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1.蔓延防止等重点措置拡大
1月25日、政府は武漢ウイルスの感染急拡大が続く中、「蔓延防止等重点措置」を新たに関西3府県など18道府県に適用する方針を決めました。これにより18道府県には、1月27日から2月20日まで重点措置を適用するとともに、沖縄など3県についても2月20日まで期限を延長。重点措置の適用地域は34都道府県に拡大されることになりました。
岸田総理は今後の対策として、「重症や中等症のリスクがある人の入院体制の整備」、「軽症で自宅療養する人への対応」、「社会経済活動を維持するための方策」を強化する考えを示し、手に入りづらくなっている検査キットについて、国が買い取り保証をして、メーカーに当面1日80万回分まで供給量の引き上げを要請していると述べました。
また、ワクチンの3回目接種をペースアップさせるにはモデルナのワクチンの活用が不可欠だとして、あらゆる手段を講じて、感染の急拡大が続くオミクロン株の抑え込みに全力を挙げるとしています。
2.僕は逆やと思いますからね
一方、ここにきて武漢ウイルスについてのマスコミの報道スタンスがやや変わってきたように思います。
16日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」に出演したお笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志氏は、オミクロン株感染拡大について、「オミクロンの話をしたのは2か月ぐらい前かな。その時にオミクロン株はそんなに怖いとは思ってなくて緊急事態宣言になることが怖いっていう話をしたと思うんですけど、基本的にその時と自分の考えとあんまり変わってなくて、悪いそっちのシナリオにどんどん行ってしまっているなと思うんです……岸田さんとか小池さんも立場がおありでしょうから、そんな緩いことを言えないのはわかるんですけど……正直、僕は高齢の方とか基礎疾患のある方、理由があってワクチン打てない人たちをどう守るかだけさえ考えれば、あとそれ以外の人たちは、集団免疫を作るぐらいの気持ちで大丈夫だと思ってますけどね」とコメントしました。
そして更に翌週23日には、同じ「ワイドナショー」で、東京都などに「蔓延防止等重点措置」が出されていることに対し「僕は逆やと思いますからね。人数制限だけにして、飲食店24時間営業ぐらいしたほうがいいような話」と述べ、"濃厚接触者"という括りについても「デルタからオミクロン君に変わったのに、守備位置一緒っておかしいって……インフルエンザの時もたくさんの人は亡くなっていた。なぜあの時に緊急事態宣言出せへんかったんやって。インフルエンザで亡くなった家族は国を訴えてもいいぐらい。来年も再来年も、緊急事態宣言出さないと辻褄が合わない」とも主張しました。
松本氏は、政府のコロナ対応に「アカン、この話したら腹立ってくんねん。車の中でこの番組でこの話をするって思ったら、頭の中でヒートアップしてきて。下の検温で捕まるんちゃうかなって思った……5歳以上からワクチン打たせようなんて狂気の沙汰ですよ!」と怒りを露わにしています。
また、22日、キャスターを務めるTBS系「新・情報7daysニュースキャスター」に生出演したタレントのビートたけし氏は、オミクロン株について「大したことないって言えばいいんだよね。単なる風邪だと思えばどうってことないじゃん……だって若い人なんて、全然気にしないで酒飲んでて、人数増えるに決まってるじゃん……そういうこという人がいないんだって。だからオレが言ってやるから。どうせオレやめるんだから、ガンガン言ってやる……冬に風邪が流行った時と同じ状態で考えた方がいいって……あと、重症化する人は自分で自覚があるんだから、持病がある人、その人たちだけ一生懸命サポートしてやりゃあいいんであって」とぶちまけました。
果たして松本氏やたけし氏の発言がどこまで台本なのか分かりませんけれども、すくなくとも去年の今頃には考えられなかった発言です。
3.代役の奪い合い
感染力がべらぼうに強いオミクロンに対し、去年とほぼ同じ"守備位置"の感染防止対策を取っている訳ですけれども、流石に綻びが出始めました。
人手不足です。
大手スーパー「イオン」では、感染拡大で従業員の確保が難しくなった場合、衣料品などの売り場を閉鎖してでも食品売り場を維持する方針を出し、食品売り場にすぐ応援に入れるよう、他の売り場の従業員にも衛生管理上、必要な検便を始めました。
また「イトーヨーカ堂」でも、事務職などの従業員も食品売り場のレジを担当できるよう、訓練を強化しているとのことです。
人手不足の波はマスコミにも押し寄せています。
芸能界でも武漢ウイルスの感染が再拡大し、テレビ局の番組制作に影響が出始めています。なんでもレギュラーを持つタレントに感染者が多く、代役の出演が急増。これにより「代役の奪い合い」が激化しているのだそうです。
20日のTBSの生活情報番組「ラヴィット!」では、木曜日レギュラーの5人中4人が代役出演となりました。
テレビ局のバラエティー番組の制作担当者は「制作を止めることはできないので、この2年間で積み重ねたノウハウで継続するしかない。ただ、出演者のブッキングに影響が出ている……特に代役の調整が困難。デルタ株が蔓延していた時でもすんなり決まっていたが、オミクロン株になってからは、局内で"なかなか決まらない"という声が出ている。スケジュールに空きのある有名タレントは、各局で奪い合いになってきた」と述べています。
