今日も極々極々簡単な感想エントリーです。
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例の慰安婦誤報を認めて以来、朝日新聞がどんどん追いつめられていますね。朝日批判の声は高まるばかりです。
とりわけ、朝日内部から自己批判や内部情報のリークが出始めているのが何よりそれを象徴しています。
先日、ジャーナリストの池上彰氏が、これまで朝日新聞に月一連載していた「新聞ななめ読み」の中止を申し入れたことが明らかになりました。
池上氏によると、8月末の予定稿で、慰安婦報道検証を取り上げていて、『朝日は謝罪すべきだ』と記述したところ、朝日新聞の幹部が『これでは掲載できない』と通告。池上氏は「これまで何を書いてもいいと言われていた信頼関係が崩れた」と感じ、連載を打ち切ってくださいと申し出たようです。
これが明るみに出るや、朝日記者が「夕方、このニュースを聞いて、はらわたが煮えくりかえる思いでした。極めて残念です」とツイートして自社批判を展開。また、ネットを始め、テレビにも取り上げられて噂が拡大すると、一転してコラムを掲載すると方針転換。ブレまくってます。
一方、朝日の木村伊量社長は、これら朝日に対する批判の声に徹底抗戦の構え。「長年にわたる朝日新聞ファンの読者や企業、官僚、メディア各社のトップ、 ASA幹部の皆さんなど多くの方から『今回の記事は朝日新聞への信頼をさらに高めた』『理不尽な圧力に絶対に負けるな。とことん応援します』といった激励をいただいています。…慰安婦問題を世界に広げた諸悪の根源は朝日新聞といった誤った情報をまき散らし、 反朝日キャンペーンを繰り広げる勢力に断じて屈するわけにはいきません」と全社員に向けてメールを送ったようです。
けれども、こんな内輪メールが外に漏れること自体、組織が揺らいでいる証拠だと思うのですね。組織が崩れるときは内部から始まるとはよく言われることですけれども、危ない兆候ですね。
木村社長は、慰安婦検証記事で、朝日新聞の信頼が高まったといってますけれども、どなたが仰っているのでしょうね。池上彰氏は「信頼関係が崩れた」といってますし、自社の記者から「はらわたが煮えくりかえる思い」と言われているのです。信頼が高まっているのなら、こんなことが漏れてくる筈がありません。何より、朝日の定期購読が増えているのか減っているのか、それを見れば、今の朝日がどれくらい"信頼"されているのかのバロメータになるかと思います。
今後、この種の内部告発が続くようだと、朝日は"泥船"なのだと認識され、どんどん中から"ネズミ"が逃げだすのでしょう。もしかしたら、ネズミが逃げ始めた今が、朝日が謝罪する最後のチャンスなのかもしれません。
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