大嫌韓時代は世間に受け入れられるか

 
今日はこの話題をごく簡単に…

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相変わらず、"嫌韓本"が人気だ。今やどこの書店にいっても、"嫌韓本"コーナーが設けられ、所狭しと並べられている。

そんな嫌韓本の一つである桜井誠氏の「大嫌韓時代」が、先日、アマゾンの社会・政治カテゴリのベストセラーランキングに、1位になった。総合ランキングでも4位に食い込んでいる(10/3現在)。

著者の桜井誠氏は、知る人ぞ知る政治活動家で、在日特権を許さない市民の会(在特会)の会長。Wikipdiaで検索してもちゃんと登録されている。

この本の出版に当たっては一悶着あった。9月23日、書泉グランデがこの本を紹介する公式ツイッターで「隣国が嫌いな方、なぜ嫌われているのか気になる方や、植民地支配、戦勝国気取り、領土問題、反日、それらについて疑問をお持ちの方にオススメ」とツイートしたところ、差別的だなどと批判が殺到し、書泉グランデが謝罪に追い込まれる騒動があった。

これで、この本が売れなくなるかと思いきや、逆に注目が集まって、ランキングが急上昇。ランキング1位を獲得。一時は総合ランキングでも1位だったようだ。

アマゾンのランキングの仕組みについては、アマゾン公式サイトで「ベストセラーのランキングは、Amazon.co.jp での売上に基づいて決まります。Amazon.co.jp で販売されているすべての商品の最新販売数と累計販売数を反映して、1時間ごとに更新されます」と説明されているくらいで、それ以上の詳細は公開されていない。

だけど、一部の噂によると、アマゾンのランキングは、売れ行きは売れ行きでも、最後に売れたのが何日前かを基準にしているらしい。

例えば、2~3時間前に売れたら、ランキングは大体一万位くらいで、一日半前だと、十万位くらいなのだそうだ。なんでも、ランキングが1万位より大きく上位に食い込むためには、一時間に2、3冊は売れないと駄目だそうで、その噂が本当であれば、「大嫌韓時代」は相当な勢いで売れていることになる。

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実際、9月29日からは毎日増刷されるほどの大反響。一体どれ程の抗議が書泉グランデに集まったかは知らないけれど、今のところ、"炎上商法"に近い結果となっている。

尤も、書泉グランデへのクレームは、書店の紹介ツイートに対するものであって、本そのものに対するものじゃない。だから、書店が謝罪してツイートを削除した今、それ以上は批判される謂れはない。

ただ、本の売れ行きという観点からみれば、炎上でも何でも、一旦"火"がついてしまえば、注目が集まることは間違いない。この本に注目した人のうち何%かの割合で、本を買うと仮定すると、本があることを知った人の母数が増えれば増えるほど売上は伸びることになる。

だけど、折角身銭を切って買った本が詰まらなかったり、嘘ばかりだったとしたら、それに対する批判が集まるのは当然だし、その結果、売れなくなっていくのが自然の成り行き。

アマゾンのカスタマーレビューをみると、「大嫌韓時代」は星5つが殆どの高評価で、読者レビューも、ポジティブな評価が多い。

このカスタマーレビューが正しいとすると「大嫌韓時代」の中身は変なものではないということになるのだけれど、今後、もし、ランキングが急降下することがあるとしたら、この本を買うような"嫌韓"の人はみんな買ってしまったか、世間の"嫌韓熱"が冷めて、注目を集めなくなったかのどちらか。

まぁ、出版社もバカではないから、世間に"嫌韓熱"がどれほどあるかくらいは、ちゃんと把握している筈。果たして、柳の下に泥鰌が何匹いるか分からないけれど、今のところは、書店という名の"柳の下"は、泥鰌で溢れかえってる。

一部からは、嫌韓の風潮を「ヘイトスピーチ」だとして、規制しようという声がある。大阪の橋下市長も、ヘイトスピーチは認めないとして、何等かの抑止策の検討を表明していた。

これに対し、やり玉に挙げられた在特会は「橋下市長がスピーチの中身を知らずに批判するのはおかしい」と指摘、橋下市長に面談を申し入れ、橋下市長も公開の場で討論したいと意欲を見せていて、日程調整が行われているらしい。

在特会の桜井会長と橋下市長との討論が本当に実現するのかどうか分からないけれど、弁が立ち、アピール力抜群の橋下市長に対して、在特会が公開の場で、世間を納得させられるほどの主張ができるのであれば、在特会の存在は、世間に広く認められることになるだろうし、巷の「嫌韓」とやらも、ただのヘイトなのか、それとも根拠のある主張なのか、きちんと区別するようになるのではないかと思う。

橋下市長と桜井氏の熱い討論を期待している。




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