外交非礼を繰り返し自滅する韓国
今日はこの話題を極簡単に…
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9月19日、仁川アジア大会開会式に出席するため韓国を訪れた森喜朗元総理が、朴槿恵大統領と面会した。
朴大統領が「昨年の私の就任式でお目にかかり、今日またお会い出来ましたね」とし「2006年の訪日当時が思い出されます。森委員長は、過去に首相を務められて、日韓議員連盟会長なども担当し、韓日関係の発展と交流の為に努力し、政界引退後も多くの役割を果たしていることを知っている。…今回、東京オリンピック組織委員長の資格で、仁川アジア競技大会の開幕式に出席する為、訪韓した事を歓迎する。…相次いでアジアでオリンピックが開催されるだけに、お互いに相乗効果を得て、成功する事を期待している」と挨拶。
これに対して、森元総理は「初めてお会いしてから時間が経った。私を含めて東京にいる引退した政治家の中でお父様である朴正煕元大統領と会った人は、三、四人しかいないと聞いている。…1970年に初めて韓国を訪問した際、朴正煕元大統領に会って話した事を今でも覚えている。…東京でTVを通じて、朴大統領を見る度に、常に成功を祈っている」と述べ、早期に朴大統領と安倍首相も笑って写真に収まれるようになってほしい」と協力を要請した。
森元総理は、包装されたプレゼントと一緒に「内閣総理大臣官邸」及び「大韓民国大統領の朴槿恵閣下」と書かれている書類が入っているファイルをテーブルの上に置き、朴大統領と会見したそうだから、やはり、事前に噂されていた、安倍総理の親書を持参していたようだ。
親書を受け取った朴大統領は、「安倍首相に感謝の意を伝えてほしい」としながらも「過去の問題の傷をいやすため、真摯な努力がまず行われる必要がある」と述べ、森元総理も「来年の日韓国交正常化50周年を新たな未来に向かって出発する元年になることを願っている、という朴大統領の光復節のメッセージは非常に深く伝わり、大切に思った。安倍首相も同じことを話していた」と語った。
朴大統領と森元総理は1980年代から親交があるそうで、会見も終始和気あいあいとしたムードだったという。
ここのところ、森元総理は先日の訪露といい、官邸のメッセンジャー役をしている。まぁ、元総理で、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長の肩書を持っているから、仁川アジア大会開会式に出席するために韓国に行くという建前があるし、元総理の肩書は、面会する大統領と面子も潰さない。それなりに重要なメッセージを持ってきたのだろうと、外部は受け取る。
或は、朴大統領も日本が何等かのお土産を持ってきたのではないかと期待したところもあったのかもしれないけれど、どうやら、その韓国側の期待は裏切られたようだ。
韓国大統領府は、安倍総理の親書の内容について、「課題があるからこそ対話を重ね、来年は日韓両国でよい年になるよう互いに関係改善のため努力していければいい。…この秋に開かれる国際会議を契機に、会うことができるよう期待している」と呼びかけていることを発表した。
韓国にしてみれば、親書の中身がこんな内容では受け取れないという意味ではないかと思うけれど、普通、他国の首脳からの親書を公開するなんて、あり得ない。日本政府も外務省幹部が「了解しておらず普通はあり得ない」とコメントするなど、反発が広がっている。それはそうだろう。
とはいえ、韓国はそういった非礼行為を過去にも行った前科がある。2012年には当時の野田首相が李明博大統領あてに送った親書の受け取りを拒否して日本政府に返送したことがあるし、2013年には、アメリカのヘーゲル国防長官との会談内容を一方的に公表することもやっている。
だから、安倍総理も、韓国が親書内容を公開することも、ある程度織り込み済みだったのではないかと思う。意図してのものなのかそうでないのかは分からないけれど、幸い親書の中身は対話の呼びかけで、別段特別なことは書いてない。そんな、"社交辞令"な親書を、非常識な公開という手段で返したということは、そのまま韓国が普通の国ではないと自ら宣言したも同じ。
外交的にはマイナスにしかならない悪手を韓国はなぜ繰り返すのか。
これは、何度も指摘されることだけれど、韓国政府が非礼な態度を取るのは、韓国国内世論対策のためだという説がある。
自民党の平沢勝栄氏によると、先日、民団の団長らが、平沢氏にヘイトスピーチの問題について陳情に来たという。平沢氏は「いろいろ頼むのなら、まずはソウルの日本大使館の前にある慰安婦の像を撤去すること。米国の慰安婦の像も全部撤去するように韓国に言いなさい」と返したところ、彼らは「自分たちもソウルの日本大使館の前にある像はおかしい、撤去したほうがいいと思う。ところが、韓国の一部の人たちがものすごく騒ぐからなかなか動きが取れない」と答えたそうだ。
そして、平沢氏がもう一つ、「日本から盗まれた仏像を返しなさい」と注文を付けたところ、「それもその通りだと思うけれども、返すとまた大変だ。…要するに韓国の世論がそうなってしまっている」と答える。
だからといって、日本に妥協を求めるのは、それは「甘え」であって、それを許してきたから、こんな風になってしまっている。日本国民はようやくそれを自覚した。だからもう甘い顔はしない。
こんな時、これまでは、朝日新聞辺りが"隣国だから仲良くしよう"などと訳の分からない理屈を持ち出しては韓国を擁護していたけれど、その朝日は、誤報問題で袋叩き。それどころじゃない。朝日に近い論調の毎日でさえ、巻き添えは敵わんとばかり、距離を置いている。
日本のマスコミが味方しない、陳情も受け付けないとなると、後は国際社会にでも訴えて、日本を孤立させるくらいしか圧力を掛ける手段がないのだけれど、朴大統領は就任以来、告げ口外交としてそれをやってきた。
だけど、安倍政権から妥協は引き出せず、今のところ成果は上がってない。そして、その外交すら、親書や会談内容を一方的に公開する非礼行為によって自ら傷つけている。
自分で自分の首を絞める韓国。反日の看板がかの国の突破口を塞いでいる。
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