事を取消しした理由が「証人喚問を避けたい」ためだったとすると、それは保身以外の何物でもない。もしも、形ばかりの謝罪をしておけば、世間はそのうち忘れるだろうと多寡を括っているとしたならば、それは間違っている。
世間は朝日に対して、国益を損ね、長年にわたって日本国民が貶められたことの責任を問うている。それに対して応えることがない限り、朝日は叩かれ続ける。朝日が世間から叩かれて出る"埃"は慰安婦だけとは限らない。
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