朝日の七つの大罪
今日も極々簡単に…
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朝日の慰安婦取消記事以来、世論がオセロのようにひっくり返りつつあります。同業他社から批判されるようでは、もうどうにもなりません。巷ではこの問題について「朝日に騙された」という認識が広がっているように感じます。
週刊新潮によると、法曹やマスコミの関係者から朝日に対して、強制連行があったかのような誤報による名誉棄損で損害賠償などを求める集団訴訟を起こそうという動きが出てきているそうです。
10~20人の新聞購読者からなる原告団を結成し、1年後にも訴訟を起こし、さらに、100万人単位で補助参加人の署名を募ることも考えていると伝えています。
今署名をやれば、恐ろしく集まりそうに思えますけれども、1年経ってもそうであったとしたら、最早、国民は、朝日を許さないと判断したとみていいように思います。
朝日以外のマスコミも、最初の「誤報だった」というセンセーショナルな報道から、段々と誤報についてどう思うか、と関係者にインタビューしたり、なぜ誤報をしたのか、という一歩踏み込んだ内容にシフトしつつあるように見えます。
今まで、声高に慰安婦強制連行を叫んでいた方々は、一斉に口をつぐみ、逃げ回っています。社民党の福島みずほ氏などは「朝日慰安婦報道でコメントする立場にない」なんていっているようですけれども、「慰安婦問題の『主犯』は福島瑞穂弁護士」という声もあります。
また、朝日の元ソウル特派員であったジャーナリストの前川惠司氏は、日本の"クオリティ・ペーパー"が「強制連行はあった」という嘘を報じて訂正しなかったことが、慰安婦問題で日本を貶めたい勢力に都合よく利用されたと指摘し、「問題がここまでこじれてしまった背景には、元慰安婦のおばあさんたちが当事者能力を欠いていたこともあるようです。朝日新聞に載った吉田証言の『女狩り』などを恐らくベースにして、"人権派"と称される支援団体が、戦時中に満足な教育を受けられず、漢江の奇跡からも取り残された元慰安婦たちに、いいように振り付けをしていったのではないかという疑念が拭えません。…当時は慰安婦問題がその後、日韓関係をここまでこじらせるとは考えていなかったが、時期をみて支援団体の実態について調べて原稿を出すべきだったかもしれない」と述べています。
既に日本の世論は、今現在、損なっている日本の国益および日本国民が被っている謂れなき汚名に対する責任をどう取らせるのか、という段階に入っているように見えますね。
ただ、それだけでは不十分で、国際世論に対しても、少なくとも「吉田証言」は誤報であったと認識させた上で、「吉田証言」にもとづいた、報告書なり、勧告なりを見直させるよう働きかける必要があります。
先日、共同通信は、慰安婦を「性奴隷」と位置付け、日本政府に謝罪や賠償を勧告した1996年のクマラスワミ報告を作成したスリランカのクマラスワミ元特別報告者ににインタビューしています。クマラスワミ報告は「吉田証言」を引用しているのですけれども、クマラスワミ氏は吉田証言について「証拠の一つにすぎない」と主張し、報告書を取り消す必要はない、と突っぱねたようです。
まぁ、朝日に赤っ恥をかかされたクマラスワミ氏がそれを認めたくない気持ちは分からなくはないですけれども、ケント・ギルバート氏が指摘するように、「死んでも消せない汚点」が歴史上に残ってしまったことは確実です。
9月5日、菅官房長官が記者会見で、「クマラスワミ報告」について、「わが国の基本的立場や取り組みを踏まえていないことは遺憾だ。…朝日新聞が取り消した記事内容に、報告書が影響を受けていることは間違いない。…国連を含む国際社会にわが国の立場をしっかり説明したい」と述べていますけれども、当然のことだと思います。
クマラスワミ報告については、以前「河野談話で倍返しだ」のエントリーで、当時、外務省がクマラスワミ報告に対する反論文を用意してそれを取り下げたことについて触れましたけれども、やはり、その反論文書を公開するときがきたのではないかと思います。
すでにアメリカに設置された、かの国の7つの慰安婦碑は、それらが撤去されるまで、朝日の"七つの大罪"を象徴するものになるかもしれませんね。
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