中でも連日生放送の情報番組は特に深刻で、担当者によると「今後はMC以外がリモートで出演することも考えられる。2年前に逆戻りしそうだ」と漏らしています。
更に、ドラマの現場でも感染対策が強化され、制作関係者は「1人が感染すると、出演者、スタッフ全員がPCR検査をしている。お金もかかるし、撮影もストップしてしまう」と頭を悩ませているとのことです。
4.マスコミの煽り続けた因果
松本人志氏やビートたけし氏ら、大物タレントによる日本の感染防止措置がやり過ぎだ発言がちらほら出て来ている訳ですけれども、穿った見方をすれば、感染拡大で番組制作や放送そのものにも影響が出てきたので、テレビ局やマスコミも、なんとかして平常に戻したいという思惑で、タレントに普通に戻せと言わせているのかもしれません。
ただ、今のようにやり過ぎだといわれるくらいの政府対応になってしまったのも、世間が武漢ウイルスにビビりまくっているからで、そうなったのは連日連夜、武漢ウイルスは怖いだの恐ろしいだのと煽り続けたマスコミの責任も大きいと思います。
元厚生労働省医系技官の木村もりよ氏は、某テレビ局のディレクターが「コロナは危険だ危険だと煽ってきた僕らの責任だと思っている。僕らは視聴率が取りたいから煽ってきたけど、煽り続けた原因はテレビにあると思います」と漏らしていたことを暴露したそうですけれども、その煽り続けた因果として今があるのだとすると、テレビ局が人手不足、タレント不足で番組が作れないというのはその報いを受けているだけと見ることも出来るかもしれません。
木村もりよ氏が口にした某ディレクターはここまで煽ったメディアの責任と述べていますけれども、ならば、その責任を自ら取らなければ、罪滅ぼしは出来ないだろうと思います。
遅ればせながら、マスコミも今になってようやく、軌道修正を図りつつあるのかもしれません。その意味では、我々はマスコミによって世論が変わり、作られていく様を目にすることになるかもしれませんけれども、ここまで煽り続けて積み上げてきた「武漢ウイルスは危険だ」の壁は厚く、高く、そうそう簡単に突き崩せるものではないだろうとも思います。
5.ゴッドドクター
パンデミックの世相を反映しているのか、昨今は「ドクターX」など数多くの医療ドラマが放送されていますけれども、今年1月から千葉テレビで、異色の医療ギャグドラマ「GODドクター」なるものが放映されています。
では「GODドクター」とは、どんなドラマなのか。
そのホームページの「物語」には次のように書かれています。
ウイルスの流行に合わせて、このウイルスを世界中に蔓延させたとされる秘密結社の存在が、浮き彫りになり、そのウイルスを撲滅させるためのワクチンが開発されていく過程でその裏に隠されている恐るべき陰謀を医師の立場から次々と暴いていくGODドクターとは?彼の先祖がその昔、大きな過ちを犯したことで、ある時から額に謎の模様が浮き出て、とてつもない痛みを生じる現象に悩まされるようになる。亡き父や祖父が本当にやりたかった世直しを心に誓う。医者になった主人公が、様々な人々を巻き込み、驚くべきドラマの展開を見せていく。武漢ウイルスとワクチンに関して巷で俗に「陰謀論」と言われているものをそのまんまドラマにしたようなあらすじです。
1月25日現在、4話まで放映されているようですけれども、各話のタイトルがまた凄い。
1話「アメリカ帰りのスゲェ奴 GODドクター登場」更に各話のあらすじも奮ってます。
2話「悪魔が仕掛けた人口削減計画」
3話「洗脳装置テレビと危険なワクチン」
4話「目覚めろ国民!人間モルモットとフランスからの使者」
1話「謎の人物がある南の島で、ドローンで殺人ウイルスを散らしている」もうなんだか、「仮面ライダー○○」とか、「ナントカ戦隊○○ジャー」にしてもいいようなノリです。
2話「ワクチンを接種した人が次々に倒れて運ばれていくことに気づいたGODドクター。……DSは若者にワクチンを打たすため、全国にワクチンの接種会場を設けた」
3話「GODドクターはワクチンの成分がおかしいと睨み分析を試みた結果、ワクチンを打つと体の中でスパイクタンパク質が出来、血栓も出来る悪魔のワクチンと判明した」
4話「DSのたくらみも絶好調!最初のワクチンは食塩水。2回目からは不純物を入れスパイクタンパク質を生成して体の中で血栓を起こして行く悪魔の毒チン」
このドラマのホームページの「概要」には次のように記載されています。
ラジオ関西で放送中の監督・主演のGODとヒロインSIZUKUのレギュラー番組「GODの都市伝説RADIO」(毎週土曜日26:00~)がスタートしたことがきっかけで、現在起こっているリアルな現実をいくらメディアで発信しても全てフェイクニュースや陰謀論扱いになり、発言の自由までが奪われている現状を見かねたGODが、今ここで国民を集団催眠から解き放ち、今起こっている現実をフィクションのドラマで表現し、人々に見せる事で、現実に起こっている事と比較した時、何か大きな気付きを与えられるドラマになるはずです。果たして、このドラマの制作スタッフがどこまで本気でこれを作っているのか分かりませんけれども、たとえ、ギャグドラマだとしても、こんなのが放映されるようになったことは事実です。
武漢ウイルスパンデミックに対する世の中の流れは、やはり変わって来ているのかもしれませんね。
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