歴代1位となった安倍総理の外遊
今日も駄文です…。
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9月6日、安倍総理はバングラデシュを訪問していますけれども、次の訪問国のスリランカを合わせると、実に49ヶ国目となり、歴代総理で過去最多であった小泉元総理の48ヶ国を超えることが確実になりました。
小泉元総理が5年5ヶ月で48ヶ国だったのに対して安倍総理は1年8ヶ月で49ヶ国と、その突出ぶりが際立っています。ここまで外遊する総理は珍しいのではないでしょうか。
その安倍総理ですけれども、6日夜バングラデシュのハシナ首相と会談し、ハシナ首相から、来年行われる国連安全保障理事会の非常任理事国の選挙について、アジアの団結を重視し、立候補を辞退して日本を支持したいという考えを伝えたことが明らかになりました。
非常任理事国は、常任理事国以外の国際連合加盟国の中から選出され、定員は10名。任期は2年で、毎年半数の5ヶ国が改選されるのですけれども、地域毎に定員枠があり、アジア・アフリカ・西ヨーロッパその他・中南米の各地域が2ヶ国づつ、東ヨーロッパは1ヶ国。残る1つの枠はアジアとアフリカの間で交互に選ぶことになっています。
元々、来年の改選にバングラデシュは立候補する予定でいて、7月までの段階では、ASEAN諸国に働きかけるなど、着々と準備を進める一方、6月に来日した、ハシナ首相は安倍総理と会談した際に早い時期のバングラデシュ訪問を要請し、「その際には良い知らせを伝えられるだろう」と述べ、立候補の辞退を示唆していました。
今回の安倍総理のバングラデシュ訪問は、その要請を受けたものといえ、政府関係者は「バングラデシュが辞退することで日本が選ばれる可能性が高まった」としています。
また、今回の会談で、日本は今後4年から5年間かけて最大6000億円の経済支援を行い、道路や港などの輸送網や発電所、日本企業向けの経済特区の整備を進め、原子力の平和利用や防災分野などでも協力を強化することで一致しています。
一部には、こうした経済援助の見返りとして非常任理事国の席を譲って貰ったという見方もあるようです。
過去にも2009-10年の改選にあたって、同じく非常任理事国に立候補していたモンゴルに非常任理事国を譲って貰ったことがあります。奇しくも時の総理も安倍総理でしたけれども、この時も3億5000万円の無償支援を行っています。
まぁ、金で票を買った、という見方もあるでしょうけれども、「金」で買える以上に、日本を支持してくれるという事実が残ることは、国際社会にとって意味があると思います。それは、"今"の日本が支持され、国際社会は"今"に生きているからです。
対する中韓は過去の日本を批判し、責めてばかりいます。先日も中国外務省が、「来年は抗日戦争と反ファシズム戦争勝利70年」に当たるとして、今月開催の国連総会の議題として、「第二次大戦勝利70周年の記念」を入れるよう求めるとしています。
確かに、国連は戦勝国で作られた組織ではありますけれども、それで未来永劫全てが決まってしまうのなら、国際組織の意味がありません。それ以前に、中国共産党は第二次大戦に勝利したわけでもありません。
何度も繰り返しますけれども、中韓にしてみれば、過去の日本しか責める糸口がないのだと思います。それだけ戦後の日本が上手くやってきたということなのでしょうけれども、だからといって、慰安婦問題など、虚報によって貶められ、"今"の国益を害されるようなことさえも、唯々諾々と受け入れてしまっては、いつまでも、過去ネタを持ち出しては批判してくるであろうことは目に見えています。
慰安婦問題については、漸くにして、日本は反撃を始めました。多少遅きに失した感は否めませんけれども、それでもやらないよりは全然マシです。地球儀外交が日本の未来に資することを期待しています。
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